WordPress用無料テーマ Bonyo/凡庸 v1.1フル機能版

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©いらすとや.

「がとらぼ」の中の人が作成しているWordPress用の無料テーマBonyo/凡庸 (汎用はんようじゃないよ)のv1.1 フル機能版をリリースしました。

フル機能版だけど完全無料で制限は無し。有料版があるわけではないのでアップグレードを促すメッセージがウザいとかも無し。難しいことをしているわけではないのでBonyo/凡庸を使うということではなくても使えそうな部分があったらテキトーにコピって利用して貰って全然OKです。

Bonyoの詳細とダウンロードは↓から

WordPress用テーマ Bonyo (凡庸)


v1.1の新機能
  • WordPressの管理パネルでテーマ中の各種色カスタマイズ
  • カスタマイズ内容を含めてCSSを最小化して静的出力
  • AMPプラグイン用のテーマ
  • 通常ページとAMPページでCSSを共通化
  • サイドバーをAMP用に変換して静的出力

v1.0までで実装済みの機能と特徴
  • CSSを自動的に最適化してそれを使う機能
  • 画像の遅延読み込み
  • サイドバーの動的/静的化を選択可
  • Javascriptフリーな多階層メニューとハンバーガーメニュー
  • レスポンシブ2カラム→1カラム

v1.1では色関係のカスタマイズとAMP周りの追加がメイン。

色のカスタマイズはv1.0まではCSS変数による「なんちゃって」カスタマイズだったが、WordPressの管理パネルからのカスタマイズになったのでようやく普通のWordPressのテーマ的なカスタマイズができるように見えるかも。しかし、普通のWordPressのテーマカスタマイズ(の反映方法)は好きではないので変更内容をスタイルシートに含めて最小化してファイル出力するようにした。(同時にAMP用にも)

AMPはベース部分はWordPressのオフィシャルのAMPプラグインをClassicモードで使うことを前提としている。PairedモードやNativeモードの変換は不具合が多くて好きではないので。
Classicモードは基本的にはAMP専用のテーマにスタイルシートとAMP化した本文を嵌めて出力するものだが、Bonyo/凡庸ではほぼ通常テーマと同じ見た目のAMP用テーマを同梱し、さらにサイドバー部分をAMP変換して静的出力する機能を用意し、これらを合わせてAMPでもほぼ通常のページと同じ見た目になるようにした。静的サイドバーなのでAMP化ページの出力を遅くすることもない。ただし、AMPでは勝手Javascriptが許されてないのでJavascriptを使ったウィジェットを含むと通常ページと完全に同じ見た目にはならないかもしれない。

WordPress用無料テーマ凡庸 1
WordPressの管理パネルのテーマカスタマイズに「色」と「オプション」のセクションを設けた。テーマの基本的なカスタマイズはここから。

WordPress用無料テーマ凡庸 2
「色」のカスタマイズセクション。WordPressの他のテーマと同様にカスタマイズした内容は右側のプレビュー画面に反映される。 Bonyo/凡庸では色だけでなく色の透明度も指定できるので透明度を活かしたデザインにしていただければと。上の画像では本文の色を透明度の高い赤(ピンクっぽく見える)に変更したところ。

WordPress用無料テーマ凡庸 3
「オプション」のカスタマイズセクション。Bonyo/凡庸の機能を有効・無効を選択できる。
都合によりページの背景画像の指定項目もここに置いた。

WordPress用無料テーマ凡庸 4
AMPプラグインはWordPressのオフィシャルのもの(作者がAutomattic)を使用することを前提としている。AMP for WPではないので注意。
インストールしたら設定画面で「Classic」モードを選択して「設定を保存」を押す。テーマがBonyo/凡庸でWordPressの標準ウィジェットを使う限りはAMPエラーは発生しない筈。GoogleのAMPテストでAMPエラーになるようであれば改良の余地ありなのでお知らせ下さい。

v1.2以降では「最近の記事」一覧をハードコーティングではなくamp-listとWordPress標準のREST APIを利用して動的にページに嵌める機能を実装したい。これによりAMPキャッシュであっても常に最新の「最近記事」一覧が表示できるようになる。「がとらぼ」のAMPページでは実装済み。
あとはウィジェットに広告コードを書いている場合のAMP用への切り替えを実装したいと思ってるけど、こちらはまだ「できたら良いなぁ」レベルなので具体的にどうすれば実現できるのか足りないアタマで悩み中。

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法事で困る「皆さんもご一緒に」というアレ

お坊さん
©いらすとや.

若い頃は殆ど参加したことがなかったのだが、オッサンになってやたらと発生するようになったイベントが法事。
元々全く信心深くないので自分の家の宗派も良く判ってなかったのだが、法事の数をこなすと流石に親戚のどの家がナニでお寺が何処とか憶えるようになって、ようやく自分の家の宗派だの寺だのも理解するようになった。順序逆?

個人的なことではあるが、「がとらぼ」の中の人の親戚筋や実家の周囲含め地域的にも浄土真宗が多いみたい。東と西は両方同じくらいある。浄土真宗というのは人が死んだら(ほぼ?)無条件ですぐに仏になるということらしいので、亡くなった人の為に何かを祈る必要はない筈。流石に葬式はするにしても、49日の法要とか一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌って要らなくない?と思う。
法事でお坊さんが来てお経を幾つか読むのが1時間ちょっとくらい?全く何を言っているのかわからないのを「なんかわからんけどありがたい」と思って聞かなきゃならないらしい。だけど、お経を現代語に訳したものを眺めたところ別に亡くなった人の為に何か言ってるわけでも何でも無くて、まぁ要するにキリスト教の神父・牧師が教会で日曜日に説教するのと大して変わらない。でも解らない言葉で話されても意味なくない?お坊さんによっては「生きている皆さんのために」みたいな話をする人もいるけど、でもあんた皆に背を向けて仏壇に向かってわからないことをゴニャゴニャ言ってたよね。と、いうことで、なんでそんなのに来て貰わなきゃならないか、高い金払ってるのかわからないのが正直な気持ち。不謹慎?

お経は何を言っているのかわからないので現代語訳を事前にインターネットででも見ておく。今から「阿弥陀経」を読むとか言ってたな、阿弥陀経は阿弥陀仏の国である「極楽」についてウニャウニャ書いてあるんだっけ。極楽は退屈で長居したくはない雰囲気なのでディズニーランドとかUSJの方が楽しそうとか考えてたら気が紛れる。

問題は、田舎の浄土真宗の法事だとほぼ間違いなくお経の後に「正信偈」という偈文を「皆さんもご一緒に」ということで読まされること。正信偈の後に和讃というのと回向というのがバリューセットになっていてさらに和讃の部分に念仏「なむあみだぶ」(東)「なもあみだんぶ」(西)というのが何度も入ってる。正直、正信偈は我慢できる、最後の回向も短いので我慢できる。途中の念仏和讃がどうにも我慢ならない。足痛いし。
正信偈の節回しは宗派ごとに違うだけでなく1つの宗派の中にも数種類あるらしく法事で坊主がどれで読むのかは自分のような素人にはわからないが、とにかく異常に遅いのがあって、それが地獄。特に苛つくのが念仏の部分。「ナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ナ〜〜〜〜〜ム〜〜〜〜〜ア〜〜〜〜〜ミ〜〜ダ〜〜〜〜〜〜〜ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とかやられた日には坊主を後ろから袈裟斬りしたくなる。

さて、皆で一緒に唱和ということなのだが、田舎の年寄り達は子供の頃に正信偈を憶えさせられたらしいが、少なくとも自分は正信偈なんて成人するまで知りもしなかったしオッサンになった今でも暗記していない。稀に子供の声で正信偈を読んでるのが聞こえることがあるので最近の子供でもどんな育て方なのか習ってる子は習ってるみたいだが。
気の利いた坊さんは自分でオレンジ色の表紙の本をたくさん持参してて正信偈の前にそれを配布して「○ページ目から○ページまでです。」と教えてくれるので、節回しは実際に読まれるまでわからないけど、まぁなんとかなる。でも、中には正信偈は知ってて当然、知らないなら本を持ってこいみたいな坊主もいるのでこれが困る。よく知る親戚の家なら、「あの家は『お西さん』だから本願寺派用の在家勤行集を持っていくか」というのもできるが、その家の宗教・宗派を知らずに出席する場合はそんな準備はできない。そうすると、皆が読んでる中で一人でポケーッとするしかない。これが20〜30分ほど続くのが正直たいへんツラい。

で、思ったのは「あの本」大きさが閉じた状態でスマートフォンよりちょっと大きいくらいだよね。(実際にはサイズは1つではないみたいだけど)
じゃあ、インターネットで見られるようにしておけば良くね?で、門徒の多い(浄土真宗の)東西のどちらでも使えるようにすれば、役に立つこともあるよね。
正信偈だけであればググったところ既にあるのだが、念仏・和讃・回向もセットになってるのは見かけないし、まして念仏・和讃部分の東・西の違いに対応しているのは無さそうなので作ってやれ。
ついでに正信偈以外にも手を広げて、さらに浄土真宗以外の法事でも使えるように取り揃えたら良くないかしら?←いまここ。

ということで、例によって「悪いインターネット」に作ってみた。
すでに出来ているもの。「お経など」のページ。「正信偈
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