古い車の近代化改修 ポジション球とバックライトの再交換

古い車の近代化改修 ポジション球とバックライトの再交換

今年1月にバッテリーを交換した際にも触れましたが、ポジション球が細かく点滅するように光る症状が発生していました。電圧低下が原因ではないかと考え、バッテリー交換で改善することを期待していたのですが、症状は変わりませんでした。特に片側だけ点滅が激しいことから、もしかすると使用している爆光LEDポジション球の寿命ではないかと疑い始めました。
また、バックランプも以前に明るいタイプへ交換していたのですが、最近さらに高輝度の製品が登場しているのを見つけたため、今回あわせて交換することにしました。LEDバルブは年々性能が向上しているため、新しい製品を見るとつい試してみたくなってしまいます。

「がとらぼ」の中の人が最近気に入っている、MAXGTRSブランドのT10タイプLEDポジション球です。T10(直径10mmウェッジ球)のLEDは筒型のものが多いのですが、この製品は珍しく、薄いプレートの表裏にそれぞれ1個ずつ3570(3.5×7.0mm)チップが搭載されています。ポジション球ながら1200ルーメンとされており、12/24Vの両方に対応、消費電流は0.9Aとなっています。単純計算では左右2個で約11Wを消費することになります(12V車の場合)。
なお、製品説明には「Led Power: 72W」という表記もありますが、この数値の意味はよく分かりません。おそらく白熱灯で72Wクラスの明るさをイメージした表現なのだと思われます。
カラーは全部で5種類あり、白、黄色(アンバー)、ゴールド(日本ではこちらが一般的な黄色)、ウォームホワイト(電球色)、アイスブルー(水色)、赤が用意されています。今回は「白」を購入しましたが、実際の色温度はやや低めで、少し黄色がかった白色でした。
同じく「がとらぼ」の中の人が最近気に入っている、MAXGTRSブランドのT15バルブです。T15(直径15mmウェッジ球)としては珍しく、冷却ファンを搭載しています。高級感のあるアルミボディの内部には熱伝導性の高い銅プレートが使用されており、毎分1万2000回転の冷却ファンと組み合わせることで強力な冷却性能を実現しているとされています。この製品もメインプレートの表と裏にそれぞれ1個ずつLEDチップが配置されています。使用チップは5530(5.5×3.0mm)です。12〜19Vで使用可能なため、24V車では使用できないと思われます。最大消費電力は28Wで、実際の動作時は15W程度で安定するとされています。2個のバルブで合計4000ルーメンとのことです。一般的なハロゲンH4バルブは2灯で2000〜3000ルーメン程度なので、数値上の光束だけを見ればハロゲンヘッドライト以上ということになります。もちろん実際にそのまま1.5〜2倍明るく感じるわけではありませんが、かなり明るいのは間違いありません。

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2種類のバルブを同時に購入したので混載のエスポ便で届きました。

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同じMAXGTRSブランドですが、異なるストアで購入したため、実際にはそれぞれビニール袋に入った状態で届きました。ただし撮影の都合でその部分は省略しています。
箱自体はどちらも同じデザインのMAXGTRSブランドのパッケージでした。

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それぞれの箱の中には、バルブがジップ袋に入った状態で収められていました。緩衝材や紙の梱包材などは、どちらの製品にも入っていませんでした。

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中身のバルブです。左の2つがT10で、右の2つがT15です。T15は太めのバルブですが、ソケットに差し込む部分の太さはT10と同じになっています。

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購入したT15バルブは、バルブ全長のちょうど中央付近にLEDチップが配置されています。先端の冷却ファンから送り出される風が、直接LEDチップと基板に当たる構造になっています。

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先端の冷却ファン部分です。筒の内側にはエンボス加工で数字が刻まれています。製造日などを示すコードかもしれません。この冷却ファンは1万2千回転という高回転型のためか回転音が車内まで届きます。冷却ファン付きのブレーキランプやウインカーより大幅にうるさいです。

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まずバックランプを交換します。
クルマのバックライトと前ポジションのLEDを差し替えたで紹介したT15バルブです。この古いバルブも十分に明るい製品でしたが、搭載されているLEDチップの数が多いタイプなのが特徴です。

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上に写っている今回購入したT15バルブと、下に写っている古いT15バルブは全長自体は同じです。しかしソケットに差し込む部分の長さが異なります。下のバルブは差し込み部分が短いため、ソケットからやや抜けやすいのが欠点でした。一方、今回購入したバルブは差し込み部分がソケットの奥までしっかり入る長さになっており、余分に飛び出すこともありません。結果として、ちょうど良い長さでした。

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外側からバックランプのバルブを覗いたところです。銀色の筒状ボディと白い冷却ファンが、バックライト部分のリフレクタの銀色ともよく馴染み、違和感のない見た目になっています。(その下の赤いパネルもリフレクタですが、こちらは後続車からの光を反射するものです。)

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1枚の写真からテールランプ部分だけを並べたものです。左が今回購入したT15バルブ、右がこれまで使用していたT15バルブです。左側がややモヤがかって見えるのは、バックランプからの強い光が回り込んでいるためです。写真では分かりにくいかもしれませんが、実際には今回購入した左のバルブの方がはるかに明るく光っています。色味は左の方がわずかに黄色がかっていますが、十分に白色と言える範囲です。

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続いてフロントのポジション球を交換します。うちの車ではボンネットを開けるとポジション球に直接アクセスできます。ソケットを半時計回りにひねって引き抜く構造ですが、ケーブルの長さが短く、そのままではバルブが引っかかってしまいます。写真中央の赤丸で示した茶色のソケットには針金のようなバーが付いており、このバーを押し下げながらまっすぐ車の後方側へ引くと、茶色のソケットだけを取り外すことができます。すると白いソケットが残るので、それを反時計回りにひねって後方へ引き抜くことで、ケーブルに邪魔されず作業できます。

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茶色と白色のソケットを再結合しているところです。この写真に写っているのは、これまで約6年間使用していた爆光タイプのT10バルブです。使用期間が長いだけでなく、曇りの日には昼間でも点灯させていたため、点灯時間も比較的長くなっています(とはいえ車の走行距離・時間自体はそれほど多くありません)。

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今回購入したT10バルブに差し替えました。

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一般的にLEDバルブには極性があるため、ヘッドライトユニットに戻す前に点灯確認を行う必要があります。ただし、今回購入したバルブは無極性タイプなので、故障していない限りどちら向きに挿しても点灯します。最近の高品質なLEDバルブの多くは、このような無極性タイプになっています。

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ヘッドライトユニットに装着して点灯させたところです。今回購入したバルブはプレートの両面にLEDが搭載されています。ヘッドライトユニット内ではプレートが縦方向に固定されるため、構造上は左右方向に光が広がることになります。そのため極端に左右だけが明るくなるのではないかと心配していましたが、実際にはほぼ一点の光源のように見え、違和感はありませんでした。

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運転席からシャッターに反射するポジション球の光を撮影しました。左側が今回購入したバルブで、右側が古いバルブです。写真では明るさの差が分かりにくいかもしれませんが、実際には今回購入した左のバルブの方がかなり明るく光っています。また、左のバルブはハロゲン球ほどではないものの、やや黄色味のある白色です。

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後日、車の外から新旧バルブを比較するために、改めて片側に古いバルブを装着して撮影しました。今回は古いバルブが写真の右側です。左右を逆にすれば分かりやすかったのですが、すみません。
ヘッドライトユニット周辺に写り込む光の量からも分かるように、今回購入した左のバルブの方が大幅に明るく、やはり少し黄色がかっています。右側の古いバルブもポジション球としてはかなり明るいタイプでしたが、左のバルブはポジション球というより、近くで見るとヘッドライトのように感じるほどの明るさです。ただし、これは至近距離で見た場合の印象で、離れて見ると当然ながらヘッドライトより暗いことが分かります。仕様では2灯で1200ルーメンとのことなので、小型スクーターのハロゲンヘッドライトより多くの光束が出ている計算になります。ただしヘッドライトユニット内のポジション球は配光が広がるため光が拡散し、距離が離れるとヘッドライトのような明るさには見えません。それでも、一般的なハロゲンのポジション球と比べれば、配光が大して変わらないため圧倒的に明るいことは確かです。

古いT10 LEDバルブで発生していた、震えるように細かく点滅する症状は新しいバルブでは発生しなくなりました。やはりバルブの寿命が近づいていた可能性が高そうです。
今回購入した2種類のバルブは価格も比較的手頃で、この明るさなら十分満足できる製品でした。ポジション用のT10バルブがやや黄色味の強い白色だった点だけが少し惜しいところです。バックライト用のT15バルブは圧倒的な明るさですが、小型で高回転の冷却ファンがややうるさいのが気になります。しかし、バックランプを点灯する状況と点灯時間を考慮すると問題視するほどではありません。どちらも総合的にはコストパフォーマンスの高いLEDバルブだと思います。

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Amlogicチップ搭載のTVボックスをCoreELECで最高のメディアプレーヤーにする インストール編

Amlogicチップ搭載のTVボックスをCoreELECで最高のメディアプレーヤーにする インストール編

CoreELECは、「Just enough OS」と呼ばれる軽量Linuxディストリビューションで、オープンソースのメディアプレイヤーKodiを基盤に開発されたプロジェクトです。主にAmlogic社製SoC(システムオンチップ)を搭載した低価格Android TVボックスやシングルボードコンピューター(SBC)を対象とし、Kodiの最新バージョンを最適化した環境を提供します。LibreELECのAmlogic特化フォークとしてスタートし、AmlogicのベンダーSDKを基にしたカスタムカーネルを採用することで、Androidの重いOSを排除した高速・安定動作を実現しています。2026年2月現在、最新版はCoreELEC 22.0-Piers_alpha2(Kodi 22 Alpha 2ベース)で、安定版は21.3-Omega(Kodi 21.3ベース)となっています。

対象デバイスは、Amlogic SoCの広範なラインナップに対応しています。古いS905(GXL)系から最新のS905X5、S928X、S6、S905X4-K、A311D2などまでサポート(CoreELEC 22ではS905X/GXL以前は非対応に移行)。具体的なメーカー・モデル例として、Ugoos(AM6/6B Plus/AM7/AM8/AM9/Proシリーズ)、Beelink(GT King/Pro、GS King X、GT mini A、GT1 mini 2など)、Odroid(N2/N2+、C4/C5、HC4)、Khadas(VIM1/3/3L/4、VIM1S)、Minix(Neo U22-XJ、U8K Ultra)、Banana Pi(M5、M2 Pro)、BuzzTV(X5、HD5、U5)、Homatics Box R 4K、RockTek G2、Nokia 8010、Radxa Zeroシリーズなど、公式wikiで数十機種がリストアップされています。インストールはSDカードやUSBにイメージを書き込み、デバイスツリー(dtb.img)を配置するだけで完了。多くの機種でAndroidとのデュアルブートや内部eMMCへのインストールも可能です。公式サポートはメーカー協力機種中心ですが、コミュニティのデバイスツリーで幅広い互換機種が動作します。

CoreELECを導入すると、本格的なホームシアターPC(HTPC)として活用できるようになります。Kodiをフルスクリーンで起動し、ローカルNASやUSBストレージの4K/8K動画をハードウェアデコードで滑らかに再生(対応フォーマット:H.264/H.265/VP9/AV1、Dolby Visionプロファイル対応機種多数)。ロスレスオーディオのパススルー(Dolby Atmos、DTS:X、TrueHD、DTS-HD MA)や3D再生、HDR10+、Blu-ray ISO直接再生もサポート。Add-on拡張でYouTube、Netflix、IPTV、PVR録画、ライブTV、音楽ライブラリ管理などが可能。CEC機能でTVリモコン一体型操作、Bluetooth/Wi-Fi/有線LAN対応、IRリモコンやFLIRC連携も容易です。Android版KodiよりCPU負荷が低く、起動が速く、画質・音質が向上。低消費電力でファンレス静音運用できるため、リビングルームの常時稼働メディアプレーヤーとして最適です。

プロジェクトの意義は非常に大きいです。数千円〜1万円程度の安価なAndroid TVボックスを、Apple TVやNVIDIA Shieldに匹敵する高性能メディアセンターに変身させることで、エンターテイメントの大衆化を実現しています。商用OSの広告・テレメトリー送信を排除し、オープンソース・プライバシー重視の環境を提供。Amlogicの最新チップ(AV1デコード、Wi-Fi6/Bluetooth5対応)を活用したハードウェアアクセラレーションの最適化は、コミュニティ開発者の貢献によるもので、古い機種の延命や新機能の早期実装を可能にします。結果として、ユーザーは高額機器を購入せずに4K HDRホームシアターを構築でき、開発者にとってはベンダーカーネル改善の場となります。2026年2月現在も活発に開発が進み、Kodiの次世代バージョン(Piers)への移行をリードしており、オープンソース文化と低価格ハードウェア活用の象徴的なプロジェクトとして、世界中のKodiファンに支持されています。要するに、CoreELECは「安くて高性能なKodi専用Linux」を目指した実用的なプロジェクトです。

前回(といっても昨年秋ですが)、X88Pro X5M TVボックスをAliExpressで購入しました。その際、必須条件として挙げたのが、Amlogic製のSoC、特にS9第6世代にあたるS905X5Mを搭載していることでした。
その理由は大きく2つあります。ひとつは、オープンソースのメディアOSであるCoreELECを利用するためには、Amlogic製SoCの搭載が事実上の前提条件となるためです。もうひとつは、Amlogicのラインアップの中でもS905X5Mが比較的高性能でありながら低消費電力で動作するバランスの取れたチップであることです。
また、今回のTVボックス購入の目的は、ネットテレビ番組を視聴することではありませんでした。あくまで音楽再生を中心としたメディアプレーヤーとして活用することが狙いです。そのため、購入当初からAndroidの標準機能を使うのではなく、CoreELECを導入して運用することを前提に機種選定を行いました。

AliExpress商品画像 12,053円 5,297円
(2025年10月30日 の参考価格)
2025年のブラックフライデー前月末にリンクを作成したため価格が高めに表示されているかもしれません。通常期あるいはセール時に割り引きを効かせると4GBメモリ32GBストレージのバリアントが5000円前後です。それより大幅に高い場合はセール直前などの価格釣り上げ期間である可能性があるので少し待つ方が良いでしょう。
この記事中でも触れていますが、SoCがAmlogic S905X5,S905X5Mであることが重要です。Amlogicのチップを積んだTV-Boxは多く販売されていますが、S905X5系以外は本当にパフォーマンスが低すぎて動作の遅さに不満を覚えることになります。

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CoreELECのWikiからGeneric Devicesのページhttps://wiki.coreelec.org/coreelec:devgeneric を開きます。2026年2月現在の最新バージョンはAmlogic-no向けのCoreELEC 22.0です。今回はS905X5M搭載のTVボックスを使用するため、S7Dファミリーに属するS905X5Mが対応リストに含まれていることを事前に確認します。

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TVボックスに付属するリモコンは、購入したショップやロット、購入時期によって異なる場合があります。購入した個体に付属していたのは、赤外線タイプのB21リモコンです。画像の右端に写っている、短く黒いタイプがそれにあたります。

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リモコンの設定ファイルを入手するため、https://github.com/CoreELEC/remotes/tree/master/AmRemoteの一覧と掲載されている写真を照合し、手元のリモコンと同一のものを探します。その結果、Homatics Box R 4K Plus用の設定が該当することがわかりました。該当フォルダ(ディレクトリ)内にあるremote.confをPCにダウンロードします。

CoreELECのイメージファイルをダウンロードします。ここで2つのバージョンについて説明します。1つ目はGitHubで公開されているリリース版、2つ目はNightlyビルドです。Nightlyは最新のソースコードからビルドされているため新機能や修正が含まれる可能性がありますが、安定性は保証されません。(Nightlyについては記事の後半で紹介します)
通常、リリース版は安定版として扱われます。しかしCoreELEC 22.0-Piers_alpha2は名称のとおりα版であり、安定版ではありません。どちらも安定版とは言えない状況であれば、バグ修正が反映されている可能性のある最新Nightlyを選択するという考え方もあります。ただし、新たな不具合が含まれ正常に動作しない可能性もあります。

GitHubのリリースをダウンロードする

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2025年11月から2026年2月時点での最新リリースは22.0-Piers_alpha2です。リリースページの一覧の最上部に表示されている該当バージョンの「Assets」をクリックして展開します。

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CoreELECのサポートデバイスに含まれていない機種の場合は、ファイル名に「Generic」が付いたものを選択してダウンロードします。ファイル名は非常に長く、一見しただけでは判別しにくい点に注意が必要です。本記事で使用しているX88 Pro X5Mは、CoreELECの公式サポートデバイスには含まれていないためGenericを使用します。

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CoreELECはTVボックスの既存OSを置き換えるものではありません。Androidを使いたいときはAndroidを、CoreELECを使いたいときはCoreELECを起動するというデュアルブート運用が可能です。ただし、AndroidからCoreELECへ切り替える際に手間取る場合があります。そこで、Android上からCoreELECへ再起動するための専用アプリをインストールします。なお、CoreELEC側にはeMMCストレージ上のAndroidを起動する終了オプションが用意されているため、Androidへ戻る際に特別なアプリは不要です。
https://github.com/jamal2362/Reboot-to-CoreELEC/releases からReboot_to_CoreELEC_x.0.apkをダウンロードします。2026年2月末時点での最新版はReboot_to_CoreELEC_5.0.apkです。

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購入したX88 Pro X5MにはUSBポートが2つしかありません。その2つはUSB DACとUSBマウス用ドングルで使用しています。常時接続を前提としているため、空きUSBポートはありません。しかし本体にはmicroSDカードスロットが1基用意されています。そこで、CoreELECはmicroSDカードに書き込み、カードスロットから起動する構成にします。写真はUSBドングルタイプのmicroSDカードリーダーアダプタです。microSDカードをアダプタにセットして使用します。

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超小型のUSBドングルタイプmicroSDカードリーダーは、10数年前から多数存在していましたが、当時は比較的高価(1000円以上)でした。しかし2025年頃から価格が大きく下落し、現在では200円台で購入できる製品もあります。

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ダウンロードしたCoreELECのファイルはgzip形式で圧縮されているため、まず解凍します。解凍後の中身は.imgファイルが1つだけです。イメージファイルを書き込むツールは使い慣れたものを使用すれば問題ありませんが、ここではBalenaEtcherを使用しました。microSDカードにイメージファイルを書き込みます。

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イメージファイルの容量は約600MBのため、microSDカードへの書き込みは比較的短時間で完了します。

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書き込み後のmicroSDカードは、他のOSインストール用メディアのようにそのままでは使用できません。カード内には「STORAGE」と「COREELEC」という2つのパーティションが作成されますので、「COREELEC」パーティション側をPCにマウントします。その中に「device_trees」というディレクトリがあるので開きます。

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device_treesディレクトリ内には、さまざまなデバイスツリーイメージファイルが用意されています。事前に確認したファミリー名、SoC名、メモリ容量などをもとに、最適なファイルを選択してコピーします。今回はS7DファミリーのS905X5M SoCで4GBメモリ用のデバイスツリーを選択しました。ただし、このファイルはWi-Fi専用で有線LANが使用できません。有線LANを利用する場合は、1つ上にあるs7d_s905x5m_4g_1gbit.dtbを選択します。このファイルであれば有線LANとWi-Fiの両方が使用可能です。TVボックスのメモリが2GBの場合は、赤枠の1つ下にあるs7d_s905x5m_2g_1gbit.dtbを選択します。

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device_treesディレクトリからCOREELECパーティションのルートディレクトリへ戻り、先ほどコピーしたファイルをペーストします。

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先にダウンロードしたリモコン用の設定ファイルremote.confも、COREELECパーティションのルートディレクトリにペーストします。
ペーストしたデバイスツリーイメージファイル(今回はs7d_s905x5m_4g.dtb)をリネームします。(次) 先にダウンロードしたリモコン用の設定ファイルremote.confもCOREELECパーティションのルートディレクトリにペーストします。
ペーストしたデバイスツリーイメージファイル(今回はs7d_s905x5m_4g.dtb)をリネームします。(次)

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デバイスツリーイメージファイルの名前を「dtb.img」に変更します。作業が完了したら、安全な取り外しを実行してmicroSDカードをアンマウントし、TVボックスのmicroSDカードスロットに挿入します。

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CoreELEC起動後のシステム情報画面です。バージョンは22.0 Piers alpha2で、コンパイル日(ビルド日)は2025年11月10日となっています。

Nightlyビルドのインストール

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CoreELECのNightlyビルドのページです。22.0 PiersバージョンはAmlogic-noのディレクトリ内にあります。

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リリース版ダウンロード時と同様に、
CoreELECのサポートデバイスに含まれていない機種の場合は、「Generic」が付いたファイルを選択してダウンロードします。ファイル名が長いため、対象ファイルを間違えないよう注意してください。X88 Pro X5Mは公式サポート対象外なのでGenericを使用しますが、公式サポートデバイスには専用のファイルが用意されています。

イメージファイルの書き込みは前述のとおりです。

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イメージファイルを書き込んだmicroSDカードのCOREELECパーティションをマウントし、device_treesディレクトリからS7DファミリーのS905X5M SoC用を選択します。4GB版または2GB版を選び、「_1gbit」が付いたファイルは有線LAN対応版です。今回は有線LAN対応のs7d_s905x5m_4g_1gbit.dtbを選択しました。このファイルをコピーします。(次)

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COREELECパーティションのルートディレクトリにペーストします。あわせて、ダウンロード済みのremote.confも同じ場所にコピーします。
ただし、2026年2月26日版のNightlyでは、このremote.confではリモコンが正常に動作しませんでした。

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ルートディレクトリにペーストしたデバイスツリーイメージファイル(s7d_s905x5m_4g_1gbit.dtb)を「dtb.img」にリネームしました。

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CoreELEC起動後のシステム情報画面です。バージョンは22.0 Piersで、Nightlyの2026年2月26日版であることが表示されています。コンパイル日(ビルド日)も同日付になっています。

設定と使用については次回以降です。

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