中華格安インナーミラー型ドライブレコーダーで走行してみた

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー

先日のドライブレコーダーを取り付けたい (購入前)で幾つかの購入候補を挙げてみたが、結局GPSアンテナ付きで約1万円のデジタルインナーミラーの「DDAUTO デュアルドライブレコーダー 9.66インチタッチパネル」という製品を購入した。モニタが小型タイプなら4000円程度からあるようだけど全画面のデジタルインナーミラータイプだと1万円程度で格安の部類に入る。
今回はそのドライブレコーダーを取り付けて夕方の逆光の中を走行してみた。

これね。

コンビニを出発して夕方に西向きのコースで山を超えて次の信号まで。途中にトンネルもあるので一応暗いところを通る。使用した実家のクルマは暫く掃除していないのでフロントガラスがしっかり汚れた状態。ドライブレコーダーにとってはあまり良くない環境のハズ。というか、フロントガラスが汚れてて逆光の中を走るのはドライブレコーダーだけでなく、人間の運転手にも見辛くて良くない。

フロントガラスが大きく傾斜したクルマなのでルームミラーの位置にあるカメラのレンズからフロントガラスまでは距離がある。そして、角度的にAピラーの下部やセンターバイザーの黒ドットのエリアが撮影範囲に入ってしまう。走行動画目的であれば170度の広角レンズはちょっと広すぎるるし若干魚眼っぽいかもしれないが、この製品はあくまでもドライブレコーダーなので170度は丁度よい広さ。ワゴンタイプのクルマの方が前方映像はもっと綺麗に撮れるかもしれない。

リア側のカメラはガラスの内側に取り付けているが、クルマがハッチバックなのでリアガラスはほぼ垂直でレンズとガラスの距離もあまりない。ガラスに入っている電熱線や表面の汚れも僅かに黒くぼんやり見える程度でほとんど影響しない。なのでオマケの後方映像どころか前方よりむしろ綺麗。一応、後方カメラも1080Pで動画も同じく。

今回の製品はデジタルインナーミラーなのでこの後方の映像が左右反転してミラー部分に表示される。(反転表示で普通のルームミラーと同じ見え方になる) 家のクルマは元々後方視界の良い車種なのでデジタルインナーミラーがどうしても欲しいという程ではなかったが、それでも後方の見易さは段違いだった。プリウスみたいに設計ミスじゃないかと思うほど後方視界の悪い車種ならデジタルインナーミラーは本当にオススメ。
ただし、日中に周囲が明るすぎる環境ではミラーに表示される映像が暗く見えてしまうので元のクルマのミラーの方が明るくて見やすいということもあるかも。
また、映像表示を消しても一応ルームミラーとして使用できるが、これは暗いのであまりオススメできない。また、通常のルームミラーと同じく運転席から見て真後ろが映るようにしていると朝や夕方などで後方に太陽が映像に映り込む、または日中の日差しが強くて写り込んだ景色と映像が混じって何が映っているのかわからなくなってしまうので、デジタルインナーミラー型ドライブレコーダーは映像オフの状態で助手席のヘッドレストより少し下辺りが映るようにする方が良さそう。ドライブレコーダーでなくて純粋なデジタルインナーミラーであればいっそのこと運転席の自分の胸元辺りが映るようにするのもアリだと思うが、ドライブレコーダーではミラーを運転手向きにするとおそらくレンズの方向の調整範囲を超えるのでクルマの真正面を向けて撮影できなくなるかと。

ミラーには後方の映像だけでなく、画面の切り替えアイコンまたは画面を左右にスワイプで前方・後方を切り替えて表示できる。また、記録した動画もミラーで再生できる。

格安のデジタルインナーミラーの製品の中には、記録された後方動画が(ミラーに表示されるのと同様に)左右反転になっているものがあるらしい。2019年5月現在1万円以下の製品には結構多いようだが、この製品ではミラーには左右反転で表示されてもmicroSDカードに記録されている後方動画は左右反転ではなく左右が正常(正像)なもの。PCで専用ソフトを使わなくてもそのまま普通に見ることができる。

記録される動画は前方・後方ともに1920x1080でフレームレートは30。動画コーデックはH.264 MPEG-4 AVC。音声フォーマットはIMA WAV ADPCM。サンプリングレートは32KHz 16ビット。
音声は前方・後方の両動画に同じものが記録されているよう。

ドライブレコーダーで記録される映像の内、ミラーに表示されるのは全体ではなく中段のミラー型の部分だけ。カメラのレンズの方向確認はミラーを見ながらだとどこからどこまで映っているのか判りにくい。

この製品はGPS対応で、付属のGPSアンテナを接続してGPSアンテナを捕捉すると記録される動画の右下に経緯・緯度・推定速度が表示されるようになる。また、走行中のミラーの左下には推定速度が表示される。あくまでも推定速度ではあるけど、クルマの速度計より正しい速度を表示する「かもしれない」。
GPS付きが欲しかったのはGPSによる時刻補正があるから。この手の機器の内蔵時計は時間がどんどんズレたり内蔵バッテリーが切れたら日付ごと巻き戻ったりするが、GPSだと衛星を捕捉したら自動的に秒精度以上で自動的に日時を合わせてくれる。個人的にはGPSはこの日時合わせだけで十分で、現在位置とか速度表示は要らなかったけど、まぁ機能が付いてしまっているのは仕方ないところ。
同価格帯でも製品によってはWindows用アプリケーションとドライブレコーダーのGPS記録と合わせてドライブのログを見られるようになっていて、地図上に走行したルートを表示することもできるようだが、この製品では記録した動画に直接位置と時刻と走行速度が記録されるだけで、数字データとしてGPSの記録は出力されないみたい。microSDカードを見ると、GPS用のフォルダが存在するが、何も記録されていなかった。

今回紹介している製品と同じハードウエアで販売会社のロゴや表示が違うOEM製品が複数あるようだが、GPSデータが記録されるファームウエアもあるようなのでこの点だけは機能が欲しい人は要注意。 ただし、GPS記録データが記録されるファームウエアの製品はもう少し値が張る傾向に見える。

2019年6月12日追記:
アマゾンの製品紹介ページにファームウエアとGPS記録&動画プレーヤーのファイルへのリンクが追加されていた。ファームウエアをダウンロードしてrar形式で圧縮されているファイルを解凍する。SD_CarDV.binというファイルが得られる。microSDカードをFAT32でフォーマットして、SD_CarDV.binファイルをそこにコピーする。そのmicroSDカードをこの製品のmicroSDカードスロットに挿す。(記録用microSDカードを抜いて入れ替える)
ドライブレコーダーの電源をオンにすると自動的にファームウエアの書き換えが始まり、1分ほどで終了して電源がオフになる。ファームウエアの入ったmicroSDカードを抜いて記録用microSDカードを戻す。これでファームウエアの更新作業は終わりになるが、設定が初期化されるので再設定を要する。また、このハードウエアはファームウエアのバージョン確認を行わないらしく何度でも実行できてしまう。(ちょっと怖い仕様)
ちなみに、せっかくファームウエアを更新したが、更新前と更新後で同じバージョンだった。どうも2019年5月出荷分には適用済みのバージョンだったみたい。ファームウエアの圧縮(rar)ファイル名がバージョン名になっていたことには適用後に気付いた。
GPS情報を地図にプロットする機能の付いた動画再生アプリについては別記事で。
とにかく、記録動画の動画上にGPS情報が書き込まれているだけでなく、数値情報も動画内に記録されていて、アプリで再生すると地図上に走行ルートと動画内の現在地が地図に表示される機能もあることが確認できた。これで同じハードウエアの他社(販売会社)製品と遜色無いことになる。

夜の走行動画や使用感も出したいところだが、夜に乗ることがほぼ無い(昼でも月に1,2 回ほど実家の親がどこかに行きたいというのを連れて行く時程度)ので当分無理そう。

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中華格安インナーミラー型ドライブレコーダーを設置した

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー

先日のドライブレコーダーを取り付けたい (購入前)で幾つかの購入候補を挙げてみたが、結局GPSアンテナ付きで約1万円のデジタルインナーミラーの「DDAUTO デュアルドライブレコーダー 9.66インチタッチパネル」という製品を購入した。モニタが小型タイプなら4000円程度からあるようだけど全画面のデジタルインナーミラータイプだと1万円程度で格安の部類に入る。

これね。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 1
こんな箱。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 2
中身はこんなの。中央上部が本体のデジタルインナーミラー型のドライブレコーダー。
記録した動画をPCで閲覧する、GPSの記録から地図にルートを描くようなPC用アプリは付属しない。メーカーのウェブサイトにも存在しない。ただし、記録された動画は普通にPCで観ることができる形式。
後日、アマゾンの製品紹介ページにダウンロードリンクが追加されたので、そこからGPS対応の走行動画プレーヤーをダウンロードする。Windows用とMacOS用がある。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 3
本体の上部。左からGPSアンテナのコネクタ穴 (穴の大きい方)
MicroSDカードスロット
バックカメラのコネクタ穴 (穴の小さい方)
mini USB Mini-Bソケット

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 4
本体の背面。上の写真は上下は逆。既存のルームミラーにぶつからないようにカメラの出っ張り部分は数cmスライドする。ただし、大型ミラーの場合はおそらくスライドする長さが不足するので本体ごとズラして取り付けることになる。つまり、デジタルインナーミラーでルームミラー全体を覆い隠せなくて、元のルームミラーが後ろからコンニチワする状態になる。ちょっとみっともないかも。
レンズには保護シートが貼ってあるので剥がすのを忘れない。なお、ルームミラーに取り付け終わるまでは剥がさない方が良い。ミラー側も全面保護シートが貼ってあるが、こちらも取り付けと配線が終わるまでは剥がさない方が良い。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 5
後方用カメラ。大きさ比較用にmicroSDカードを置いた。(右下)
これもレンズに保護シートが貼ってあるので設置してから剥がす。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 6
電源はクルマのアクセサリソケットに挿すタイプのみ付属する。DC5V 2.5A。特殊ではないので代替を用意するのは簡単。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 7
GPSアンテナ。3極のミニステレオプラグ。アンテナ本体の裏側は一応3Mの両面テープになっている。ケーブルはあまり長くはないので小型車でルームミラーからフロントガラスの縁を2/3周程度。普通は助手席のダッシュボードのフロントガラス近くに設置することになるかと。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 8
ルームミラーに設置した。これは付属のゴムバンドで留めるだけなので1分もかからない。カメラのレンズが左側に飛び出している。デジタルインナーミラーなので普通のルームミラーほどは運転席側にミラーを向ける必要はないかも。極端にいえばミラーが真後ろ近くを向いていても構わない。むしろ、真後ろ向きがオススメ。
上の写真はまだミラーの保護シートが貼られた状態。

デジタルインナーミラーの向き 1
普通のルームミラーは運転席から見て真後ろが映るように向けるが、デジタルインナーミラーはカメラで撮影した後方映像をミラー部分に表示するので鏡の向きはどうでも良い。むしろ、映像オフで運転席から真後ろが見える角度にする(普通のルームミラーと同じ角度にする)と後方に太陽が来ると眩しく且つ後方を映す映像がその光に邪魔されてよく見えなくなってしまう。

デジタルインナーミラーの向き 2
純粋なデジタルインナーミラーであればミラーを運転席に向けてしまえば良い。映像オフで自分の胸元あたりが見える角度にしておけば、外部の強い光源も映り込むことはないはず。
しかし、デジタルインナーミラー型のドライブレコーダーは、それだと前方カメラのレンズの向きが調整範囲を超えてしまうので真っ直ぐ前を撮れなくなってしまう。そこで、映像オフの状態で運転席からミラーを見て助手席のヘッドレストの下辺りが映るように調整する。映像をオンにすると助手席に人がいてもそれは映ってみえないので気不味くはならない。これだとミラーが真後ろ向きに近い状態なので前方カメラのレンズの向きとしては良いし、外部の強い光源も映り込むことはない。欠点としては運転席から見たときにミラーが他所を向いているようになること。後方映像が見えにくいということではないので「がとらぼ」の中の人はこれが良いと思っている。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 9
GPSアンテナを接続していないと表示されないようだが、設定画面の左上の「戻る」アイコンを押すと「タイムゾーン設定」と「スピード」の項目が表示される。さらに「戻る」アイコンを押すとメイン画面に戻る。
タイムゾーンは日本ならGMT+9:00なので必ず設定を変更する。初期値は中国標準時のGMT+8:00なので日本時間と1時間ズレている。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 10
上の写真はハッチバックのリア扉を跳ね上げた状態。
バックカメラはリアガラスの内側に設置した。中央のブレーキランプの下側にぶら下がるようにした。一応両面テープとネジが付属するが、耐候性の高い強力タイプの両面テープのようなのでネジは使わないことにした。穴開けるのイヤだし。バックカメラの側とブレーキランプの下側の両面テープの当たる部分は丁寧に脱脂してからひっつける。赤いケーブルはブレーキランプのプラス極に接続するとギヤをバックにしたときにガイドが表示されるらしいが、すでに純正ナビにバックカメラとハンドル連動のバックガイドが付いているのでハンドル非連動のバックガイドは要らない。なので赤ケーブルは使わないことにした。ハッチバック車なのでカメラから後部の天井の縁からサイドドアの縁のゴムの裏を通した。ハッチバックとはいえ小型車なのでバックカメラのケーブルは1m以上余った。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 11
リアガラスには電熱線が通っているけどあまり気にしなくても良いっぽい。カメラの本体と接着面はヒンジで角度調整できるようになっている。最初はネジが完全に緩めてあるようなので適度な角度で仮締めして取り付けてから再調整してもう一度ネジを締め直す。ガッチガチ締める必要はないっぽい。このクルマではトップランプ(中央上部のブレーキランプ)の下面に貼り付けたが、この位置であれば角度は付けずにレンズを真後ろを向かせておけば良い筈。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 12
バックカメラと電源のケーブルは本体からフロントガラス中央上部の天井側の縁に通しAピラーの縁を通すことになるが、これが地デジの受信に影響することがあるかもしれないので地デジを映した状態でケーブルを仮設置してテレビ映像が映ることを確認する。例えば左のAピラーがダメなら右のAピラー側で試してみるとか。両方ダメなら仕方がないけど。バックカメラとそのケーブルは意外とノイズの源だという情報を見かけたので注意して配線する方が良さげ。
今回はGPSと電源のケーブルは助手席側、バックカメラは運転席側を通した。
最近のクルマの多くはAピラーにカーテンエアバッグなどが付いているのでAピラーの中を通すのはカーテンエアバッグ仕組みを正しく知っていないと難しい。プラスチック硬いので縁をめくってとか押し込んでというのはできない。どうしても中を通すならプラスチック部分を外すことになる。これは自分でやるのは怖いのでフロントガラス上側の縁からAピラーと天井の境を通してドア側のゴムパッキン部分を通した。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 13
ドアのところは上の写真のようにゴムをちょっとめくれば中にケーブルを通すのはとても簡単。

DDAUTO デュアルドライブレコーダー デジタルインナーミラー 14
バックカメラの配線が1m以上余ってしまったのでBピラーとドアの境のゴムの中にU字に垂らして隠した。

電源がアクセサリソケットでズポッと挿すだけで簡単。「がとらぼ」の中の人はクルマのド素人だが設置作業時間は全て込みで30分もかからなかった。
バックカメラをナンバープレート近くの車外側に設置するということであれば配線時間は大幅に増えると思われるけど、リアガラスの内側でも意外と綺麗に撮れると思うので苦労して車外に出す必要はないかも。カメラは高い位置の方が夜の撮影には良いし。

設定はとても簡単。意外と設定項目は多くない。動画中でも喋っているが、東日本・西日本で信号機の周波数とズラすのと、GPSのタイムゾーン設定の2つは適切に行う。それ以外は正直どうでも良い。 周波数をズラするのは信号灯が消えて見えるのを防ぐため。ドラレコなのに信号灯が消えて見えたら事故の証拠にならないから。で、気をつけたいのはドラレコに映った信号灯が「点灯」して見えるのが実はダメということ。これは偶然良いタイミングでカメラに映ったから「点灯」して見えているのであって、裏を返せばタイミングが悪ければ信号灯が数秒間ほど消えて見えるということ。点滅して(チラついて)映ると一見「ダメ」っぽいけどそれが正解。地域の信号機(電気)の周波数が判らなかったら点滅して見える方に設定する。

この製品のカメラの画素数は前後共に1080Pで、設定で720Pにダウンすることができるようにもなっているけど、1080Pで前後共にカクカクしないようなので720Pに落とす必要は特にはないかも。使用するTFカード(microSD)の書き込み速度が遅いなら下げた方が良いかもしれないけど。あと、TFカードの容量と相談ね。

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