360度カメラ対応の中華13.1インチAndroidナビ 左右カメラの取り付け

360度カメラ対応の中華13インチAndroidナビ ドアミラーへのカメラ取り付け

購入したナビと360度カメラのセットはクルマの前後左右に4台のカメラを設置するタイプです。前回は前後のカメラを取り付けたので今回は左右のカメラを設置します。左右のカメラを設置する場所としてはドア、Bピラー、ドアミラー辺りになるかと思われますが、ドアやBピラーへの設置はケーブル処理か外板への穴あけの面で素人には難しそうなのとカメラが車外の突起物となり保安基準的にどうなのかわかりません。購入した品はドアミラーに設置することが考えられているようで、樹脂に穴を開けるホールソーが付属しているので素直にドアミラーに設置することにしました。大掛かりにしたくなくてテキトーにミラーの外に配線してカメラをぶらさげれようと考える人もいるかもしれませんが、ドアミラーの外側にケーブルを通したりカメラをぶら下げると保安基準に適合しなくなるようです。面倒ですが、ミラーの内側にケーブルを通し、ドアミラーの底に穴を開けてカメラを付けることにしました。

ドアミラーは左右にありますが、この記事では左(助手席側)だけ写真に撮っています。運転席側もやることは全く同じです。違いがあるといえば、運転席側の方が窓・ドア操作用などのスイッチが多くてその分接続コネクタが大きく、ドア-車体に渡るケーブルが多い程度でした。ケーブルが多いとカメラケーブルを配管の中が狭くなって通すのがより大変になるという程度です。

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ミラーを外すのはミラーユニットを車体から取り外した後でも良いのでしょうが、今回は先に外しました。ミラーを上下または根本側(左右方向)のどちらかにゆっくりグッと押して鏡を傾けると指が入るくらいのスキマができます。片手ではなく両手でそれぞれ指の第一関節に鏡の縁をひっかけるようにして手前に引っ張ります。このとき、一気に剥がそうとすると鏡の裏のツメが折れてしまうのでそれぞれの辺で5mm程度浮かせては次の辺に取り掛かるようにした方が良いようです。また、冬場は樹脂のツメが硬くなっていて折れやすいので鏡にドライヤーで温風を吹きかけて温めた方が良いという情報があります。次の画像が鏡の台座なのでどうなっているか確認し想像しながら鏡を剥がすと良さそうです。

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4つの赤い矢印部分にそれぞれ鏡の裏側から4箇所2本のツメが白い樹脂(ミラーの台座)のバーを挟むように生えています。挟むようにということは中心に近い側のツメはこの白い樹脂の中心側とバーで挟まれています。ムリに力をかけるとこの挟まれた側のツメが折れます。ご注意ください。特に古いクルマの樹脂は脆くなっているかもしれません。

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ドアの内張りを剥がします。トヨタのクルマであれば大抵2本のネジを外すだけのようです。写真のようにドアレバーと肘置きあたりの2本のネジを外します。写真のクルマは安物なのでネジがむき出しですが、もう少し高級なクルマだとネジが蓋されていることがあります。

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ネジを外すと肘置きのスイッチパネルは引っ張るだけで外せました。スイッチ裏にクネクタがあるのでこれを外します。このコネクタを外すことでドアの内張りをある程度大きく移動させることができます。

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内張りを外す前にその上側のカバーを外します。ネジは無くツメで留められているので窓側から前方に捲るように力を入れると簡単にパカッと外れます。

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内張りはピンで留まっているので引っ張れば剥がれますが少し力が要ります。下側から外すのがラクですが、ピンが外れるときに少し大きな音がします。バンバンバンと大きく鳴るので初めてだったこともあり壊していないか心配になりました。
また、ドアの内張りはドアレバーの裏のワイヤーを外せば完全に外すことができますが、今回の作業ではドアレバーのワイヤーまで外す必要はありませんでした。ワイヤーをつないだままだと移動範囲に制限ができるので下にダンボール箱でも置いてやると良い感じです。内張りは元の位置にひっかけることもできます。

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ドアの内張りを剥がしたのでドアミラーのコネクタを外すことができます。コネクタを外せばドアミラーのユニットを外す準備ができました。

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この画像は、この時点で撮影した写真がボケすぎてて使えなかったのでカメラ取り付け後の写真のカメラケーブルを塗りつぶしています。
ドアミラーのユニットは3つの6角ネジで留められています。10mmだったと思います。ネジを3本とも外すとミラーユニットを車体から抜き取れます。というか、ミラーユニットが脱落する可能性があるので最後のネジを外すときはミラーユニットを支えてあげた方が良いかもしれません。

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取り外したミラーユニットです。車体に接する面はゴムと樹脂の中間のような柔らかい素材で全体を剥がします。防水用シートのようなのでヘラ等でこじ開けないでください。飛び出ている部分を引っ張れば剥がせる筈です。

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ミラー本体取り付け部(車体側)の底のカバーを外します。1箇所切り欠きがあるので浮かせて引っ張るだけです。このカバーのツメは細くて長いものなのでムリな方向に力をかけると折れる可能性があります。

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赤い矢印の3箇所はトルクスのネジで、ネジ止め剤が使われているのでかなりの力が要ります。持ち手部分が極太のドライバーを使うと良いです。それかインパクトか。黄色の矢印は普通のプラスネジです。全て外します。特に左の黄色矢印のネジはミラー側の底に少し隠れていることもあり忘れやすいので見落としなく外します。

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車体に接する側のプレートからケーブルが生えている部分はテープが巻きつけられているのでそれを外します。そして、見えているケーブルをミラー側に押し込みます。

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ミラーの取付部のネジ5本とツメ(黄色矢印)を外します。このクルマのミラーユニットの内側ではネジ(長さ)は同じものが使われています。ミラーユニット外側の根本の1本だけは長いものが使われています。

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ミラーユニットの背面(クルマの前方側)のカバーを外します。背面カバーはツメで留まっていますが、特にミラーの根本側のツメを優先して外すとカバーが外れやすくなります。逆に、根本側のツメから外さないと背面カバーは外れません。ミラー根本のモーター部が固定用の溝に嵌っているのでズラして外します。
背面カバーを外すとミラーに組み込まれたウインカーを外すことができます。ネジ2本(赤丸部分)を外すだけです。または、ウインカーのコネクタを外します。ウインカーのコネクタを鏡側から外すことができれば背面カバーを外さなくても良かったのですが、今回は鏡側からこのコネクタを外すことができなかったので背面カバーを外しています。このコネクタ(またはウインカー)を外さないとウインカーケーブルの長さに余裕がないのでモーター部を引き出すことができません。

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鏡の台座とモーターが浮きました。ミラーユニットの根本側からケーブルをミラー側に送ります。最低5cm、余裕があれば10cm程度。ケーブルは車体設置側のパネルから順を追って押して送ってください。ミラー側から無理やり引っ張ってはいけません。(次)

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特に注意箇所はこの画像の部分。無理やりミラー側から引っ張るとケーブルを傷めそうです。ここは無理に力をかけずに、できれば10cmほど押し出してください。押し出すと共にこの裏側から緩く引っ張ると上手くいきました。

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ミラーユニットの底面でカメラの設置場所をシミュレートします。電動ミラーなので鏡の向きが変わったときに邪魔にならなさそうな位置を探します。カメラの根元側が意外と大きくケーブルが飛び出ているので悩まされました。

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今回は、ミラーユニット底面の根元側の排水穴の縁から110mm、ミラーユニットの縁の段差部分から20mm奥側を中心点とする位置ににカメラを取り付けることにしました。
中心点に印を付けます。

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ドリルで穴を開けます。細め、太めで2段階で穴を開けるのが安全です。太めの方はホールソーの中心軸と同じ程度の太さにします。大きすぎる穴を開けるとホールソーがブレることになります。

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こんな感じで穴が空きました。

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ホールソーの軸を穴に通してから軽い力と低めの回転で穴を開けていきます。ミラーユニットの底面の樹脂は厚めなので結構時間がかかります。ナビに付属のホールソーは「中華なんちゃって工具」なので刃がほぼ無いのでなかなか穴が空きません。しかし、高速回転させると樹脂が溶けます。ホールソーを自前で揃えている方はそれを使用した方が早そうです。
ミラーの台座は逃しておいてください。回転するホールソーが突き抜けると壊れる可能性があります。

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なんちゃって工具のホールソーでも綺麗に穴があきました。バリが出来たらそれは取ってください。

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付属の左右カメラのパッキンは2種類で計4個付属します。傾斜ありのタイプと傾斜なしのタイプです。ドアミラーの底が完全に路面と平行でミラーユニットの底面が平面であれば傾斜なしタイプを使えば良さそうですが、ミラーユニットの底面が湾曲しているので今回は傾斜ありのタイプを使用しました。

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パッキンを先に穴に取り付けて傾斜具合を合わせてからカメラを下からはめ込みます。カメラを挿し込むのは窮屈な感じですが、全く動かないわけでもなく、後から回転させて向きの調整がぎりぎりできなくない程度です。逆にガバガバだと困ります。

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ミラーユニットの根本のモーター部です。ケーブルが通る穴がありますが、中でテープが巻かれているようで穴がほぼふさがっています。ケーブルの長さに余裕がない2本に気をつけて穴の中にケーブルを押します。ケーブルを押し込むと中の穴に余裕があるのがわかるのでカメラケーブルのコネクタを差し込み反対側まで通します。

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このとき、カメラケーブルをミラー台座の裏側に通してから穴に差し込んでください。カメラから生えているケーブルの長さには余裕がないのでミラー台座の裏側からなるべく最短でモーター部の穴に通るようにします。ただし、ケーブルの余裕ゼロでピンと張るのは避けます。穴を貫通させたカメラケーブルは元からあるミラーのケーブルと同じ経路で通していきます。(次以降)

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ミラー側の根本から車体側の根本に通し、狭い穴を通します。ミラーの根本部分は写真のようにとても汚れているのでこのタイミングで掃除しておきます。

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カメラケーブルを車体設置面側まで通します。穴には大きな余裕がありませんがギリギリ通りました。
ミラーユニットのモーター部を嵌めてネジ(1本)を締めます。緩めたミラーのケーブルとカメラケーブルを車体設置側に送ります。ケーブルを送ることでミラーユニットが車体設置側の台座と合体できるようになりました。

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通しにくい穴ですが、カメラケーブルの細いコネクタがぎりぎり通過しました。無理をしない力ですべて通しきります。

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車体設置側面の防水シートの穴までカメラケーブルを通します。これでカメラケーブルの余りは5〜7cm程度になります。
防水シートをしっかり元通りに嵌めます。防水シートのケーブル出口をビニールテープや自己融着テープで留めます。テープは車体設置後でも構いません。

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すでに書いていますが、ミラーユニットの中でカメラケーブルはミラーの台座の裏側を通します。これでミラーが動いてもケーブルが邪魔になることはありません。ミラー側にケーブルを通すとミラー台座を避けて遠回りさせなければになりません。カメラケーブルの長さに余裕がないのでこれが良いと思います。

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10数年物のミラーユニットはびっくりするほど汚かったですが、拭ける範囲で掃除しておきました。ぱっと見ではだいぶ綺麗になっています。そして、カメラケーブルを台座裏側に通したのでカメラを取り付けてもすっきりした見た目になっています。
このミラーユニット全体をクルマに取り付けます。

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ミラーユニットを嵌めて、六角のネジを3本嵌めます。この3本のネジは強すぎない程度にしっかりめにテンションをかけておきます。ミラーケーブルのコネクタを嵌めます。

とりあえず、ここまでがミラー本体へのカメラの設置です。
ここからが後半で、ナビ裏からドアのミラーユニットまでケーブルを通します。やることは僅かなのですが、コツを知らない素人はすごく苦労して片側で2時間ほどかかってます。通常は2回めの作業というのは1回めより手早くなるものですが、今回は助手席側と運転席側でかかった時間に大差はありませんでした。そして、ミラーへのカメラ設置よりこの配管通しの方が時間がかかってます。

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ドアの内側にはビニールシートが貼り付けられています。ドアの中から車体につながる蛇腹パイプはこのビニールシートの前半分または上半分を剥がしたドア穴中に出口があります。ビニールシートは黒いブチルゴムで貼り付けられています。ブチルゴムは製造から10年以上のクルマでもいまだに柔らかいのでビニールシートを破らないようにブチルゴムを引きちぎって捲ります。ブチルゴムを手で触って押しつぶすと指紋の中まで入り込んで洗剤とタワシで洗ってもなかなか取れなくなります。十分に注意しましょう。
金属の通線ワイヤは危ないので長い結束バンド(細め)を2本つないで片方のロック部分を切り落として先端を丸めます。

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助手席の足元側面(グローブボックス左下)でドアへの蛇腹パイプにつながるケーブル群(テープで巻かれている)を追いました。ここは非常に狭く片手で穴の中まで追いましたがよくわからずケーブル群が蛇腹パイプに入る部分は塞がれているようでした。(実際には小さな穴が横にあいていましたが) ここからは直接手が出なさそうだったのでどうしようかと思いました。

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ここは助手席のドアを開けてドアと車体の間の蛇腹パイプ部分です。車体側から蛇腹の一体型パッキン部分を抜きました。よく触って探ると車体の内側にあるべき部分でケーブル群から少し外れた部分に穴が開けられているのがわかりました。(赤丸部分)
この小さな穴は車内から触ったときにはよくわかりませんでしたが、これを利用すれば蛇腹パイプにケーブルを通せます。この写真で見えているところから結束バンドを蛇腹に挿し込むのは無理なので、この蛇腹パイプのパッキンを抜き出した状態で(写真の状態)、車内から結束バンドの通線ワイヤもどきを蛇腹パイプ横に突き出し、ドアと車体の間で穴を見ながら通線ワイヤもどきを蛇腹パイプのパッキン部分の穴に挿します。結構難易度高めです。通線ワイヤもどきにはシリコンスプレーをかけておきましたがなかなか入っていきません。車体に刺さっている蛇腹パイプのパッキン部分が逆三角形のような袋になっていてその先がボコボコした蛇腹でスキマが大きくありません。ひっかかる部分が多すぎるのでパッキン部分と蛇腹を横から握ったり曲げたりして苦労してなんとか通そうと頑張りました。

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ここまで1時間以上格闘してようやくドアの穴の中の蛇腹パイプからつながる配管から通線ワイヤもどきの先端が出てきました。
ナビ裏とドアミラーをつなぐためのカメラの中継ケーブルを(ナビには接続してない状態で)ドア側に用意します。
出てきた通線ワイヤもどきの先端にカメラ用の中継ケーブルの細い方のコネクタをガムテープで結びつけます。途中でガムテープが切れたり抜けたりしないようしっかり固定します。このとき、ケーブルコネクタと通線ワイヤを重ねて留めると太くなりすぎるので気をつけます。カメラケーブルとコネクタ(とガムテープ)にもシリコンオイルをつけて結束バンドを車内に引き戻します。無理やり引っ張るのはNGですが、引っ張らなさすぎてもケーブルが動きません。先程と同じように蛇腹の部分を握ったり曲げたり揉んだりしてケーブルを通します。中で通線ワイヤもどきやカメラケーブルが通っている感触は少しだけあります。バッキン横の穴からコネクタ出すところが最難関です。穴のサイズがぎりぎりすぎるのと穴のところだけゴムが厚いので通しにくいです。ケーブルのコネクタを通しきれば、あとはケーブルをどんどん車内に引っ張るだけでした。

車内側からドア側にカメラの中継ケーブルを通すのはケーブルの太いコネクタ側を蛇腹に通すことになるので難易度がさらに上がるか無理です。この記事のようにドア側から細いコネクタを蛇腹に通す方が良い筈です。

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車内側にケーブルを引っ張って、ドア側のケーブルのあまりは少なくします。写真ではまだドアの穴の中にケーブルがだいぶ余っています。余りがゼロでピンと張るほどにはしなくて良いですが余りを僅かにします。
ドアと車体の間の蛇腹のパッキン(先ほど抜いた部分)を車体の穴に押し込んで嵌めます。
カメラからドアミラーの付け根まで来ているカメラから生えているケーブルと中継ケーブルを接続し防水のために自己融着テープで巻きました。

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ドア側のカメラケーブルは既存のドアミラーのケーブルに数箇所で結束バンドで固定します。
半分剥がしたドアの内側のビニールシートを元の位置に戻してブチルゴムを押さえます。ブチルゴムは古くても元通りにひっつきます。
外したドアの内張りを元に戻します。内張りのピンは正しい位置に当てて内張り側から強く押さえれば、外すときよりは弱いもののバンバンバンと音を立てて嵌っていきます。窓の開閉ボタンなどのコネクタを嵌めて2本のネジで内張りを固定します。車内に引き込んだカメラの中継ケーブルはグローブボックスの裏を通すなどしてナビの裏のコネクタに繋ぎます。余ったケーブルは結束バンドなどで処理します。

運転席側も作業内容は同じですが、助手席側を終わらせた時点で既に辟易していたので、この日は助手席側だけで終了して運転席側は翌日に行いました。運転席側の作業でも再び辟易したので、この手の作業は素人が自分でやろうなどと思わずに手慣れたプロに任せた方が絶対に良かったとメチャクチャ後悔しました。

次回は取り付けた4つのカメラのキャリブレーションです。

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