ダイソー ヘッドスパブラシ

ちょっと気取った店に髪の毛を切りに行って洗髪。
店:「シャンプー入りま〜す」
店:「シート倒しま〜す」
店:「お顔の上失礼しま〜す」死体みたいに白い布を顔の上にかける
ジャー、サワサワ
店:「どこか痒いところございますか?」
俺:?!   「全部だよ!全部!!」(心の中の声)
俺:「無いです・・・」(現実)

昔風の4000円前後の床屋で前かがみで洗髪台に頭突っ込んでおっちゃんに頭皮ごと動かす勢いでワッシャワッシャして貰わないとスッキリしない。
たいてい店出て帰宅して速攻で風呂入って洗髪。

で、床屋関係なく自分で洗髪するとき、ついつい爪を立ててしまうので頭皮によろしくない。そこで利用するのが洗髪用のブラシ。 スーパーでもドラッグストアでも置いてるところは多いと思うけど価格は500〜1500円程度。意外と高い。
そして、素材によっては髪が絡んで軋むし、ブラシの先は削れるので結構な消耗品なのにブラシの先が2,3,4つに分かれてたりして更に寿命が短いものもある。ブラシが折れて脱落するモノも。

以前に100均の店で洗髪用のブラシを探したら数十年前からあるような丸い円盤型のブラシしか無かったと記憶しているけど、今回ダイソーで最近よくあるような掌で包んで持つタイプを見つけたので購入してみた。

洗髪ブラシ 1
ヘッドスパブラシ 男性用 100円(税抜き)
ブラシ部分は露出しているので触ってブラシの弾力を確認できる。(けど不衛生じゃない?)

洗髪ブラシ 2
裏側には説明書きがある。握り部分はポリプロピレン(PP)、ブラシ部分は塩化ビニル樹脂(PVC)。
何故か製造国の表示がいやらしいほど解り難くしてあって、そんなにバレたら売れないと思っているのかと。(中国じゃないけどクソ面倒な隣国の方)

洗髪ブラシ 3
ちょっと小ぶりだけど最近多い握り形状。昔の円盤型ブラシは握りの部分がねじ込み式の別パーツで洗髪中に回って外れたりそこが割れてすぐに壊れたけどこの手の握りは壊れない筈。

洗髪ブラシ 4
ドラッグストアなどで販売されてるちょっと高めのブラシもそうだけどブラシの土台部分に穴が空いていて洗髪時のシャンプーを含んだ水が排水できる(ということになっている)んだけど、実際にはこの手の穴からは殆ど排水されなくて不衛生になりがちなので使用後に毎回ブラシ部分全体を外して洗った方が良い。(お高めのブラシでブラシ部分が外し難いのがあるけど良くないよね)

洗髪ブラシ 5
使い終わったらこうやってブラシを外して洗う。中心に近い方のブラシの付け根が空洞になってるのは太いブラシの頭皮へのアタりを良くするためなのか早く折れることによる買い替えを狙っているのか。
ブラシ側の形成がよくないらしく歪んでいて握り部分へのハマりが良くない。(上の画像では中央最下段付近)

100円なのに予想に反して使い心地は結構良い。ブラシの素材が柔らかすぎず硬すぎないので頭皮へのアタりは良い方。ブラシ土台部分が山型なのだがもう少し低い山の方が良いかも。でないと使い方によってはブラシの中心部分しか頭皮に当たらないことも。 ブラシがPVCなので髪の毛が絡んで軋むことは無い。半高級品でシリコンとかゴム状の樹脂で出来てるのは使用するシャンプーによっては半端なく軋むことがあるので安っぽくてもPVCのが良いのかも。

100均ではかなりアタリの商品。

いまさらだけど遅すぎというほどでもないDMARC レポート編1

前回はDMARCの設定の内メールの送受信に関わる部分しか触っていないので、今回はレポート周り。
これをやらないとDMARCを導入する意味がないとまでは言わないけど大切。

データベースの準備

まず、データを溜めるためのデータベースの準備。今回はMySQLを使うことにする。

# mysql -u root -pパスワード mysql  ←MySQLの管理者rootとそのパスワード
mysql> CREATE DATABASE opendmarc;
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON opendmarc.* TO 'dmarc'@'localhost' IDENTIFIED BY 'opendmarc_db_password';
mysql> FLUSH PRIVILEGES;   ←GRANTでアカウント作るなら要らないんだっけ?行っても害はないのでやっておく
mysql> quit

opendmarcというDBとその全権限ユーザーdmarc、パスワードopendmarc_db_passwordを指定。localhostだけアクセス可。
DB名は下のファイルで指定されているのでopendmarcにしている。気に入らないなら下のファイルも要変更。

opendmarcにMySQL用のデータベース定義用(スキーマ)ファイルが付属しているのでそれを利用する。
FreeBSDの ports/pkg でopendmarcをインストールしたなら /usr/local/share/doc/opendmarc/schema.mysql がそれ。
ファイルの中で指定されているDB名がopendmarcになっている。

# mysql -u dmarc -popendmarc_db_password opendmarc < /usr/local/share/doc/opendmarc/schema.mysql
/usr/local/etc/mail/opendmarc.conf (変更)
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HistoryFile /var/run/opendmarc.dat             #← 行頭の#を削除
HistoryFile /var/run/opendmarc/opendmarc.dat   #← もしくは場所としてはこっちのがいいかも
ReportCommand /usr/local/sbin/sendmail -t

レポート作成用のスクリプトとして GitHubGistからstevejenkins/opendmarc-send-reports.sh を貰って必要に応じて編集する。

/usr/local/etc/mail/opendmarc-send-reports.sh (FreeBSD用に変更)
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#!/bin/sh    #←オリジナルはbash
# Imports data from OpenDMARC's opendmarc.dat file into a local MySQL DB
# and sends DMARC failure reports to domain owners.
# Based on a script from Hamzah Khan (http://blog.hamzahkhan.com/)

set -e

# Database and History File Info
DBHOST='localhost'
DBUSER='dmarc'
DBPASS='opendmarc_db_password'
DBNAME='opendmarc'
HISTDIR='/var/run/opendmarc'
HISTFILE='opendmarc'  #←拡張子は書かない

# Make sure history file exists
touch ${HISTDIR}/${HISTFILE}.dat

# Move history file temp dir for processing
mv ${HISTDIR}/${HISTFILE}.dat /tmp/${HISTFILE}.$$

# Import temp history file data and send reports
/usr/local/sbin/opendmarc-import -dbhost=${DBHOST} -dbuser=${DBUSER} -dbpasswd=${DBPASS} -dbname=${DBNAME} -verbose < /tmp/${HISTFILE}.$$
/usr/local/sbin/opendmarc-reports -dbhost=${DBHOST} -dbuser=${DBUSER} -dbpasswd=${DBPASS} -dbname=${DBNAME} -verbose -interval=86400 -report-email 'postmaster@example.com' -report-org 'EXAMPLE.COM'
/usr/local/sbin/opendmarc-expire -dbhost=${DBHOST} -dbuser=${DBUSER} -dbpasswd=${DBPASS} -dbname=${DBNAME} -verbose

# Delete temp history file
rm -rf /tmp/*.$$
# chmod +x /usr/local/etc/mail/opendmarc-send-reports.sh
# touch /var/run/opendmarc/opendmarc.data
# chown postfix:vmail /var/run/opendmarc/opendmarc.data  #←/etc/rc.confに書いたopendmarc_runasに合わせる
# chmod 600 /var/run/opendmarc/opendmarc.data

opendmarc-send-reports.sh は実行可能にパーミッション変更。
/var/run/opendmarc/opendmarc.data は作成しておかないと(作成できないと) opendmarc が利用不可になるので注意。

# /usr/local/etc/rc.d/opendmarc restart

opendmarcを再起動。
DMARC対応ドメインからメール着信後に /var/run/opendmarc/opendmarc.dat のサイズが0でなくなることを確認。テキストファイルなので表示してみるのもあり。

# /usr/local/etc/mail/opendmarc-send-reports.sh

実行してエラーにならないことを確認。
opendmarc-import, opendmarc-reports, opendmarc-expire がそれぞれ複数行表示されること。
opendmarc-reports: sent report for hoge@example.com (2.0.0 Ok: queued as ABCDEF01234) のような行が1行以上あることを確認。

問題ないようであれば毎日自動実行されるようにする。

/etc/crontab
16  0  *  *  *  root  /usr/local/etc/mail/opendmarc-send-reports.sh > /dev/null 2>&1

例: 毎日夜中0:16に実行をcrontabに設定。

受信一覧レポートをウェブで確認

GitHubの techsneeze/opendmarc-dashboard に OpenDMARC Dashboard という極めて簡単でシンプルなPHPスクリプトがあるので貰ってくる。統計を作る機能など複雑なのは一切無し。単純に受信したメールのリストと送信ドメイン認証の結果とDMARCのポリシーが表示される。
opendmarc-dashboard-config.php.sample と opendmarc-dashboard.php をPHPが利用可能なウェブサイトのドキュメントルート下のどこかに置く。(今回はウェブサーバがopendmarcの動くメールサーバと同一とする)
opendmarc-dashboard-config.php.sample を opendmarc-dashboard-config.php にリネームするか opendmarc-dashboard-config.php にコピーする。 opendmarc-dashboard-config.php を編集。

/usr/local/www/hoge/hage/opendmarc-dashboard-config.php
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$dbhost="localhost";
$dbname="opendmarc";
$dbuser="dmarc";
$dbpass="opendmarc_db_password";

上の方で指定したDMARC用のDBの情報に合わせる。

ブラウザで https://example.com/hoge/hage/opendmarc-dashboard.php を開く。初期値では最大で90行まで表示される。
たとえば256行表示させたい場合は https://example.com/hoge/hage/opendmarc-dashboard.php?limit=256 などとする。
ここに表示されるのは先の opendmarc-send-reports.sh の中の opendmarc-import によりデータベースにに登録された分だけ。なので情報はリアルタイムに更新(追加)されるわけではないので勘違い無く。

OpenDMARC Dashboard

ところで他所様のドメインのメールサーバー宛に送信するレポートメールの確認はどうしましょう?は以下のようなの。

facebookmail.comからUndelivered Mail Returned to Senderになってレポートメールが返送されてきたので正常に送信されていることが判った。っていうか、指定されてるメールアドレスにレポート送ってるのに叩き返すってどういうことよ。
他所に送信しているレポートのコピーが欲しければopendmarc.confのFailureReportsBccに希望のメールアドレスを指定したら届くのかな。

Subject: 
Report Domain: facebookmail.com Submitter: EXAMPLE.COM Report-ID: facebookmail.com-1509202920@EXAMPLE.COM
From: 
postmaster@example.com
Date: 
2017年10月29日 00:02
To: 
postmaster@facebook.com

This is a DMARC aggregate report for facebookmail.com
generated at Sun Oct 29 00:02:01 2017

添付ファイル: EXAMPLE.COM!facebookmail.com!1509116520!1509202920.zip
添付ファイルの中身はここには出さないけどXML形式のレポートファイル

DMARCを導入して運用すると(DNSの設定のDMARCの宣言でruaまたはrufを指定している場合)上のようなレポートメールが他所のDMARC運用ドメインから届いくようになる筈。次はその他所から届いたレポートメール(レポートファイル)を解析するのをやるつもり。

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