TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた

この「がとらぼ」があるintaa.netのルーターはPCとFreeBSDとmpd5のソフトウエアルーターでずっとやっています。所謂PCルーターです。PCルーターは安くて思い通りに弄れてるのでルーター専用機より個人的な好みに合います。ただし、ときどきのメンテナンスが必要でそれでも寿命が短めでです。これまでintaa.netのルーターとして使っていたPCも寿命のようで、特に電源がヤバくて今年も何度か電源が勝手に落ちる事象が発生しています。電源ユニット自体は交換済みなのでマザーボードの電源周りかもしれませんが、何にしてももうダメというわけです。2年ほど前はCeleron J6412あたりで総取替を予定していましたが、その後intelのN95,N100あたりが安価に出て気持ちが変わっていました。今回ルーターPCの交換もN100のNICが4〜6個程度あるルーター向けのミニPCを探したのですが、ちょうど1年前のRyzen 5 5500U搭載で3万円台半ばの格安ミニPC TRIGKEY Speed S5のときと同じく、コストパフォーマンスが更に高いRyzenの低グレードPCを購入することになってしまいました。Ryzen搭載でNICが3個以上の製品は見つけられなかったので、せめてintelのNICを搭載したPCをということでi226Vを2個搭載したものを選択することにしました。問題を抱えているNICであることは認識していますが、RealTekよりはFreeBSDのルーターPCで動かすには向いているので。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 0
AliExpressで6月のChoice Dayのクーポン3200円を使用し計20,189円でした。Ryzen5-4500U, 8GBメモリ, 256GB NVMe, i226V x2を搭載したミニPCとしては安めです。というか、i226V x2搭載のミニPCが少なく高額な中では注目すべき価格です。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 1
大きめの荷物ということもあり1週間かからずに届きました。外装の汚破損もありません。ただ、配送伝票のデータが上張りの際に間違ったのか、送り主が愛知県のTQ JAPANで商品名が「滑り止めマット」になっています。伝票番号からの追跡では中国発であることは間違いありません。TexHooの日本の代理店がTQ JAPAN?である可能性はあります。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 2
グレーのビニール袋の中身はプチプチできっちり包まれていました。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 3
TexHooの黒箱が現れました。上面のズラした「MINI-PC」の文字と側面のプログラムコードのようなデザインが目立ちます。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 4
箱の下の面はバーコードと会社の所在地等が書かれています。箱の左下の部分にシワが寄っていますが、蓋に問題が無いので梱包前から存在するシワのようです。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 5
玉手箱式の蓋を開けるとZ折りの取説が現れ、その下に白い袋に包まれたPC本体があります。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 6
PC本体を抜き出すと中底がありその下に何か見えます。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 7
箱の底にはACアダプタと電源ケーブル、モニタ裏にPCを固定するためのVESA穴に合う金具とネジが入っていました。ACアダプタは出力12V/5A (60W)のものです。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 8
PC本体のフロントは赤い電源ボタン, イヤホン端子, Type-C, USB-A x3があります。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 9
背面には、ACアダプタ用のコネクタ, CMOSリセット穴, DisplayPort, HDMI x2, LAN x2があり、下部には排気か吸気用のスロットと見えます。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 10
底面は大きく空いていて、シロッコファンが見えます。モニタ背面への取り付け金具を固定するためのネジ穴もこの面にあります。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 11
側面にはmicroSDカードスロットが1つと盗難防止のケンジントンロック(セキュリティーワイヤ)を取り付けるための穴(セキュリティスロット)があります。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 12
PC起動時に表示されるロゴがメーカーロゴではなくAmerican Megatrends, Inc.だったのが意外でしたが、BIOSは当然AMIでした。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 13
多くのMiniPCと同様にWindowsがインストール済みでしたが、言語選択からの要セットアップではなく日本語環境でデスクトップまで表示される状態でした。つまり面倒なセットアップが不要ということですが、これは気味が悪いです。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 14
言語設定は日本語が第一言語、英語(米国)が第二言語になっていました。日本で使うユーザーにとっては適切です。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 15
システムの情報は注文どおりRyzen5-4500U, 8GBメモリが搭載されていることが表示されています。Windowsは11 Proが入っているようです。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 16
ストレージはNVMe SSDで、Intel nic i226Vが2つあることが表示されています。また、Wi-Fi6対応のRealtek 8852BEが存在します。これはおそらく技適が無いでしょうから日本では使えません。また、8852BEはFreeBSDではサポートされていないのでどのみち使えません。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 17
Windows 11 Proはライセンス認証済みということになっています。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 18
アカウントはADMINで登録されているようです。セットアップ済みなので仕方ないですが、気味が悪いですね。

TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた 19
Windows Updateの最終チェック日が2024/06/04と表示されているので出荷直前にOSのセットアップが行われたものと思われます。

中華PCでWindowsインストール済みは気持ち悪いものです。中でも完全セットアップ済みというのは初めてですが、他人のPCを触っていみたいでこれほど気味悪いものとは思っていませんでした。ただ、このミニPCはFreeBSDベースのルーター用OPNsenseで使うつもりで買ったので上のスクリーンショットを撮ってから5分でWindowsは消し去りました。
なお、OPNsenseはウェブベースで設定できて簡単そうだと思ったものの、いろいろ設定してみても思い通りにはならなくて、結局これまで同様に素のFreeBSDを入れ直してコマンドラインで設定しました。この方が遥かに簡単に思い通りに設定できますし。
ソフトウェアルータで、OSがLinuxの方が良ければウェブベースならOpenWRT、コマンドラインが好きならVyOSあたりが良いように聞いています。OpenWRTは家庭用ルーターとして過去何度か触っていて最近もSeeed Studio LinkStar-H28Kで作る超小型OpenWRTルーターで触って、今も問題なく使えています。VyOSは使ったことがありません。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた

AliExpressではいろいろやセールや特価販売を行っています。しかし、セールの前後に一時的に価格が上がっていて、本当に安くなっているのか怪しいことがあります。月始めのChoice Dayだけはクーポンによる値引き効果が期待できるようですが、これもChoice対象外の品より高くてクーポンを使ってようやく僅かに安く感じる程度です。
また、コインを貯めて購入時に割引きとして使うこともできることになっています。これも、実際にはコインが使える商品は少なく、コインで割り引いた価格が他所のショップの販売価格と変わらないことがあります。

普通よりも安く買うのが難しいAliExpressですが、インチキ無しで商品を恐ろしく安く手にいれることができるものがあります。「育ててゲット」というAliExpressのスマートフォン用アプリ内のイベント?(修行)です。簡単なミッションをこなすことで水を得て、その水を木綿の花または綿花にやりつづけて育てることを繰り返すという内容です。そして、これに参加し進行するのにお金は要りません。育ててゲット自体にゲーム要素は無く面白みもないので進めることは苦痛ですが、お金がかからず報酬が得られるというのは魅力的です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 1

スマートフォン用AliExpressアプリのトップメ画面で「コイン」をタップします。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 2
「育ててゲット」をタップします。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 4
育ててゲットのメイン画面です。上部に綿花が5つ並んでいるのが全体の進行状況です。綿花の1つが3つに分かれていて、それぞれ綿花への水やり100%に相当します。つまり、1つの綿花が収穫できるまで3回、100%になるまで水を与えることになります。それを15回で商品をゲットできます。それぞれの水やり100%までの進行状況は綿花の下のプログレスバーに表示されます。最初は1回の水やりで大きく進行するので楽勝に思えます。全体の進行を示す5つの綿花の4つまでは2日で完了するほどです。しかし、1回の水やりの効果は下がり続け、15回めは水やり5回で0.2%程度しか進みません。商品ゲットまでは果てしなく思えるようになります。
右下のジョウロで中央の綿花に水を与えます。その水を入手するためには左下のミッションをタップします。
また、木綿の花または綿花の左にあるカカシはしばらく待つと300mlの水が貯まってそれを貰うことができます。ただし、水を貰うと水の貯まり方は遅くなり3回貰うともうその日は水を貰うことは困難です。カカシの水が貯まる速度は翌日にリセットされます。
木綿の花または綿花の右にあるガラスの水瓶は、綿花に水を与えることで容量が増え、その容量は翌朝に貰える権利となります。翌日中に育ててゲットを開かないと権利を大きく失います。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 5
水を得るためのミッションは、基本的には商品リストや商品ページを見ることと、他のイベントを開くことです。他に、友人を招待することや一部商品の注文というのもありますが、これらは無視して構いません。朝に貰える水瓶とカカシの300mlの2,3回とミッションを合わせて1日に8000ml以上の水を得ることができます。(友人招待と商品注文は含みません)

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 6
花が咲くまでの状態です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 7
花の後に実がつきました。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 8
緑の茎に綿花(実)が付いた状態です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 9
色が茶色になり綿花が開き始めます。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 10
後ひといきです。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 11
綿を育てて収穫する1サイクルはこれで完了です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 12
15回めの収穫直前です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 13
15回の収穫達成です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 14
「綿タオルセットを送料無料でお届けします」という表示ですが、実際はちょっと違います。(次)

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 15
どこにも説明はありませんが、実は商品を選ぶことができます。(高額な商品は無く選択肢も多くありませんが)
そして、商品と送料は無料ですが、手数料としてUS$0.1という僅かなお金がかかります。画像取得日時点では日本円で16円です。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 16
このときはUSBの給電アダプタを選択しました。65Wタイプは普通にAliExpressで買うと400円から700円程度です。それが16円なのでざっくり計算で97%引きで購入できることになります。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 17
欲しい品を選択するとその商品ページに進むので(商品によっては)色などのバリアントを選択し、「今すぐ購入」ボタンを押して決済を行い注文を完了させます。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 18
このときは1週間かからずに到着しました。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 19
内袋に入っていました。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 20
内袋のウラ面。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 21
中身はこんな感じ。本体の白い部分にぐるっと巻いてある透明のビニールシートはまだ剥がしていません。今回は選択した製品自体がUSタイプのコンセント用アダプタで、バリアントは「色」だけでしたが、この手の商品はコンセントの形状が異なるバリアントを正しく選択しなければならないことが多いようです。

AliExpressの育ててゲットで商品をほぼ無料でゲットしてみた 22
今回選択した製品は、USB-Aのソケットが5つ、USB-Cが1つの計6個のUSBデバイスに給電できるようです。USB-Aのポートは5色の色違いですが、これは給電アダプタなのでこの色の違いに意味は無いようです。

「育ててゲット」で、ほぼ無料で商品をゲットするには日数はかかりますが諦めてしまうほど途方もないというものではなく、育ててゲットは難しいものでもありません。1度商品を手に入れたら終わりということでもないので次の商品をゲットしようと頑張るのはアリだと思われます。

Up