新しいIP電話機を安く買いたい Fanvilの残り

新しいIP電話を買いたいと思ってからしばらく経つが別な買い物ばかりしているのでまだ購入していない。
前回は予算の上限を1万円としたのでハイエンドモデルは対象に入れなかったけど、予算の制限は外すことにした。
今回はFanvilで前回検討しなかったモデルと新しいモデルだけ。

Fanvil X6 Enterprise IP Phone

Fanvil X6 Enterprise IP Phone
価格: US$100 程度
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px (メイン) と 2.4インチカラー液晶 240x320px x2 (DSS用)
電源: PoE   ACアダプタ 12V/1A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722, AMR, AMR-WB, iLBC, Opus, H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
備考: 6 SIP Lines

メインの液晶画面は大きさこそあるが解像度は何故か1つ下のX5Sよりも低い。
Wi-Fi, Bluetoothはドングルで対応

Fanvil X7 Touch Screen Enterprise IP Phone

Fanvil X7 Touch Screen Enterprise IP Phone
価格: 2019年Q2 5月?発売予定なので不明 $200以下程度?
表示: 7インチカラー液晶 800x480px タッチスクリーン
電源: PoE   ACアダプタ 5V/2A 付属しないので注意
コーデック: 音声側は不明 H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 20 SIP Lines
Bluetooth 2.1 内蔵

20 SIPライン対応というのがもはや何を目的としているのかわからないがFanvilでダイヤルボタン付き電話機のフラグシップモデルの1つになると思われる。大きな画面はタッチパネルになっていてドアベルのカメラの映像を表示できたりするので会社の受付などでも使える。電話機側にカメラは付いていないようなので映像は一方通行のよう。

Fanvil X210 High-end Enterprise IP Phone

Fanvil X210 High-end Enterprise IP Phone
価格: 2018年発売だと思われるが売られてるのを見たことがない。2万6千円程度?
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px (メイン) 3.5インチカラー液晶 320x480px x2 (DSS用)
電源: PoE   ACアダプタ 5V/2A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722, AMR, AMR-WB, iLBC, Opus, H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 20 SIP Lines
Bluetooth 2.1: 内蔵 Wi-Fi: ドングルで対応

20 SIPライン対応というのがもはや何を目的としているのかわからないがFanvilでダイヤルボタン付き電話機のフラグシップモデルの1つになると思われる。DSSキーは普通は内線用に割り当てるだろうから42DSSキーだと小規模なホテルのフロントや病院や学校などで使う?電話機の拡張ユニットを買うことを考えればX210のように最初から内蔵の方が良いのかもしれない。内線用でなくて表示用に使うというのもアリだろうが、それならCMSのモニタ機能を充実させる方が良さそう。

Fanvil X2P Unified Communications SIP Phone

Fanvil X2P Unified Communications SIP Phone
価格: US$50 程度
表示: X2Pは320x240カラー液晶 X2CとX2CPは128x48pxモノクロ液晶
電源: PoE ACアダプタ 5V/0.6A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722
ネットワーク: 10/100Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 2 SIP Lines

コールセンターで使用されることを想定していると思われるモデル。X1のハンドセット部分を切り落としたようなもの。
本体上に伸びたグリングリンしたところ(ブラケット)にヘッドセットをかける。(DND/ACW時/アイドル時等)
PoEはX2CPとX2Pの2モデル(型番のP付きがPoE)が対応。
Wi-Fi, Bluetoothはドングルで対応
コールセンター用といってもそれが絶対ではない。受話器がセットではないので通話はヘッドセットなどを使うということなら普通用途でもこの製品はアリ。むしろ操作関係のボタンがシンプルで好感が持てる。CTIのシステムによっては一切電話機を操作しないこともあるだろうからさらに小さいモデルがあっても良いのでは。

Fanvil C600 Enterprise Smart Video IP Phone

Fanvil C600 Enterprise Smart Video IP Phone
価格: US$230 程度
表示: 7インチカラー液晶 800x480px タッチスクリーン
電源: PoE ACアダプタ 12V/1A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.729AB, G.722, AMR, iLBC, H.263, H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
VPN: L2TP/PPTP
備考: 6 SIP Lines
Android 4.2.2
カメラ内蔵 (廉価機のC400はカメラ無し) HDMI出力 Bluetoothはドングルで対応。
Wi-Fiは不明。(非対応?)

Xシリーズではなく新しいCシリーズ。カンファレンスのCかしら?
VPNの対応がデータシート上でOpenVPNに対応しているとは書いてなくてプロトコルはOpenVPN対応になっていてよくワカラナイ。
Android電話を売りにしているようだが、それはどうなのかしら。カメラ付きのC600はそのままビデオ通話が可能。10〜30FPSで解像度は単に「メガピクセル」であるとされるので100万画素か?
C600がカメラ付き、C400がカメラ無しで、カタログスペック上の違いはそこだけのようだが、ソフトウエア的には何か違いがあるのか不明。

価格が2万5千円という安価なものなので、業種によっては働き方改革で社員の「会社への出勤」を減らしたり無くし、交通費を支給したつもりでこの手のビデオ通話が可能な電話機を社員に渡して家で使って貰う(業務時間はつなぎっぱ)というというのもアリかもしれない。VPNがまともでないとダメだけど。

Fanvil H5 High-end Hotel Phone

Fanvil H5 High-end Hotel Phone 1
Fanvil H5 High-end Hotel Phone 2
価格: US$75 程度
表示: 480x320カラー液晶
電源: PoE ACアダプタ 5V/1A 付属有無不明
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722
ネットワーク: 10/100Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 1 SIP Lines

Hシリーズは先月できたばかりの新しいシリーズ。Xシリーズとはデザインが完全に異なるホテル用IP電話。
下位モデルに液晶表示の無いH3と、操作ボタンが受話器の内側にある別デザインの小型廉価機のH1がある。最上位のH5は液晶ディスプレイで簡易な「お知らせ」が出来るのを売りにしている。逆にFanvilの他機種は出来ないのかしら?心配になるからヤメテ。
DSSキーが6つ(ラベルは液晶画面に表示)、ファンクションキーが4つあり、1ボタンで操作できるのはありがたいが、その分ゴチャゴチャしてしまい「難しそう」という印象を受けてしまう。客室用なら正直この手のボタンは意味がわからないから無い方が良いと思う。本体自体は薄型でとてもスマート。この系統のデザインを進化させたらもしかしたら格好良いのが出来るかもしれない。(現在のモデルは格好良いとは思わない)