古い車の近代化改修 低グレード車のルーフを静音・断熱施工 前編

古い車の近代化改修 低グレード車のルーフを静音・断熱施工 前編

これまで車内の静音化として、ドア、リアハッチ、タイヤハウス、フロアの施工を行ってきました。その結果、走行中の騒音はかなり抑えられましたが、雨が降るとルーフに当たる雨音がカンカンと響き、せっかくの静音化が台無しになります。また、ノーマル状態のルーフだと車内が夏は非常に暑く、冬は冷えやすいという欠点もあります。そこで今回(と次回)は、ルーフの静音・断熱施工を行います。

制振材はこれまでと同じものを使用しました。ブチルゴム層とアルミシート層で構成された製品で、サイズは46cm × 5m × 2.3mmのロール状、重量は約10kgあります。耐熱温度は-15℃~130℃という仕様のため、夏場に高温になる車体外板に貼っても、剥がれ落ちる可能性は低そうです。(説明書きの性能が本当であれば)
アルミシート面には塗装と凹凸模様が施されており、圧着状態を視覚的に確認しやすくなっています。制振効果を最大限に引き出すには、鉄板にしっかり密着させる必要があり、模様が潰れる程度まで強く圧着します。ただし、その分施工後の見た目はあまり良くありません。美観を重視する場合は、表面が平滑なタイプの制振材を選ぶのも一案でしょう。 ブチルゴム面は粘着層になっており、剥離紙を剥がして鉄板に直接貼り付けます。剥離紙は破れやすく、手がゴム成分で汚れることがあるため注意が必要です。また、アルミ層は薄く硬いため、切り出し作業では軍手などを着用して手を保護した方が安全です。

ルーフクリップ外し

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車種によって場所や数が異なりますが、うちの車ではリアハッチ内側の上部に3つのルーフクリップがあります。ルーフライナーと同系色のため目立ちません。天井全体に多数のクリップが使われている車種もあるようです。

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クリップを抜くには内張り剥がしを使用しますが、ルーフライナーは柔らかく傷みやすい素材です。内張り剥がしの支点を直接ライナーに当てると、簡単に跡が付いたり破損したりします。そこで、写真のように硬めのシートや樹脂板などを挟み、力を分散させながら梃子をきかせて引き抜きます。

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ルーフライナーを固定するクリップは、ピンにひだが付いたような形状ですが、うちの車は年式が非常に古いため、樹脂が劣化してボロボロになっていました。その結果、ひだ部分が崩れており、保持力も若干低下しているようです。しかし、交換用の新しいクリップは購入していないので施工後には再びこの劣化したクリップを使います。

後席シートベルト外し

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後席のシートベルトはCピラー上部に固定されています。Cピラーの内張りパネルを剥がすためには、このシートベルト固定部を先に取り外す必要があります。固定部には樹脂製のカバーが付いているので、手前から上方向に捲るように外します。

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カバーの爪(突起)は縁ではなく内側にあります。引っ掛ける爪ではなく、摩擦で固定する構造です。カバーを外すと内部に14mmのボルトが現れるので、これを緩めて抜き取ります。

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ボルトは長めですが、締め付けトルクはそれほど強くなく、比較的簡単に外せました。

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抜いたボルトには金属製のスペーサーが付いています。これはボルトを下に向けると簡単に抜け落ちます。スペーサーを付けたまま、シートベルトを床付近に垂らしておきます。
これでCピラーからラゲッジスペース側壁上部の内張りパネルを取り外せる状態になります。

アシストグリップの取り外し

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前後左右のドア上部には、それぞれ1つずつアシストグリップが付いています。このアシストグリップはバネにより、通常は天井に沿うように折りたたまれています。アシストグリップを引き下ろすと、根本部分にカバーが現れます。(次)

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根本カバーの側面には小さな凹みがあり、そこにマイナスドライバーなどを差し込んで下方向に引きます。カバーは薄い樹脂製のため、多少の変形は起こりますが問題ありません。隙間ができたら内張り剥がしを差し込み、徐々に広げていきます。カバーは下方向へスライドする構造です。

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カバーの内側には固定用の突起があり、その突起には返しが付いています。このため、外す際にやや抵抗がありますが、カバーを摘んで力を入れて引き抜きます。

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突起が嵌っていた位置には金属クリップがあるので、上側の金属部分を下に押し下げます。これでアシストグリップの固定が解除されるため、アシストグリップ全体を下方向に捲るように動かします。

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アシストグリップを取り外すと、穴の中に金属クリップが残っているので指で摘みます。

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金属クリップを摘んだまま、内側方向に力を加えて引き抜きます。金属クリップには返しが付いているのでひっかかって抜けにくいことがあります。

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金属クリップを抜き取った後の穴の状態です。

Bピラーの引き下げ

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Bピラー下半分の内張りはクリップ留めです。後席ドアのウェザーストリップ付近から指を掛け、内側方向に引くと外れます。今回は完全に外す必要はなく、Bピラー下半分の内張り上部が約10cm浮けば十分です。

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Bピラー下半分の内張りパネルを浮かせると、上半分の内張りパネルを下方向へスライドさせることができます。約5cm下げれば、ルーフライナーを外すためのスペースとしては十分です。

サンバイザーの取り外し

運転席および助手席前方の天井にはサンバイザーが付いています。固定方法はメーカーや車種によって異なり、ネジ留めであれば比較的簡単に取り外せます。しかし、クリップ留めの場合は構造を理解していないと非常に難しくなります。残念ながら、うちの車は厄介なクリップ留め方式でした。素人DIYでは、ここで断念してしまう可能性もあるポイントです。

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まず、バイザー受け側の留具を外します。これは90度捻ってから引き抜くだけで外れます。

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抜き取った留具の根本部分です。返しが付いているため、折らないよう注意しながら外す必要があります。

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次に、バイザー本体側の取付部です。ここにはC型の樹脂カバーがあり、赤丸部分の爪を内張り剥がしなどで外して浮かせます。このC型カバーには内側に大きな突起があるため、捻ることはできません。また、薄い樹脂製なので無理な力をかけると簡単に破損します。この部品がサンバイザー固定の要となるため、破損すると交換が必要になります。

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C型カバーの楕円形の細い側を片方浮かせると、閂(かんぬき)のようにバイザー留め金具を押さえている突起が見えます。バイザー本体を調整しながら、できるだけC型カバーを押し下げます。反対側も、少なくとも1cmほど浮く程度まで押し下げます。

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片側の閂が外れるとロック金具が解除され、バイザーがぐらつく状態になります。そのまま揺らしながら浮いている側をさらに捲るように動かすと、バイザー本体を取り外すことができます。
写真では、片方のロック金具が天井側に残り、もう片方がバイザー側に残っています。このロック金具は1つで3方向を固定する構造で、外すには楕円の細い側を内側方向へ動かす必要があります。

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天井側の穴の中に残った金具を外します。左右を摘み、中央の穴が広い部分へスライドさせると外れます。金具自体にも返しがあるため、指だけでは外しにくい場合があります。

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バイザー本体の留め金具が、どこにどのように引っかかっているかを理解しておくと作業が楽になります。構造を把握していないと、取り外しはかなり困難です。

室内ライトの取り外し

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続いて、前席上部のマップランプを外します。まずランプカバーを外しましたが、ユニット内にネジやレバーは見当たりませんでした。そのため、内張り剥がしをユニット外周の隙間に差し込み、少しずつ浮かせてました。

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マップランプユニットは、天井フレームに4つのバネ金具で固定されているだけでした。ユニットを浮かせた状態で金具を押し、ルーフライナーの穴を通すことで簡単に外せます。金具はユニット側に固定されていて、無理に外す必要はありません。

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マップランプのコネクタは、中央フロント側から接続されていました。コネクタのロックを押し下げて、そのまま引き抜きます。

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コネクタを外すと、マップランプユニットは完全に取り外せます。

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次に、天井中央のルームランプを外します。こちらは先にランプカバーを外す必要があります。カバーはスイッチのない側の隅にある凸部で引っかかっているだけなので、内張り剥がしを差し込んで外します。写真上段左右の赤丸部分です。

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ルームランプユニット内部にはロック解除用のレバーがあります。写真の赤矢印部分と、対角上にもう1つ同様のレバーが付いています。(次)

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両方のレバーを押してロックを解除しながら、ユニット全体を引いて浮かせます。

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ルームランプのコネクタは少し特殊な形状で、簡単に外せそうになかったため、ルーフライナーの穴からユニットごと天井裏へ押し上げました。

ルーフライナー剥がし

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ルーフライナーはAピラー上端で固定されているため、Aピラー内張りを内側に浮かすか、必要に応じて外します。カーテンエアバッグ非搭載車では比較的簡単ですが、搭載車では防爆ベルトにより数cmしか動かせません。この場合、防爆ベルトを外す必要がありますが、切断してはいけません。フロントドア上のウェザーストリップを外すと作業は楽になりますが、捲るだけでもルーフライナーエッジを下ろすことは可能です。

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ウェザーストリップを外す、または捲って、ルーフライナーのエッジを下方向に引き下げます。

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ルーフライナー裏にケーブル類がテープなどで固定されているのを外す必要があります。
ルーフライナーのエッジを降ろした部分から手を入れてケーブルを固定しているテープを剥がします。

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後席ドア上部には、ルーフライナー裏(上側)に取り付けられた樹脂製の支持具があります。これはルーフ端の金属突起(アシストグリップ取付部)に引っ掛ける構造です。後席ドア上部のウェザーストリップを外すか捲り、ルーフライナーのエッジを下ろしてできた隙間から手を入れ、写真の白い樹脂部品の爪を金具から外します。これでルーフライナーを完全に取り外すことができます。
この左右後席ドア上のひっかけがあるおかげでルーフライナーの取り外し・取り付けが一人でも楽に行える作業になっています。

ルーフライナーを車外に出すまでの準備が結構手間でした。ここまでパーツの構造を調べながらで2時間ほどかかりました。取り付けにはサンバイザーを除いてあまり時間はかからないと思われます。
後編では、いよいよ天井の制振・断熱・吸音施工を行います。

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古い車の原状回復 国産車用最新バッテリー GS YUASA ECO.R Revolution (緑) に交換

古い車の原状回復 国産車用最新バッテリー GS YUASA ECO.R Revolution (緑) に交換
©いらすとや.

うちの車のバッテリーは、5年半前に購入したものです。前回の車検時にすでに劣化を指摘されていましたが、この冬の寒さでエンジンのかかりが悪くなり、さらにアイドリング中にヘッドライトが細かく点滅するような症状が出始めました。
車の使用頻度が低く、チョイ乗りが中心という使い方はバッテリーにとって決して良い条件ではありません。そのため、劣化がかなり進んでいると判断し、交換することにしました。まだ多少は使えるかもしれませんが、5年半使用したのであれば十分元は取れたでしょう。
これまで使用していたバッテリーは、パナソニックのcaos lite、いわゆる青バッテリーの廉価モデルです。次もcaosシリーズにしようかと思いましたが、アマゾンで調べると、うちの車に適合するものは1万5千円以上しました。
1万円以下で購入できるVARTAも候補に入れましたが、ふと目に留まったのが、発売から半年ほどの新製品「GS YUASA ECO.R Revolution(緑)」です。ECO.R Revolutionといえば赤(赤紫)のモデルは以前から知っていましたが、緑のモデルがあることは知りませんでした。新モデルということで、従来品より各種性能が強化されているようです。
うちの車のメーカー推奨サイズは46B24Lですが、これまではcaos liteの65B24Lを使用していました。今回選んだYUASA ECO.R Revolution(緑)は、同じ24Lサイズで75B24Lが適合します。価格は約1万4千円と決して安くはありませんが、寿命が長そうであれば多少高くても許容範囲です。
性能指標で見ても65Bから75Bへと約15%向上しています。アマゾンで購入できるcaosの80B24Lでも最安値は1万5千円台なので、価格差はそれほどありません。新製品という点も含め、今回はこれを選んでみました。

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アマゾンからの荷姿は、バッテリーの製品外箱がダンボール板の上に載せられ、ビニールバンドで固定された状態でした。運送会社の人にもバッテリーであることが一目で分かり、投げられることは無いでしょう。外箱に破損がなければ正常に輸送されたと判断できます。液体を含むバッテリーの輸送方法としては、合理的で適切な梱包だと思います。
実際のところ、汚破損はなく、問題なく届きました。

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バッテリー外箱の背面には、製品のエコに関する特徴が書かれていました。正直なところ、エコについてはあまり重視していません。
製品は75B24Lですが、46B24L(車メーカー指定サイズ)の車にも使用可能と明記されているため、適合・保証の面でも問題はないでしょう。

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外箱の蓋を開けると、バッテリー本体がむき出しの状態で入っていました。バッテリー端子が蓋の内側と擦れたようで、黒い汚れが転写されていました。 エコのためとはいえ、端子保護用のカバーは付けてほしかったところです。

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メイドインジャパンでした。隣国製でなかった点は正直安心しました。

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これまで5年半使用していた、パナソニックのcaos liteバッテリーです。すでに固定金具の縦バーは外した後です。(外す前の写真は残っていませんでした。)
バッテリー上部の黒い固定金具を外そうとしましたが、カウルトップカバーが干渉して、どうやっても外すことができませんでした。(次)

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カウルトップカバー全体を外すと大掛かりな作業になりますが、この車はバッテリー交換用に、バッテリー周囲だけカバーを分離できる構造になっています。 2箇所のツメを外し、フロント方向に引いたあと、運転席側へ捲ります。モールが繋がったままなので完全には外れません。 モールを完全に外すには、穴に掛かっているアンカーを複数外す必要がありますが、古い車ではモールの穴が裂ける恐れがあります。そのため、今回は取り外しを避けました。

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カウルトップカバーの一部を外したことで、バッテリー上部の固定金具を外せるようになりました。
金具のフロント側を持ち上げると、穴から外れてそのまま抜き取ることができます。

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マイナス側の端子を外します。サイズは10mmです。
各種設定がリセットされると困る場合は、事前にOBD端子等へバックアップ電源を接続します。うちの車は純正ナビを使用しておらず、エンジン回転数の学習以外でリセットの影響を感じる要素がないため、今回は電源バックアップをせずに作業します。
バッテリー端子を外す際は、必ずマイナス側から行います。プラス側から外すのは避けてください。プラス端子側には多くの場合カバーが付いています。

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外した車両側の口金やケーブルが、何かの拍子に戻ってきてバッテリー端子に触れることがあります。こうした不慮の接触を防ぐため、外したバッテリー端子にはキャップを嵌めるのが理想です。
しかし、今回購入したECO.R Revolutionには端子キャップが付属していなかったため、ビニールテープを巻いて対処しました。

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次にプラス端子を外します。こちらは、このバッテリーを設置してから一度も外したことがなかったため、かなり汚れていました。

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プラス端子側にもビニールテープを巻きます。これでバッテリーを取り出す準備が整いました。
24Lサイズのcaos liteバッテリーは約12kgで、特別重いわけではありませんでしたが、狭いエンジンルームから取り出して車外へ運ぶのは意外と大変です。古いバッテリーのハンドルを保管している場合は、それを使うと多少作業が楽になります。

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バッテリーを抜き出すと、下に受け皿がありました。この受け皿には2箇所の突起があり、下のプレートの凹みに合わせてバッテリーを乗せると固定されます。 受け皿には保水用の水だけでなく、バッテリー液がこぼれている可能性もあるため、素手で触らずに取り出し、水洗いするのが良いでしょう。

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こちらが受け皿の下にあるプレートです。砂や汚れが溜まっているので、濡れ雑巾などで拭き取っておきます。

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端子が汚れていると電気の流れが悪くなることがあるため、ワイヤブラシなどでしっかり清掃します。写真ではネジ部分を擦っていますが、特にバッテリー端子と接触する穴の内側を重点的に綺麗にします。

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プラス端子側は特に汚れがひどかったため、念入りにワイヤブラシで擦っておきました。

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洗浄した受け皿を元の位置に戻しました。

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新しいバッテリーを正しい向きでセットします。なお、バッテリーに接続するケーブルには余分な長さがないため誤った向きでは接続できない筈です。新しいバッテリーにはハンドルが付いているため、重さがあっても設置は比較的簡単です。
ちなみに、ECO.R Revolutionの75B24Lは実測で約13kgありました。
車にセットする前に、バッテリー端子にはキャップを被せるか、ビニールテープを巻いておきます。車両側のケーブルは長さに余裕がなく、端子位置に戻ろうとするため、端子がむき出しだと予期せぬ通電が起きる可能性があります。

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バッテリーを車にセットした後は、ハンドルが邪魔になるため取り外します。ハンドルを上から端の方向へ押し下げます。
なお、これはECO.R Revolutionの中でも軽量モデルの取り外し方法です。重量のあるモデルでは異なるハンドル形状が採用されているようです。

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黒バンドの細くなっている部分を、バッテリー上部の2本の突起に合わせます。黒バンドをどちらかにずらし、反対側を捲ることでハンドルを外すことができます。

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バッテリー固定金具を取り付けます。固定金具のフロント側にある縦棒は、バッテリー置き場のプレートに引っ掛けて固定する構造です。専用の穴はありません。

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バッテリーを取り付ける際は、先にプラス端子側から接続します。 口金は、バッテリー端子の突起の一番下までしっかり押し下げてからネジを締めます。緩すぎず、締めすぎないことが重要です。

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プラス端子のカバーを元に戻します。

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続いてマイナス端子を接続します。プラス端子と同様に、端子の一番下まで確実に差し込み、適切な力で締め込みます。

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カウルトップカバーを元の位置に戻します。これは、バッテリーがカウルトップカバー下に配置されている車種特有の作業です。
カウルトップの固定ツメを嵌めます。

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カウルトップカバーを動かした際、モールの端が外れてしまうことがよくあります。外れたモールの端を持ち上げます。

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カウルトップのツメにモールを引っ掛けます。

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モールがツメにしっかり嵌まれば、ボンネット内の作業は完了です。

バックアップ電源を使用せずにバッテリー交換を行うと、車載コンピュータや純正ナビ、その他電装品の設定が初期化されます。
うちの車では、コンソール表示の時計とアイドリング回転数の学習がリセットされる程度なので、時計を手動で合わせ、エンジンをかけて30分ほどアイドリングさせました。
純正ナビを使用している場合は再設定が面倒なことも多いため、バックアップ電源の使用をオススメします。車種によってはナビ以外の電装品にも特殊な再設定が必要な場合があるため、必ず取扱説明書を確認してください。
これで全ての作業が完了です。

バッテリー交換後、エンジンの始動は軽くなったように感じました。しかし、それ以外の変化は特に体感できませんでした。
新しい長寿命バッテリーを載せた安心感と、春までの寒い時期を安心して迎えられる点は評価できますが、約1万4千円支払って体感できる変化が少ないのは少し残念です。
もっとも、バッテリー交換とはそういうものなのかもしれません。caos liteに交換したときも、同じような印象でした。

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