前回、VolumioのログをFilebeatでelasticsearchに送り、Kibanaで楽曲再生ランキングを表示した。
今回はおまけで「最近の再生楽曲リスト」を表示させる。
使うのは引き続きVisualizeのData Tableとする。Kibanaで「表」を表示するのはこれしかないけど。
時系列の表を表示するのはTop HitなのでMetricsにはそれを指定する。
Fieldは今回はタイムスタンプ(@timestamp)を指定することにした。ただし、タイムスタンプに限らない。サイズは1を指定。1以上を指定すると過去の再生日時が指定分表示されてしまうので不都合かと思われる。ソートもタイムスタンプを指定する。
バケツを3つ追加。全てSplit Rowsで。
Aggregationも3つともTermsとする。
1つめのSplitRowsはフィールドにvolumio.title.keywordを指定して題名を表示させる。Sizeは10を指定することで10曲まで表示する。
2つめのSplitRowsはフィールドにvolumio.artist.keywordを指定してアーティスト名を表示させる。Sizeは1を指定する。
3つめのSplitRowsはフィールドにvolumio.album.keywordを指定してアルバム名を表示させる。Sizeは1を指定する。
メディアサーバー他から楽曲を再生するとタイトル・アーティスト・アルバムがnullになることがあるが、少なくともタイトルがnullでは表示する意味がないのでタイトルがnullならば非表示にするフィルタを指定する。左上のAdd a Filterで[volumio.title] [is not] [null]を指定する。
作成したVisualizeオブジェクトをダッシュボードに貼り付けた。(一番下)
いちおう「直近に再生したの10曲」であるが、右上の「表示する時間(時間帯)の指定」を調整することで過去の何時ごろに何を再生したのか遡って表示できる。素晴らしい。
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面白い記事ありがとうございます。
Volumio知らなかったので、ちょっと試してみようと思います。
1点、気になったので。
最近は、ELKではなく、Elastic Stackと呼ぶようになりました。
https://www.elastic.co/elk-stack
これを機に覚えていただけると嬉しいです。
おそらく一度別件でTwitterでコメントいただいてますよね。ありがとうございます。
Elastic Stackと呼ぶようになったのは、Logstashが使われるとは限らないからなんでしょうかねぇ。