
2023年に購入したK4811は、現在でも性能面で致命的な不満はなく、操作に対する反応も良好で、決して悪いヘッドユニットではありませんでした。しかし、昨年夏以降に提供のファームウェアには、更新時にビルド日をチェックする処理が追加され、古いファームウェアへダウングレードできなくなってしまいました。
「がとらぼ」では触れていませんでしたが、2025年2月以降のファームウェアには、1920x1200解像度のバリアントで画面表示は正常なのに、タッチパネルの認識が90度回転してしまうという問題があります。そのため、新しいファームウェアを試しては2025年1月版へ戻すという作業を繰り返していましたが、ダウングレード不可になったことでそれもできなくなりました。しかも、新しいファームウェアのまま戻せないため、タッチパネルの不具合が残った状態です。
本来は、通常のファームウェア更新とは別にリカバリーファームウェアを書き込んで元の状態に戻す方法があります。しかし、うちの個体はリカバリー領域が壊れているのか、リカバリーも実行できませんでした。そのため、ここ半年以上はタッチパネルが使い物にならず、マウス操作で使い続けていました。致命的な問題ではないと自分に言い聞かせていましたが、やはり日常的に不便を感じる場面が多く、新しいヘッドユニットを急いで購入することにしました。
新しいヘッドユニットの候補としては、Duduauto(Mekede)のDUDU7、TeyesのCC4 Pro、Topway(Toparea)のTS20の3機種があり、最後までかなり悩みました。
DUDU7はFYTプラットフォーム系のヘッドユニットですが、ビルトインアプリの作り込みが非常に進んでおり、中華ヘッドユニットの中でもUIデザインにかなり気を使ったモデルです。搭載SoCはUnisocのUIS7870です。これまで使用していたK4811はUIS8581を搭載していたため、SoC性能としてはおよそ2倍になります。日本に入ってきている中華ヘッドユニットで一時期(現在も?)流行したUIS7862xは、この2つの中間程度の性能です。
また、中華ブランドとしては珍しくメーカーサポートとユーザーコミュニティが非常に活発なのも特徴です。登場からそろそろ2年が経過する時期で、次世代モデルの登場が期待される一方、今購入するユーザーにとっては少し気になるタイミングでもあります。
CC4 Proは、前モデルのCC3系がUnisoc UIS7862を搭載したFYT系ヘッドユニットだったのに対し、Qualcommの6490(QCM6490)を搭載した、全く新しい設計のヘッドユニットです。FYT系とは構造自体が異なります。
QCM6490はUnisoc UIS7880と同じ性能レンジに位置するチップですが、若干UIS7880を上回る性能を持っています。また、多くのスマートフォンアプリがQualcomm系チップを前提に最適化されているため、実際の動作では性能が出やすい傾向があります。処理速度を重視するなら、CC4 Proは外せない候補です。
TeyesはUIデザインにも力を入れているブランドで、美しいインターフェースが特徴です。一方で、DUDUと同様に周辺機器を自社ブランドで囲い込む傾向があり、すべて同ブランドで揃えるとかなり高額になります。また、昨年夏に発売された比較的新しいモデルのため、長期的な安定性やソフトウェアの完成度にはまだ未知数な部分もあります。
TS20は、FYT系ヘッドユニットと非常によく似た構成のボードを搭載していますが、FYTとは異なるTS系プラットフォームです。この記事ではTopway(Toparea/鼎微科技)をブランドのように表記していますが、実際には基板メーカーであり、各ショップがそれを組み立てた製品をそれぞれのショップブランドとして販売しています。
そのため製品本体にはメーカーのロゴが無いことが多く、白箱や無地の段ボールに入った状態で販売される、いわゆるノーブランド品です。(販売数の多いショップではショップブランドのロゴ入りカスタム版になる場合もあります)
搭載SoCはUnisoc UIS7870です。2025年頃からは、中華ヘッドユニットのハイグレードモデルの多くがこのUIS7870を採用するようになりました。TS系はFYT系ほどファームウェアやビルトインアプリの完成度は高くないものの、軽快な動作を売りにしてきました。ただし最近はFYT系なども強力なUIS7880を搭載するようになり、体感速度の差は無いという状態です。
最大の魅力は、DUDU7やCC4 Proと比べて約半額という圧倒的なコストパフォーマンスです。また、FYT系よりもカスタマイズしやすい構造のため、色々と改造して楽しみたい人には向いている製品といえます。登場は2024年末頃と思われます。
DUDU7とCC4 Proには360カメラ対応チップ(対応ボード)を搭載したバリアントがありますが、これが非常に高価です。
8GBメモリ、256GBストレージ、13インチ画面のバリアントで比較すると、360カメラ非対応版は安いところで8万円程度から購入できますが、360カメラ対応版になると10万円を軽く超えます。おおよそ+3万円程度と考えてよいでしょう。
一方、TS20は基本的に360カメラ対応版が標準で、安いところでは5万円前後、通常でも+1万円程度で購入できます。また、TS20には16インチ3K解像度ディスプレイ搭載モデルなど、ディスプレイサイズや解像度、その他の構成のバリエーションが非常に豊富です。
TS20本体は安いですが、鼎微の分身であるDofun(兜風)のビルトインアプリをフル活用したい場合は、そのソフトウエアから認識できるハードウエアを揃える必要があります。この点はDuduやTeyesと同じといえます。デバイス自体はAliExpressなどで販売されているノーブランドの廉価品と同等ですが、識別IDの問題で専用品を割高で購入することになります。
どれを購入するか最後まで悩みましたが、実は当初DUDU7に決めていました。しかし、360カメラ対応の件でMekedeショップに問い合わせたところ、話がまったく通じず購入を断念しました。(Hello程度の返答しかしてきませんでした)
CC4 Proは360カメラ用の端子が現在車に付いているカメラと一致せず、変換ケーブルを自作する必要がありそうでした。また既存のプラットフォーム系統とは完全に異なる設計のため、新しい不具合が出る可能性も気になります。中国メーカーは既知の不具合を修正するのが遅かったり、そもそも修正されないこともあるため、不具合のリスクは無視できません。
結果として消去法でTS20を選ぶことになりました。コストパフォーマンスが良いのも「がとらぼ」の人とは相性が良いですし。
ただし、TS系はソフトウェアの完成度にはあまり期待できません。それでも、最近はUIデザインも従来より洗練されてきており、ライバル製品をかなり意識しているように感じます。
なお、Duduを除くFYT系、MTCx系、これまで使用していたK4811の系統(NWD系?)、XY系などは最初から検討対象から外しました。JOYINGも今回はコスパの問題で対象外としましたが、実際には評価の高いブランドの一つなので、一般的にはTS系より優先して検討する価値のある製品だと思います。

2026年3月上旬に、TS20の8GBメモリ、256GBストレージ、13インチ画面モデルを約4万8千円で購入しました。
注文から1週間ほどで到着しました。黒いビニールで包まれていましたが、角の部分が少し切り裂かれています。写真右下に写っているCDとケースはサイズ比較用です。

中身の段ボールは無地でした。TS系は基本的にノーブランド品なので、これはごく普通です。

箱の側面には識別用のシールが貼られていました。

フタを開けると、写真にあるように奥側の折り目部分が切り裂かれていました。同じ場所のビニールも切れていたので、中国の税関で開封された可能性があります。日本の税関は商品の開封には気を使うらしいという情報を得ています。

内蓋になっている白いスポンジを外すと、ヘッドユニット本体の裏面が見えます。ディスプレイは箱の中央側を向いているため、多少荒い輸送でも画面が守られる構造です。

画面部分は周囲と表面が白い高反発スポンジでしっかり保護されていました。

ヘッドユニット本体の下には、白いスポンジに囲まれたマウント用の2DIN枠が入っていました。分割式の2枚構成で、必要に応じて1枚または2枚を組み合わせて使用します。ただし、実際にはこの枠を使わないケースが多いと思います。
2023年に購入したK4811や他の中華ヘッドユニットにも同梱されている、いわゆる汎用品です。なお、車種専用パネルが付属しないユニバーサル版(汎用版)に付属する部品です。(次)

2枚の枠はサイズが異なり、重ねて使うこともできます。この枠を使う場合は、センターコンソールのパネルを外して加工する必要があります。実際には、マウント金具やマウントアングルのみを使ってヘッドユニットを固定し、この黒い枠は使わない人が多いと思われます。

枠の下に入っていたアクセサリ類です。

左下がケーブル類、左上がビルトインアプリの簡単なマニュアル、中央下が外付けマイク、右側が先ほどのマウント枠2枚です。

ケーブル類の袋の中身と外付けマイクです。
左下はGPSアンテナ、左上はモバイル通信アンテナ、中央は外部アンプ出力・マイク接続・SIMカードリーダーに接続する20ピンケーブル、4ピンと6ピンのUSB-Aケーブル、16ピン電源ケーブルです。右下が外付けマイクです。右上の10ピンケーブルはバックカメラ入力用で、バックカメラのみの場合はこれを使用しますが、360カメラを使う場合は使用しません。

ヘッドユニット背面です。本体基板は中央やや下寄りに配置されています。背面カバーにはいくつかの種類があり、どのタイプが届くかは販売ショップ次第です。中央の冷却ファンやそのカバーも同様に、ショップによって異なる場合があります。

本体裏から見た左端の端子群です。Wi-Fiアンテナは5GHzメイン用の短いタイプがあらかじめ取り付けられていました。取り外し可能で、おそらくr-SMA端子です。GPSアンテナ端子とモバイル回線用アンテナ端子もあります。
Wi-Fiアンテナの上(写真では左)にはFMラジオ用アンテナ端子がありますが、なぜかテープで塞がれていました。ただしアンテナを接続すると問題なくラジオを受信できるため、実際には使用可能です。オーディオ用の同軸デジタル端子や光端子はこの製品には付属しませんが、対応バリアントが存在するためケースには穴が開いています。そこには灰色のテープが貼られており、穴が隠されています。

写真は実際の設置方向とは上下が逆になっています。写真左下(実際の設置では右上)には16ピンの電源ケーブルを接続します。冷却ファンの下(実際の設置では上)には6つのコネクタがあります。
それぞれピン数が異なるため、ピン数に適合するコネクタを接続すれば基本的に差し間違えることはありません。ただし、コネクタの上下方向には注意が必要です。
Aの20ピンは外部オーディオアンプやモバイル通信を使わない場合は接続不要です。
Bの12ピンは360度カメラの前後左右4台を接続する端子で、ウインカー信号入力もここに入ります。カメラ電源も含まれているため接続は比較的簡単です。
Cの8ピンはシリアル通信(Canbus、ソナー)、オーディオL/R、映像入力、リセット信号などです。
Dの4ピンとEの6ピンはUSB用です。ピン数が違うのは識別用で、ファームウェア更新などの際には4ピン側を使用するなどの使い分けがされています。USB-A側からは区別できないため、自分で印を付けておくと便利です。
Fの10ピンはバックカメラ用です。今回購入したTS20には黄色のRCAケーブルが付属していました。この10ピン端子は他にもWi-Fi/Bluetoothアンテナ予備、サイドブレーキ信号、シリアル通信予備、CMMB受信/IR制御などの用途があります。360カメラを使う場合はバックカメラは使用しないため、この端子は接続不要です。
なお、このA〜Fの端子は多くの中華ヘッドユニットで共通規格となっているため、他社製ヘッドユニットへ交換してもケーブルをそのまま使い回せる場合が多いです。ただし一部コネクタが省略されていたり、代わりに別方式の端子が用意されている場合もあります。(Bの12ピンがなく代わりに4つの同軸或いはRCAが存在するなど、なお、この場合はカメラ用電源取得で一手間かかります)

マウント時に隙間が見えないようにするためのマウント枠の1段目を取り付けた状態です。このように背面に嵌め込み、ヘッドユニット本体にネジで固定します。反対側(写真で見えている上面)をセンターコンソールのパネルに固定する仕組みです。ただし実際には、この枠を使用せずに取り付けるケースも多いと思われます。

1段目の枠の上に、さらに2段目の枠を重ねた状態です。この2枚の枠はサイズが異なり、上に重ねた2枚目の枠の方が一回り大きく作られています。また、2枚目の枠を単体でヘッドユニットに固定することはできず、必ず1枚目の枠の上に重ねて使う構造になっています。つまり、2枚目の枠を使用する場合は写真のような組み合わせ方になります。ただし、こちらも1枚目と同様に実際には使わないことが多い部品です。

購入したTS20に付属していた16ピンのパワーケーブルは、写真右のように切りっぱなしの汎用ケーブルでした。各配線を車両側に接続して使うものですが、配線作業が面倒なうえ、仕上がりも雑になりがちです。
16ピンのパワーソケットは多くの中華ヘッドユニットで共通規格となっているため、車種別の変換ケーブルが販売されています。これを使用すると接続が非常に簡単になります。今回は別途購入した車種別ケーブルが、写真の白いビニール封筒で届きました。

左が別途購入した車種別ケーブル(トヨタ2010年以前の旧車用)、右がヘッドユニット付属の汎用16ピンパワーケーブルです。

赤線で示している左側が今回購入した車種別ケーブルです。トヨタの2010年以前の旧車用は、本来はそれほど配線やコネクタが多くないタイプのはずですが、なぜか大量のケーブルとコネクタが付いています。(次)

うちの車は2010年以前の旧車なので、実際に必要なのはオーディオ用の10ピン(フロントスピーカー)と6ピン(リアスピーカー)のコネクタだけです。それ以外の配線はすべて不要で、むしろ邪魔になるだけです。

28ピンソケットに貼られているシールを見ると、2012年カムリ/2014-2016年シエナ用となっています。つまり、うちの車より1〜2世代新しい車種向けのハーネスのようです。
この世代ではCanbus通信を利用するため配線が増えており、CANデコーダへ接続するコネクタや、CANデータをヘッドユニットへ送る8ピンコネクタも含まれています。しかし、うちの車ではこれらのコネクタが無くCANデータを取得できないため、これらはすべて不要です。

ラジオアンテナ端子やCANデコーダ用の端子、さらに黄色のRCAケーブル2本も含まれていましたが、今回はいずれも使用しません。

ヘッドユニットのディスプレイのベゼル部分です。ディスプレイには保護シートが貼られており、左下の隅にタブが付いていて、そこからシートを剥がせるようになっています。ただし、設置が完全に終わるまでは剥がさないことをおすすめします。
画面左下には小さな穴が2つあり、上がリセットボタン、下が内蔵マイクです。このディスプレイは、2023年に購入したK4811の13インチディスプレイと同じものです。つまり今回K4811からTS20に交換しましたが、内部ボードと背面構造が変わっただけで、車内での見た目は全く変わりません。

ヘッドユニットに同梱されていたケーブル類です。内容はオーディオ出力(外部アンプ用)、外部マイク、そして冷却ファン用のケーブルです。
ヘッドユニット背面の冷却ファンは、機種によっては内部基板へ直接接続されている場合もありますが、TS20ではケーブルが外部に出ており、このケーブル群にある2ピンコネクタと接続する方式になっています。
ディスプレイには内蔵マイクがありますが、実際には音声認識の精度を考えて外部マイクを使用するケースが多いです。今回は外部マイクが付属していたため、このケーブル群にある外部マイク端子に接続しました。外部アンプを使用しない場合、他のRCAケーブルは使用しません。

写真は、これまで使用していたK4811です。右上の16ピンコネクタが、どうやっても抜けません。ロック用のツメを押して引き抜こうとしても全く外れませんでした。取り付け時にもかなり固かったので、その影響かもしれません。
実は以前から抜けないことは分かっていたため、今回あらかじめ新しい車種別16ピンケーブルを購入しておきました。
写真左側の20ピンコネクタもかなり固く、指でつまむだけでは外れませんでしたが、ツメを押しながら上下両側から内張り剥がしを使って少しずつ持ち上げたところ、なんとか取り外すことができました。

360カメラは、K4811で使用していたものをそのまま使います。そのため、4台のカメラを統合する12ピンケーブルも、K4811で使用していたものをそのままTS20へ差し替えました。
同様に、CANデコーダもOBDからヘッドユニットへ接続する8ピンコネクタまで、すべてK4811の配線をそのまま再利用しています。

今回購入した車種別16ピンケーブルは、おそらくうちの車より新しい世代向けのものですが、2010年以前の車でもほぼそのまま流用できます。そのため販売店が「旧車用」として送ってきたものだと思われます。
ただし、1か所だけ配線仕様が異なっています。うちの車より1〜2世代新しい車では、リバース信号が28ピンコネクタの2番ピンに接続されています。しかし、うちの車の世代では5ピンコネクタから取得する方式です。
そのため、28ピン2番ピンにつながっているピンクの配線を途中で切断し、ギボシ端子を取り付けました。
これで以前に購入したリバース用5ピンハーネスに簡単に接続できるようになります。(次)

以前購入していた5ピンハーネスでは、リバース信号の配線は紫色になっています。そこに先ほどギボシ端子を取り付けたピンクの配線を接続しました。
これでリバース信号が確実に接続され、ギアをリバースに入れると自動的にバックカメラ(うちの場合は360カメラ)映像へ切り替わるようになりました。

設置が完了しました。K4811の13インチディスプレイと同じため、画面の色が鮮やかで非常に見やすい印象です。

メイン画面です。右側の地図が表示されているエリアはPiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)ウインドウになっています。
テーマはブライトモード(昼モード)とダークモード(夜モード)の2種類があり、写真はブライトモードの表示です。

CANデコーダの設定画面です。CANデコーダのメーカーはRaise、車メーカーはトヨタを選択し、車種は今回は「その他」を選択しました。
RAV4などを選んでも動作はほぼ同じで、2010年以前の古い世代の車では車メーカーを正しく選択していればどの車種を選んでも大きな違いはないようです。
OKを押すと選択したCANデコーダ用の最新車種別データとMCUデータをダウンロードし、ヘッドユニットが再起動します。

ヘッドユニット情報画面です。

ヘッドユニットのCAN情報とソフトウェアバージョンです。ファームウェア(システムバージョン)は2025年10月21日版がインストールされていました。TS20では、2026年3月時点でV20.1.1系、V20.1.2系、V20.2.1系の2種類が存在します。1.1系と1.2系は公表されていない何かが別物となっており現時点では互換性が無いことになっています。つまり、1.1系がインストールされている場合に1.2系ファームウエアに更新しようとしたり、その逆を行うと仮想文鎮化することになります。(正しい系統のファームウエアでリカバリーできるようです) 2.1系は2026年1月に最初にリリースされた系統でよくわかりません。
自身が所有するTS20のシステムバージョンを確認し、同じ系統のファームウエアで更新しましょう。OTAでは正しい系統しか表示されないのでOTAで更新するのが無難です。
3月26日の発表によるとTS20.1.1, TS20.1.2, TS105のファームウエアが統合されるとのことです。どのように統合され、今後はどのようなバージョンとして提供されるかは不明です。
そういえば言語設定を変更していませんが、最初に起動した時点から日本語表示になっていました。おそらく販売店側で設定してくれていたのかもしれません。これまで使用していたK4811も、タッチ操作に対する反応自体は非常に良く、操作でストレスを感じることはほとんどありませんでした。しかしSoCの性能が低くメモリが少ないため、重いアプリを起動すると処理能力の不足がはっきりと感じられました。
今回のUIS7870は、2026年3月時点の中華ヘッドユニットとしては高速なSoCです(スマートフォン用としては中下位クラス相当)。K4811に搭載されていたUIS8581の約2倍の処理能力があり、さらにメモリも4GBから8GBへ倍増しています。そのため複数アプリを同時に動かしても動作が軽く、画面遷移も速く、体感的な快適さは明らかに向上しました。
また、K4811では個体差かもしれませんがストレージの書き込み速度がかなり遅く、アプリのインストールや更新に非常に時間がかかっていました。しかしTS20では、スマートフォンと同じ感覚でアプリのインストールや更新が進み、待たされることがほとんどありません。
購入時は、K4811と見た目もディスプレイもほとんど変わらないため、「中身のボードが変わっただけで約5万円は少し高いかもしれない」と感じていました。しかし実際に使ってみると、十分に満足できる買い物だったと思います。
何より、タッチパネルが正常に使えることのありがたさを改めて実感しています。これはどの機種に替えても改善したでしょうが。
TS20ヘッドユニット設定のためのメモ
- 工場出荷時設定パスワード1: 123456
- 工場出荷時設定パスワード2: 8888
- MCU詳細設定: 7890
- ファクトリーリセット: 7890
- 明るさ設定: 7890
- 360カメラ設定: 4321
- Android開発者モード: 7890** **は現在時刻hh:mmのhh(時間:24h制)
- ブートアニメ変更: Topway (アニメ変更後要再起動)
工場出荷時設定は入力したパスワードによって表示される設定項目が完全に異なります
Android開発者はデフォルトで有効(メニューからは要パスワード)
TS20ヘッドユニット情報源
- Telegram: 2DIN Group
- 4PDA: Topway TS20(Unisoc 7870プロセッサ搭載)ディスカッション
- XDA: Topway TS20 UNISOC 7870
2026年春まで情報の多かったTelegramはロシア政府の方針によりロシア人利用者がMax (VK)などに移動したため過疎化しています。
TS20ファームウエア情報
- Telegram: Toparea Topway Firmware L.Aグループ
TS系ヘッドユニットのファームウエア/ビルトインアプリ/関連ファイルを網羅
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