クルマのマップランプのT10 LEDバルブを再交換した

ダウンライト
©いらすとや.

2年ほど前にクルマのマップランプをハロゲン球からLEDに交換したところ純正ハロゲンよりは明るくなったんだけど、それでも我が家のクルマのマップランプって何か明るくない。スマホ画面を見る分には車内の照明は関係ないから問題ないんだけど夜に紙に書かれた文字を読もうとすると鳥目な「がとらぼ」の中の人は苦労する。そこで新しいLEDバルブを購入してみた。

クルマのマップランプの再交換 1
AliExpressから届いたT10 LEDバルブ2本。航空郵便でよく見る黄色い紙封筒の中に入っていたのはこれだけ。大きさは小さいが樹脂ではなくアルミ製ということもあって重め。

クルマのマップランプの再交換 2

バルブの先端はレンズになっているのだが何か汚い。レンズの中は5.6mm x 3.0mm (5630)のSMD LEDが2つ入っているっぽい。ソケットに刺さる方はハロゲンバルブのように電極の針金がビョコピョコ出てるタイプではなく基板の表面にレジストがあるタイプ。基板は厚めなので簡単にはソケットから抜け落ちなさそうで安心。厚すぎるわけではなくてハロゲン球のガラス+針金程度の厚み。

クルマのマップランプの再交換 3
このT10バルブは側面に90°毎にの5630 LEDが1枚、計4つ貼られている。つまり、このバルブは全部で6枚の5630を備える。消費電力はこの6枚が点灯して1.7Wということになっている。中華通販なのでこの手の数字は全然アテにはならないけど。銀色の円筒部分の素材は樹脂ではなくアルミ。なので重めだが、なんか細かいキズだらけで汚い感じ。以前に購入したアルミのT10バルブ(長め)より品質的には期待できそうにはない。そしてその以前の長めのT10バルブの激光ぶりを期待してたのでその点ではハズレだった。

クルマのマップランプの再交換 4
今回はクルマのマップランプ(前席中央の天井でルームミラー近辺にあるランプ)を交換する。以前に紹介した激安T10 LEDバルブが左右1つずつ刺さっている。カバーは既に外した状態。

クルマのマップランプの再交換 5
これまで使っていたT10 LEDバルブ(画像の下側のバルブ)よりは少し長いがそれでもマップランプのカバーに当たる程ではないので使用できる。ちなみにこれまで使っていたT10 LEDバルブは純正のハロゲンT10バルブより1mm長いもの。なので今回購入したT10バルブは純正ハロゲンT10バルブより2.5mmほど長い。クルマの車種によっては長すぎる可能性がないとはいえない。
旧T10 LEDバルブも製品説明が本当なら腰の辺りの銀色の帯部分はアルミらしい。放熱用?

ウェッジ球なので取り外しはひねらずにまっすぐ引き抜く。硬くて抜けないときは電球にガムテープを巻き付けてガムテープごと引き抜くと力が入れやすくて安全で簡単。はめ込む際は、ソケットの中に溝があるのでその溝にウェッジ球の板のような部分を合わせてまっすぐ押し込む。嵌めるときはそんなに硬くない筈。逆に緩いときは細いマイナスドライバなどでソケットの溝の中の電極を少しだけ起こしてやるとしっかり刺さるようになる。

クルマのマップランプの再交換 6
左側がこれまで使っていたT10 LEDで、右側だけ今回購入したバルブに替えた状態。これまで使っていたのが3030 LEDが1つだけなので新しいのはもっと明るいかと思ったがまぁ横方向を照らす分には側面に5630が計4枚あるらしい明るさだが、これまで使っていた3030が1枚のLEDの方が眩しさは上にも見える。新しい方は緑っぽい色に写っていて左の古いT10の方がマップランプ内部の照らされる色が自然な感じ。

クルマのマップランプの再交換 7
真下から覗き込んでみた。上の画像はカメラの明るさ調整により眼で見るより暗く写っている。
左の3030 LEDが1枚のバルブは光が出る方向が真下でバルブのカバーで光を散らしているだけなので横方向は光が弱く真下側が強力に照らされる。なのでマップランプのユニット内は右のランプと比べると暗め。
右の5630 LEDが2枚がレンズの中にあるバルブはレンズの効果が不明。あまり明るく感じない。緑っぽさが目立つ。家庭用の白熱電球でいう60W相当とか100W相当で中国製のクソ安いLED電球は色味が悪くて食べ物が不味そうに見えるのだが、こんな色味。

クルマのマップランプの再交換 8
マップランプのカバーを取り付けた。上と同じく右側のライトだけ新しいバルブに交換した状態。新しいバルブは横方向を照らすLEDが4つ付いていてマップランプユニット内が照らされるのでユニット内全体が明るい感じ。ただし、バルブそのものの「眩しさ」は左の旧LEDバルブには負けている気がする。(画像では色味の違い以外は同じように見えるけど)
左の旧LEDバルブはマップランプユニット内は明るくないのでバルブ1点だけが強く光って見える。マップランプのカバーを取り付けても色味は旧LEDバルブの方が好き。(個人の感想です)

クルマのマップランプの再交換 9
左右共に新LEDバルブに交換した状態。新LEDバルブの方がマップランプのカバー全体が光っているように見える点は良いんだけどなぁ。

旧LEDバルブは3030が1つだけなので黄色い蛍光体部分の面積で言えば3mm x 3mmで9mm2、新LEDバルブは5630なので5.6mm x 3.0mmでそれが6枚で16.8mm2の6倍100.8mm2。つまり単純に蛍光体の面積だけなら11倍もあることになる。(蛍光体の面積だけ比べても意味ないけど)
でも、今回の新LEDバルブは旧LEDバルブと並べて光らせても明るい感じはしなくて熱いだけ。明るくなったように見えないなら旧T10 LEDバルブのコスパの良さを再確認しただけのような。

ところで、円安と中国製品の値上がりの合わせ技でAliExpressのT10バルブの価格は2年前と比べると全体的に1.5倍に迫る勢い(ものによっては2倍超えも)。すごい割高感。それでも日本のアマゾンでボッタクリ価格で購入するよりは安いけど。

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