車の近代化改修 バルブ型 Bluetooth TPMSセンサーの取り付け

バルブ型 bluetooth TPMSセンサーの取り付け

冬用タイヤにはキャップ型TPMSセンサーを取り付けましたが、夏タイヤにはまだTPMSセンサーを取り付けていません。キャップ型センサーを外して夏タイヤに取り付けるという方法もありますが、キャップ型TPMSセンサーは空気を入れたり抜いたりするたびに、センサーをバルブから取り外す必要があります。そのため、一応、空気漏れ防止のために樹脂ワッシャーを用意していますが、古いワッシャーを外し、新しいワッシャーを取り付ける作業が面倒だと感じていました。そこで、バルブ型TPMSセンサーを購入することに決めました。さらに、昨秋に新品の夏タイヤを購入していたこともあり、交換のタイミングで新しいセンサーを取り付けるのが理想的だと思ったのです。

今回購入したTPMSセンサーです。バルブ型は「BT 5.0 Internal」です。

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商品は封筒に入って届きました。これはAliExpressの混載便を利用したもので、非常に軽量なパッケージです。
思っていたよりもコンパクトなサイズでした。

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封筒の中にはこのような箱が入っていました。フタにはマグネットが付いていて、少し高級感を演出しています。
箱の手前側には「内置/Built-in」という黒い丸シールが貼ってあり、これはバルブ型TPMSセンサーであることを示しています。「外置/External」と表示されている場合は、キャップ型TPMSセンサーを指します。

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背面には何か記載がありますが、特に重要ではない情報です。ただし、CEマークやFCマークがあるため、何らかの認証を受けていることが確認できます。
しかし、このパッケージや中身のどこにも認証の詳細や認証番号は記載されていません。認証番号(ID)がないと、技適の特例申請で困る可能性があるため、注文する前に必ず確認しておきました。

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この商品は自動車用のため、バルブ型TPMSセンサーが4つセットになっています。そのほかに取扱説明書も入っており、写っていませんがバーコードカードも同梱されています。(次の画像)

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取扱説明書とバーコードカードが同梱されています。取扱説明書は英語と中国語で書かれており、キャップ型センサーに関する情報が多く記載されています。そのため、バルブ型センサーにとっては、あまり役立つ内容は含まれていないのが実情です。
スマートフォンを使用する場合、TPMS用のアプリを使ってバーコードカードをカメラで撮影することで、簡単に4つのセンサーを登録することができます。しかし、今回はスマートフォンではなく、Androidナビゲーションシステムを利用するため、バーコードカードの撮影ができません。そのため、カードに記載されている6文字の英数字コードを4つ、手動で入力する必要があります。これが少々面倒に感じることもあるかもしれませんが、実際にはそれほど手間ではありません。なお、英数字コードを入力せずに自動認識させる方法がありますが、1つ1つ確実に認識させるのは実はコード入力より手間です。

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センサーの裏側には、バーコードが印刷されています。この黒い部分の内部には電池が搭載されていますが、フタが接着されているため、基本的には電池の交換は不可能です。無理にフタを剥がすこともできなくはありませんが、電池を交換する頃には、センサー自体も劣化している可能性が高いため、バルブ型TPMSセンサー全体を交換する必要が出てくるでしょう。

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こちらがセンサーの表側です。この面には穴が開いており、ここから気圧測定が行われていると思われます。また、6角形のネジが見えますが、このネジを緩めることで、センサーの角度をわずかに調整することが可能です。大きさ比較用として単3電池を並べてみると、TPMSセンサーの黒い部分の長さはほぼ同じです。さらに、銀色のバルブ部分も単3電池とほぼ同じ長さになっています。

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バルブの筒の内側、バルブコアの先端部分はこのようになっています。普通のバルブと同様に、空気を入れたり抜いたりすることができます。この点において、キャップ型TPMSセンサーよりも優れた使い勝手を発揮します。

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キャップを含むTPMSセンサー1つの重量は32gです。銀色部分はアルミでできているため、全体的に軽量です。

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バルブの筒部分の黒い樹脂は、ホイールの穴に嵌る設計になっています。ホイールの外側からは、ワッシャーとスリーブで固定され、最後にバルブを汚れや損傷から守るキャップが取り付けられます。銀色部分はすべてアルミ製で、耐久性と軽量性を兼ね備えています。

この製品はBluetoothの電波を利用しますが、製品自体には技適マークが付いていません。通常、日本国内で技適マークがない製品を使用することはできませんが、例外として「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」が利用できます。この制度は、特定の条件下で技適未取得の機器を使う際に必要な届け出を行うことで、日本国内でも合法的に使用することが可能になります。「がとらぼ」ではこの制度を何度も利用してきましたが、一応今回も改めて触れておきます。

ただし、届け出を行えばすべてのデバイスが使用できるわけではありません。BluetoothやWi-Fiを使用する製品であっても、日本国外で日本の技適に相当する認証を取得している必要があります。出所が不明な製品や、技術基準に違反する出力や周波数を使用するデバイス、自作の機器などは利用できません。また、LTEなどのモバイル通信を利用するデバイス(例:スマートフォン)は、モバイル通信に関しては制度の対象外なので利用不可です。ただし、スマートフォンのモバイル通信は利用できませんが、Wi-FiやBluetooth機能については制度の対象なので届け出をすることで使用が認められています。

TPMSセンサー(タイヤ空気圧監視システムのセンサー)に関して言えば、特に中国製の製品の多くは、使用周波数や電波出力強度、認証取得の面で「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の対象外になることが多いようです。実際、日本のAmazonで販売されている中華製TPMSの中には、技適を取得していないだけでなく「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の対象にならないデバイスが多く見受けられます。つまり合法的に利用することができないため購入前には必ずその点を確認することが大切です。

今回使用する製品については、事前に販売店に問い合わせて、FCC(米国連邦通信委員会)やその他の認証を得ていることを確認しました。届け出にはFCC IDだけを教えてもらえればそれで十分だったのですが、販売店からは親切にも、FCCや他の認証に関する書類のPDFまで提供してもらえました。このような対応を行ってくれる販売店は本当にありがたいです。特に、AliExpressなどの販売店では、「FCC? 何それ美味しいの?」というような反応をされることも多く、場合によってはデタラメを教えられることもあるので注意が必要です。

FCC認証に関しては、FCC IDを入力することで認証内容を確認できるサイト(fccid.ioなど)で確認するのが安心です。他の国の認証についても、同様に検索できる方法があるので、購入前に必ず確認しましょう。

バルブ型 bluetooth TPMSセンサーのFCC資料 1
FCCのテストレポートの1ページ目です。

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デバイスの中身です。右側の画像で密封のフタをこじ開けた(破壊した)様子が見て取れます。電池が切れた後、どうしても買い換えずに電池を交換して使いたいという場合はこうすることになります。

バルブ型 bluetooth TPMSセンサーのFCC資料 3
測定試験の様子です。

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こういうレポートがいっぱい。(次の画像も)

バルブ型 bluetooth TPMSセンサーのFCC資料 5

日本の技適取得は、測定や評価に加え、書類を揃える手続きも必要なため、取得には百万円以上の費用がかかるとも言われています。具体的な費用は私はまったく知りませんが、相当なコストがかかることは間違いないでしょう。その費用が販売価格に転嫁されるわけです。たくさん売れる機器でなければ大きなコストアップになるでしょう。

今回購入したのは、バルブ型のTPMSセンサーです。このタイプのセンサーは、タイヤのホイール側、つまりタイヤの内側に取り付ける必要があります。センサーを取り付けるためには、タイヤのビードを落として作業を行う必要があるため、夏タイヤが古くなり溝も減っていたことを考慮し、新品タイヤへの交換のタイミングでTPMSセンサーの取り付けをお願いしました。これで、新しいタイヤにセンサーを装着した状態で、バランス調整も一緒に行ってもらえるので、一石二鳥です。

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今回のタイヤ交換は、持ち込みタイヤ交換専門店である「たいやまいばら」さんにお願いしました。このお店では、アマゾンなどのネット通販で購入したタイヤを格安で取り付けてくれるため、とてもありがたいサービスです。場所は、国道21号線と国道8号線が接続する西円寺交差点から1kmほど東に進んだところにあります。目印はローソンとガソリンスタンドで、その手前の信号を左折し、踏切を越えた先に位置しています。お店自体は移転してからまだ半年ほどで、建物や設備が非常に綺麗です。

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旧タイヤを外している様子です。

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写真は、新しいタイヤをホイールに装着している様子です。このホイールは昨年の秋に一度洗浄したものの、古いスチール製(鉄チン)で、サビが目立ってしまっています。お恥ずかしい限りですが、いずれサビをしっかりと落として塗装する計画です。

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バルブ型TPMSセンサーを取り付けている様子です。写真はこれからスリーブを嵌めようとしているところです。

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このセンサーの本体部分(黒い樹脂製のパーツ)はタイヤの内部に収まるように設置されます。写真の中央に見えるのがそのセンサー部分です。これがタイヤ内部で働き、走行中の空気圧と温度を測定し続けます。

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キャップはまだ装着していませんが、バルブの先端はこのような形状になります。

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タイヤに空気を入れてビードが上がった状態がこちらの写真です。

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タイヤのバランスを測定している様子です。タイヤバランスは、車両の走行安定性に大きく影響します。バランスが取れていないと、振動やハンドリングに支障が出ることがあります。測定の後、必要な箇所にウエイトを付けて作業が完了します。

タイヤのバランス調整は、専用の設備が必要なため機材を持たない個人では行えない作業です。しかし、タイヤの付け替え自体であれば、ビード落としサポーターなどの道具を使えば、自宅で挑戦することも可能です。ただし、慣れていないと相当な時間がかかりますし、「もう二度とやりたくない…」と後悔するかもしれません。時間と手間を考えると、プロに任せるのが賢明だと思いました。今回は専門店にお願いして、驚くほど短時間でサクッと交換してくれました。しかも、アマゾンでタイヤを購入した際にオプションとして提供されている「取付・交換サービス」の料金よりも、安く済んだので結果的に大正解でした。

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このTPMSセンサーはBluetooth対応なので、スマートフォンやAndroidナビと直接通信し、タイヤの空気圧や温度をリアルタイムでモニターすることができます。ただし、利用には専用のアプリが必要です。今回購入したTPMSセンサーと組み合わせてしようすることができるのは「TPMSII」というアプリで、これはGoogle Playからインストールできる正規のアプリですので、セキュリティ面でも安心です。もう一つ、「Advanced TPMS」というアプリもあるのですが、現行バージョンではバーコードスキャンを利用したタイヤバインドしか対応しておらず、Androidナビのカメラ機能が使えない機種では不便です。そのため、私は「TPMSII」を選びました。

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こちらが「TPMSII」の設定画面です。Language Settingがオン/オフスイッチ形式になっているのが少し不思議ですが、オフにすると英語(デフォルト)で、オンにすると中国語表示になります。対応言語はこの2つのみのようです。他の設定項目は、TPMSアプリとしては標準的なものが揃っており、前輪と後輪で異なる設定を個別に行うことが可能です。(前後で同じ設定のクルマでも、前後それぞれの設定を行う必要があります)

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タイヤとセンサーのバインド(紐付け)方法についてですが、TPMSIIは4種類のバインド方法に対応しています。その中でも、Androidナビを使用する場合は「Manual Bind」(手動バインド)が最も適しているでしょう。バーコードをスキャンする「Scan Bind」も便利ですが、カメラ付きスマートフォン/タブレットに限られているので、Androidナビでは手動での設定が現実的です。

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手動バインド画面の説明です。画面の四隅にあるリングがそれぞれのタイヤを示しています。タイヤに対応するTPMSセンサーのコードを入力する際は、該当するリングをタップし、そのタイヤに取り付けたセンサーのコードを入力します。もし、どのタイヤにどのセンサーを装着したか記録していない場合は、バーコードカードに記載された4つのコードを仮で順番に入力します。
バインドを行う際、他のタイヤやセンサーは遠くに置いておき、1つだけ近くに持ってきてどのリングにデータが表示されるかを確認します。これでタイヤが特定できたら、そのタイヤに対応するセンサーのコードを正しい位置に入力しなおします。もしタイヤを運ぶのが難しい場合は、タイヤの空気を少し入れたり抜いたりして、データに変化が出るリングを確認し、正しいコードを入力します。または、リングに表示されるタイヤに対応するように、実際に車両へ取り付けることでも確認可能です。なお、このTPMSアプリは、前回使用していたキャップ型TPMSセンサー用アプリ(SYTPMS)とは異なり、タイヤローテーションの手順が簡略化されていないため、タイヤローテーションを行った場合はコードの再入力が必要です。

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新品タイヤをホイールに取り付けた直後なので、空気圧が高めになっています。車両に取り付ける際には、適正な空気圧まで調整する予定です。今回は3月上旬にタイヤ交換を行いましたが、まだ雪が降る可能性があるため、車両には取り付けていません。新品のタイヤ+ホイールを車に積み込み、自宅のガレージに保管している状態です。このように車両に装着していなくても、TPMSセンサーのバインドは問題なく行うことができ、現在の状態を確認することも可能です。

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