ESET オンラインスキャナ

少なくとも2020年以降はWindows標準搭載のWindows Defenderの方がサードパーティー製のウイルス対策製品より性能が良いかもしれないので、Windowsではウイルス対策製品はもう買う必要はないかもしれません。

F-Secureのオンラインスキャナに続きESETのオンラインスキャナ。こちらもインストール不要でダウンロードしたファイルを実行するだけ。完全無料。

ESETオンラインスキャナ 1

実行ファイルをESETのウェブサイトからダウンロードする。[SCAN NOW]ボタンを押すとダウンロードされる。

ESETオンラインスキャナ2
ダウンロードしたファイルを実行する。利用規約が表示されるので読んで納得したら[Accept]を押して進む。納得できないなら[Decline]を押して終了させる。この記事的には[Accept]。

ESETオンラインスキャナ3
標準設定で実行すれば良いが、せっかくなので上の画像のように指定する。
なお、怪しげなファイルを置いている自覚があるなら(勝手に削除されるのは困るなら)Clean threats automaticallyにはチェックしない。
[Scan]を押すとスキャン開始。

ESETオンラインスキャナ4
スキャンが始まった。
ESETのオンラインスキャンは簡易スキャンではなくディープスキャンなので凄く時間がかかる。でも無料とは思えないほどしっかりスキャンする。先の設定でScan Archivesにチェックしたら圧縮ファイルの中も指定どおり見るっぽい。(その分時間はかかる)

ESETオンラインスキャナ5
データは殆どNASに置いているので個人のファイルはそれほど無いWindows10でアプリが幾つかとVisualStudioが入っているだけだが、25,6万ファイルで約4時間という長時間のスキャンになった。上の画像では「感染ファイル」が3つ検知されているが、これはわざと置いたウイルス入りファイル。Windows Defenderや前回のF-Secureのオンラインスキャナでは検知されなかったが、ESETオンラインスキャナではバッチリ検知できた。時間をかけた甲斐はあると思う。なお、今回はたまたま?用意した全てのマルウエア入りファイルを検知したが、世の中全てのマルウエアを検知できるわけではない筈。また製品版のウイルス定義ファイルとの差は不明。

ESETオンラインスキャナ6
スキャン終了画面。
青字のShow list of resultsを押すと感染ファイルのリストを見ることができる。
同じく青字のManage quarantineを押すと検疫管理画面。

ESETオンラインスキャナ7
感染ファイルのリスト画面。基本的には右下の[Clean all]を押すだけで良いが、どうしても消したくなければDo not cleanでも良い。(Clean threats automaticallyにチェックしなかった場合)

無料でここまでスキャンを行ってくれるのは凄いが、時間がかかりすぎるので気軽には実行できないかな?
Windows Defenderがどうしようもなく役立たずなので他のウイルス対策製品を使用していないということであれば時々このESETオンラインスキャンを行うというのはアリだと思う。ただ、見た感じメモリとファイルスキャン以外は行っていないようなので全方位でのウイルス対策を行いたいならやはり何かウイルス対策製品を用意すべきとは思う。セキュリティソフトで通信周りの機能を外せればいいんだけどなぁ。

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