Speedtest モバイル端末+LTE回線による計測結果 5月分

モバイル版のSpeedtestの計測結果も見てみます。
今回は3大携帯キャリアのみで明らかなMVNOは除外しています。Wi-Fiや3Gも除いてLTEのみです。そのせいもあるのかdocomoの計測数が非常に少ないので参考にならないかもしれません。
モバイル端末はAndroidとiPhoneの計測結果だけ抽出しています。

昨日のPC用とは違って分布グラフにしています。

Speedtest.net gatolaboサーバ NTT docomo Android 計測結果 2015年5月後半
NTT docomoの回線で端末がAndroidの計測結果です。
下り500Kbps以下の割合は約20%でそれ以外のピークは12Mbps、40Mbpsくらいまでは出易い感じですね。
上りは15Mbpsを超えるのは少なめでしょうか。

Speedtest.net gatolaboサーバ KDDI Android 計測結果 2015年5月後半
KDDI回線で端末がAndroidの計測結果です。
下り500Kbps以下の割合は約11%で3大キャリアの中では一番不満が少なそうです。それ以外のピークはなんと30Mbps。40Mbps以上は出難そうです。
上りは15Mbpsまでと思った方が良さそう。

Speedtest.net gatolaboサーバ Softbank docomo Android 計測結果 2015年5月後半
Softbank回線で端末がAndroidの計測結果です。
下り500Kbps以下の割合は約24%で不快な思いをする人が多そうな結果に。ところがそれ以外のピークは22Mbps程度で運が良ければ60Mbpsくらいまで出てしまうという謎の構造。
上りは最も優秀で20Mbpsまでは出易い様です。ただし、30Mbpsを超えることは無い様子。

Speedtest.net gatolaboサーバ NTT docomo iPhone 計測結果 2015年5月後半
NTT docomoの回線で端末がiPhoneの計測結果です。
下り500Kbps以下の割合はAndroidのそれと同じく約20%。それ以外のピークは12Mbps、40Mbpsくらいまでは出やすい感じもAndroidと全く同じ傾向。
上りは20Mbpsには届かないものの意外と出るようです。

Speedtest.net gatolaboサーバ KDDI iPhone 計測結果 2015年5月後半
下り500Kbps以下の割合は約17%でAndroidのそれよりは劣るもののやはり3大キャリアの中では一番不満が少なそうです。それ以外のピークは25Mbps。40Mbpsくらいまでは出ること多いかも、それ以上は運が良ければ。
上りは15MbpsまでとやはりAndroidと同じ。

Speedtest.net gatolaboサーバ Softbank iPhone 計測結果 2015年5月後半
下り500Kbps以下の割合は約34%でAndroidのそれを超えて恐ろしく悪いので不満に思う人が多そうです。反面、60〜100Mbps程度出ることもあるようで「この差は何?」状態。
上りはやはり優秀で20Mbpsまでは出易い様です。1件だけ120Mbps超えの結果がありますがこれは何かの間違いでしょうか。

こうして見るとKDDIが優秀に思えます。
Softbankは下りは運が良ければ速いけど良くなければかなり酷い様子。でも上りは良いんですよね。
docomoは悪くはないけどもう少し頑張れというところでしょうか。

ちなみに上の結果は「がとらぼ」サーバの結果ですが、Speedteset.netのOoklaではhttp://www.netindex.com/download/2,78/Japan/(2015.08.07 NetIndexのサービスは終了)で国別の結果を公開していて日本は有線の回線は非常速いんだけどモバイルの回線速度はかなり遅い。意外にも支那なんて日本の2倍くらい出るらしくてモバイル通信は快適そう。日本の通信事業者さんにはもっと頑張って貰いたいですね。

今回はAndroidとiPhoneで分けてみましたがあまり意味なかったかも。6月分も集計してみたいと思います。

Speedtest PCクライアントによる計測結果 5月分

既に別記事にも書いたように5月中旬から実家のルーターをSpeedtest.netの計測サーバ(の一つ)にしている。
せっかく計測しているのに何もアウトプットしないのはもったいないことなのでちょっとだけ結果を公開してみる。

Speedtest.net gatolaboサーバ2015年5月PC計測結果
先ずはISP分け無しで国内のPCクライアントからの計測結果。1万件超の計測結果を1画像に表示しているので見えにくいとは思いますが細い青線がダウンロード速度、赤い線がアップロード速度。

700Mbpsを超える結果が無いのは計測サーバ側がFlets + IPv4 PPPoEというのもあるかもしれませんが、700Mbps超えの通信が発生した際にErrorが出てるみたいなので計測サーバののNICの性能が悪すぎるというのが大きいと思われます。それなりのNICを用意しなければと思いつつPCIeの付いたマザーボードも必要というかほぼ一式揃えなければならないので暫く無理かも。

ASAHI.NET PC計測結果
大手ISPの一つASAHI NETからのPCクライアントによる計測結果。計測数自体が非常に少ないので参考にならないです。
日にち分けを行わず24時間で時間帯による計測結果のムラがわかるようにグラフを作っています。なお、時間軸側は計測が多い時間帯の幅が広く計測が無いと幅が狭くなっています(以下のグラフも全て同じ)。 計測件数が少なすぎるのでアレですが、50Mbps以下の計測数が少ないのでやはり優秀なISPなんだなと思います。

BIGLOBE PC計測結果
中堅ISPの一つBIGLOBEからのPCクライアントによる計測結果。こちらも計測結果が少ないので参考にならないです。何故か20〜24時に計測されていません。
計測結果を見る限り良くも悪くもなく凄く普通という印象。もう少し特徴欲しいのは提供サービスも同じ。
500Mbpsを超える計測結果が無かったのが残念。

IIJ PC計測結果
超大手ISPのIIJからのPCクライアントによる計測結果。こちらも計測結果がもう少し欲しかったところです。
600Mbps超があるかと思えば10Mbps以下の激しく遅いのが多く含まれるなど速度差が激しいようです。モバイル利用が含まれているのでしょうか。環境を整えて使いたいと思わせるISPです。

KDDI PC計測結果
超大手KDDIからのPCクライアントによる計測結果。こちらは計測数も3000件超と十分です。
さすがKDDIというべきか500Mbps超の計測結果も沢山あります。時間帯で見ると昼休み時間と18時以降0時過ぎまでの結果が良くないですがそれ以外はあまり大きな速度変化が無いように見えます。安価に複数固定IPでのサーバ利用が可能なら使いたいところですが・・

K-Opticom PC計測結果
関西以外では馴染がないかもしれませんが関西電力100%出資の大手でeo光を展開しています。もう少し計測数が欲しかったのですが、利用者が多い夕方以降に良い計測結果が多く出ているのを見てもやはり大手の電力系は優秀ですね。逆に20Mbps以下の結果が結構あるのは環境の悪い宅内無線LANとかでしょうか。

OCN PC計測結果

超大手ISPの一つOCNからのPCクライアントによる計測結果。3000件超という計測数が利用者の多さを見せつけてくれます。地域によっては速度がナローバンド並に全く出ないという話をよく聞きますが、この結果を見る限りそんなに酷いとは思えないくらい速度出ています。まぁ、あまりに回線遅いと速度計測なんかしたくもないでしょうが。よく見ると100Mbpsの少し下あたりで分かれて見えているのは利用者側の環境が100Mbpsだからでしょうか。

Softbank BB PC計測結果
Softbankのブロードバンドサービス。Yahoo BB等からのPCクライアントによる計測結果。もっと多いかと思ったら意外と少なかった。業務時間に相当する時間帯に何故か落ち込むようですがそれ以外は夜間の落ち込みもなく優秀なようです。

So-net PC計測結果
大手ISPの一つSo-netからのPCクライアントによる計測結果。こちらも時間帯別の推移を見るにはもう少し計測数が欲しかったところですが、21時から22時に酷く落ち込んでいるのが目立ちます、何でしょうか?計測サーバの回線がSo-netなので同じISPからはもう少し良い結果が欲しかったところです。こちらも100Mbpsの少し下で分かれて見えるのでOCNと同じくでしょうか。

他の通信事業者も集計はできるけど面倒なのでしない。5月は途中からで利用者も少なくまともに集計できるのは6月分からだと思います。(根がズボラなので集計しなかったりして・・)
あと、出し方ですよね。あまりはっきり出したくないという気持ちもあるし、今回のグラフだとつまらないし。

Up