うちの車は年式が古いため、ドアミラー以外のウインカーは白熱球を使用しています。白熱球特有の、点灯時に「ポワァ」、消灯時に「モァン」とした緩やかな明るさの変化はレトロな味わいがありますが、非点灯時でもオレンジの電球が透けて見える点が気になっていました。そこで、ウインカーバルブをLEDに交換することにしました。
しかし、白熱球をそのままLEDバルブに交換すると消費電力が大幅に下がり、車載コンピューターが球切れと誤認識し、ウインカーが異常に高速で点滅する「ハイフラッシャー」状態になります。これを防ぐためには、ウインカー制御用のリレーをLED対応のものに交換するのが基本です。
ただ、うちの車の場合、リレーは運転席のコンソールパネルの奥、速度計の下あたりにあり、アクセスするにはパネル全体を取り外す必要があります。初心者には難易度が高く、作業はかなり面倒です。
そのため、今回はLEDバルブ側に抵抗を内蔵し、白熱球に近い消費電力を実現している製品を選びました。この方式は取り付けが簡単で、近年では主流になっています。なお、抵抗を外付けする方式もありますが、発熱量が大きいため取り付け場所に注意が必要です。
製品の仕様では、明るさは900ルーメンと記載されており、LEDウインカーバルブとしては控えめな部類に入ります。近年、他車にとって迷惑なほど強烈な光量の「爆光ウインカー」も見かけますが、この製品はその心配はなさそうです。

販売価格: 3,800 円
(2025年07月03日 6:00時点の参考価格)
2025年7月上旬現在では「ベストセラー1位」のバッジが表示されており、レビュー件数が約9,700と非常に多くて星4.5となっているため、一定の信頼性がうかがえます。

今回はAmazonで注文し、2日後に紙の封筒に入って届きました。非常に軽量で、扱いやすさを感じました。

封筒の中身は、オレンジと黒のカラーリングが印象的な小型パッケージでした。大きさ比較のために単三電池を並べてみました。

パッケージ裏面には、封入されているバルブの型番や仕様に関する記載があります。対応ソケットや規格を確認できます。

箱を開けると、透明な緩衝材に収められたT20 (7440)バルブが2本入っていました。説明書などは付属していませんが、バルブの交換は難しくないため特に問題はなさそうです。

バルブ本体は金属製で、中央部には4方向に配置されたLED素子が確認できます。先端には黒い冷却ファンが取り付けられており、放熱性能を高めています。
ガラス製の白熱球に比べると長く、ずっしりとした重量感があります。また、先端が黒く、側面にオレンジ色のLED素子が露出しているため、いわゆる「ステルスバルブ」とは言い難い点には注意が必要です。

Amazonの商品ページには「ピンチ部違い」と表記されていますが、実際には正確なピンチ部違いの構造ではありません(赤丸部分参照)。
とはいえ、厳密に適合しなくても多くの車種ではそのまま差し込んで使用可能です。ただし、古い車両でソケットが劣化している場合は差し込み時に無理な力をかけないよう注意してください。

左側のテールランプユニットを斜め横から見ています。ユニット上部にある白い部分がウインカーで、白熱球の場合はガラスにオレンジ色が付いており、外からはっきり見えてしまいます。見た目が気になるため、今回はオレンジが目立たないステルスタイプのLEDバルブに交換することにしました。

こちらは白熱球のウインカーが点灯(点滅)している状態です。写真では近距離で撮影しているため明るく見えますが、実際には日中の視認性はやや弱めです。

車内後部のラゲッジスペースです。パネルを外すとテールランプユニットの裏側にアクセスでき、バルブ交換が可能になります。車外でテールランプユニット自体を外す必要がないため、交換作業は非常に簡単で片側3分もかかりません。

バルブソケットは3つあり、最上部がウインカー用です。反時計回りに回してロックを外してから引き抜きます。ソケットには切り欠きがあるため、装着時には向きをしっかり確認する必要があります。

この車のウインカーはT20ウェッジ球(7440)のため、捻って外そうとしてはいけません。ソケットとバルブをそれぞれしっかり握り、真っ直ぐ引き抜きます。

取り外した白熱球の代わりにLEDバルブを差し込みます。今回購入したLEDバルブは極性のないタイプのためどちら向きでも点灯しますが、LEDは基本的に極性があるため、ソケット装着後に点灯(点滅)を確認し、もし光らなければソケットから抜いて180°回して再度差し込みます。テールランプユニットを外すタイプの車種でユニット装着後に点灯試験を行って点灯しないと力仕事のやりなおしになるのでLEDバルブの極性の有る無しに関わらず、必ずソケットにバルブを挿した直後に点灯試験を行うべきです。

取り外した白熱球と新しいLEDバルブを並べて比較してみました。今回購入したLEDバルブは白熱球よりかなり長いため、車種によっては奥行き不足で取り付けられない可能性があります。
うちの車は奥行きに余裕があるため、さらに長いバルブでも装着できそうです。
オレンジ色の白熱球(青丸部分)には、「ピンチ部違い」と呼ばれる突起の正しい配置があります。180°回転しても突起の配置は同じです。今回購入したLEDバルブはその配置が異なっていて、左下にあるべき突起が左上にあり、右側の突起が中央の突起上辺よりやや下側ではなく上(左右の突起が同じ高さ)にあるため「ピンチ部違い」ではありません。

今回のLEDバルブは先端にカバーがなく、黒い冷却ファンがむき出しになっているため、テールランプユニットを外から見ると黒目のように見えることがあります。ただし、オレンジ色の白熱球に比べると存在感はかなり抑えられています。
もし先端が黒いのは嫌ということであれば、この製品ではなく銀色のカバーなどでファンを部分的に隠すデザインのLEDバルブを選ぶと良いでしょう。

LEDバルブ点灯(実際には点滅)中の様子です。白熱球と比べて点灯・消灯の反応が速く、明るさも一段と向上しています。公称値で900ルーメンなのでLEDウインカーとしては控えめな部類の製品ですが、純正の白熱球(300ルーメン未満)よりもはるかに明るいです。
ルーメン値が3倍だからといって単純に3倍明るく見えるわけではありませんが、昼のウインカーの視認性はとても良いです。夜道では他車のドライバーにとってやや眩しい可能性もあります。やや眩しいでも気になる場合は、以下のYouTube動画で紹介されているように、耐熱性のある銀色マーカーでLED素子を塗りつぶすことで光量を抑える方法もあります。オレンジの発光素子をシルバーに塗ることでステルス性が向上するメリットもあります。(ただし、今回購入したLEDバルブはオレンジが元から目立ちません)
個人的には特に眩しいとは感じず、夜間に走行することもほぼ無いため、当面はこのまま使用してみようと思います。
冷却ファン付きのバルブのため、車内に居てもウインカーが点滅するたびに「フォー、フォー」といった小さな音が聞こえます。静粛性を重視する方には気になるかもしれませんが、通常のエンジン音の中では気にならないレベルです。
気温35℃の夏日の使用でもハイフラにはなっていませんが、今後長期間使っていく中でどうなるかはファンの耐久性次第といえるでしょう。
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