首途八幡宮

源義経が奥州平泉に旅立つ際に安全祈願をしたと言われている「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」。
「首途」という言葉は、現在ではあまり使われていませんが、これは「門出」を意味しています。つまり、旅立ちや新たなスタートを象徴する言葉です。この神社の名前も、その由来を持っているようです。
平安時代の初期に宇佐八幡宮から勧進されたこの神社は、もともとは「内野八幡宮」と呼ばれていました。しかし、源義経がここで参拝したことで「首途八幡宮」という名が定着したと言われています。

祭神

  • 誉田別尊 (ほむたわけのみこと) 応神天皇のことです。
  • 比咩大神 (ひめおおかみ)
  • 息長帯姫命 (おきながたらしひめのみこと) 神功皇后のことです。

比咩大神はおそらく宗像三神のこと。(アマテラスがスサノオの剣を噛み砕いて生まれたタキリビメ、イチキシマヒメ、タキツヒメ)


白峯神宮から今出川通りを約600メートル、徒歩でおよそ7分ほど西に進むと、今出川智恵光院の交差点に出ます。そこを右折し、さらに50メートルほど進むと、左側に首途八幡宮があります。ちょうど西陣中央小学校の向かいに位置しています。
最寄りのバス停は今出川浄福寺で、170メートルほど離れており、徒歩で約2分の距離です。ただ、首途八幡宮の公式ウェブサイトには「今出川大宮下車、西へ徒歩5分」との記載もあり、少し混乱するかもしれませんが、どちらのルートでもアクセス可能です。

首途八幡宮 1
神社の敷地は細長く、旗竿地のような形をしています(写真に写っている左端の鳥居の部分がその入り口です)。隣接する櫻井公園は広々としていて、穏やかな雰囲気が漂っています。公園の入り口には立派な桜の木があり、春には美しい花が咲くでしょうが、訪れた時期には葉桜になっていました。

首途八幡宮 2
鳥居をくぐると、細く石畳の道が続いています。実際に歩いてみると、写真以上にこの道は狭く感じるかもしれません。

首途八幡宮 3
途中で道が3つに分かれますが、左側の2つの階段はどちらを選んでも同じ場所にたどり着きますので、どちらを進んでも問題ありません。

首途八幡宮 4
一番右は弁財天へ。

首途八幡宮 5
本殿は小さな丘の上に建てられており、階段を少し登ると到着します。階段は短めで、それほど急ではないため、足が少し悪い方でも無理なく登れるでしょう。家の階段を2階まで上がる程度の体力があれば、問題なく参拝できると思います。

こちらでは御朱印は戴いていません。

白峯神宮

晴明神社の次はすぐ近くにある白峯神宮(しらみねじんぐう)に向かいます。
こちらは武道・球技などスポーツの関係者が多く訪れる神社となっています。学生も多い。

祭神

  • 崇徳天皇
  • 淳仁天皇

白峯神宮は古い神社かと思いきや意外と歴史は浅く江戸幕末に孝明天皇の思い付きから始まった。
孝明天皇は保元の乱で讃岐(香川県)に流されて死亡した75代 崇徳天皇の霊を京都に戻して慰めたいと考えたのだが、果たす前に崩御したので明治天皇が引き継ぎ香川県坂出市の白峰神社から崇徳天皇の霊を迎えて明治元年に白峯神宮が作られた。
47代 淳仁天皇は恵美押勝の乱に加わらなかったのに廃位され、その後淡路に流され、しかも(おそらく)暗殺された。まさに踏んだり蹴ったり。敵対者(勝者)は称徳天皇と道鏡。淡路廃帝と呼ばれたが明治天皇により淳仁天皇という諡号を賜られ明治6年に白峯神宮に合祀された。合祀されるまでの境遇はこちらも十分過ぎるほど悲惨なので崇徳天皇並の怨霊になっていておかしくないと考えられたのでしょう。

平将門の怨霊が恐れられるようになったのも近代に入ってからなので、明治頃はオカルトがブームだったのかもしれません。

白峯神宮が作られたのは飛鳥井家の邸宅のあった場所。飛鳥井家は和歌・蹴鞠の師範の家柄(飛鳥井流)。飛鳥井家が崇めてきた精大明神(地主社)が蹴鞠の守護神、伴緒社が武道の神なので、それでスポーツ関係者の参詣が多いようです。

京都市営地下鉄烏丸線の今出川(いまでがわ)駅4番出口から600m徒歩約8分。バスは「堀川今出川」すぐ。京都駅などバスの始発から乗って「堀川今出川」で降りる場合を除いてバスに乗るのは個人的にはお薦めしません。かなり混むのと座れないのでツラい。座れても京都は年寄りの乗車が多いので結局立ちになるし。

白峯神宮
鳥居は今出川通りに面しているがここは特に歩道が狭く窮屈。鳥居前でボヤボヤしてると歩行者の邪魔になるので気を付けたいところ。

白峯神宮 2
おそらく舞殿。でも拝殿ってこともあるかも。

白峯神宮 3
こちらが本殿。写真に写っている学生は違うが、賽銭箱の前に来てからモタモタする・はしゃぐ・鞄を開けて荷物探し始めるっていう学生はもう少し周りに配慮するべき。

白峯神宮 4
潜龍社。祭神は潜龍大神という龍神。「潜龍井」という井戸があるらしい。由緒は白峯神宮のウェブに書いてあったけど意味がよく解りません。

白峯神宮 5
こちらが「潜龍井」なのですよね? 龍神の筈ですが、なんかミドリマキバオー(うんこたれ蔵)に見えるんですけど・・・

白峯神宮
武道の神、伴緒社(とものおしゃ)。祭神は源為義と源為朝。二人とも弓の達人だったらしい。

白峯神宮 7
本殿からの場所的には左近の桜はこちらだが、舞殿?の前にあるしなぁ。只の桜?

白峯神宮 8
蹴鞠の碑。「鞠」の字の右側にある球は回るみたい。

白峯神宮 9
崇徳天皇欽仰之碑。崇徳天皇は日本三大怨霊の一人。12世紀中頃の保元の乱で後白河天皇が勝利し、崇徳天皇は讃岐に流刑となり死去。

白峯神宮 10
地主社(じしゅしゃ)。精大明神が祀られているのはこちらなので球技関係の人は本殿よりこちらを厳かに参るべき。

白峯神宮 11
小賀玉(おがたま)の木。榊(さかき)の代用木としても。こちらの木は樹齢800年とか。飛鳥井家の邸宅が作られた頃からある木かも。

白峯神宮 12
本殿に向かって左前の鬱金の桜(うこんのさくら)は未だ咲いていた。

白峯神宮 13
御朱印

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