古いクルマの近代化改修 Carplay, Android Auto対応のフロントカメラ別体型デジタルミラーを触ってみた

古いクルマの近代化改修 Carplay, Android Auto対応のフロントカメラ別体型デジタルミラーを触ってみた

前回、購入から取り付けまでを紹介したデジタルミラーです。
クルマのアクセサリ電源のラインに接続したのでキーオンの状態でデジタルミラーに通電します。通電から起動まで約18秒かかります。録画はさらに遅れて開始になります。せっかちな人だとクルマを走らせ始めてから録画がスタートすることになりそうです。多機能なのにCPUが遅いので仕方がないとは思いますが、5年前に買って使ってきたデジタルミラーの倍の起動時間がかかるのはちょっとどうかという気もします。タッチ操作に対するレスポンスも決して良好とはいえません。一つ一つの反応がモッサリしています。数年前の安物激遅Androidナビのようです。このデジタルミラーのOSはLinuxで、OSがAndroidのミラーより反応が良い筈と思っていましたが、これならAndroid 8.x搭載のデジタルミラーの方が反応が良いかもしれません。

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ミラーの初起動時はこのメニュー画面が出ました。画像ではメニューには日本語が表示されていますが、初起動時は英語でした。一番左の「ロガー」がカメラ映像のリアルタイム表示です。「相互接続」というのはCar playやAndroid Autoです。「BT/FM」はBluetoothの接続関係のメニューと音声出力の本体内蔵/FMトランスミッタ/Bluetoothの切り替えメニューです。「リプレイ」は録画再生です。
左上の「FHD」はフロントカメラの録画解像度です。右上は各種ステータスアイコンです。

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メニュー画面で「設定」をタップすると設定メニューが表示されます。GPSユニットを接続していないときには表示される項目名が少なくなります。
この画面の「投影位置」はCar play, Android Autoを全画面で表示するか画面右半分または画面左半分で表示するかを選択するものです。「通道」はリアカメラ,フロントカメラ,サイドカメラの設定です。

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1つ前の画像の画面で各項目の隙間を下にスワイプすると下にスクロールします。画面左右の大きく空いているところは何故か反応しません。(意味がわかりません)
この中で「チャンネル遅延」だけは何を設定するものか不明です。(カメラの設定っぽいですが)
micro SDカードをミラー上部のスロットに差し込んだら「SDカードフォーマット」でフォーマットします。

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バージョンを確認したところ、ソフトウエアバージョンVer.3で2024年1月10日付になっているのでおそらく最新であると思われます。IQというのは何か判りませんが2021年春という古い日付のようです。LCD(液晶スクリーン?)のWTG02というのは不明ですが1920x440は解像度のようです。

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このミラーは主要な言語で表示できるようです。言語を選択するとすぐにその言語で表示されます。

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このミラーはGPSユニットが付属しないので、ステレオミニプラグタイプのGPSユニットを持っていないなら手動で時刻合わせをする必要があります。GPSユニットを接続していたとしても、タイムゾーンの初期値が中国の値(+8)になっているので日時設定でタイムゾーンを日本時間の+9にしなければGPSによる自動時刻合わせが1時間ズレます。

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設定メニューの中でもっとも意味不明の項目「通道」ではカメラのフリップ設定を行います。つまり、カメラの設置向きに応じて上下反転をしたり左右反転(鏡像)にします。180度反転の場合は上下反転と水平反転の両方が必要なことがあります。 このデジタルミラーは、デジタルミラーなのにリアカメラが鏡像ではなく正像で表示されます。正像だと鏡で見た場合と左右が逆になるので意味がわからなくなります。本物の鏡に慣れている殆どの人はBack(リアカメラ)の「水平フリップ」をオンにする必要があるでしょう。というか、リアが正像で慣れてる人なんていないでしょうから全員必ずオンにしましょう。

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設定メニューの「BT/FM」では、デジタルミラーからの音声をミラー本体のスピーカーから出すか、FMラジオ用の電波で出してクルマのラジオで受信してクルマのスピーカーで鳴らすか、Bluetoothで送信してクルマまたは何かのBluetooth対応オーディオデバイスで鳴らすかを選択します。初期値は「SPK」でミラー本体のスピーカーから音が出ます。Bluetoothで音声を出力する場合、またはCarPlayやAndroid Autoを使う場合は右下のBluetooth設定を行います。(次)

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ミラーの側から他のBluetoothデバイスに対して接続(ペアリング)を行うことはできません。スマートフォンやクルマなど他のBluetoothデバイス側からこのミラーに対してペアリングをかけます。スマホなどのデバイスのBluetooth設定画面に表示されるデバイス名はTF761BT_*******が初期値です。このデバイス表示名を変更したいならデバイス表示名の右の「」をタップして任意の表示名に変更します。
BT SwitchはBluetoothのオン/オフです。
スマートフォンなどのデバイス側からこのミラーとペアリングが成功して接続するとそのスマートフォンなどのデバイス名が「Remote device」欄に表示されます。接続中のデバイスとの通信を切断したいなら「Disconnect」の右にある「」をタップします。

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設定メニューの「解像度」はフロントカメラの解像度の選択です。フロントカメラ自体は1080P (1920x1080プログレッシブ)なので基本的には1080Pにします。この項目を変更して2.5Kにすると1440P (2560x1440)にアップコンバートして録画されます。アップコンバートして録画したところで1080Pカメラで撮影した映像が1440P相当に高精細化するわけではありません。Youtubeで240Pの動画をフルHDのモニタに全画面で表示しても高精細にはならず荒くボケた映像になるのと同じです。1440Pで録画することには何の意味もありません。microSDカードの容量を激しく消費するだけです。

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設定メニューから「GPS情報」を表示するとこの画面です。撮影場所が屋根と壁のある倉庫の中なので衛星を1つしか掴めていません。4つ以上の衛星を掴まないと位置の測位は行われないようです。「GPS測位していません」表示がでます。1つ以上の衛星を掴めると時刻合わせされるようです。

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設定メニューから「Wifi情報」を表示すると、このデジタルミラーにアドホックモードでWi-Fi接続するためのSSIDとパスワードが表示されます。また、スマートフォンからこのミラーの録画を閲覧するためのアプリのURLのQRコードが表示されます。

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設定メニューから「Wifiスイッチ」でWi-Fiのオン/オフできます。Wi-Fiをオンにするとメイン画面または、ロガー画面の右上のステータスアイコンがになります。
ただし、・・・・(次)

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このミラーのWi-Fiスイッチをオンにしてもスマートフォンなどのデバイス側にこのデジタルミラーのSSIDが表示されません。ステルスなのかなと思ってSSIDとパスワードを手動入力しても接続できません。Wi-Fiアナライザで確認すると、画像のようになりました。紫の山は倉庫にあるWi-Fi APで、DDPAI Z50というのはクルマに設置しているドラレコのWi-Fi AP (アドホック)です。なんと、このミラーのWi-Fi電波は出ていません。(2.4GHz, 5GHzで確認)
ミラーに付属のマニュアルのスペック表のWi-Fi欄の上にオプションと書かれていたのはこのことでしょうか。もしくはこの個体だけの故障なのか。Wi-Fiが使えないのでスマホアプリでミラーの録画を再生することもできませんし、CarPlayやAndroid Autoの投影も利用できなそうです。

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設定メニューから「相互接続」を表示するとこの画面です。iPhoneなどを利用しているなら「アップルのカープレイ」を、Androidスマホなどを利用しているなら「Android Auto」を選択します。Android Autoの場合、スマートフォンによっては特殊な設定が必要であったり、そもそもスマホ側が原因で利用できないことがあります。標準でGooglePlayが入っていないような中国版モデルはどうやっても利用できないことも。特殊な設定が必要なモデルの場合はモデル名と「Android Auto」などのキーワードでググると解決できることがあります。
ただし、前述のとおりこのミラーではWi-Fiが利用できないのでAndroid Autoは利用できないようです。Bluetoothの部分で接続のための通知レベルは機能するよゔすが・・・

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スマートフォン側でAndroid Autoの接続操作を行ってもミラー側のAndroid Autoを準備するよう表示されます。ミラー側はこの画面になります。Bluetoothがオンで、近くにBluetoothペアリング済みのAndroid Auto対応スマホがあると繰り返しこの画面(Android Autoの接続が失敗)が表示されます。カメラ映像を表示していてもこの画面が出て停まるのでやっかいです。Bluetoothをオフにするかスマホ側でBluetoothのペアリングを解除する、スマートフォンのAndroid Auto設定画面で「接続済みの車」から削除するなどが必要かもしれません。

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Bluetoothでの接続が出来ているとAndroid Autoに接続の際はスマートフォン側に通知が出ます。

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車載画面でAndroid Autoを選択することが求められますが、このデジタルミラーでは2つ前の青い画面になるだけで、Bluetoothだけの接続ではこれ以上の進展はありません。一般的な車載Android AutoであればUSBケーブルで接続する方法も利用できるのですが、このデジタルミラーは有線接続がサポートされていない、有線で接続する方法がないので詰みです。

今回購入したデジタルミラーを選んだ際の条件は「Android Auto対応」だったのに、それが使えませんでした。搭載している機能の筈なのにそれが使えないということで大きく裏切られました。CarPlay, Android Autoはデジタルミラーとしての使用には必須の機能ということではありませんが、こういうのは気分の良いものではありません。
そのかわりこのブログを見てくださった方からすると「ざまぁ」ということで、その点だけは悪くないかもしれません。

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古いクルマの近代化改修 Carplay, Android Auto対応のフロントカメラ別体型デジタルミラーを取り付けてみた

古いクルマの近代化改修 Carplay, Android Auto対応のフロントカメラ別体型デジタルミラーを取り付けてみた

5年前の「中華格安インナーミラー型ドライブレコーダーを設置した」のデジタルミラーは安物だったわりに良い品で、雨の暗い夜道でよく見えないところも暗視カメラとして使えました。ただ、この半年ほどは電源が入らないことがある、画面のバックランプが暗くなって明るい昼間に見えにくいという問題が発生していました。そこで新しいデジタルミラーを購入することにしました。
今回はフロントカメラが別体のもの、Carplay, Android Auto対応、USB Type-Cコネクタを有するものという3つの条件を満たすものを買いたいと思いました。最近はフロントカメラにSONYの夜に強い4Kセンサーを搭載した品がありますが、別体式のフロントカメラでそのような条件の良いセンサーを搭載したものは無いようなのでその点は諦めなければならないようです。
また、5年前はデジタルミラーをクルマの純正ルームミラーに被せてゴムバンドで留める方式の製品は素直にその方法で使わなければならなかったと記憶していますが、現在は各種デジタルミラーの筐体向けに別途プレートと代替アーム(ステー/支柱)が多く販売されているので組み合わせることで支柱を含めたミラーまるごと交換が可能です。プレートとアームは単品で購入できますが、プレートとアームのセットまたはプレートとアームがセットに含まれるミラー製品もあります。ゴムバンドやプレートが要らないステー一体型のデジタルミラーは少なめですが5年前も今も存在しますがミラー本体が恐ろしく厚めで一体型にする意味が感じられないものしか見たことがありません。

この記事のデジタルミラーは違うショップで購入し14,194円でした。(送料無料)
上のAliExpressリンクはおそらく今回購入したのと同型のミラーで、この記事で別途購入したミラーホルダープレートとホルダーアームがセットになっています。このモデルは他のショップでもGPSアンテナが付属しないことが多いようです。3.5mmステレオミニプラグタイプのGPSアンテナ1,000円弱程度を別途購入することになるかと思われます。または、すでに外付けGPSアンテナのデジタルミラーを使っていたならコネクタ形状が合えばそれを流用できます。

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注文から1週間で届きました。箱の上に載っているのは大きさ比較用のスマートフォン。少なくとも箱はほぼ綺麗な状態です。

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ダンボールはほぼ中身ぴったりのサイズでした。パッケージに書かれている品名が「REAR-VIEW MIRROR」となっているのはノーブランド品の典型といえます。

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そのパッケージの箱に貼ってあったラベル。この手のノーブランド品は製造元が全く判らないことが多いですが、なんとラベルに書いてあってShenzhen Jackson Technology Co.,Ltdとなっています。この会社はOEM製造専門のようで一般向けの会社の公式ウェブサイトを見つけることができませんでした。
また、FCC IDも書かれているので日本で「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の届け出が簡単に行えて助かります。

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上下逆でした。こちらがパッケージの上面です。やはりノーブランドらしいデザインと文字です。

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大きな箱だと思ったので5年前に購入したミラーの箱と比べてみたら意外とそれほど違いませんでした。

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この手のガジェットのパッケージに最近採用の多いマグネットの蓋を捲って開けると袋に入ったミラー本体が出てきました。

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ミラー本体を袋から出して立ててみました。貼ってあるシールから2024年3月製造品のようです。今どきのデバイスらしくUSB-Cコネクタになっていますが、それ以外は昔からおなじみのリアカメラ、TFカード(microSD)スロット、GPSのコネクタ類が並んでいます。バリアント違い用なのかAHD2というコネクタの穴もありますが、これは塞がれています。2つめのサイドカメラを接続して360カメラになるバリアントが存在すると思われます。

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本体以外の中身は左から、フロントカメラ、シガープラグ+USB-Cケーブル+フロントカメラ/サイドカメラ分岐、サイドカメラ、リアカメラとその中継ケーブルです。

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リアカメラはよくある四角っぽいやつです。丸形4ピンの中継ケーブルに接続します。この中継ケーブルはバックランプからバック信号を取るための赤いラインが付いています。ミラー本体への接続用プラグは細い2.5mmの4極タイプです。バックカメラ接続用としては一般的なものなので他の製品のバックカメラのラインを接続することもできます。取り付け用の両面テープとネジも付いていますが、両面テープが十分に強力なのでネジ留めまでは要らないことがほとんどだと思われます。

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リアカメラの背面にはAHD 1080Pという文字があるのでそのまま1080Pのアナログカメラのようです。

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シガープラグ+USB-Cケーブル+フロントカメラ/サイドカメラ分岐です。シガープラグ+USB-Cだけであれば取り替えがきくのですが、このケーブルはフロントとサイドのAHDカメラ用丸形4pinが途中で合流するタイプなので別のケーブルを使用するというわけにはいかないようです。USB-Cを延長するだけなら可能だと思われます。
写真の右上に見える合流部分が結構大きめなのとそこからUSB-Cプラグまでの距離が短めで太く硬いケーブルなのでケーブル隠しが難しいです。Type-Cの延長ケーブルを使う方がラクそうだなと思いました。

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サイドカメラの袋にはサイドカメラと両面粘着テープと取り付けネジが入っていました。サイドカメラのケーブルは平型ですが厚みがあり硬めなので正直なところ車内を通すのが大変そうです。また、このケーブルはカメラからコネクタまで一体型なので別の細いケーブルを使うということができません。コネクタ自体は汎用の丸形4ピンなので一体型にして欲しくなかったです。サイドカメラ本体の側面には1080と書かれたシールが貼ってあるので1080pだと思われます。
このサイドカメラはサイドミラー本体の下面に後方を向けて貼り付けることを想定しているようですが、当然カメラからのケーブルはミラーの下に貼り付けてミラと車体表面を這わせて車内まで通すことになります。車内に引き込むのに苦労しそうというのもありますが、そもそも日本の保安基準ではミラーの下にカメラを貼り付けるのがグレーなのとケーブルを車外に這わせるのがアウトです。つまり車検に通らなくなります。このサイドカメラは車内で使うのが無難ですが、カメラが大きめで不格好なのとケーブルが太くて邪魔なのでどっちにしても使えません。前述のとおりコネクタが丸形4ピンなので別の丸形4ピンのカメラを購入してつなぐのが良さそうです。またはサイドカメラを接続しないのでも良いかと思われます。サイドカメラなしだとミラーにはサイドカメラ部分が青画面で表示されます。今回購入したミラーではサイドカメラの無効化ができないのが残念です。

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フロントカメラです。これも丸形4ピンコネクタで接続するものです。フロントガラスに貼り付けた際にレンズをまっすぐ前を向けるために上下方向の角度調整の幅が大きなものになっています。ただし、調整は縦方向のみなので完全にまっすぐ前に向けるためには左右方向に湾曲したフロントガラスの中央辺りに貼る必要があります。製品の説明にはフロントカメラは1440p(2.5K)と書かれていた筈ですが、カメラの側面に1080と書かれたシールが貼ってあるのでフロントカメラも1080pのようです。ミラー側でアップコンバートして2.5K解像度で記録するということだと思われますが、アプコンして記録するメリットは全くなくて記録容量が増えるデメリットだけです。

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ミラーに同梱のマニュアルにはスペック表があり、そこにはフロントカメラが1440p(2.5K)であることが書かれています。スペック表には正規解像度の1080Pが書かれていませんが、ミラー本体の設定で記録モードとして1080Pと1440Pが選択できます。
それより気になったのが、音声コントロールがオプション機能になっていることです。オプションとはなっていますが、利用可能にする方法がないので騙しといえます。また、右上にもオプション機能と書かれているのですが、これが何の機能についてのオプション機能なのかが不明です。実はこのミラーはWi-Fiのスイッチをオンにしても扇形のWi-Fiアイコンが画面に表示されるだけで(Wi-Fiの電波測定をしても)Wi-Fiの電波が出る気配がありません。最初は個体不良を疑っていたのですが、まさかWi-Fiが名目オプション機能扱いで利用可能にする方法がない(利用できない)ということでは・・・
つまりミラーとWi-Fi接続したスマートフォンのアプリで記録動画を再生できるという機能が利用できません。これは酷い嘘です。
とはいえ、「がとらぼ」の人が実際にスマホで映像再生をすることはない筈で、ミラー本体で再生するかmicroSDカードを抜いてPCで見るでしょうけどね。PCが無くてスマホだけの人にとっては影響は重大かもしれません。
他、CPUがCortex-A7の1GHzということで、つまりとても遅いCPUです。性能には期待できません。
リチウムバッテリーが500mAh搭載となっていますが、クルマの電源をオフにするとミラーの電源もバツンと落ちます。5年前に買ったミラーはクルマの電源をオフすると数秒してから終了表示が出て安全にミラーの電源オフになりますす。5年前のミラーに搭載されていたのはバッテリーではなくキャパシタと思われ5年経った今でも正常に機能しています。まぁ、キャパシタではなく危険なリチウムバッテリーなら入っていない方がマシと考えることもできますが、嘘はイヤですよね。

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ミラー本体の背面です。左右にスピーカーっぽい網目が見えています。中央は放熱用ですかね?手前側がミラーの下になる部分ですが、中央に画面のオン/オフボタンがあります。画面を消すことで画面表面の反射を使った本物のミラーとしても使うことができるということになっていますが、これまで5年使ったミラーで画面を消してガラスの反射で見るという使い方をしたことがありません。画面オフは多くのデジタルミラーに付属の機能ですが、使ってる人はいるのでしょうか?
背面の左右にあるフックの台座ですが、クルマの元からあるミラーに接触する部分はスポンジシートになっています。クルマのミラーを傷つけない配慮だと思われます。
このミラー本体は実測で幅27cm、縦7cmのようです。(フック部分は除く)
画面は公称11.26インチで幅25cm高さ5.6cmなのでベゼルは左右が1cm、上下が7mmです。厚めとも薄めともいえないまさに普通といえます。

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ミラー本体の重量は364gです。このサイズとしては普通です。仮にミラー本体にカメラが付いても重量は大きくは変わらないと思われます。

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5年間使用したミラーは背面のフック台座部分(クルマのミラーに接触する部分)のゴムが加水分解して細かな凹凸加工が茶色になって見た目に汚いです。
こうして並べると、古いミラーは小さめだと思っていたのが実は左右に1cmずつ小さい程度でした。ただし、画面が台形なので実際にはもっと小さく見えます。実際には新しい方のミラーが車内で巨大に見えます。(特に画面が)

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ほとんどの中華デジタルミラー背面のゴムバンド用のフック台座は外せるようになっています。クルマのミラーに接触する部分のゴムシートかスポンジシートは両面テープで貼り付けられているので、それをめくると4本のネジが見える筈です。

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4本のネジの間隔を測ります。今回購入したミラーの場合は横が136mm(135.7mm)、縦が40mmでした。この距離はミラー筐体の種類によって異なるので必ず手元の実物で測るようにすることをオススメします。デジタルミラー購入前にこのネジ間隔をショップに尋ねるという方法もありますが回答を得られないかもしれませんし、回答があったとしても信用できません。
このネジ間隔に合うミラーマウントプレートを注文します。

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クルマのルームミラーの取り付けアーム部分を取り外します。うちのクルマは古めのヴィッツと同じミラーなのでMURAKAMI 7225という型らしいです。カバー部分を左右に捻るとカバーが浮くので浮いた状態で引っ張るとカバーが外れます。ホルダーアームの台座部分の下部にレバーがあるのでレバーを押しながらアーム部分を上方にズラすとホルダーアームを外すことができます。フロントガラスに取り付ける側を写真に撮って車種名と共にショップに相談すると適切な代替アームを教えてくれるのでそれを注文します。

今回はこのショップでミラーホルダープレートとホルダーアームのセットを購入しました。セットは購入時2,141円でした。(送料無料)
#14というのはトヨタの旧ヴィッツと同じ型のミラー用のホルダーアームです。B3というのはネジ間隔が136mm(135mmと表記)と40mmのミラー本体に合うプレートです。#14やB3はこのショップで便宜的に付けられた可能性があるので他のショップでは通用しないと思われます。

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注文から1週間で届きました。中身は小さい筈なのにかなりカサのある袋に入っています。買い物慣れしている人なら触っただけで中の緩衝材の種類が判るアレです。(次)

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精密機器を送る際によく使われる筏型のエアクッションに包まれてプレートと箱に入ったホルダーアームが入っていました。

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プレートは樹脂製で、ネジ穴部分は金属補強されたものです。

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ホルダーアームは3Dプリンタで乱造したスカスカなもので力を入れるとパキッと剥がれて壊れてプギャーかと思っていたら全てメタル製でとても頑丈でずっしりしています。ネジ5本と六角レンチが同梱されていました。

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純正のホルダーアームと今回購入したホルダーアームを並べてみました。アームの湾曲具合が違いますが、フロントガラスにハマる部分の形状はほぼ同じようです。純正ホルダーアームは針金のバネで固定できるようになっていますが、購入したホルダーアームはネジで固定するようです。

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ミラー本体背面にプレートを嵌めました。サイズぴったり上手く嵌ります。取り外したフック台座を留めてあったネジを使ってプレート四隅を固定します。

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ホルダーアームの曲がる向き(上下)を間違えないようにプレート中央に乗せて、ホルダーアームに付属のネジ4本で固定します。ネジは5本付属していたので1本余りました。ホルダーアームには六角レンチが付属しますが、フロントガラス固定用なのでプレートにアームを固定する時には使用しません。

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プレートとホルダーアームを取り付けるとこのような外観になります。

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ホルダーアームのフロントガラス側中央には六角ネジがあります。フロントガラスにはめ込む際にひっかからない程度に緩めておいて、フロントガラスに上方向からスライドしてはめ込んでから付属の六角レンチで締め込むことになります。

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ETCアンテナとドラレコのDDPAI-Z50はデジタルミラーには関係ないデバイスです。デジタルミラー用フロントカメラとType-Cケーブル、リアカメラのケーブルを引き回します。GPSアンテナは5年間使用したデジタルミラーのものを流用するので撤去せずにそのままにしています。
ホルダーアームのフロントガラス側をフロントガラスにスライドしてハメ込みます。

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ホルダーアームをフロントガラス側にハメただけではグラグラして安定しません。ホルダーアームの六角ネジをレンチで締め込みます。強く締める必要はありません。これでカッチリ固定できます。なお、ホルダーアームを取り付けた後にアームやミラーに無理な力をかけないようにしてください。

この記事ではミラーマウントプレートとマウントアーム(ステー)を購入してミラーを根本からごっそり交換する方法を取りましたが、純正ステーを残してそのステーのジョイントボール部分にマウントプレートを取り付ける為のボールホルダーを使うという方法があります。純正ミラーのステーに付いているジョイントボールはクルマのメーカーや車種によって様々なサイズがあるようですが、ボール受けが複数サイズ付属していて適切なものを使用することで固定できるようです。ステー周辺の形状的にどうしても純正ステーを使用せざるをえないということであれば良い品ですが、ジョイントボールの締め付けリングが巨大なのでフロントガラス越しに見て不格好になります。

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車内で天井近くからホルダーアームが見えるように撮ってみました。ミラーに配線が3本あって汚いです。ただし、ケーブルの数やケーブルの配置はこれまで5年間使っていたデジタルミラーと同じです。

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側面から見ました。やはりケーブルがみっともないですね。

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デジタルミラーへの3本のケーブルは細い結束バンドで纏めるとある程度はマシになります。ただし、ミラー上面に複数のコネクタがピョコピョコ生えているのですっきりはしません。

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横から見るとケーブルを纏めたすっきり感は高めですが、残念ながらこの角度から見ることは通常はありえません。

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フロントガラス越しに見てみました。フロントガラスにガラコを塗っているためかガラスの反射が酷く白く見えにくくなっていたので画像編集ソフトで明るさとコントラストと色調を大きく変更して車内まで見えるようにしています。
ミラーを外から見ても純正ミラーにデジタルミラーを被せたみっともないのがなくなって良い感じです。

今回購入したデジタルミラー本体へのケーブルは3本です。電源とフロントカメラとサイドカメラはType-Cに統合されます。GPSアンテナケーブルはオプションなのでGPSアンテナを接続しない場合は2本です。ミラーとして使用するなら必須となるリアカメラはそれだけで必ず1本接続することになります。
今回購入したデジタルミラーはUSB Type-Cでフロントカメラと側面カメラを統合してはいますが、リアカメラとGPSが別配線なので統合が中途半端だといえます。他のデジタルミラー製品の中にはリアカメラとGPSをType-Cに統合するものもあります。その方が配線がすっきりするので今後のデジタルミラーはケーブル類をType-Cへの統合を進めて欲しいところです。
あと、ケーブルが合流する部分は大きく、そこからミラー本体までのType-Cケーブルが太くて硬いのでフロント天井内張り内に隠し難かったです。Aピラーから下に降りた辺り、ミラーから2mほどの位置にして欲しいですね。

このデジタルミラーの使用はまた次回。

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