Orange Pi Zero 3を買ってみた

Orange Pi Zero 3を買ってみた

LAN用のNTPサーバとして利用していたNano Pi NEO(無印)が寿命を迎えたので、新しいシングルボードコンピュータを購入することになりましたが、これまでADS-Bの受信用に利用していたRock Pi SをNTPサーバ用に流用し、ADS-B受信用に新しいものを用意することにしました。過去に利用したシングルボードコンピュータではOrange Pi Zero 2が手頃で十分な性能でしたが、ほほ販売を終了しているのでその後継モデルのOrange Pi Zero 3を購入することにしました。Orange Pi Zero 3は、Zero 2からいくつかの変更が加えられていますがマイナーチェンジといえます。

  • SoCの変更 Allwinner H616(4コア)からAllwinner H618(4コア)
  • オンボードストレージの増量 2MB SPI Flashから16MB SPI Flash
  • DDR3からLPDDR4メモリに変更
  • メモリ容量バリアントの増加 512MB/1GBから1GB/1.5GB/2GB/4GB
  • 基板サイズの変更 53x60mmから50x55mm

Micro HDMI端子搭載、USB-C端子搭載、Wi-Fi 5対応, BT5.0対応は変わっていません。
なお、Orange Pi Zero 3はローンチから1年以上経っているので新製品ではありません。

Orange Pi Zero 3のSOC Allwinner H618は超高温ではないもののそれなりの発熱があるのでヒートシンク付きのセットを買うのが良いでしょう。数百円の差ですが、自身で固定可能なヒートシンクを用意するとそれ以上の費用が発生すると思われます。

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AliExpressで注文から1週間経たずに届きました。握りこぶし程度の小さなパッケージなので宛名ラベルでパッケージの半周が覆われています。

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パッケージの反対側に製品のバーコードと製品名などが書かれています。注文したのは1GBメモリバージョンだった筈ですが、4GBメモリと書かれています。何かの間違いでしょうか?

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外装のビニールを剥ぐと、2つの箱がプチプチに巻かれた状態で現れました。

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左の無地の白箱にはプレート2枚とネジ、スペーサー、熱伝導パッドが入っていました。Orange piと書かれた箱にはOrange Pi Zero 3本体が入っていました。

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凹凸のないプレートはOrange Pi Zero 3の背面側、フィンの付いたプレートはOrange Pi Zero 3の表側のH618チップがある側に取り付けます。

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Orange Pi Zero 3の中央にはSoCのH618チップがあります。その右側がメモリ、左の黒いチップはYT8531CでGbEの有線LANのNIC、左下の銀色のチップはCdtech 20U5622と書かれていてWi-Fi 5 / Bluetooth 5.0用チップです。

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基板の背面です。シールにOPi Zero3 1GBと書いてあります。 1GBメモリのバリアントを注文したので正しいです。右下はmicroSDカードのスロットです。バネを使った押し戻しロックタイプではありませんが、カードは抜けにくくなっているようです。

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SoCとメモリチップ用のシリコンスポンジ熱伝導パッドが付属していたので、それをチップ上に貼り、自前のシリコン熱伝導パッドをWi-Fi用チップにも貼りました。Wi-Fiを使わないので不要ですが、手持ちの物を使いたくなってしまうのです。
そして、基板四隅のネジ穴に合わせてヒートシンクを嵌めます。ウラ面のプレートとヒートシンクのプレートを取り付ける際はそれぞれ付属のスペーサーを入れてからプレート/ヒートシンクを取り付けます。

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ヒートシンクはピンやソケット類を除く全面を覆うのである程度の冷却はできるのでしょうが、ヒートシンクのフィンの高さが低いので放熱性が良いとは言えなさそうです。そもそもスポンジ熱伝導パッドを使っているのでチップからヒートシンクへの熱伝導性能は低そうです。放熱に気を使うなら銅プレートパッドと背が高めのフィンが付いたヒートシンクと冷却ファンを用意した方が良いでしょう。

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左から、Micro-HDMI、USB-C、USB-A、RJ45です。このボードは小型ですが、HDMI出力があるのでヘッドレスではありません。ディスプレイを接続して使うことはありませんが。

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横から見ると基板を上からはヒートシンク、下からはプレートでサンドイッチされた状態です。中に見える水色のものがシリコンスポンジの熱伝導パッドです。中央と右(3ピンの奥側に隠れています)がヒートシンクに付属の熱伝導パッド、左の少し色が濃い目の水色のパッドがストックを貼ったものです。

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紙ペラが1枚付属しますが、取説のようなものではありません。初心者にはやさしくないようです。

H618はOrange Pi Zero 2に搭載されていたH616と大差ないようですが、価格もZero 2から変わらず安価なので気軽に購入できるシングルボードコンピュータです。OSとしてはOrange Pi OSの他にArmbianが利用できるので困ることは少なそうです。OpenWRTやAndroid OSも利用可能です。

当初の予定どおり、OSとしてArmbianのDebian BookWorm、ADS-B用にdump1090-faとFlightAwareをビルド/インストールして正常に稼働しています。

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