
前にアジルクラウドPBXについて書いたけどこれは個人でも使えるとはいえ明らかにビジネス用のサービス。個人で安く使おうと思ったらやはり050番号を貰えるIP電話が有力な候補になる。
今回は050番号のIP電話サービスの中でも初期費用が要らず月額基本料も無しでプリペイドでもないという個人に嬉しいFUSION IP-Phone SMARTをAsteriskで使えるようにする。
月額基本料無しといいつつ実際には期限付きミニマムチャージ幾らとかいうサービスが多いので本当に「維持費」が要らないサービスはありがたい。
ウェブでの申し込みは非常に簡単なのでとっとと済ます。
MYページにログインして「ユーザーアカウント情報表示」のページを開く。
Asteriskで使うために必要なのは「SIPアカウント情報」の欄。
ドメインはSIPサーバと思えば良い。
SIPアカウントとSIPアカウントパスワードはその名の通り。
この記事では登録情報は以下とする。
ドメイン: smart.0038.net
SIPアカウント: xxxxxxxx(数字)
SIPアカウントパスワード: password
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 | register => xxxxxxxx:password@smart.0038.net
[smart.0038.net]
type=friend
username=xxxxxxxx
secret=password
host=smart.0038.net
fromuser=xxxxxxxx
fromdomain=smart.0038.net
context=inbound
directmedia=no
insecure=port,invite
canreinvite=no
qualify=yes
|
1 2 3 4 5 6 | ;inbound
exten => xxxxxxxx,1,Dial(SIP/999,60,m)
;outbound
exten => _0.,1,Dial(SIP/${EXTEN}@smart.0038.net,60,T)
exten => _0.,n,Hangup
|
2行目のインバウンド(着信)のextenは普通ならかかってくる自分の電話番号なので050********になるが、FUSION IP-Phone SMARTでは頭の050を除いたものとなる。設定で気をつけなければならないのはここだけ。
2行目のSIP/999は内線番号999(SIP端末)。この例では050********に電話がかかってきたら内線999を呼び出す。SIP/998&SIP/999のように指定すると内線998(SIP端末)と内線999(SIP端末)の2つを呼び出す。呼び出し先の内線電話は別途設定のこと。
アウトバウンド(発信)の5行目は0から始まる番号をダイヤルした場合はその番号をFUSION IP-Phone SMARTで発信する。呼び出しは最大60秒を指定している。
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