FreeBSD

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386BSDの時代から数えると、FreeBSDとの付き合いは30年以上になります。ただし、FreeBSDの開発者の一人としてではなく、あくまで一人のユーザーとして長く使ってきただけです。そのため、利用歴の長さの割には、今でも知らないことだらけです。

最初に使ったのは、FreeBSDの前身の一つとなった386BSDでした。当時はインターネットが一般家庭に普及する前で、NIFTY-Serveなどの「パソコン通信」が広く使われていました。私もNIFTY-Serveの会員同士で、386BSDを収録した100枚以上のフロッピーディスクを順番に宅配便で送り、コピーして次の人へ回すという方法で入手しました。

当時の通信にはアナログ電話回線を使うモデムが一般的で2400bpsモデムが主流の頃なので、実際の通信速度は圧縮が効いても5Kbpsにもなりませんでした。電話を接続している時間に応じて通信料金や電話料金もかかるため、OS一式をオンラインでダウンロードするのは時間と費用の両面で現実的ではありませんでした。

そこで物理的にフロッピーディスクを送り合っていたのですが、100枚以上を1枚ずつコピーし、そこからOSをインストールする作業にはかなりの手間がかかりました。現在のようにISOイメージをUSBメモリーへ書き込み、短時間でインストールできる環境とは大きく異なります。また、面識のない利用者同士が住所を知らせ、宅配便でメディアを送り合う方法は、現在の個人情報保護やセキュリティの感覚から見ると難しいでしょう。性善説が幅を利かせた古き時代だから成り立った仕組みです。

当初、386BSDやFreeBSDを導入した目的はTeXを使うことでした。現在は主にメールサーバーやWebサーバーとして利用しています。

サーバー用途ではFreeBSD 2.0.5の頃から使い始めました。私の記憶では、2.2.5以降は基本的な操作方法や管理の考え方に大きな変化はなく、古くからの利用者でも比較的扱いやすいOSだと感じています。一方で、その間もハードウェアへの対応、安定性、セキュリティ機能などは着実に改良されてきました。


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