今宮神社

建勲神社から今宮神社は比較的すぐの場所。建勲神社の北参道を下ったところから今宮神社の一の鳥居(今宮門前交差点)までは僅か100m。

今宮神社は時代劇のロケ地として頻繁に使われる場所なので境内を廻ると「あっ、暴れん坊将軍で見た」っていうことあるって書きたいところだけど、実は殆ど気付かなかったりする。
個人的なことだが父親が(実家がすぐ近所なので)子供の頃この神社の境内でチャンバラごっこをして遊んでいたそうです。

祭神

  • 中御座:大己貴命(おおなむちのみこと)
  • 東御座:事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 西御座:奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)

994年(66代 一条天皇)に疫神(スサノオ)を神社現在地から船岡山に移し、疫災を難波江に流した。1001年(同 一条天皇)に船岡山から現在地に疫神を戻し社殿を作る。
一条天皇の皇后が藤原定子。枕草子の清少納言が使えていた女主人です。999年には藤原道長が長女の彰子を入内させて翌年に中宮にしたので一条天皇は正妻が2人という状態に。その彰子に使えたのが紫式部。まさに源氏物語の時代です。

当時は厄災が起きると御霊会(ごりょうえ)という祭りの様なものを行い、これが紫野御霊会で現在の今宮祭に繋がるもののようです。

建勲神社からは北参道を下るか東参道から大鳥居を出て山沿いの船岡北通を北西に向かうと北大路通の「今宮門前」交差点に出る。そこから今宮神社は見えるので今宮門前通を400m徒歩約5分を北上する。バスの場合は「今宮神社前」下車すぐ。バスは混む+乗車時間が長くツライ移動になります。地下鉄北大路駅から2km徒歩約26分またはタクシーがお薦め。

今宮神社 1
北大路通の今宮門前交差点。鳥居の奥の突き当りが今宮神社。

今宮神社 2
表参道を進む。楼門が見えている。

今宮神社 3
楼門。

今宮神社 4
手水舎。

今宮神社 5
拝殿。

今宮神社 6
本社。

今宮神社 7
本社の左隣りにある疫社。スサノオが祀られている。本殿ではないですが、今宮神社の由来からすると本来はこちらが主役?。

今宮神社 8
織姫社。祭神は栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)=日本書紀。古事記では萬幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきつしひめのみこと)。高皇産霊神(タカミムスビ)の娘で天照大神の子である天忍穂耳尊(アメノオシホミミ)と結婚し瓊瓊杵尊(ニニギ)を産む。要するに天孫の母親。

今宮神社 9
拝殿北西側にある「阿呆賢さん」(あほかしさん)。

今宮神社 10
阿呆賢さんに近寄ってみた。別名は「神占石」(かみうちいし)、「重軽石」(おもかるいし)。願いが叶うかを「重さの感じ方」で占う。撫でると病気が治る?

今宮神社 11
左から日吉社、大将軍社、八幡社、八社(大国社・蛭子社・八幡社・熱田社・住吉社・香取社・鏡作社・諏訪社)

今宮神社 12
東門の外から東門方向に。あぶり餅の店は2軒共とも閉まっていた。苦手なので営業していなくても大丈夫。

今宮神社 13
御朱印。