江東区の富岡八幡宮に参拝してきました。
富岡八幡宮は1627年徳川家光の代、当時はまだ東京湾に浮かぶ島(永代島)に社殿が建てられた。
その後、周りが埋め立てられて後に深川と呼ばれる地域になりました。現在の「深川」は小名木川より南の方の小さな町だが、昔は深川というエリアは大きかった。
ちなみに「深川」は小名木川(江東区を東西に直線に横切る運河)の北側の開拓を行った大阪出身の深川八郎右衛門の苗字が村名に付けられたことによる。
主祭神は清和源氏の守護神である八幡神(応神天皇)。
相殿神- 神功皇后
- 仁徳天皇
- 天照皇大神
- 常磐社神
- 武内宿祢命
- 日本武尊
- 天児屋根命
- 竈大神
富岡八幡宮の深川八幡祭りは江戸三大祭の一つ。
例祭は8月15日の例祭祭典を挟んで前後数日。八幡宮の御鳳輦が渡御を行う年は本祭り呼ばれ3年に1度で今年が本祭り。
Youtubeで「富岡八幡宮例大祭」を検索すると凄い賑いであることがわかります。
1684年から勧進相撲が開催されていたのがここの境内。それが1781〜1833年にかけて両国の本所回向院(ほんじょえこういん)の境内に移り、1909年からは同じく本所回向院内に建てられた旧両国国技館での開催、紆余曲折を経て旧両国貨物駅跡地に建てられた現在の国技館での開催(1985年〜)の大相撲につながる。
最寄り駅は東京メトロ東西線の門前仲町駅。八幡宮の別当寺である永代寺の門前町だったので江戸時代は「深川永代寺門前仲町」だった場所。
江戸っ子にとっては常識なのかもしれませんが、私のような田舎者にとっては何の門前なのかモヤモヤした状態で東西線を利用していた訳ですが永代寺と解ってちょっとスッキリ。
っていうか、何で中途半端な駅名にしたのでしょうね。
最近は更に略して門仲とか呼ばれてるのだが、門前仲町自体がメジャーな地名ではないのでそれを略されるともう地方出身者には解らないです。
行ってみたら酉の市だった。また人混みかと思ったらそうでもなかった。
鳥居を入ってすぐ横にある伊能忠敬の像。50歳で江戸に出てきてから19年間(第八次測量完了迄)当時深川黒江町と呼ばれた場所、現在の門前仲町駅の北西側葛西橋通り沿い辺りに住んでいた。測量に出発する際に必ず富岡八幡宮を参拝していたそうな。
全国を測量してまわったのが56〜72歳。足腰と根気の強さには敬服します。
熊手。景気よく販売、ちょっと気恥ずかしい。
本殿。七五三詣の時期でもあるんだけど人が少ないのは何でだろう。
末社の一つ大鳥神社への案内板がやたらに目立つ。酉の市だから?
御朱印。かっこいい!