
前回の、XiaomiのスマートフォンをMagiskでRoot化でMagiskをインストールしてAndroidスマホをRoot化できるようにした。
が、Magiskをインストールして有効化しただけではアプリは普通にしか動かないので特に何かできるようになるわけでもない。今回は、Root化で特殊な機能が使えるアプリにスーパーユーザー権限を与える方法、Root化で使えるようになるLSPosedフレームワークのインストールととそのアプリ(モジュール)で特殊なカスタマイズしたりやりたい放題できるようにする方法。
要Rootアプリにスーパーユーザー権限を与える
Google Playからインストールしたアプリや野良アプリにはRoot化で本領を発揮できるものがある。ここでは前回のMagiskのインストールでも紹介したRoot Explorerにスーパーユーザー権限を与える。
Magiskを有効化した状態でRoot化前提のアプリを起動する。今回はRoot Explorerを起動。Magiskを有効化するまではRoot Explorerを起動しても表示されなかった「スーパーユーザー権限の要求」のポップアップが表示される。「許可」「拒否」の選択が求められる。この記事的にはスーパーユーザー権限を与えたいので「許可」をタップする。基本的にはこれだけ。なお、ポップアップは一定時間で表示が消える。この場合は「拒否」と同様になる。また、間違って「拒否」をタップしてしまうこともある。「拒否」するとその後アプリを起動してもポップアップは出ず拒否扱いで動作する。「許可したかったのに・・」でも大丈夫。(次へ)
Magiskアプリを起動する。
最下部の「スーパーユーザー」をタップする。
「スーパーユーザー権限の要求」のポップアップで「拒否」した場合やポップアップを放置して消えてしまった場合、または意図的にアプリのスーパーユーザー権限を剥奪した場合はこの画面のようにアプリの右のスイッチがオフになっている。スイッチをタップしてオンにする。
アプリ名の右横のスイッチがオンになればそのアプリにスーパーユーザー権限が与えられた状態。通常状態では利用できない機能が利用できる。
なお、アプリにスーパーユーザー権限を与えるのは危険もある。通常状態ではスーパーユーザー権限は与えず、アプリを使う時だけ一時的にスーパーユーザー権限を与え、アプリの利用を終えたならスイッチをオフにしてスーパーユーザー権限を剥奪しておくのがオススメ。ただし、特殊な機能を使える状態で常駐させるようなアプリは、基本的には常時スーパーユーザー権限を与えたままにする。(オフにしない)
このように、Magiskが有効状態でスーパーユーザー権限を必要とするアプリにスーパーユーザー権限を与えたり剥奪するのは簡単。
Magiskモジュールの在り処
以前のMagiskにはモジュールのリポジトリの表示機能とそこからインストールする機能があった。現在は公式のリポジトリ以外の選択肢も利用できるようにするのが目的なのかそれらの機能が省かれている。おかげで簡単にモジュールを選んでインストールするのができなくなってしまったが選択肢は広がったのは間違いない。
Magisk Modules Alternative Repository
これらのリポジトリからMagiskモジュールを探すのが簡単でしょう。
モジュールのリストから欲しいモジュールがあればクリックしてモジュールのリポジトリを開き「Releases」から最新版をダウンロードしてMagiskでインストールします。
他に、XDAにもMagiskモジュールや情報が多くある。また、有志らが作ったモジュールが彼らのウェブサイトやGitHubに置いてあったりする。
LSPosedフレームワークのインストール
以前はAndroidをRootしたらXposed (その後継のEdXposed)を入れるのが当たり前だったが、現在は(さらに後継の?)LSPosedを入れる。
LSPosedはhttps://github.com/LSPosed/LSPosedにある。
Releasesをタップする。
一番上にLatest(最新)バージョンが表示されるので確認。
Assetsの一番上がそのバージョンの筈なのでファイル名内のバージョンの数字を確認。2つ同じ様なファイルがある筈だが、ファイル名に「zygisk」が含まれている方をタップしてダウンロードする。このZIPファイルは解凍する必要はない。
前回のMagiskインストールでMagiskで「インストール済み」「Zygisk対応」になっている筈。一応確認しておく。
右下の「モジュール」をタップする。
「ストレージからインストール」をタップする。
ダウンロードしたファイル名が表示されているならそれをタップする。
または、「他のアプリでファイルを探す」からファイラーアプリをタップしてそのファイラーアプリでダウンロードしたファイルを選択する。(次へ)
今回は敢えてRoot Explorerでダウンロードしたファイルを見つけてタップした。
LSPosedのインストールが始まる。
ズラズラっと文字が表示される一番が「Done」になればインストール完了。
右下の「再起動」ボタンが押せるようになるのでタップする。
システム再起動後にデスクトップ上に「LSPosed」のアイコンが出来ている。個人的にはデスクトップには極力アイコンを置きたくない派だが、このLSPosedはドロワーにアイコンが出来なくてショートカットを作るための情報が無い。デスクトップに置かれたアイコンを消してしまうと一時的にお手上げになる。
とはいえ、救済策が用意されていて、電話アプリ(ダイヤラ)を起動して「*#*#5776733#*#*」をダイヤルするとLSPosedが開くようになっている。LSPosedが開いた状態で右下の「設定」をタップして下にスクロールし、「ショートカットを作成」をタップデデスクトップにアイコンが作られる。(また、システム再起動でもアイコンが出来るらしい)
LSPosedを開いた。
有効化済みになっている。(Zygisk対応)
これでLSPosedのインストールが完了。
次回はLSPosedのモジュールをインストールしてRoot化のありがたさを得られるようにする。
- Root化したAndroidでLSPosedモジュールのインストールと使用
- MagiskでRoot化したAndroidでRoot対応アプリを使用 & LSPosedをインストール ←いまここ
- XiaomiのスマートフォンをMagiskでRoot化
- Xiaomiのスマホをブートローダーアンロック
- ADBとFastboot
- MIUI Downloader | News & AppsアプリでXiaomiスマホのシステムアプリ更新と隠し機能の呼び出し
- MIUI Downloader | News & AppsアプリでXiaomiスマホの最新ファームウエアを入手する
- Root化したAndroidでLSPosedモジュールのインストールと使用
- MagiskでRoot化したAndroidでRoot対応アプリを使用 & LSPosedをインストール
- Redmi Note 9S向けにAndroid 12ベースのMIUI 13がリリースとシステムアプリ消し
- XiaomiのスマートフォンをMagiskでRoot化
- AdGuardで広告ブロック (Android)
- Androidでアドレス帳/カレンダーの切り替え (DAVx5 CalDAV/CardDAV同期アプリを使って)
- DAVx5 - Android用CalDAV/CardDAV同期アプリ
- Androidスマホ画面をWindowsで表示 (ワイヤレスディスプレイ プロジェクション)
- ノートPCにChromium OSじゃなくてChrome OSを入れてみた
- Redmi Note 9SにXiaomi公式Android 11を入れてみた
- Android 11 (β)にしたらバッテリー持ちが悪くなったので足掻いてみた
- Redmi Note 9SにAndroid 11 (MIUI 12)を入れてみた + システムアプリ消し
- Xiaomiのスマホをブートローダーアンロック
- Nexus 7 2013にLineageOS 17 (Android 10)をインストール
- keweonDNSでプライベートDNS
- Androidのブラウザ他のダークモード
- Androidのダークモード切り替え
- Android 9 Pie標準機能で悪意のあるドメイン・広告ブロック
- AndroidのChromeブラウザ表示をDevtoolsで操作する
- Zenfone 2 LaserにLineageOS 16を入れてみた
- Androidの音楽プレーヤーで歌詞表示
- はじめてのSignal (スマートフォン側)
- AndroidのGoogle未認証端末の登録
- VolumioのIPアドレスを調べて接続する
- LineageOS 15.1でイースターエッグと貢献者を表示
- Googleの仮想キーボード Gboard
- BubbleUPnP for DLNA/ChromecastでVolumioを操作
- Android8.1ベースのLineageOS 15.1が出回り始める