普通のAndroidナビとDUDUAUTOの2K DVRでAR ADASと音声警告を使えるようにする

普通のAndroidナビとDUDUAUTOの2K DVRでAR ADASと音声警告を使えるようにする

2024年1月に購入したAndroidナビ用のADAS付きUSBカメラは、AR ADAS (拡張現実の先進運転支援システム)が利用できる点で興味深い製品でした。しかし、ドライブレコーダーとしての性能には大きな不満がありました。カメラセンサーの解像度が本当に1080Pなのか疑わしいだけでなく、HDR (ハイダイナミックレンジ)の対応が不十分で、白飛びが激しく逆光にも弱いのです。特に日中の走行では逆光となるシーンが避けられないため、逆光に弱いドラレコは致命的な欠陥と言えます。ただし、AR ADASに対応した中華USB DVRはほとんどが5千円以下という低価格で販売されており、品質の低い製品が多いのが現状です。そんな中、1080Pを超える解像度を謳う製品が登場するようになりました。その1つが今回紹介する「DUDUAUTO 2K DVR」です。

DUDUAUTO公式からリンクされているDUDUAUTO Global Storeの商品ページです。AliExpressですが、アフィリエイトではありません。
2024年12月中旬現在、AliExpressで取り扱われているDUDUAUTO 2K DVRは日本向けの発送が無い店が多い中、公式ストア?では日本向けの販売がある点が注目に値します。
スペック
  • センサー:  SONY IMX335
  • 解像度:  2560 x 1440P 368万画素
  • フレームレート:  30fps
  • 絞り:  F1.6
  • ビデオフォーマット:  H.265
  • RAM:  1GB DDR3
  • ストレージ:  class 10 microSDカード 256GBまで
  • ポート:  USB Type-C
  • ADAS:  付属アプリにより対応 TTSによる音声警告対応

もちろん、この製品が他のAR ADAS対応中華USB DVRより圧倒的に優れているわけではありません。例えば、GPSモジュールは内蔵されておらず、Androidヘッドユニット(Androidナビ)からGPSデータを取得する仕組みは他製品と同じです。また、AR ADAS機能は他の安価な中華USB DVRと同様に車線や前方車両との距離に反応する程度で、信号や標識、歩行者、二輪車などには対応していません。この点を踏まえると、ADASの実用性には疑問が残ります。(安価な中華USB DVRのADASは全て同じレベルです)

ただし、本製品が進化している点は、無名で性能が不明瞭なセンサーではなく、SONY製IMX335センサーを採用して1440P録画に対応していることです。さらに、HDR機能が有効に働くため逆光に強いという利点があります。ただし、IMX335の搭載が本当かどうかはまだ確認されていません。とはいえ、DUDUAUTO (MEKEDE)ブランドの製品である点から、信頼したいところです。

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1週間かからずに到着しました。黒マジックで何か書かれていますが、箱潰れは特にありませんでした。

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白黒の印象的なデザインの箱はビニールでラッピングされていました。

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側面に配置されたQRコードは、DUDUAUTOの公式ウェブサイトへのリンクになっています。このQRコードを使って公式サイトにアクセスすることで、最新情報やサポート内容を確認できます。DUDUAUTOは、中華Androidナビブランドの中では珍しく、ユーザーとの情報交換を重視しており、公式サイトの情報を抑えておくことが重要です。

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玉手箱タイプの箱ですが、高級感はありません。中身は巾着袋とUSBケーブルでした。

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巾着袋は厚手の起毛の素材です。USBケーブルはType-C(カメラ側)とType-A(Androidナビ側)です。

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巾着袋の中身は2K DVR本体のみでした。本体の横にある単3電池は大きさ比較用で、付属品ではありませんし、このカメラは電池を入れられません。

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筒型のカメラ本体の側面(レンズ寄り)はメッシュっぽい仕上げになっていますが通気性はなくただの板です。

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車への取り付けステー側の側面は、Type-CソケットとTFカード(micoSDカード)のスロットです。

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レンズの保護シートを剥がした状態です。レンズの中央部分がこちらを覗いているように見えるので広角レンズであることがわかります。

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Type-CソケットとTFカード(microSDカード)スロットが隣接して配置されています。このため、USBケーブルを接続した状態ではTFカードの挿入や取り出しがやや不便になる場合があります。TFカードスロットはプッシュロック方式を採用していますが、カードをしっかり奥まで挿し込む必要がある点に注意してください。

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付属のUSBケーブルを使用して、2K DVRカメラをAndroidヘッドユニットのUSBポートに接続します。Androidヘッドユニットには通常、背面から2本のUSB-Aケーブルが出ていますが、どちらに接続しても動作します。
接続後、Androidヘッドユニットのファイルマネージャーを開き、USVドライブとして認識されている2K DVRカメラ内のミニストレージを選択します。このストレージには「bdDvr」という名前のファイルがあり、それがDUDUAUTOの「DVR 2K」アプリです。DVR 2Kアプリをインストールすることで、次のような機能が利用可能です。

  • Androidナビ上でカメラ映像をリアルタイムで確認
  • 録画された映像の再生
  • AR ADAS機能によるリアルタイム支援表示
  • GPSから取得した座標と日時のカメラへの伝達

ただし、DUDUAUTOのDUDU OSを搭載したAndroidヘッドユニットでない場合、一部機能が制限されることがあります。具体的には、座標と速度情報のカメラへの伝達が正常に動作しない点に注意が必要です。これは、DUDUAUTOのDVR 2Kアプリが通常のUSB DVRアプリと比較してバックエンド機能の一部が省略されており、その不足分をDUDU OSが補完しているためです。DUDU OSを搭載していない一般的なAndroidヘッドユニットでは、この部分が非対応となります。(後述)

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インストールすることを確認されるので「インストール」をタップして進めます。

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アプリのインストールはすぐに完了します。「開く」をタップします。

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初起動時は自動更新のダウンロードが始まります。通信環境によってはダウンロードに時間がかかることがあります。

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更新のインストールを確認されるので「インストール」をタップします。

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更新のインストールが完了したら「開く」をタップします。

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DUDUAUTOのDVR 2Kアプリをインストールする際、既に他社製のUSB DVRアプリ(例:HD DVRなど)がインストールされている場合は削除を求められます。この場合、正規の手順として「uninstall」をタップしてアプリをアンインストールします。
ただし、DUDUAUTO以外のヘッドユニットを使用している場合は、アンインストールをキャンセルすることを検討するべきです。この点については後述しますが、システムや互換性の制限を考慮し、対応方法を確認することが推奨されます。DUDUAUTOのヘッドユニットを使用している場合は素直にアンインストールして問題ないでしょう。

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1つ前の手順で、「uninstall」をタップした場合はアンインストールの確認を求められるため「OK」をタップします。

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DUDUAUTO DVR 2Kアプリが起動します。カメラのプレビュー画面が表示されます。左上部にはステータスアイコン(スイッチとしても機能します)が表示され、メインの機能アイコンは画面下部に表示されます。左下の設定アイコンをタップします。(次)

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DUDUAUTO DVR 2Kアプリは英語のみで表示され、日本語には対応していません。録画設定では、ビデオと音声の記録を選択できますが、通常はどちらもオンに設定するべきでしょう。
GPSをオンにすると、現在地の座標と速度がプレビュー画面に表示されると同時に、microSDカードの録画映像に記録されます。ただし、この機能はDUDUAUTOのヘッドユニットでしか動作しません。(後述)
Flip Camera機能は、カメラ映像を180度反転させる設定です。カメラの取り付け向きによっては、この機能をオンにする必要があります。逆に言えば、カメラを逆向きに取り付けても、このスイッチだけで対応可能です。ただし、車のフロントカメラは湾曲しているため、テキトーに取り付けると映像が斜めになりがちです。Androidヘッドユニットに仮接続し、プレビュー画面を確認しながらフロントガラスに貼り付けるのが適切です。
また、DUDUAUTOのヘッドユニットでは設定画面上部に「ADAS Settings」というタブが表示されますが、他社製ヘッドユニットではこのタブが表示されず、ADAS機能を有効にできません。(対応を後述)

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DUDUAUTO以外のヘッドユニットを使用する場合、カメラの接続が失われたと表示され、カメラ映像が見られないことがあります。この状態では設定ができず、アプリを終了する以外に手段がありません。この問題が次回以降の起動でも続く場合、以下の手順で解決を試みてください。
ヘッドユニットのAndroid設定から「アプリ」を選び、アプリリストから「ドライブレコーダ」を選択して、アプリのキャッシュおよびデータを削除します。DVR 2Kと似たようなアプリ(HD DVRなど)がインストールされている場合、それらのキャッシュとデータも削除した上で、アプリを再起動します。

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一般的なAndroidヘッドユニットでDUDUAUTO以外のUSB DVRを利用する場合
DUDUAUTO以外のブランドの中華製USB DVRを所有している場合、その付属アプリ(HD DVRなど)をインストールし、そこでADAS機能を有効にしてみます。ただし、中華USB DVRアプリは特定のカメラにのみ対応していることが多いため、他社製のカメラでは正常に動作しない可能性があります。その場合、アプリの動作が限定されるためADAS機能を有効化できず解決が難しくなります。
HD DVRアプリでADAS機能を有効化した後、そのアプリを終了してからDUDUAUTOのDVR 2Kアプリを起動し、設定アイコンをタップします。すると「ADAS Settings」タブが表示されます。このタブをタップしてADAS機能をオンに設定します。ただし、オンにしてもすぐにオフに戻る場合は、再度HD DVRアプリを立ち上げてADASを有効化してください。
ADAS機能をオンにすると正常であれば画面中央にADASキャリブレーションの消失点ターゲットが表示されますが、DUDUAUTO以外のヘッドユニットでは正常に動作せず、中央ではなく左上か右下に偏って表示されることがあります。また、座標や速度は常にゼロ表示のままで更新されません。さらに、ADAS機能をオンにすると数分以内の短時間であれば動作する可能性がありますが、とても不安定なため頻繁にアプリがクラッシュします。リアルタイムプレビューと録画はほぼ正常に動作しますが、ADAS機能は使い物にならないと言えます。

HD DVRアプリは以前、DUDUAUTO (MEKEDE)のUSB DVRに提供されてました。他社のUSB DVRの一部にもHD DVRアプリが付属していることがあります。通常、これらのアプリは特定のカメラと紐付けられており、他社や他製品のカメラでは動作しません。そのため、アプリとカメラは同じメーカーの組み合わせを使用するのが基本です。

今回、DVR 2Kアプリをインストールする際、HD DVRアプリをアンインストールせずに残していました。そこで、試しにHD DVRアプリを起動してみたところ、HD DVRアプリでDUDUAUTO 2K DVRのカメラ映像がプレビュー画面に表示され、ほぼ全ての機能が正常に動作しました。ただし、座標と速度はゼロ表示のままで、他の数値は表示されませんでした。日時の表示は正常です。
HD DVRアプリで満足できるのであれば、そのまま利用を続けるのも一つの手ですが、HD DVRアプリではADASの警告音がBeep音のみで、声(ボイス)による警告がありません。運転中に画面を注視することは難しいため、Beep音だけでは何の警告なのか分からないことがあります。

そのため、音声警告とBeep音を切り替えられるDVR 2Kアプリを利用したいと思いました。
これまでの状況から、「がとらぼ」の中の人は、DVR 2KアプリはUIがDUDU風になっていて見た目が大きく異なるものの、実際にはHD DVRアプリや他社の中華製DVRアプリと大差がないと考えています。ただし、DVR 2Kアプリでは(HD DVRアプリを含め)他社USB DVRアプリに含まれているバックエンドの一部機能が欠けており、それがDUDU OSに統合されているのではないかと予想しました。
ここから暫くの「がとらぼ」の中の人の試行錯誤(足掻き)の詳細は省略します。

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「DUDU DVR Service」アプリをインストールします。このアプリは、この記事を書いている時点では公式に配布されていません。そのため、このアプリをインターネット上で探す必要があります。(この記事では割愛します)
インストール方法は簡単で、「インストール」をタップするだけです。

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「DUDU DVR Service」アプリをインストールすると、強制的にHD DVRアプリが削除されました。これは、HD DVRアプリと「DUDU DVR Service」が何らかの競合(コンフリクト)を起こしている可能性が考えられます。この場合、「DUDU DVR Service」がHD DVRの一部のバックエンド機能を代替していることが推測されます。これは、DVR 2Kアプリに欠けている機能を補完する役割を果たしている可能性もあるでしょう。
なお、「DUDU DVR Service」アプリはユーザーが直接操作するアプリではありません。インストール後もアプリ自体を開いて設定などを行うことはできませんが、Androidのアプリリストには表示されます。

2025年1月10日追記:
このアプリの中身を調べたところ、DUDU DVR Service (coreAdsa.apk)がアプリ内に入っていることが判明しました。ただし、何かの不明な条件で正常にインストールされないことがあるようです。その条件が発動したときに後入れでDUDU DVR Serviceをインストールするとこの記事のようにADAS機能が利用できるようになることがあるようです。逆に、正常にインストールされた場合は、ADAS機能が「無い」状態で動作し、ADASは一切使えません。ADASの設定も表示されません。不思議な仕様です。

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「DVR 2K」アプリの設定画面にある「ADAS Settings」タブを選択します。
これまでHD DVRアプリでADAS機能をオンにしなければ、DVR 2Kアプリ内のADAS関連の各種スイッチをオンにすることができませんでした。(オンにしても1秒以内に自動でオフになる) しかし、「DUDU DVR Service」をインストールすることで、ADAS関連のスイッチを自由にオンにできるようになりました。単にスイッチの表示が変わるだけではなく、実際にその機能が動作するようになります。
この画面で「Voice Alert」をオンに設定することで、声による警告が有効になります。声の言語はDVR 2Kアプリ内では選択できませんが、Androidデバイスの表示言語設定に従って自動的に切り替わります。なお、日本語を含む一般的な言語は対応していますが、マイナーな言語では翻訳が行われていない場合があります。DVR 2Kアプリでは、日本語で警告音声を発することを確認しました。
音声合成(TTS)にはGoogleの「Speech Recognition & Synthesis」を利用して確認しています。多くの中華Androidヘッドユニットでは標準で「Toppal」というTTSがインストールされていますが、このTTSが日本語に対応しているかは未確認です。

2025年1月10日追記:
このアプリの警告ボイスがGoogleマップのナビなどで使われるGoogle TTSと同じだったため音声合成で喋っていると思っていましたが、このアプリの中身を調べたところ、言語毎にwaveファイルで音声メッセージが入っていました。その音声ファイルに録音されている日本語の警告ボイスがGoogle TTS(女性声)で作成されているようです。

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DUDU DVR Serviceをインストール後、DVR 2Kアプリを起動し、走行テストを行いました。インストール前はDVR 2Kアプリのプレビュー画面内で座標と速度の情報が表示されませんでしたが、インストール後は座標と速度が正確に表示されるようになりました。また、microSDカードに記録された録画映像にも座標と速度が記録されるようになったため記録面の問題は解消したといえます。
また、AR ADASをオンにした状態でも、アプリは非常に安定して動作しました。このことから、DUDU DVR Serviceをインストールすれば、DVR 2KアプリはDUDU OS以外のヘッドユニット上でも、問題なく正常に機能することが確認されました。なお、DUDUAUTOのヘッドユニットには元からDUDU DVR Serviceが導入されているためインストールは必要無い筈です。
DVR 2Kアプリのバックエンドで不足していると思われた要素は、どうやらDUDU DVR Serviceだったようです。このサービスの導入により、DVR 2Kアプリが完全になったと言えます。

実際の運用では、音声による警告が煩わしく感じる場合があります。特に、ADASの感度を高めている場合、車線を跨がずに車線の端に寄るだけで「車線逸脱」の警告が発せられることがあります。また、十分な車間距離を保っていても頻繁に「前方車両に注意」と警告されることがあります。こうした場合は、設定でADASの感度を下げることで警告頻度を減らすことが可能です。それでも不快に感じる場合には、警告音をBeep音 (ピピピ音)に変更したり、警告音自体をオフにすることもできます。最終的には、ADAS機能そのものを停止してリアルタイムプレビューのみにする方法もあります。
今回のDUDUAUTOブランドのカメラを含め一般的な中華USB DVRのADAS機能はDVRアプリが起動している間のみ動作します。そのため、警告が気になる場合は単純にアプリを起動しないという選択肢もあります。ただし、この方法には注意が必要です。中華USB DVRはカメラ本体で常に録画を行いますが、日時や位置情報、速度などの記録はAndroidヘッドユニット上のDVRアプリを通じて行われます。このため、アプリや関連サービスがバックグラウンドで動作していない場合、これらの情報が正しく記録されないことがあります。

もし、この運用方法が気に入らない場合は、GPSを内蔵した普通のドラレコを購入するのが無難です。普通のドラレコなら、記録不備の心配がありません。

ユニバーサル版アプリ

今回の、一般的な(DUDU OSではない)AndroidヘッドユニットとDUDUAUTO 2K DVRカメラとDVR 2Kアプリの組み合わせでがADASが正常に動作せずDUDU DVR Serviceをインストールすると解決する件をDUDUAUTOのフォーラムで相談したところ、一般的なAndroidヘッドユニットで動作するユニバーサル版アプリが提供されました。DUDUAUTOのフォーラムはファイルのダウンロードが極めて制限されていて、配布の許可を得ていないためアプリの共有は行いません。

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このユニバーサル版アプリのインストールを行ったところ、DUDU DVR Serviceをインストールするか尋ねられ、インストールすることを選択するとそれ以外は質問されませんでした。アプリを実行するとUIはDVR 2KのものではなくHD DVRと同じでした。つまり、これはDUDU DVR Serviceが含まれることで座標と速度が取得可能な点だけが改善された普通のHD DVRアプリと同じといえます。試した範囲では速度表示が異常なようです。(上の画像でもガレージの中で停車中であるにも関わらず72km/hと表示されています)
HD DVRアプリはADASの警告がBeep音のみで声による警告機能を持たないため面白くはありません。ただし、音楽再生と両立する強みがあります。DVR 2Kアプリでは、声によるADAS警告が発せられると音楽再生が停止する問題があります。

ARナビゲーション

中華USB DVRのADAS機能は正直なところ実用的とは言い難いですが、一方でARナビゲーションはそれよりは使える可能性があります。中華USB DVRに付属するアプリには、中国国内向けと中国国外向けのバリアントがあり、中国国内向けの一部では高徳地図を利用したARナビゲーション機能が搭載されています。ただし、高徳地図を利用するためには中国国内での使用が前提とされており、中国国外では利用できない場合がほとんどです。(高徳地図のアプリ自体は日本の地図表示が可能ですが、日本のナビゲーションに必要な詳細データが含まれていません。)
さらに、高徳地図の表示言語は中国語(簡体字)のみであり、中国語が読めない日本人にとっては操作が非常に困難です。実際に「がとらぼ」の人がARナビ対応のHD DVRアプリを試したところ、高徳地図のARナビを有効にする方法を含め、高徳地図の操作方法が全く理解できませんでした。

日本では、ナビタイムの「AiRCAM」アプリでAR ADASとARナビを利用できます。このアプリには、いくつかの難点があります。対応するスマートフォンが限られていること、バッテリーの消費が非常に激しいこと、そしてARナビが有料である点です。それでも興味深いアプリなのでAR ADAS大好きな「がとらぼ」の人は注視しています。
「AiRCAM」アプリはAndroidナビでは直接利用できませんが、スマートフォンで実行してAndroid Autoなどを経由してAndroidナビに投影することが可能です。ただし、「がとらぼ」の人が試した際には、投影時に映像のダウンコンバートが発生し、ぼやけて見えるため満足のいく結果とはなりませんでした。

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