Android 11 (β)にしたらバッテリー持ちが悪くなったので足掻いてみた

スマートフォンのバッテリー切れのイラスト
©いらすとや.

Redmi Note 9SにAndroid 11のβ版を入れたらバッテリー持ちが悪い。どうもあちこち最適な設定になってないっぽいし、アプリが再起動したりOSが再起動したりで何か不安定。(暫く使うとアプリの再起動やシステム再起動は減るみたいだけど。)
で、バッテリーの使用統計を見ると、セルスタンバイの数値が高い。いまどきこんなの見るとは思ってなかったけど。そこでPhone Infoを触ってみた。

Phone Infoの出し方は主に3つ。(以下)

Phone Infoを触る 1
電話アプリ(ダイヤラ)を開いて*#*#4636#*#*をプッシュする。これでPhone Infoが開く。
ただし、最近のバージョンのGoogleの電話アプリではこれはプッシュしても入力が無かった扱いにされるので他のダイヤラアプリが要る。「がとらぼ」の人は標準のダイヤラを消してまでGoogle電話に変えたりしてるのでこの方法は使えないことが多い。
ちなみに、上の画像では*#*#4636#*#*が表示されてるけど、本当は最後の*を打った瞬間にPhone Infoの画面が表示されるか、Google電話だと入力したのが消えるのでこの画像の表示はありえない。

Phone Infoを触る 2
「ショートカット+」のようなアクティビティを呼び出せるアプリをインストールする。
アプリを起動し、「アクティビティ」をタップ。

Phone Infoを触る 3
一番上に(虫眼鏡)アイコンがあるのでそれを押して、入力欄に「phone」をタイプ。
Phone関係の候補が(いくつか)表示されるので「Phone Info」をタップ。
ポップアップが表示されるので「起動してみる」をタップ。これで、Phone Infoが表示される。

Phone Infoを触る 4
「Android 設定」から「デバイス(My device)」を開き、「全てのスペック」をタップ。

Phone Infoを触る 5
スクロールして、「内部ストレージ」を連打する。(残り回数表示あり)

Phone Infoを触る 6
「テスト中」の表示になるので「携帯電話情報1」(プライマリSIM側)をクリック。デュアルSIMなら次の工程の後にこの画面に戻って「携帯電話情報2」に進むなど(次の画面でも選べるけど)

Phone Infoを触る 7
Select Phone indexが「Phone 0」を確認。(セカンダリSIMに切り替えるならPhone 1)
Redmi Note 9S(グローバル/日本)の初期値はおそらく「GSM/WCDMA/LTE(PRL)」。それをタップ。

Phone Infoを触る 8
自身の活動範囲の全てがVOLTE(LTE通話)対応地域である確信があれば「LTE Only」を、3G(FOMAなど)しか使えないこともあるなら「LTE/WCDMA」を選択する。

Phone Infoを触る 9
「LTE only」を選択したなら表示が「LTE only」になっているハズ。これで設定終わり。

本来は、これで次に設定を変更するまで選択した電波しか使わない(探さない)ハズだけど、Redmi Note 9S用のAndroid 11 + MIUI 12 β版ではAndroidを再起動するとこの設定を忘れて初期値に戻る。
しかし、この設定を憶えてくれなくても、少なくとも1度設定したというのが内部的には何かに効くみたい。(初期値が表示以外に何か異常だけど手動で設定するとヘンなところだけ直る?)
Androidを再起動すると初期値に戻ったように見えるけど、この設定を1度でも触る前のようにバッテリーがみるみる減ったりしないので。

Phone Infoを触る 10
18時過ぎ(赤線)にこの設定を実行。グラフの傾きが変わって電池の減りが緩やかになった。(わかりにくいけど)
11時以降(グラフがガクッと下がったところ以降)は、ときどき画面を見る程度で特に何かのアプリを使ったとかはないのでほぼスタンバイ状態。

他に、アプリのパーミッションが異常というのが幾つかあった。たとえば、Google電話アプリをインストールしたが、デフォルトが変な項目で「不許可」になっていて、普通なら気にせずに使えるハズの機能が動かないとか設定画面が出ないとか。だから異常に気付いたのだが。他のアプリもパーミッションは見直すとおかしな挙動を無くせるかも。
思えば、Android 11 + MIUI 12 β版インストール後の初起動時にGoogle Playが再起動を繰り返し、アプリ更新ができずにいたのもパーミッションの異常が起きてた?(Google Playのパーミッションはユーザーは触れないけど)
(ちなみに、このGoogle Playの異常はAndroidが突然再起動した後には直ってた)

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