
AliExpressで購入した安物NVRボードが使えることが判ったので、長期使用のためにケースを作成することにした。もちろん、安物のボードを収めるものなので格安で作る。ケース自体は購入して穴あけなどを行う。その他の部材は家に転がってるものを使用する。(ネジやヒートシンクの類)
NVRボードを納めるために購入した100均のプラケース。フタはヒンジになっている。
3.5インチのハードディスクを入れるのにちょうど良いサイズで重ねて2台入る。しかし、今回はハードディスクはケースの外(下)の予定。
PC用CPUの冷却ファンのヒートシンク部分をNVRボードの基板裏に取り付けていたが、大きくてケースからはみ出るので四角いヒートシンクに変更することにした。外したCPU冷却用のヒートシンクはハードディスクの上に置いて、その上に今回作成するNVRボード用ケースを載せることにした。
NVRボードの裏側のシリコンサーマルパッドにヒートシンクを貼り付けた。サーマルパッドは基板のオモテ側のCPUとメモリチップのちょうど真裏に貼り付けてある。
NVRボードをケースの中に入れてポート部分の位置合わせをして印をつけて穴あけを行う。3.5mmオーディオとHDMIは使わないので穴を開けない。特にHDMIはテレビにつないでも映らなかったので。
ケースを裏返した状態。底面には基板を固定する脚用のネジ穴を2つ、ハードディスク用の電源ケーブルとSATAケーブルを通すための穴を開けた。側面は先に位置合わせをしたポート類のサイズに合わせた穴を開けた。
基板を留める脚用のネジ穴に3mmのネジを通した。ケースに触れる部分には裏と表の両側にワッシャーを付けてナットで締めて安全に固定。基板の高さに合うようナットを調整してベークライトのワッシャーを乗せた。
D-sub15ピンのポートは出っ張っているのでNVRボードを斜めにしてD-sub15ピンのポートの穴に嵌めてからボードの穴に脚用のネジを通す。
ベークライトのワッシャーを乗せてナットを締めて固定した。脚のネジは2本しかないが、基板裏のヒートシンクが3つめの脚の替わりになるのでこれでNVRボードは安定する。
ケースの外側はこんな感じ。USBポートにワイヤレスマウスのUSBドングルを嵌めた。
ケースの底面に開けた穴を通してハードディスクの電源ケーブルとSATAケーブルもNVRボードと接続した。
フタは透明なプラスチックなのでNVRボードが透けてみえる。
全てのケーブルを接続した。このポート類がある面は実際には奥側になる。
ケースの前面には何もないのですっきりした感じになる。写真には写っていないが、ハードディスクの上のヒートシンクと今回作成したNVRケースの間には3mm程度の厚みのパッドを挟んで隙間を作り、ハードディスクの熱がNVRに直接伝わらないようにしている。夏場は多少の熱は伝わる可能性はあるけど。
今回購入したNVRボードは10W前後の発熱がある。NVRボードには小型の黒いヒートシンクがボードに直接取り付けられていたがやや心許ないのでそれをそのまま使用するとともに基板の裏側には家に転がっていたヒートシンクを取り付けた。2つのヒートシンクはどちらもケースの中にあるので放熱したものがそのままケースの中の空気を温めるだけになる。あまりに小さな窒息ケースに入れると夏場がきつそうだったので一回り大きなケースにしたが、それでも熱くなり過ぎるようならフタを開けるか、冷却ファンを取り付ける予定。ハードディスクをNVRボードを一緒に小さなケース内に入れてたなら結構発熱するので冷却ファンはほぼ必須と思われます。