猿田彦神社

外宮と内宮の間(と、いってもかなり内宮寄りですが)に猿田彦神社があります。内宮行きのバスが激混みでなければ外宮→猿田彦神社→内宮。バスが混んでて途中下車できそうになければ外宮→内宮→猿田彦神社の順に参拝するのが良いでしょう。

神社の由来は上手く調べられなかったのでhttp://ja.wikipedia.org/wiki/猿田彦神社でウィキって下さい。

祭神
  • 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)。
  • 大田命(おおたのみこと)

猿田彦は天孫降臨の話に出てくる国津神。天孫が高天原から降臨する際に高天原から葦原中國(あしはらのなかつくに=日本のこと)を照らし道案内を申し出た。伊勢国の五十鈴川の川上が故郷。
鼻長七咫、背長七尺という姿で天狗のモデル。昔の尺は23cmなので背の高さは161cm。直径1尺の円の円周が4咫(あた・た)なので七咫は126cm。計算してみたら思ってた以上に鼻でかい。で、眼がサーチライトのように輝くって怖すぎ。
大田命は猿田彦の子孫。倭姫命に五十鈴川上こそ天照大御神が鎮座するのに良い地であると土地を献じた。

内宮と外宮を結ぶバスは途中で「猿田彦神社前」のバス停で停まります(臨時便を除く)。しかし、内宮の宇治橋から丁度1km徒歩約13分という近さ。おはらい町通りを突き抜けた大きな車道(御木本道路)を左折して200m、または内宮前からバスの通る伊勢街道を北上して御木本道路を左折して130mという道の解りやすささからも徒歩がオススメです。
バスは混むことが多いので車内で身動きできなくて下車に困る可能性もありますし。

猿田彦神社 1
拝殿。

猿田彦神社 2
方位石。拝殿の前にあります(前の写真にも中央より左寄りに写っています)。元々はこの石の場所に神座があったとか。猿田彦は導き(みちひらき)の神なので多くの人がこの石で願掛けをします。願掛けの仕方は神社の人には教えて貰えないので「猿田彦神社 方位石」などのキーワードでググっておくと良いかと。方位除けも。

猿田彦神社 3
たから石。舟形の石が宝船を連想させる?更に蛇が乗っているように見える?とにかく縁起が良いらしい。

猿田彦神社 4
佐瑠女神社(さるめじんじゃ)。天照大神(アマテラス)が岩戸に隠れてこの世が暗くなった時に岩戸の前で踊ったことで有名な天宇受売命(あめのうずめのみこと)が祀られています。
天孫降臨の際、高天原から葦原中國を照らす謎の神が居て、天照大神と高木神(タカミムスビのこと)は天宇受売命に誰なのか聞いてこいと命じた。すると、その神は猿田彦と名乗った。
そして、葦原中國の高千穂峯に着くと今度は邇邇芸尊(ニニギノミコト=天孫)が天宇受売命に(猿田彦はお前に)名前を明らかにしたのだから猿田彦を故郷に送り届けてその名前を付けて仕えるように命じた。これ以降、天宇受売命は猿女君・媛女君(さるめのきみ)と呼ばれるようになった。猿田彦と結婚したわけです。
天宇受売命はエピソードの多い名脇役。縁結びと芸能の神様です。
若い女性が多く参拝されています。特に佐瑠女神社は長い時間祈願される方が多く、写真を撮るのになかなか人がいない状態にならなくてかなり待たされました。

猿田彦神社 5
御朱印。男性の宮司さんに凄く綺麗な字を書かれる方がいらっしゃいます。