Boosters ミネルバリスシオの名刺入れを買ってみた

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ

2年ほど前に、革財布の記事を公開しました。その中で「良い革の小銭入れを探している」と書いたのですが、実際にその後も3〜6ヶ月ごとに探し続けていました。記事内で「良い革」と表現しましたが、具体的にはミネルバリスシオかプエブロレザーを指していました。どちらもイタリアの同じタンナーで作られた姉妹品の牛革です。ミネルバリスシオは表面がすべすべしており、プエブロレザーはその表面を削って毛羽立たせ、マットな質感に仕上げた革です。個人的にはブッテーロよりもミネルバリスシオの方が好みで、さらに言えば札入れ・小銭入れ・名刺入れをすべてミネルバリスシオのオリーバで揃えたいと思っていました。そして最近見つけたのがBoostersというブランドの名刺入れです。

今回はアマゾンで注文しました。ミネルバリスシオを全面に使った製品は、安くても1万円台後半はするだろうと予想していたのですが、実際は人件費の安い南アジア製と思われるもので、なんと3,300円(送料無料)という格安価格でした。というか、どこの国で作ってもこの価格はありえなくないですか?

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 1
最近よくあるのですが、スマホで撮った写真の一部が保存されないトラブルが続いていて、届いたときの梱包写真は残っていませんでした。実際には封筒に入った状態でネコポス(ヤマト運輸の安い小物便)で届きました。封筒から出した中身がこちらです。名刺入れ本体はビニールで包まれており、箱などには入っていません。個人的には全く問題なく、ギフト用以外では豪華な箱は不要だと思っています。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 2
折りたたみの蓋とカード入れの間にはビニールシートが挟まれていました。長期保管されても革の銀面同士が貼り付かないようにするための配慮だと思われます。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 3
蓋を開けると、名刺入れのスペースにはスポンジシートが入っており、さらにカードが1枚差し込まれていました。また、革の表面には白っぽい粉のようなものが多く付着しており、写真では擦り傷に見えるかもしれませんが、実際には傷はありません。埃ではなく、革同士の貼り付き防止としてベビーパウダーやコーンスターチのようなものが振られているのかもしれませんが、正確なところはわかりません。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 4
外革には1枚もののミネルバリスシオが使われています。これだけで気分が上がります。しかも3千円台前半で手に入るのですから驚きです。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 5
蓋を開いた下部にはBoostersのブランド名が型押しされていました。さらに、一部のブランド革を使った製品はブースターズプレミアムシリーズということになっているらしく「PREMIUM」の型押しもあります。
この写真を撮った時点ではまだ革の表面の粉を払い落としていません。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 6
挟まっていた名刺大のカードには「Boosters PREMIUM」とだけ印刷されていました。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 7
名刺入れの側面ですが、外革の全周と内側の革の側面の断面(コバ)が切りっ放しではなく、蝋のようなものでしっかり仕上げられていました。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 8
カードポケット側の革の断面は切りっぱなしですが、カードの出し入れで擦れる部分なので妥当な仕様です。カード収納部は革の床面とこめんがそのまま使われています。安価な革で繊維が粗ければ不安ですが、ミネルバリスシオの床面はきめが細かく磨き上げられているため十分です。ただし、この床面は染色されていません。名刺に色移りするのを避けるためでしょうか。
このポケットは名刺を出し入れする際に目に見える部分なので、滑りやすさのためにナイロン布などの素材を貼られるよりも革そのままの方が嬉しいと感じました。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 9
2つのカードポケットを仕切る革の厚みは1mmほどです。強度としては必要十分です。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 10
外革(折り曲げられている部分)の厚みも1mmで、蓋の裏側に貼られた革も1mmのため、蓋の合計厚みは2mmになります。1枚革の部分のコバは1mmよりやや厚めです。
マチ部分は0.5mm以下でしたが、それ以外はすべて1mm厚の革が使用されていました。
外革が1.5mm以上の厚めに漉いた革だと個人的にはさらに嬉しかったかもしれませんが、革が厚すぎると蓋が閉まりにくくなったりカードの出し入れがしづらくなる可能性もあります。「名刺入れ」として考えると、外革も1mm厚が適切なのかもしれません。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 11
写真では見やすいようにカードを少し手前に出しています。名刺10枚を入れたときの収まり具合は、横方向に余裕があり、1つの大ポケットで20〜30枚は入りそうです。大ポケットが2つあるので、合計で40枚以上収容できるかもしれません。

ここで気づいたのですが、アマゾンの商品ページの写真では名刺入れ本体側に「大ポケット1つ+小ポケット1つ」が写っていて、収容枚数20枚と記載されています。ところが、届いた製品には名刺入れ本体側には「大ポケット2つ+小ポケット1つ」があります。(さらに蓋の裏にも薄い小ポケットがあります。)
カラー以外にも仕様のバリアントがあるのでしょうか。購入時にそれを選択できないのは少し困ります。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 12
カードをポケットの奥まで入れてみました。奥行きにも余裕があるため、やはり多くの枚数が収まります。
個人的にはカードをたくさん入れて名刺入れをパツパツにはしたくないので通常は持参するカードは10枚程度です。しかし、急遽大きな会合に出ることになってもこれ1つで対応できそうなので安心感があります。

Boosters ミネルバリスシオの名刺入れ 13
蓋を閉じた背面側です。すべすべで、思わずずっと撫でていたくなる触感です。ミネルバリスシオの魅力はまさにこの心地よさにあります。
もし乱暴に扱う品であれば、この革は繊細すぎて傷つきやすいかもしれませんが、名刺入れは基本的に大切に扱うものなので適しています。
「オリーバ」は本当にすばらしい色です。名刺入れ単体で考えるなら次点は上質な青の「オルテンシア」ですが、ミネルバリスシオのカラーバリエーションはどれも完成度が高いと感じます。どの色を選んでも、大切に使い込むことで美しいエイジングを楽しめるでしょう。

今回は非常に良い買い物ができました。ミネルバリスシオのオリーバの指名買いなので、商品が届く前から革の色合いや質感は事前に想像できていましたが、実際に届いた製品は期待通りの仕上がりで、名刺入れとしても大満足です。年齢的にに名刺入れを使用する期間は(短かければ)せいぜいあと10年ほどですが、これがおそらく最後の名刺入れになるでしょう。それが愛着を持って使えそうで本当に良かったと思います。

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Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher

Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher

2025年10月21日追記:
このAndroid向けアプリは2025年9月末か10月初めにはGoogle Playで正式配布が始まっています。テスターへの参加は不要です。

2025年2月に「AndroidナビのGoogleマップをドライブモードで表示する」で紹介した Driving Mode ShortcutアプリはGoogle Playで配布されていましたが、2025年5月から6月頃にストアから削除されました。現在は一部のAndroidアプリ配布サイトで入手可能ですが、いわゆる野良アプリ扱いとなります。さらに、このアプリには終了時にGoogleマップを繰り返し再表示してしまう不具合があり、結果としてGoogleマップを正常に終了できない場合があります。この挙動は、すべての環境で発生するわけではなく、問題がまったく起きないランチャーも存在するため利用しているヘッドユニットやスマートフォンのランチャーアプリとの相性が原因と考えられます。

Googleマップのドライブモードは、目的地を設定しなくてもヘッドアップ表示で地図を確認できるモードです。画面周囲の余計な情報を最小限に抑え、運転に集中できるよう配慮されています。ヘッドアップ表示では地図を斜め後方から見下ろす視点で描画し、進行方向に応じて地図全体が回転するため、直感的に進路を把握できます。この表示方式は多くの自動車用カーナビに採用されており、便利な一方で、標準状態のGoogleマップが通常ヘッドアップ表示を行わない点は弱点ともいえます。
実際、Googleマップにはドライブモード専用のショートカットを作成できるアクティビティが組み込まれています。このアクティビティを呼び出せば、ホーム画面やアプリドロワーに「ドライブモード」専用のアイコンを配置可能です。(日本語環境では「車」というアイコンで表示されます。)
そのため、標準ランチャーを利用しているスマートフォンであれば、このショートカットを追加するだけで簡単にドライブモードを起動できます。しかし、サードパーティ製のランチャーや、Android搭載カーオーディオ・カーナビ(ヘッドユニット)の多くはショートカット機能に対応していないことが多いため、この方法は利用できないことになります。
多くのユーザーにとってGoogleマップのドライブモードは馴染みが薄く、その存在すら知らないかもしれません。しかし、運転時に視認性の高い地図表示を求める人にとっては、ドライブモードが使えないのは大きな不便となります。

そこで、Driving Mode Shortcutアプリの代替となる新しいアプリとして、Drive Mode Launcherを開発しました。このアプリはGoogle Playでの一般公開を目指しています。英語としては「Driving Mode」が正しい表現ですが、日本国内では「ドライブモード」という呼称が一般的なため、あえて「Drive Mode」を採用しました。アプリの機能はシンプルで、Googleマップをドライブモードで直接起動するだけです。メニュー画面やタスク制御機能を持たないため、従来アプリに見られた不具合を回避できます。
Google Playで公開するには、内部テスト → クローズドテスト → オープンテストという3段階を踏む必要があります。このうちクローズドテストはハードルが高く、12人以上のテスターに実際にインストールしてもらう必要があります。この記事執筆時点では、X(旧Twitter)やTelegramを通じてテスターを募集中ですが、まだ全く集まっていません。
さらに、テストとは別にGoogleによるアプリ審査も行われます。Drive Mode Launcherが必ずしも審査を通過する保証はなく、却下される可能性もあります。とはいえ、Google Playから排除されない限りは、正式なアプリに準じて扱われます。また、公開前にアプリが更新された場合でも、Google Playの通常アプリと同じようにアップデートが提供されます。
なお、審査に通過できなかった場合や、定められた人数のテスターが集まらなかった場合には、登録済みのテスター以外にはアプリを配布しない予定です。(野良アプリとしては配布予定がありません)

クローズドテストフェーズでは、アプリ制作者が管理するテスターリストに登録されたユーザーのみがGoogle Playからアプリをインストールできます。テスターリストへの登録方法は2種類あり、開発者がテスターのGoogleアカウントをリストに直接追加する方法と、Googleグループに参加してもらう方法です。
Drive Mode Launcherでは、テスター登録のために以下のGoogleグループを利用しています。

Google Groupsの検索欄に「gatolabo@googlegroups.com」と入力して検索するか、上記URLから直接アクセスしてください。「このグループに参加」をクリックするとテスター登録が完了します。登録後、グループに表示されるメッセージ内のリンクからGoogle Playを経由してアプリをインストールできます。なお、このグループは公開設定になっているため、プライベートな書き込みはお控えください。

Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher 1
画像では、ランチャーのメイン画面にPIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)でGoogleマップが表示されています。これは通常の地図表示で、真上から見下ろす形になっています。

Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher 2
Googleグループのメッセージに記載されたURLを開くと、Google Play上の「Drive Mode Launcher」のページが表示されます。現在はクローズドテスト中のため、一般公開アプリとは一部表示が異なります。
「インストール」を押せば、通常のアプリと同様にインストール可能です。

Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher 3
インストールが完了すると、アプリドロワーに「Drive Mode Launcher」のアイコンが追加されます。これをタップして起動してください。
掲載画像は全画面表示時のもので、夜間に撮影したためドライブモードがダークモードで表示されています。地図は斜め後方から見下ろすヘッドアップ表示となっています。

Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher 4
ランチャーでPIP表示にしました。
ドライブモードでは、自車の位置が地図画面下部中央に青い丸で示されます。停止中は白い円が重なり、移動すると白い三角矢印に変わって進行方向を示します。GPS測位が未完了の場合は灰色の丸が表示されます。掲載画像では北向きですが、実際の走行時には進行方向に合わせて地図が自動回転します。
電子コンパスを搭載するスマートフォンでは停止中も地図の向きが維持されますが、自動車用ヘッドユニットでは停止時に方向が検出できず、地図が回転してしまうことがあります。これはナビモードと同じ動作です。

Googleマップをドライブモードで起動する新アプリ Drive Mode Launcher 5
ランチャーのウィジェット表示を横長に切り替えても、Googleマップは問題なく表示されます。ランチャーアプリは6月に紹介したLecoauto Launcherです。

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