芝大神宮

芝大神宮(しばだいじんぐう)に参拝してきました。

ここは伊勢神宮の神様を祀っているので「関東のお伊勢さま」とも。

始まりは武蔵国の飯倉神明宮(伊勢神宮の荘園)で武蔵国日比谷郷飯倉山(現芝公園・増上寺〜東京タワー辺り)にあった。
1005年(平安時代 一条天皇の治世) 伊勢の内宮・外宮を勧請して創祀、日比谷神明や飯倉神明宮と呼ばれる。
1598年(関ヶ原の戦いの2年前) 徳川家康が武蔵国豊島郷貝塚(千代田区平河町〜麹町辺り)にあった増上寺を現在の増上寺の場所に移転させることになり、飯倉神明宮が芝の地(現在地)に遷座。芝神明宮と称する。
芝大神宮の名は明治維新以降。
源頼朝、足利尊氏の弟の直義、太田道灌、豊臣秀吉、徳川家康など名だたる武将が参拝祈願・寄進・奉納している。

祭神
天照大神 (伊勢神宮内宮の主祭神)
豊受大神 (伊勢神宮外宮の主祭神)

イザナギが火の神である軻遇突智(カグツチ)を生んだ結果火傷を負い苦しんだ(その後死ぬ)。その際、吐瀉物から金山毘古神(カナヤマビコ)・金山毘売神(カナヤマビメ)(共に鉱業・鍛冶の神)、糞から波邇夜須毘古神(ハニヤスビコ)・波邇夜須毘売神(ハニヤスビメ)(共に土の神)、尿から弥都波能売神(ミヅハノメ)(水神)、和久産巣日神(ワクムスビ)(穀物生育の神)が生まれた。
トヨウケビメはそのワクムスビの子で食物・穀物の神(女神)。
天孫降臨の際の随伴神でもある。また、丹後型の羽衣伝説(不幸版)の天女もトヨウケビメのこととされる。

最寄り駅は都営大江戸線の大門駅(130m 徒歩2分)。少し離れて都営三田線の御成門駅(430m 徒歩5分半)、JR山手線・京浜東北線の浜松町駅(480m 徒歩6分)。
地図の赤のマーカーは芝大神宮、大門駅のA6出口、御成門駅のA2出口。水色のマーカーは浜松町駅の北口。水色の線は浜松町駅の北口から大門駅のA6出口まで、その先は大門駅から芝大神宮までと同じ。

芝大神宮 1
巨大な鳥居。階段の上に見えているのが拝殿。階段は広いがその上は広くない。

芝大神宮 2
拝殿近景。伊勢神宮と同じく神明造。千木は内削ぎ(女神)になっているので内宮と同じ。鰹木は6本で内宮(10本)・外宮(9本)のどちらとも違うが偶数(女神)なので問題ないということでしょうか。

芝大神宮 3
鳥居から東へ伸びる芝大神宮の表参道。写真は第一京浜から西向きで一番奥が拝殿。上の2枚はカメラが補正して明るく見えているが、日没後なので本当はもう暗い。通りの実感の暗さはこの写真程度。この写真でも空は明るいが勿論そんなことはない。上の2枚も。

芝大神宮 御朱印
御朱印。右上は「芝神明」、中央は「芝大神宮」

品川神社も行く予定だったのだが、王子神社と白山神社で道に迷って時間かかり過ぎたのが響き芝大神宮で日没を迎えてしまった。残念
正直なところ肩・腰・足に来すぎて既に殆ど動けない状態だったので時間があったとしても無理だったのですが・・