古いクルマのT10バルブのルームランプをLEDに交換した

実家の古いクルマの天井前部のマップランプをLEDに変えたが、天井中央のルームランプがオレンジ色というか黄色のガラス管のバルブのまま。 ルームランプはドアを開くと点灯するものだし夜は殆ど乗らないとはいえ暗いときにはお世話になることが多い。自分でスイッチを入れないと点灯しないマップランプとは使用頻度がまったく違う。

これはT10バルブだが、前の記事までに出ていたウェッジ球ではなくヒューズ型とかヒューズ球と言われるタイプ。正式名称は知らない。3030チップが6個載って一応650lmということらしい。消費電力は1.56W。今回購入して使用した31mmサイズだと1つ110円程度。(送料無料から)
小糸製作所の車種別電球適合表で車種を選択して使用する箇所に合うバルブの種類や長さを調べる。

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天井中央のルームランプ。電球は点灯した後は熱くて触れないのでスイッチをOFFにしてしばらく放置。
四隅に近いところにツメの切り欠き状のところがあるので、その1つに細いヘラか精密ドライバのマイナスにガムテープを貼って切り欠き部分に1〜2mmほど突っ込んで先端をランプカバーにひっかけるようなイメージ。指をすぐとなりの天井の柔らかい部分に当ててその指を支点にして掘り起こす感じ。指を支点にしないとルームランプの淵にヘラとかドライバを押し当てた跡がつく。1箇所ルームランプのカバーが浮いたら指でひっぱれば剥がれる。この写真のルームランプだとスイッチがある辺から掘り起こすと楽に剥がせた。

T10バルブのルームランプを交換 2
中央がT10 31mmのヒューズ型ランプ。金具で左右(両端)から抑えられているだけなので金具を開くようにしてやればポロリと外れる。上の写真ではランプの左端に見える金具を左に押してやるだけだった。

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LEDに差し替えた状態。このLEDは筒型ではなくて表がLEDで裏がヒートシンクになっているのでLEDが真下を向くように嵌めるだけ。

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カバーをする前に正常に点灯することを確認する。LEDが6個もあるのでさすがに眩しい。これで明るさが足りないとなるとLEDがたくさん付いたパネル(プレート)式を入れるしかない。この写真のLEDのような形で6 LEDより多いのや、LED自体がさらに強力な品もあるけど、LEDが密集すると発熱が心配。消費電力が5Wを超えなければ大丈夫だとは思うけど。

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カバーを戻した状態。マップランプもそうだったけど、電球だと眩しくなかった球の近くが眩しい。そして、昼間は光が眩しくなっても明るくなった気があまりしない。白だと特に。

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車内後部のラゲッジスペースにあるランプ。このクルマでは左後輪の後ろあたりにある。
前回バックランプ交換した際に開けた蓋を再び開けて、その穴から手を入れてランプ本体の上部を後ろから押してやると上の写真のようにランプユニットが外れる。ランプユニットの裏側にはカバーが付いているので手で直接触っても大丈夫。

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薄い灰色のが裏側のフタ。4箇所ツメで固定されているので割らない程度の力で浮かして外す。

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中央に見えているのがヒューズ型のT8 28mmランプ。これも両端の金具で挟んでいるだけなので金具を少しだけ拡げてやると外れる。上の写真では下側の金具のランプ接触部を少しだけ下側に押す。

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簡単そうで意外とやりにくいので青のコネクタを外してどこかに置いて交換する方がラク。上の写真だとランプの左側の金具を拡げてやる。

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実は、今回T10の31mm(天井ルームランプ用)とT8の28mm(ラゲッジスペース用)が必要だったのだが、何故か適合表で同名車種の新しいモデル用のページを見て注文してしまったのでT8 28mmを買うべきところ使えないT10 36mmを注文していた。で、AliExpressの販売店が間違って送ってきたのかと疑ったのだが、注文履歴を確認したら間違っていたのは自分だった。マヌケな話。
上の写真は左から誤って購入したLED T10 36mm、交換前のヒューズ球T10 31mm、交換前のT8 28mm、正しく購入したLED T10 31mm。多少の太さの違いは問題ないのでT8の代わりにT10は使用できる。しかし、長さが5mm以上も違うと金具を曲げるでもしなければ入らない。そして金具を曲げるのはイヤだった。 だから、天井ルームランプは交換できたがラゲッジスペースのランプは今回は交換できなかった。まぁ、ラゲッジスペースのランプって今回LEDに交換することに決めるまで存在を知らなかったし使ったこともないので交換しなくてもいいやっていうのが正直な気持ち。

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LEDの裏側は放熱用のヒートシンクになっていて大きさの割にズッシリ。安い割に意外とまともな造りの品。

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夜に道路に停めて撮ってみた。マップランプは点灯していなく天井中央のルームランプだけ。
今回はLED6灯なのでさすがに元のヒューズ球とは大違いで明るい。100円ちょっとのLEDランプ、しかも白色でこれだけ明るく感じられるのは嬉しい。

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古いクルマのT16バルブのバックランプをLEDに交換した

実家の古いクルマのヘッドライトをLEDに変えたが、他のランプが白熱灯でオレンジ色というか黄色だらけ。そこで、交換が簡単なランプは全部LEDにすることにした。今回はT16というT10より一回り太いウェッジ球のバックランプ。

これはT16ではなくT10バルブ。2個セットの価格。今回は白く光らせたいのでWhiteを選択。
このLEDチップは不明ながら先端のレンズ内を含め計10個登載したもので、12Vで消費電力5W、550ルーメンということになっている。 5Wなりの熱が出そうだが、ボディは一応放熱性に優れたアルミニウムということになっている。
なぜT16ではなくT10にしたかというと、ポジションランプの交換に使ったT10バルブが予定よりも暗かった場合にこれを使うつもりだったから。しかし、ポジション球の交換に使ったT10 LEDが十分に明るかったのでこの10 LEDのT10は予定通りバックランプの交換に使うことに。
T10より太いT16はより多くのLEDを載せられるので明るさを求めるならこちらの製品のように3030を3個と4014を15個積んだような品が良いかも。2個セット送料込み800円前後。5Wで1200lmということになっているが、本当に1200lmならハロゲンのヘッドライト並に光量があることになる。(明るいかどうかは別) ただし2個セットの説明書きに書かれた数字なので合わせて1200lmということかもしれないので、その場合は計算上はハロゲンのヘッドライトのほぼ半分。

バックライトを変えたい理由は標準の電球の色が黄色すぎるというのもあるが、元から付いている電球がアホみたいに暗い(16Wも食って僅か260lmだっけ?)というのもある。夜に実家のガレージにクルマを入れようとするとバックカメラがほぼ真っ暗で何も見えないので怖い。窓から顔出すとバックランプが光ってるのはわかるが何も照らしてくれていない。少しでいいから照らして欲しいの。
ただし、アホみたいに眩しいのにすると人待ちでパーキングにしていて発車でDに変える際に一瞬バックランプが光ることで直ぐ後のクルマの運転手を苛立たせる可能性があるのでやめておいた。それと先に書いたように今回はポジション球にも使えるように(低消費電力でLED搭載量の少ない)細いT10にした。T10ウェッジとT16ウェッジは球の部分の太さは違うけどソケットに嵌める部分は同じサイズなのでT10バルブであればT16用ソケットに挿して使うことができる。

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暗くて黄色なバックランプ。しかもブレーキランプの位置にあるから地面からも遠い。これじゃ地面は照らされない。後退を後ろに知らせるだけの役目しか果たさないクソ。

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ラゲッジルーム内のブレーキランプ裏に蓋があるのでヘラやマイナスドライバーを切り欠き部に入れると簡単に開く。

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蓋を開けて正面に見えるのはブレーキランプ。バックランプは蓋の下辺のあたりにある。手を穴の中に突っ込んで反時計回りにひねるとソケットごと抜ける。ただし、かなりかたい。手を穴の中に入れた状態でひねらないと力が入らない。

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ケーブルを切らないようソケット部分をしっかり持って電球部分をまっすぐ引き抜く。ウェッジ球なので間違ってもひねらない。

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ソケット部分の内側はこんなの。養生テープで留めたのはLEDの点灯確認を運転席から容易に行うため。(ただし、今回購入した品は極性がないものなので初期不良でなければどちらの向きに挿しても点灯する筈)

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点灯させたところ。すごい眩しい。元の暗い電球とは明らかに違う。

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今回購入した品はソケットに挿さる部分が平らな基板タイプ。中央の縦芯のようなものも無く少し緩いのでクルマの振動で抜け落ちそうで怖い。そこで、ソケットとLEDのベースのアルミの境目に1cm幅の耐熱アルミテープを1周貼り付けて固定した。

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ラケッジルームの内側からバックランプの穴を外側に向けて覗き込んだところ。穴の周囲4箇所に切り欠きがある。この切り欠きはそれぞれ大きさが違うので一番大きい切り欠きとバルブソケットの一番大きな凸部を合わせる形で嵌めてひねる。カチッと音がするところまで回す。

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バックランプ不点灯で外側から取り付けを確認する。

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バックランプを点灯した。写真ではわかりにくいが標準の電球よりは明らかに明るい。ただし、これで夜に地面や後方の近くの物が照らされるほど明るいかは不明。周囲を明るく照らすほどは光量が無いかも。

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一番左が外したT16の電球。真ん中2つが今回取り付けたLED。右は大きさ比較用の単3電池。

交換したT10 LEDは10灯でも5Wなので標準の電球T16の15,16Wと比べて1/3の消費電力。それで明るいので嬉しいところ。ただし、周囲を照らすという目的が果たせるかは不明。照らすのが目的ならT16の太さに多数のLEDを載せたタイプを購入する方がよいかな?

都心だと街灯が多いし人家も多いので夜道が何も見えないほど暗いというのは無いようだけど、ど田舎の実家周辺は夜道が暗い上に細い道も多い。クルマがすれ違えない道で対向車が来て後退しなければならなくなったときに後ろが照らされないとどうにもならない状況もありえる。それなのに暗くて役に立たないバックライトはフザケンナって感じ。ヘッドライトほど明るく照らせとは言わないが、せめてホワっと見えるくらいは照らせるランプは標準装備にして欲しいところ。

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