RTL-SDRの機器の構成を素人なりに考えてみた

今回、ソフトウエアラジオを制御するPCが屋内で、アンテナがおよそ20m離れた屋外の予定。
機器の設置について4つのパターンを検討した。

設置パターン 1
パターン1
室内にPCと受信機を置き、屋外のアンテナ側にLNAとBPフィルタを付ける。受信機までは長いアンテナケーブルにする。
おそらく最も普通な構成だと思うが、LNAで信号を増強するとはいえ長いアンテナ線で信号が減衰してしまう可能性がある。そこで太くてノイズに強いアンテナケーブルを使いたいところだが、そういうのはかなり高価。 LNAの電源はアンテナ近くに電源を取れるところがあれば良いが、無いということであればアンテナ同軸ケーブルから電源を取れるようにする、合わせて受信機から屋外への間の何処かでアンテナケーブルへの電源供給を行うようにする。

設置パターン 2
パターン2
パターン1との違いは受信機をアンテナ側(屋外)にすること。アンテナから受信機までのアンテナケーブルは最低限で済むため信号の減衰を殆ど心配する必要はない。ただし、屋外と室内の間はワンルームのベランダですらUSBの通常ケーブルの上限5mを超えることがあるほどだから、家の屋根の上や庭のアンテナに繋ぐということであれば10〜30mほど伸ばす必要があり、おそらくリピータケーブルを使うことになる筈。このリピータケーブルをどの程度信頼して良いのか、また変な遅延が入るととても困るので難しいところ。

設置パターン 3
パターン3
PC(ここではSBCなどが現実的)まで全て屋外に設置。Wi-Fiで屋内の別のPCとネットワーク通信する。 屋外のPCに時間合わせのGPSのNTPを付けてしまえばWi-Fiの遅延も関係なく安心して使えるパターンではある。
ただし、Wi-Fiが常に安定して通信できなければ困る。
屋外のWi-Fiだと2.4GHzと5GHzのW52, W56が選べるが、W52の条件付き許可取りは現実的ではないので除外、W56はDFS問題があるので除外。となると、2.4GHzしか選択肢はない。都心だと混み合う2.4GHzは悪い条件だが、ど田舎なら問題ない?電波状況が良くても、場合によっては電波が届かないこともあるので屋内から屋外にWi-Fiアンテナを出せるアンテナ端子付きAPが必要になることも。

無線LANの代わりに有線LANという手もある。LANケーブルは意外と安いのでまともな雷対策さえできるなら検討するのもアリな筈。

設置パターン 4
パターン4
屋外に出すのがアンテナだけなので、構築時に最も楽な構成。屋外の電源の心配も無い。
机の前の窓から棒に付けたアンテナをヒョイと出すだけとか窓ガラスにアンテナを貼るだけというのもあるかもしれない。ただし、その場合は家が影になる方向は電波の回り込みがあっても受信が弱いだろうけど。
アンテナが屋根の上とか庭だとかアンテナの設置条件としては良くても、アンテナケーブルが長くなると元々弱い信号がさらに減衰してまったくどうしようもないことも。なので最も避けたいケース。

今のところはパターン1で準備している。長いアンテナケーブルが最大の心配。とくに今回は安物を揃えるという条件でやっているのでアンテナケーブルもWi-Fi用のメッチャほっそいの。それが20mという長さなので使い物になるのかしら?
ダメだった場合はパターン3で。この場合は屋外に普通のPCを置くわけにはいかないのでRaspberryPiのようなSBCを小型の箱に入れてPC代わりにすることになる。つまりそれも購入することになるのでイヤだけど。あと、SBCの内蔵Wi-Fiってアンテナ外出しにして電波飛ぶのかしら?弱かったら届かないかも。

このページの図ではアンテナの次にLNAで信号を増幅してからBPフィルタで不要な周波数をカットということにしているが、アンテナの次にBPフィルタで、LNAが後という考え方もあるみたい。前日購入したBPフィルタ+LNAはそういう思想で作られたモノだったし。

追記:
OneSDR-無線および無線技術に関するブログに参考になる記事があった。フィルタの前または後に低ノイズアンプを配置する必要がありますか?(FMラジオなど)どこかの周波数に強い信号がある環境ならBPFが先(アンテナに近い側)の方が良いとのこと。そうでなければLNAが先。

このページの図には避雷器は入っていないが、屋外アンテナではパターン3を除いてガスアレスタくらいは付けておかないとヤバいかも。LNAの電源を家庭用の交流電源からACアダプタなどで取っているならこちらにもせめて気休めのバリスタ程度でも何か付ける。でも、これ下手に接地すると避雷器どころか誘雷器になっちゃうのよね。難しい。雷は諦めても静電気対策はしなきゃ。
あと、パターン3だけで触れたけど、3だけでなく全ての場合で時刻合わせのNTPサーバは要る。どうせアンテナ張ってとかやるなら時刻ソースはGPSが簡単。テキトーにやってもそれなりに精度出るし。

関連記事:

インドで着陸時のオーバーランが連続3件発生

エア・インディア・エクスプレス IX384便

エア・インディア・エクスプレス IX384便オーバーラン事故 1

2019年6月30日 日曜日 現地時間17:40頃、ドバイ国際空港発マンガルル国際空港着のエア・インディア・エクスプレス IX384便のボーイング737-8HGがに着陸した際、滑走路をオーバーランした。搭乗していた183人は無事で機体にも大きな損傷は無かった。
追い風の着陸で濡れた路面という悪条件の中、ブレーキ操作が不適切だった模様。

IX384便はマンガルル国際空港南西側(地図の左下)のRESA(安全エリア)に突っ込んだ


スパイスジェット SG3722便

SpiceJet SG3722便オーバーラン事故 1

2019年6月30日 日曜日 現地時間20時20分、スパイスジェットのSG3722便がインド西部のスラト国際空港に着陸した際、滑走路をオーバーランした。
SG3722便はボパール空港からスラト国際空港への定期便で、双発ターボプロップのデ・ハビランド・カナダのダッシュ8 Q400という68人乗りの機種だった。

着陸時は豪雨で視界が悪く、着陸予定の滑走路(2905m)を本来の位置より行き過ぎて接地したため停まりきれなかった模様。同機は滑走路の端を超えてRESAで停止した。乗客はパニックになったが乗員乗客全員無事で機体にもダメージは無かった。

この空港でもオーバーランが発生したのは南西側のRESA


スパイスジェット SG6237便

2019年7月1日月曜日 現地時間23時51分、スパイスジェットのボーイング737-85R SG6237便がインド西部のムンバイ - チャトラパティシヴァージー国際空港に着陸した際、滑走路をオーバーランした。前脚が折れて主翼下のエンジンが損傷したが、乗員乗客は無事だった。

SpiceJet SG6237便オーバーラン事故 1
Flightradar24でジャイプル国際空港からムンバイ空港へのSG6237便の飛行ルートを表示した。空港間の距離は906kmということで羽田−福岡路線より僅かに長い程度。飛行ルートを見るとそれよりだいぶ余分に飛んでいるよう。

SpiceJet SG6237便オーバーラン事故 2
SG6237便は滑走路の西側にオーバーランした。
滑走路を超えてもその先にはRESAがある。しかし、そこは舗装されていないので飛行機の脚にはダメージが大きく破壊されることもある。

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