少なくとも2020年以降はWindows標準搭載のWindows Defenderの方がサードパーティー製のウイルス対策製品より性能が良いかもしれないので、Windowsではウイルス対策製品はもう買う必要はないかもしれません。
WindowsにはWindows Defenderというウイルス対策のセキュリティ機能が一応ついてはいるけど、これがリアルタイムスキャンもファイルスキャンもザルといっていいほど全くの役立たず。常識的に考えればマルウエアを作る側もWindows Defenderには検知されないように作るだろうからしかたないのかも。Microsoftのマルウエア定義ファイル作成チームには今の100倍くらいは頑張って貰わないと話にならないように思う。
とはいえ、市販のウイルス対策アプリをインストールすると、これがまた異常なほどに通信しまくる(のが多い)のでウイルス対策アプリを入れたのか情報漏洩アプリを入れたのかわからない気分になる。そこで各ウイルス対策アプリメーカーがお試し的な意味で用意しているオンライン版を使ってみた。
まずはウイルス対策ソフトで有名なフィンランドのF-Secure(エフセキュア)という会社のオンラインスキャン。ダンロードしたファイルはインストールの必要なく実行時にウイルス定義ファイルを自動的に入手してスキャンする方式。スキャンが終わればダウンロードしたファイルは削除すればよい。完全無料。
F-Secure Online Scannerのページで[今すぐ実行する]を押す。ファイルがダウンロードされるのでそれを実行する。
「がとらぼ」的には左下のチェックを外す。そして[同意してスキャン]を押すことになるが、利用規約が表示されてなくてリンクになっているのは読ませる気が無いとしか思えないので嫌い。
スキャンの設定とか選択などはなくいきなりスキャン開始。ファイルスキャンだけでなく一応メモリスキャンが付いているみたい。なお、F-secureまでの回線が帯域制御されているっぽくてウイルス定義ファイル(データベース)のダウンロードに異常に時間がかかることがある。
スキャン対象ファイルを見ているとほんの一部のファイルだけ、スキャンするというかファイル名だけ舐めてるような感じ。
開始から僅か3~5分でスキャン完了。Windows Defenderのクイックスキャンより早く終わった。
実は手持ちのマルウエア入りファイルをスキャン前に置いていたのだが1つも検知しなかった。
どうやらF-Secureのオンラインスキャンはちょっとだけオシャレげ?なスキャンの雰囲気を楽しむためのもので真面目にスキャンを行うわけではなさそう。でも、これだと製品版の販促にもなってないのでは?
ついでに書くと本当ならマルウエア入りファイルをPCに置いた時点でWindows Defenderがリアルタイムスキャンで検知する筈なのだが、こちらも検知していない。というか、Windows Defenderではフルスキャンしても検知しなかった。バカ過ぎ。
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