ニューロベリア

耳かき

世間はクリスマス・イブというのに何故か独り寂しく道頓堀でたこ焼きを食べている私。

大阪は小さい頃に住んでいた割に殆ど来ることがなく、せいぜい旅行の際に列車の乗り換えで寄る程度なんだけど、今回は珍しく大阪が目的地でやって来たのでした。
と、いっても観光目的ではなく、道頓堀も単に時間潰しで居るだけだったりします。
目的は道頓堀のすぐ近く、心斎橋にあるニューロベリア。

ここ1,2年ほど右耳の中が妙に痒く耳かきをする回数が増えている。
さらにほぼ毎日風呂あがりに綿棒で耳の中をワシャワシャやっているのだが、どうもそれをすると耳の奥に耳垢が押し込まれるので良くないという記事を見たりしてもしかして耳の奥が酷いことになっているのではと不安になったりして。
それで耳の中が見える耳掃除というのが興味があったのですが、何故か東京には浴衣の女の子の膝枕で耳かきはあってもその手のサービスが無く、大阪には幾つかあるらしいというので大阪に行ったら耳掃除行きたいと思っていたのでした。(耳鼻科だと見えないのがね)

Youtubeで「耳掃除」というキーワードで検索すると上位に表示されるのがロベリア。しかし、店が移転したらしく現在はニューロベリアになっていたのでした。
利用するには事前予約が必要ということだが、すっかり忘れていて大阪に行く前日になって予約できなかったらどうしようと焦って電話したところあっさり予約できた。あれっ、意外と人気ないのかしらん。

と、いうことで予約時間にお店に行くと何か普通のオートロック付きマンション。怪しい風俗店みたいであまりよろしくありません。
インターホンで部屋番号を押すとちょっと日本語が怪しい感じのお姉さんが返事してドアを開けてくれる。エレベーターで上がり部屋に入ると妙に広い部屋にお店のお姉さん一人(+客一人)。施術用の椅子と待合用のソファーがあるだけのがらーんとした感じ。この部屋の広さなら施術用の椅子3,4セットくらい置けそうなのに勿体無い。もっとも、客一人なら静かで落ち着けそうです。
前の人が終わるまで10分程待って自分の番。 ふかっとした椅子がとっても暖かい。寝ちゃうかも、ヤバい。

耳の中にイヤースコープを入れて耳の中を見せてくれる。心配していた惨状はそこにはなく寧ろ綺麗。何故かちょっとガッカリ。
だけど、右耳の鼓膜の近くのちょっと見えにくいところに比較的大きな耳垢がこびりついていた。これは少し掻いた程度では取れなくてコシコシコシと繰り返し擦ってようやく取れる。右耳が痒かったのはこいつが原因か?
耳の中の産毛も器用にカットしてくれて綺麗さっぱり。

耳掃除の後は耳のマッサージを行い、後半は何か得体のしれないジェイドマッサージというやつ。
棒の先に丸い金属玉みたいなのが付いたもので顔や頭皮をマッサージするらしい。
これは殆ど期待していなかったので今回は貧乏人向け?のマッサージがオマケ程度に付いているだけの「耳そうじ+ジェイドマッサージ60分コース」でジェイドマッサージの対象を「目の周り」でお願いしたんだけど、終わったら目の感覚が違っててここ20数年味わったことがないくらい凄くスッキリ。目のモジュール丸ごと新品に交換したかのような感じです。
正直なところ、耳掃除よりもジェイドマッサージの方に感動したのでした。

東京でやったら流行ると思うんだけどなぁ。

残念なのは予感が的中して途中で寝てしまったのでジェイドマッサージをやってもらっている間の記憶が殆ど無いこと。