Sony Music Center for PC

8月29日にSonyのMusic Center for PCがリリースされた。これはSonyのジュークボックス兼音楽管理アプリで、既存のMedia Goの後継ということらしい。時系列的にはOpenMG Jukebox → CONNECT Player → SonicStage → x-アプリ → Media Go → Music Center for PCとなるが、Sonyの音楽アプリは複数系統あってMusic Center for PCはx-アプリの系統。というかMedia Goだけが全く別というのが正しい?

SonyはユーザーにMedia Goへの移行を勧めてた筈が酷い掌返し。ここ数年内でようやく重い腰を上げてMedia Goに移った人にとっては今回のMusic Center for PCは「マジかよフザケンナ💢」というところだろうが、モノが良ければしょうがない?リリースから半月遅れだけど試してみた。

インストール

Music Center for PC 1
Music Center for PC | ソニーからWindows用のアプリケーションをダウンロードする。2017年9月時点では Windows 10 / Windows 8.1 / Windows 7 だけが対応。
ダウンロードしたファイルを実行すると上の画像。
[次へ]を押す。

Music Center for PC 2
ソフトウエア使用許諾を読み、「使用許諾契約に同意します」を選択して[次へ]を押す。

Music Center for PC 3
インストール先の変更を特に希望しなければ「標準」を選択した状態で[次へ]を押す。

Music Center for PC 4
インストール先を見て問題なければ[インストール]を押す。

Music Center for PC 5
インストールは1〜数分程度。

Music Center for PC 6
[終了]を押してインストール完了。
その後Music Center for PCが起動する筈。

Music Center for PC 画面と設定

Music Center for PC 7
初回起動時に表示される「ようこそ」画面。次から表示したくないのが普通なので「次回からこのメッセージを表示しない」にチェックを入れて[OK]を押す。

Music Center for PC 8
初回起動時はすでにPCに存在する音楽ファイルをライブラリに取り込む。一応取り込み対象が「ミュージック」フォルダだけということらしいので普通は[OK]で良いはず。
なお、Misic Center for PCのデータ保存先の初期値はc:\Users\Public\Music\Music Centerというちょっと変な場所になってる(後から設定で変更可能)。

Music Center for PC 9
x-アプリというか10年ほど前のSonicStage Vとソックリ。最新アプリなのになんとも古臭くてかっこ悪い画面。
上の画像では右下はアルバムリストになっている。

Music Center for PC 10
アルバムリストの1つをクリックするとアルバムの中の曲リストが展開される。

Music Center for PC 11
設定を見る。
「CD取り込み・再生」でCDからの取り込みフォーマットを[FLAC]にしておけば音質の劣化は避けられる。その代わり使用容量はCDをイメージファイルにするのと大して変わらないけど。現在はハードディスクやSSDが大容量化してるのでよほどどうでも良い音源以外はFLACで取り込んでおけば間違いない。

Music Center for PC 12
「機器への転送」では転送モードを「通常転送」(初期値)にする。これでMusic Centerに保存されているファイルフォーマットで転送される。
ただし、とんでもなく余計なことに転送先の機器が対応していない(とMusic Center for PCが判断した)場合は勝手にAACに変換して転送するらしい。ワケワカラン

Music Center for PC 13
CDからの取り込み時の画面。これは普通。

Music Center for PC 14
本来であれば中央のリストから転送したいアルバム・曲を選択して[→]を押して転送先に送ることができる筈。
しかし、手持ちのAndroid端末(Zenfone2 Laser)を接続したが全く認識しないので「機器・メディアを接続してください。」という表示のまま。
もしかして転送できる機器はウォークマンなどSony製品の一部だけ?
Media Goでは特にスマートフォンの機種問わずUSBで接続すれば認識されて楽曲を転送できたので酷い劣化。っていうか楽曲の転送ができないならそんな「オーディオ機器の音楽管理・転送アプリケーション」はダメでしょ。

Music Center for PC 15
こちらはMedia Goのライブラリ画面。上の画像ではアルバムリストが表示されている。並び順を好きに変更できないのが気に入らない。シリーズ物が順番バラバラ。

Music Center for PC 16
アルバムをクリックすると曲リストになる。画面の使い方が無駄といえば無駄だけどわかり易さではこちらが上かな。

ところで、ひーちゃんの声ってすごく良いよね。年取っても声が20歳とかもう化物レベル。「がとらぼ」の中の人よりだいぶ年上の人を例えに出すのはどうかと思うけど「アイドル」って付けるのはひーちゃんレベル以上に限定して欲しいな。

Music Center for PC 17
Media Goではアルバムや曲を選択して右下の「→転送」を押すか、アルバムや曲を左クリックしたまま左上の「携帯電話(または表示されている接続機器名)」にドラッグすれば転送できる。おそらくAndroidなら殆どの機種で転送可能な筈。しかも、指定したフォーマットで転送できるのでFLACも可。こっちの方が遥かに素直でマシに見える。

ハンバーグさんも凄いよね。「歌手」って呼ぶのはハンバーグさんレベル以上に限定して・・日本の歌手が絶滅するか・・

対応機器以外は楽曲の転送ができない時点で全くお話にならない。これだと対応機器リストから外されたとたんダメってことだから当然まともな人はSonyの音楽機器を買いたいなんて思わないわな。ナニ考えてんだか・・
素直にMedia Goを使い続けるほうが良さそう。

ただし、PCでハイレゾコンテンツの再生をするという目的であるなら悪くはないのかも。馬鹿耳でハイレゾとか興味ないから知らんけど。

Gecko Linuxを試してみた

GeckoLinux 1

常用しているopenSUSEはLinuxの中でも比較的完成度の高いディストリビューションの1つで日本語で利用するのが簡単。
ただし、巨大なシステムなので重い。そして少しアクが強い。真面目な用途ならアプリケーションが揃っているように思うかもしれないが、動画が見たいとかChromeブラウザを使いたいとかちょっと何かしたいときにわけわからんし結構面倒。詳しい人なら苦になるほどではないけど何も知らないとその何かちょっとの解決に苦労することに。(これはLinux全般に言えるけど)
あと、ここ最近のTunbleweedの更新のせいなのかOSが非常に不安定で1日に数回ハングアップするようになった。Tunbleweedは更新によるやらかしが多いのでLeapの方が安全だけど、個人的に何故かLeapと相性が悪くてLeap使うとトラブるので使ってない。

そこで今回はopenSUSE派生で多くのメディアコーデックやよく利用されるリポジトリが最初から入っていてフォントレンダリングがopenSUSEよりマシな(と主張している)GeckoLinuxを使ってみた。

ubuntu と Linux Mint
openSUSE と GeckoLinux
みたいな感じ?

GeckoLinux 2
GeckoLinuxのサイトからOSイメージファイルをダウンロードするが、選択肢が多いのでどれを選んでよいか困る

系統としては2つ (Next入れると3つ)。昔ながらのバージョンによるリリースが行われるスタティックエディションと切れ目のない更新が行われるローリングエディション。openSUSEでいえばそれぞれLeapとTumbleweedに相当。
それぞれにデスクトップ環境が8つずつ。どれが良いとか悪いとかは無いけど、どれも好みは分かれる筈。

  • Cinnamon
  • XFCE
  • Gnome
  • Plasma (KDE)
  • Mate
  • Budgie
  • LXQt
  • Barebones (Openbox)

その他にNextエディションというのがあってスタティックエディションのPlasmaに追加リポジトリが入っているようなものらしいがちょっとよくわからない。一応試してみたが言語周りが異常で、設定した言語がしばらくするとまたは再起動すると勝手に無効になって英語になるので今回は諦めた。

今回はスタティックリリースのPlasma (KDE)にした。
イメージファイルのサイズは1GB程度なので小さなディストリビューションな印象。とはいえ、Plasmaは重い筈なので超低スペックなPCでは別なデスクトップ環境を選択するべき。

openSUSEはLeapがバージョン42.3だけどGeckoLinuxはベースとなっているのが42.2と古いのがちょっと気になる。(9月13日現在)

ちなみに、Gecko LinuxはLive DVD兼インストール用のDVDイメージファイルのサイズが1.1GB程度、4GB以上のopenSUSEの1/4程度のサイズしかなく、そのコンパクトさが光る。コンパクトで定評のLinux Liteよりも低容量。でも、コンパクトだけどデスクトップがopenSUSEよりあからさまに粗末ということもない。余計なのがゴテゴテ入ってないというのが好みの人には合う筈。

インストールはDVDで起動してデスクトップ環境が起動しログイン画面でパスワード linux を入力。画面左上にインストールアイコンがあるので起動。rootのパスワードを求められるので再び linux を入力する。
それ以降のインストール手順は他のLinuxディストリビューションと同様。ハードディスクのパーティション変更も簡単な部類なのでインストールでつまずくことはないかと。

インストール後の設定

GeckoLinux 3
KDEシステム設定から「入力デバイス」の設定を開き、「キーボード」の設定。
[ハードウエア]タブを選択した状態でキーボードモデルは基本[Generic|標準101キーPC]を選択する。106/109系の日本語キーボードでも。日本語キーボードでは次の手順を行ってもどうしてもキー入力が正しくない場合だけキーボードモデルを変更する。
テンキー付きキーボードではNumlockをオンにしておくと良いかも。

GeckoLinux 4
[レイアウト]タブを選択する。画面下半分がキーのレイアウトに関わる部分。日本語キーボードなら[+Add]でレイアウトを追加する。
次の画像に進む。次の画像の設定を行うとリストに「日本語」レイアウトが表示される。上の画像ではVariantが空白だが、これで正常。

GeckoLinux 5
日本語キーボードの場合はLimit selection by languageドロップダウンメニューで[jpn]を選択する。
レイアウトは「日本語」、Variantは「Default」、Labelは「jp」となるので基本的には変更なしで[OK]。Variantを変更したい衝動にかられるがグッと我慢。ただし、一部本当に変更しないとダメなキーボードもある筈。

GeckoLinux 6
Yast2を起動し、「ソフトウエア管理」を選択する。
左上の検索欄に「fcitx」と入力して[Search]を押す。
右側のリストにfcitx関連のパッケージが表示されるので fcitx-mozc と fcitx-config-kde4 と fcitx-qt5 の3つをダブルクリックして緑のチェックをつける。その他fcitxで必要なものも自動的にインストールされる。(上の画像はインストール後のもの)
openSUSEではfcitx-mozcだけで必要最低限のものは全てインストールされるが、GeckoLinuxでは必ず3つチェックしないと苦労することに。 特にfcitx-qt5は忘れたらChrome,Firefoxなど一部のアプリを除いて日本語入力不可になるので要注意。

GeckoLinux 7
KDEシステム設定で「起動と終了」を開く。「自動起動」に「プログラムを追加」で /usr/bin/fcitx を追加する。openSUSEと違いfcitxをインストールしただけでは自動起動してくれない。
もしくは「自動起動」で設定しないで ~/.bashrc の最後あたりに/usr/bin/fcitx & でも追加するか。

さらに~/.profileに1行追加するのも忘れずに。
export QT_IM_MODULE=fcitx

ここまで済んだらOSを一旦再起動して日本語入力できることを確認。fcitxとmozcの設定についてはこちら

GeckoLinux 8
再びYast2の「ソフトウエア管理」。
openSUSEとは違いリポジトリ追加なしでChromeブラウザもインストールすることができる。安定版(stable)だけでなくβ版や非安定版(unstable)も選べる。Chrome系のリポジトリが最初から入っているのはありがたい。上の画像ではβをインストール済み。

GeckoLinux 9
OpenSUSEでは動画再生目的などでPackmanリポジトリを追加することが多いかと思うが、GeckoLinuxではPackmanリポジトリは最初から入っているので追加不要。「ソフトウエア管理」からVLCをインストールしたらそれで普通に必要なコーデック類が入るので動画再生に困ることは殆どない筈。openSUSEでも「ソフトウエア管理」からVLCは(リポジトリ追加無しに)インストールできるけどPackman or VideoLANのリポジトリ追加無しだとコーデックがスカスカで多くの動画が再生できない。

ポリシーとして利用しない人も多いだろうが、オートログインについて。
GeckoLinuxではopenSUSEと同じくOSインストール時のユーザー作成の際にオートログインの設定があるが、これは全く効かないっぽい。(スタティックエディションとNextエディションのplasmaで確認) そこで以下。

GeckoLinux 10
Yast2で、「ユーザーとグループの管理」を開く。

GeckoLinux 11
右下の方にある[Expert Options]をクリック。

GeckoLinux 12
オートログインさせたいユーザーを選択して Auto Login にチェックする。[OK]を押下。

お試しの感想

openSUSEよりもすっきりした構成。余計なのがあまり入っていないので好印象。アプリケーションはGIMPやK3bが入ってないとかいろいろ不足に思う部分もあるけど足りなきゃソフトウエア管理から入れればいいので困ることはあまりない感じ。
画面表示がopenSUSEよりほんの少し綺麗。(画面テーマがとかじゃなく)
メーラーが最初からThunderbirdなのも個人的にはイイネ。
日本語周りはほとんど考慮されていないので言語設定で日本語を選択してもメニューやメッセージの多くが日本語化されないけどLinux使うような人ならそんなに気にならないかなと。

ちょっと試してすぐ消すつもりだったけど、予定外に気に入ったのでそのまま常用してみようかと思っている。今のところGeckoLinuxでハングアップは発生していないのでわざわざ挙動の怪しいThumbleweedに戻す意味ないし。

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