古いクルマのT16バルブのバックランプをLEDに交換した

実家の古いクルマのヘッドライトをLEDに変えたが、他のランプが白熱灯でオレンジ色というか黄色だらけ。そこで、交換が簡単なランプは全部LEDにすることにした。今回はT16というT10より一回り太いウェッジ球のバックランプ。

これはT16ではなくT10バルブ。2個セットの価格。今回は白く光らせたいのでWhiteを選択。
このLEDチップは不明ながら先端のレンズ内を含め計10個登載したもので、12Vで消費電力5W、550ルーメンということになっている。 5Wなりの熱が出そうだが、ボディは一応放熱性に優れたアルミニウムということになっている。
なぜT16ではなくT10にしたかというと、ポジションランプの交換に使ったT10バルブが予定よりも暗かった場合にこれを使うつもりだったから。しかし、ポジション球の交換に使ったT10 LEDが十分に明るかったのでこの10 LEDのT10は予定通りバックランプの交換に使うことに。
T10より太いT16はより多くのLEDを載せられるので明るさを求めるならこちらの製品のように3030を3個と4014を15個積んだような品が良いかも。2個セット送料込み800円前後。5Wで1200lmということになっているが、本当に1200lmならハロゲンのヘッドライト並に光量があることになる。(明るいかどうかは別) ただし2個セットの説明書きに書かれた数字なので合わせて1200lmということかもしれないので、その場合は計算上はハロゲンのヘッドライトのほぼ半分。

バックライトを変えたい理由は標準の電球の色が黄色すぎるというのもあるが、元から付いている電球がアホみたいに暗い(16Wも食って僅か260lmだっけ?)というのもある。夜に実家のガレージにクルマを入れようとするとバックカメラがほぼ真っ暗で何も見えないので怖い。窓から顔出すとバックランプが光ってるのはわかるが何も照らしてくれていない。少しでいいから照らして欲しいの。
ただし、アホみたいに眩しいのにすると人待ちでパーキングにしていて発車でDに変える際に一瞬バックランプが光ることで直ぐ後のクルマの運転手を苛立たせる可能性があるのでやめておいた。それと先に書いたように今回はポジション球にも使えるように(低消費電力でLED搭載量の少ない)細いT10にした。T10ウェッジとT16ウェッジは球の部分の太さは違うけどソケットに嵌める部分は同じサイズなのでT10バルブであればT16用ソケットに挿して使うことができる。

T16バルブのバックランプを交換 1
暗くて黄色なバックランプ。しかもブレーキランプの位置にあるから地面からも遠い。これじゃ地面は照らされない。後退を後ろに知らせるだけの役目しか果たさないクソ。

T16バルブのバックランプを交換 2
ラゲッジルーム内のブレーキランプ裏に蓋があるのでヘラやマイナスドライバーを切り欠き部に入れると簡単に開く。

T16バルブのバックランプを交換 3
蓋を開けて正面に見えるのはブレーキランプ。バックランプは蓋の下辺のあたりにある。手を穴の中に突っ込んで反時計回りにひねるとソケットごと抜ける。ただし、かなりかたい。手を穴の中に入れた状態でひねらないと力が入らない。

T16バルブのバックランプを交換 4
ケーブルを切らないようソケット部分をしっかり持って電球部分をまっすぐ引き抜く。ウェッジ球なので間違ってもひねらない。

T16バルブのバックランプを交換 5
ソケット部分の内側はこんなの。養生テープで留めたのはLEDの点灯確認を運転席から容易に行うため。(ただし、今回購入した品は極性がないものなので初期不良でなければどちらの向きに挿しても点灯する筈)

T16バルブのバックランプを交換 6
点灯させたところ。すごい眩しい。元の暗い電球とは明らかに違う。

T16バルブのバックランプを交換 7
今回購入した品はソケットに挿さる部分が平らな基板タイプ。中央の縦芯のようなものも無く少し緩いのでクルマの振動で抜け落ちそうで怖い。そこで、ソケットとLEDのベースのアルミの境目に1cm幅の耐熱アルミテープを1周貼り付けて固定した。

T16バルブのバックランプを交換 8
ラケッジルームの内側からバックランプの穴を外側に向けて覗き込んだところ。穴の周囲4箇所に切り欠きがある。この切り欠きはそれぞれ大きさが違うので一番大きい切り欠きとバルブソケットの一番大きな凸部を合わせる形で嵌めてひねる。カチッと音がするところまで回す。

T16バルブのバックランプを交換 9
バックランプ不点灯で外側から取り付けを確認する。

T16バルブのバックランプを交換 10
バックランプを点灯した。写真ではわかりにくいが標準の電球よりは明らかに明るい。ただし、これで夜に地面や後方の近くの物が照らされるほど明るいかは不明。周囲を明るく照らすほどは光量が無いかも。

T16バルブのバックランプを交換 11
一番左が外したT16の電球。真ん中2つが今回取り付けたLED。右は大きさ比較用の単3電池。

交換したT10 LEDは10灯でも5Wなので標準の電球T16の15,16Wと比べて1/3の消費電力。それで明るいので嬉しいところ。ただし、周囲を照らすという目的が果たせるかは不明。照らすのが目的ならT16の太さに多数のLEDを載せたタイプを購入する方がよいかな?

都心だと街灯が多いし人家も多いので夜道が何も見えないほど暗いというのは無いようだけど、ど田舎の実家周辺は夜道が暗い上に細い道も多い。クルマがすれ違えない道で対向車が来て後退しなければならなくなったときに後ろが照らされないとどうにもならない状況もありえる。それなのに暗くて役に立たないバックライトはフザケンナって感じ。ヘッドライトほど明るく照らせとは言わないが、せめてホワっと見えるくらいは照らせるランプは標準装備にして欲しいところ。

関連記事: