360度カメラ対応の中華13.1インチAndroidナビ カメラのキャリブレーション

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前回までに新しいナビ用の前後左右カメラを取り付けました。これらのカメラは超広角の魚眼なのでそのままでは見づらいのと前後左右の映像が統合されないのでクルマの真上や斜めから俯瞰で見たようなアラウンドビューにはなりません。キャリブレーションを行うことで前後のカメラは目で見る前後の映像に近い状態に、そしてアラウンドビューを実現できます。
今回は、そのキャリブレーションを行いカメラ取り付けを完了させます。

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Androidのドロワー画面にある「360 paramic view」をタップします。

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360 paramic viewメイン画面が開きます。キャリブレーションが完了していない時点では左半分のアラウンドビュー表示はメチャクチャです。
メニューを表示したいので左下の○をタップします。

メニュー画面の右下の をタップし、設定メニュー画面を開きます。

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設定メニュー画面の「 Calibrate」をタップします。

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このナビでは設定画面を開くのにパスワードを求められる項目がいくつかあります。360度カメラのキャリブレーション設定画面に入るためにもパスワードが必要です。その、360度カメラキャリブレーション設定のパスワードは「0000」です。(他のナビでは異なることがあります8888や1234など簡単なものが多い筈です)
パスワードを入力し、「 (チェック)」をタップします。

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キャリブレーション設定メニューが開くので一番上の「Calibrate」をタップします。普通のユーザーとっては、この「Calibrate」以外には用がない筈です。

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購入したキャリブレーションシートと同じ柄を選択します。今回は四隅が■のキャリブレーションシートです。小型車なので4.4mを選択します。

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そのキャリブレーションシートをクルマの前後(種類によっては前後左右)に敷きます。購入したのはゴワゴワの不織布風で丈夫なものでしたが、ペラペラなのもあるかもしれません。折り目などで凸凹が発生するのでカメラの取り付け位置が低い場合は自動キャリブレーションが上手くいかないかもしれません。また、風が吹くと捲れてしまうので石などで四隅を押さえると良いかもしれませんが自動キャリブレーションを邪魔しないように黒に近い色は避けます。基本的にはクルマの前後30cm程度離れた位置に敷き(「CALIBRATION AID」で変更できます)、シート中央の印と車体中央を合わせます。魚眼レンズは中央のズレが強調されやすいのでなるべくしっかり合わせた方が良いでしょう。
とはいえ、多少シートがズレていたりカメラの設置位置が車体中央からズレていてもキャリブレーションを行うとある程度は上手く修正してくれます。条件によってはどうしても映像が歪むこともあります。

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パラメータ設定画面が開きます。
先ず、右上の4つの数値を入力します。上の3つの数値は車検証に記載されています。L and R offsetは自分で計る必要があります。
次に「CALIBRATION AID」で詳細な数値を入力します。
その後に「CALIBRATE」でカメラ映像を確認しながら必要なら修正を行い作業を完了させます。

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この画面のように項目名をタップすると左側に何処の長さを入力するのか表示されます。
なお、この画面の4つ数値はこの画面を開く度に初期値に戻るので憶えている様子がありません。実際のところ、この4つの数値は重要そうに見えません。

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「CALIBRATION AID」の画面です。全ての数値を実車の長さを測って入力します。入力項目を選ぶと左側に何処の長さかが表示されるのでわかりやすいです。
全て入力したら左上の「 」をタップします。
設定保存ボタンのようなものはありませんがこの画面の数値はしっかり保存されます。

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「CALIBRATE」画面です。
前後左右のカメラがアプリで想定された位置と角度に取り付けられていて「CALIBRATION AID」に正しい数値を入力していて、キャリブレーションシートが正しく敷かれている場合は自動キャリブレーションで全てが一発完了します。このクルマではフロントカメラだけ水平に設置されているのが原因か、カメラの位置が低すぎてキャリブレーションシートの凸凹が目立つためか、フロントの自動キャリブレーションが失敗しました。後ろと左右は一発で成功しています。
右端のFRONT,REAR,LEFT,RIGHTを選択してから、右半分の画面の魚眼カメラ画像を見ながらキャリブレーションシートの黒い四角の隅にそれぞれ「+」の位置を合わせます。
数字付きの+をタップするとその+が選択されます。その+をドラッグして四角の隅の位置に合わせます。指でドラッグではおおまかな位置しか指定できないので微調整はその上に表示されているズーム画面を見ながら矢印を押してぴったり合わせます。魚眼カメラということもあり1番と6番は四角の角がわかりにくいです。
画面の左半分に表示されている俯瞰の画面はCALIBRATEボタンを押すまでは更新されません。

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FRONT,REAR,LEFT,RIGHTのそれぞれで、8箇所の+の位置を完全に合わせたら「CALIBRATE」をタップします。
しばらく待たされますが、左半分の画面が更新され、俯瞰の映像が正しく表示されるようになれば成功です。(表示されるクルマとキャリブレーションシートの間の距離は実際とは異なるようです)
CALIBRATEを押した後にFRONT,REAR,LEFT,RIGHTを押してさらに微調整して再度「CALIBRATE」することもできますが普通は不要だと思われます。
右下のEXITボタンを押してキャリブレーションを終了させます。

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真上から見下ろすだけでなくドライブゲームのようにクルマの真後ろから見たような画面や斜め後ろから見たような画面も表示できます。

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クルマの左右の前半分を拡大表示することもできます。車幅感覚に自信がない方が狭い場所や段差の近くに停車したり狭い道ですれ違うときにとても助かる筈です。

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バック画面の初期表示状態です。つまりシフトレバーを「バック」にするとこのような画面表示になります。純正のバックカメラより後方がはるかに広く表示されます。(特に上側が遮られないので遠くまで見える)

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最初のメニュー画面の「 Settings」を選択するとキャリブレーション以外の詳細設定画面が表示されます。いろいろ設定できますが、基本的には殆ど触る必要がないかと思われます。ナビ本体と前後左右のカメラを違うショップでで購入した場合はカメラの種類を選択する必要があるかもしれません。アナログカメラなので正しい種類を選択しないと正常に表示できないと思われます。この画面だと「Camera Mode」
あと、俯瞰で見たときの自車の色やデザインを変更できます。いくつかの車種に限定されますが、有料でその車種そのものの3Dデータで車を表示できます。また、後部のナンバープレートに自分のクルマのナンバーを表示できます。ただし、横1列表示のみのようなので日本のナンバーレイアウトはできません。日本語は入力できます。

次回は、この中華ナビを実用的に使うために必要な設定を行います。

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