後方表示特化デジタルミラー MAXWIN MR-C001を取り付けてみた

後方表示特化デジタルミラー MAXWIN MR-C001を取り付けてみた

昨年買い替えたデジタルミラーには、CarPlayやAndroid Autoに対応する他、Wi-Fi経由で録画ファイルをスマートフォンへ転送して視聴できるという特徴があるはずでした。しかし、これらの機能はメニューやアイコン上には表示されるものの、実際にはまったく動作しませんでした。つまり、購入時点ですでに故障していたということになります。
フロントカメラにはSONY製IMX415センサーを搭載し、1440p録画に対応と謳われていましたが、IMX415は実際には200万画素のセンサーで、1080pまでしか対応していません。「1440p録画対応」というのは、1080p映像をソフトウェアでアップスケーリング(アップコンバート)しているだけで、実質的な画質向上はないのに録画容量だけは食うことになります。それに加えて、実際の映像がIMX415とは思えないほど低品質だったため、おそらく仕様通りのセンサーは使われていなかったと推測されます。このため、外付けのフロントカメラは取り外しました。
画面自体は明るく、高解像度な1920×440ピクセルで表示されるため、ディスプレイには不満はありませんでした。ただし、カメラが良くないので映像に白飛び黒つぶれが多く解像感が低めでした。また、昨年の秋以降、使用中に突如として再起動が発生し、そのたびに設定が初期化されてしまうようになりました。特に初期値になるとバックミラーとしての使用に支障をきたし、再設定には毎回数分を要するため、非常にストレスを感じ、デジタルミラーの買い替えを本格的に検討するようになりました。

フロントカメラを取り外してしばらく使用してみた結果、フロントカメラは自分には不要だと分かり、次は後方表示に特化したモデルも選択肢に入れることにしました。また、デジタルミラーの録画品質は、専用ドライブレコーダーと比較すると見劣りすることが多く、すでにドラレコとしてはDDPAI Z50を利用しているため、ミラー側に録画機能があってもなくても構わないと考えました。
前述のとおり現在使用しているデジタルミラーがCarPlayやAndroid Autoが正常に動作しなかった点が悔しく、次に購入するミラーにはそれらの機能が搭載されているものを検討しました。ただ、Android Autoは所有しているAndroidナビでも利用できるため、ミラーにその機能を求める必然性があるのかという点でも悩みました。
AliExpressやAlibabaで気になる製品を定期的にチェックしていましたが、この1年ほどの間に「これだ」と思える製品には出会えませんでした。一方で、日本国内で販売されている中華系デジタルミラーには、日本市場を意識したスペックを備えたモデルが増えており、日本のAmazonなどで購入するのも選択肢として現実味を帯びてきました。

その中で、以前から注目していたのが、後方表示に特化しCarPlayとAndroid Autoにも対応しているPORMIDO PRD63Cというモデルです。しかし、つい最近になってMAXWINから「MR-C001」という新製品が発表され、こちらも候補に急浮上しました。
MR-C001は、後方表示に特化し、ドライブレコーダー機能をあえて省いたモデルです。200万画素のSONY製IMX462センサーを搭載し、1080p@60fpsの高フレームレート表示が可能とされています。また、デジタルズーム機能も搭載されており、必要に応じて後方の映像を拡大して表示できます。ただし、CarPlayやAndroid Auto、さらにADASといった機能は一切搭載されていません。
このため、はじめてデジタルミラーを導入する方や、車にドラレコが未搭載の方には向かない製品といえるでしょう。しかし、すでにドラレコを別途装備している方や、必要最低限の機能だけに絞りたいミニマリスト志向の方には、かえって魅力的に映るかもしれません。
中華製品という性質上、IMX462センサーが本当に搭載されているのかは不明です。確認する方法もありません。60fpsも録画できないため確認することができません。さらに、発売直後ということで「ご祝儀価格」が設定されており、後方特化かつバンド固定式のデジタルミラーで価格が約2万円というのは、かなり割高に感じました。それでも販売開始直後でロコミ情報が全く無く、スペック詳細が不明な部分が逆に気になってしまい、結局「怖いもの見たさ」で購入してしまいました。

発売開始直後ということで2万円程度の強気の価格が設定されています。2千円程度のクーポンが利用できるタイミングで購入すると1万8千円程度になります。

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今回はアマゾンで購入しました。箱ではなく紙袋に入って直配便で届きました。

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筒になった黒い化粧カバーの外装です。

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外装の筒から抜き取ると白箱です。中華ミラーはこのような箱に入っていることが多いです。

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マグネット蓋を開くとスポンジ板があり、それを外すと本体の画面が現れます。

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箱の中は2層になっていて上層のミラー本体を取り出すと、下層のアクセサリ類が現れます。

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付属品です。長さの違うゴムバンドが2種類(上)、設置用と操作用の取説が2種類(右)、後方カメラ(左下)、シガープラグ型電源とケーブル、(下中央右寄り)、後方カメラ用ケーブル(下中央左より)
この他にクロスが付属しています。(2つ後の画像のもの)

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後方カメラは、車内用の筒型のものを選択しました。カメラケーブルのコネクタは丸形4ピンです。中華ドラレコのカメラのコネクタはこの形状のものがとても多いです。3M VHBと書かれた両面テープが既にカメラに貼り付けられています。最近AliExpressで購入したものと同じ3M VHB両面テープのロゴが付いていますが、その購入した両面テープは暑い車内では速攻でブヨブヨ/トロンとなり貼り付けていたADAS DVRが垂れ落ちたので心配になります。

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デジタルミラー本体の正面側です。本体下側中央にはボタンが1つ付いていて、他の中華デジタルミラーの多くと同様に画面表示を消す/表示するときに押します。実際には走行中に押すことになったためしがありません。画面には保護フィルムが貼られています。この保護フィルムは車に設置が完了するまでは剥がさない方が良いでしょう。画面についた指紋などを拭き取るためのクロスが付属しているのを写していなかったので画面に置いてみました。必要最低限の大きさです。

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交換型ミラーではないため車の既存のルームミラーにバンドで固定するためのフックが背面に4つ生えています。背面には説明書には書かれていない穴が2つあります。用途は不明です。

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本体上面にはmini-B USB端子が2つあり、後方カメラ用と電源用です。フロントガラス上部中央までケーブルを引き回していざミラーに接続というときにどちらかわからなくなることがあるため良いこととは思えません。中華デジタルミラーの多くではリアカメラを2.5mm4極ミニミニプラグで接続するようになっていて、GPSアンテナ用の3.5mm3極ミニプラクと挿し間違えないようになっています。誰が作業しても間違えないようにそれぞれ形状の違う端子というわかりやすさが重要な筈ですが、なぜmini-Bコネクタを2つにしたのでしょう。そもそもいまどきはType-Cではないのかとも思います。microSDカードスロットがありますが、この製品には録画機能はありません。ファームウエア更新用ということになっています。そのカードスロットの奥側(写真では上側)にはリセット穴があります。リセットすることは少ないとは思いますが、車に設置後は天井近くで上から覗き込むこともでないためこの位置のリセット穴はとても使いづらいと思います。バンドを外してリセットするという想定なのでしょうか。

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デジタルミラーとリアカメラを接続するためのケーブルです。丸形4ピンコネクタがリアカメラ用で、ミニUSBプラグがミラーに接続する用です。赤いケーブルは車のバックランプの+線に接続することでバックギヤに入れた際にカメラに写っている範囲の下部を表示するようになります。これは多くのデジタルミラーと同様です。

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このデジタルミラーはフックが筐体背面カバーの内側から外に飛び出る形で取り付けられていて、フック台座が取り外せるようにはなっていませんでした。しかし、ゴムバンドとフックを使用して既存のミラーに被せて使うのはどうしても嫌なので無理やりプレートを付けることにしました。そこで、左右のフック部分に貼られている薄く破れやすいスポンジシールを剥がしました。既存のミラーにかぶせる場合には車のルームミラーに傷を付けないためにもこのスポンジシールを剥がしてはいけません。

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下が今回購入したMR-C001、1年半使用したデジタルミラーが上側のものです。これまで使用していたミラーの方が横幅が1cmほど長いです。このミラーはフック台座を取り外してプレートを取り付けていました。このプレートとステーを今回のMR-C001で無理やり使うことにしました。

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これまで使用していたミラーからプレート(ブラケット)とステー(支柱)を取り外して今回購入したMR-C001の筐体背面の上に置いてみました。フックは車のルームミラーに被せるように高くなっているため、薄いプレートそのまま使おうにもゴムバンドをかけてもスカスカでミラーを固定できるとは思えません。そもそも、フックとゴムバンドを使用する気はありません。

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黒いネジはこれまで使用していたミラーとプレートを固定していたものでΦ3mmです。それに合うナット4つ、少し大きめのワッシャー4枚を追加で用意しました。

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ネジで留めるため、スポンジシートを剥がした箇所にフェルトシートを貼りました。また、フックの先端部分をニッパーで切り取りました。開封から5分で破壊というのはなかなかないことです。 この切り取り部分はプレートで隠れることになるので綺麗に切る必要はありませんが、短く切らないようにしないと長さが足りなくなるので注意です。

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プレートはちょうどミラー背面中央になるように置きます。フックの根本で内側に折るようにプレートで抑えます。プレート四隅のネジ穴にピンを差し込んで、織り込んだフックのゴムに印を付けます。写真ではピンが斜めになっていますが、真っ直ぐ差し込みます。でグリグリ抑え込めばフックのゴムを突き破ることも可能ですがフェルトも突き破ってミラー筐体背面に傷を付けてしまわないようにします。

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フェルトシートの上にナットを置いて、ワッシャーを重ねます。フックのゴムに付けた印の部分にドリルで穴を開けます。フックのゴムを内側に織り込んで穴の位置にナットとワッシャが来るようにします。

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プレートを当ててネジを締め込みます。フックのゴム、ワッシャー、ナットで固定します。上側左右、または下側左右で先に留めます。写真は上側左右をネジ止め完了の状態で、下側はこれからです。

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4箇所すべてネジ留めしました。これまで使用していたミラーではプレートがミラー背面にぴったりひっつきましたが、今回のミラーは無理やりなのでフックのゴムの厚さ分だけプレートが浮き上がっています。しかし、しっかり十分な固定ができていますし、知らない人が見たらフックのゴムにネジ止めしていることなど判らないでしょう。

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上から見たらこのようになります。

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さっそく車に取り付けて配線もしてみました。画面の保護シートはまだ外していない状態です。この製品にはGPSアンテナは付属していませんが、これまで使用してきたGPSアンテナ(3.5mm3極ミニプラグ)を流用して接続しました。リアカメラ、GPSアンテナ、電源のケーブルは結束バンドでまとめました。これはこれまで使用していたデジタルミラーと同じ手法です。3箇所でみっともなく飛び出るのは仕方がないですが、ケーブルがバラバラだと見た目がさらに悪くなるので纏めましょう。

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このデジタルミラーは後方カメラ表示のみの単機能なので、メニューのような画面すらありません。唯一、左上の時刻表示部をタッチすると時刻調整画面が表示されます。ここで、12時間表示/24時間表示を切り替えることができます。初期値は12時間表示のようなので24時間表示に慣れている方は切り替えます。GPSアンテナを接続しない場合は日時を手動で調整しますがGPSアンテナを接続している場合は日時調整は不要です。この製品ではタイムゾーンの設定ができません。他所の国での利用は想定されていないのかもしれません。

まさか単機能のものを選択することになるとは自分でもつい最近まで思っていませんでしたが、意外と正解だったかもしれません。ただし、実際に走行中に表示されるミラー映像しだいです。この映像品質がダメなら単機能のルームミラー被せ型デジタルミラーを選んだ意味が全くないことになります。本日はまだ車に設置しただけなのでどのような映像が表示されるのかさっぱりわかりません。心配です。

1秒高速起動とはどのようなものでしょうか。車の電源ONからバックカメラが映るまでを計測してみました。メーカーの計測方法は異なると思われ1秒ではありませんが、たしかに非常に高速でした。

同日追記

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外がとても明るい状態です。爆光ディスプレイというわけではありませんが、十分に明るいディスプレイで解像感高くくっきりした映像です。写真ではディスプレイ右端の反射が目立ちますが、実際にはディスプレイ表面の光の反射はひどくありません。

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夕方です。暗くなり始めていますがバックミラーの映像では昼のようです。これは過去のデジタルミラーでも傾向は同じですが、ノイズ感が無い点は好感です。

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カメラが自動補正して明るく写っていますが日没後です。雨混じりの曇天でライトがないと走りづらい暗さです。前の車のブレーキランプの赤い光がフロントガラスの上側の天井に反射していることでその暗さをお察しください。
後続車はヘッドライトを点けていますがその車のライト部分以外は白飛びしていません。また、ノイズ感は低いです。

期待値が低かったこともありますが、予想より遥かに映りが良かったです。「割高に感じた」などと書いたのは正直すみませんでした。

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