30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編

30年前のPC-9801を実用を目指して蘇らせる - FreeBSD初期設定編

前回はFreeBSD(98)をPC-9801FAにインストールしました。
今回は、インストール直後の初期設定手順を説明します。

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インストールが完了した時点で「FreeBSD 設定メニュー」に戻っています。
初期設定で管理者(root)のパスワードを設定します。
「R Root パスワード」を選択して[Return]キーを押します。

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画面左下にプロンプトが表示されるので、新しいパスワードを2回入力します。2回とも同じパスワードを入力する必要があります。
これでrootアカウントのパスワード設定が完了します。

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「FreeBSD 設定メニュー」に戻ります。次はユーザーとグループを追加します。
「ユーザー管理」を選択し、[Return]キーを押して次のステップへ進みます。

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「ユーザー管理メニュー」には、「U ユーザー」と「G グループ」の2つの項目があります。まず新しいグループを作成し、その後で新しい一般ユーザーを登録するのが推奨される手順です。
そのため、最初に「G グループ」を選択して[Return]キーを押します。

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グループ名は、新しく登録するユーザー名と同じでも良いですが、例えば「user」など一般ユーザー全体向けのグループ名にしても問題ありません。
グループID (GID) は、初めてグループを作成する場合、初期値として1001が表示されます。この値は特に変更する必要がないため、そのままにしておきます。グループメンバーの設定も空で構いません。
最後に[OK]を選択し、[Return]キーを押してグループの作成を完了します。
[OK]を押します。

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新しいユーザーを登録するために「U ユーザー」を選択して[Return]キーを押します。

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「ログインID」には、新しい一般ユーザー名を入力します。英数字と一部の記号が使用可能です。ユーザーID (UID) も初めて登録する場合は1001が表示されますが、特に変更の必要はありません。次に、先ほど作成したグループのID「1001」(もしくは作成時に指定したGID) を入力します。
パスワードやフルネーム、ホームディレクトリの設定も適切に入力します。ホームディレクトリのデフォルトは通常「/home/ログインID」となりますが、必要があれば変更可能です。 ログインシェルに関しては、初期設定では「/bin/sh」が指定されていますが、FreeBSDではより扱いやすいCシェル(実体はtcsh)が用意されています。シェルの機能性や使い勝手を考慮すると、「/bin/csh」または「/bin/tcsh」に変更することをおすすめします。
なお、Linuxで一般的に使われるbashは、FreeBSDにはデフォルトでインストールされていませんが、必要に応じて後でパッケージとしてインストールできます。
個人的には、コマンド履歴機能が充実しているtcsh(csh)が便利です。入力が完了したら[OK]を押して、ユーザー登録を完了させます。

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「FreeBSD 設定メニュー」に戻ります。次はタイムゾーンを設定します。
「T タイムゾーン」を選択して[Return]キーを押します。

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PCのハードウェアクロック (リアルタイムクロック、RTC) をUTCで合わせるか国/地域の標準時で合わせるかどうかを選択する画面が表示されます。一般的には、[Yes]を選択してUTCでクロックを合わせるのが推奨されていますが、日本標準時でクロックを設定したい場合は[No]を選択します。
ただし、MS-DOSなどのレガシーなOSを使っている場合には、ハードウェアクロックを日本時間に合わせていることが多いので、その場合は[No]を選びます。今回は、日本標準時を使用するので[No]を選択し、[Return]キーを押します。

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タイムゾーンを選択するために、まず地域を選択します。日本標準時で合わせるなら「アジア」を選択して[Return]キーを押します。

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アジアの国/地域のリストが表示されます。日本で使用するのであれば、「19 Japan」を選択し、[Return]キーを押します。
タイムゾーンの指定は以上です。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 66
「FreeBSD 設定メニュー」に戻ります。次はネットワークの設定を行います。
「N ネットワーク」を選択し、[Return]キーを押して次に進みます。

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「ネットワークサービスメニュー」が表示されます。まずネットワークインターフェースの設定を行います。ネットワークインターフェースが正しく設定されず動作しない状態では、他のネットワーク関連の設定も無意味になります。
「I インターフェース」を選択し、[Return]キーを押して次に進みます。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 68
FreeBSDがインストールされたPCにサポートされているネットワークカードが搭載されている場合、そのリストが表示されます。PC-9801シリーズには標準でネットワークポートが搭載されていないので、FreeBSDに対応したネットワークインターフェースチップを搭載したネットワークカードを用意する必要があります。PC-9821型番のモデルにはネットワークインターフェースを搭載しているモデルがあります。
今回は、PC-9801FAに接続された「fe0 Fujitsu MB86960A/MB86965A based ethernet card」がリストに表示されていますので、それを選択して[Return]キーを押します。もし他のネットワークカードが認識されている場合は、そのカードを選択して[Return]キーを押します。

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「IPv6の設定を行いますか?」のポップアップが表示されるので、[Yes]を選択して[Return]キーを押します。
特定の環境や理由があってIPv6を無効にしたい場合は、どうしてもIPv6を使用したくない場合は[No]を選択します。
今回は、IPv6を使わない理由がないため[Yes]を選択します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 70
FreeBSDでは伝統的にIPv6の詳細な設定画面は表示されません。これは、IPv6がSLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)という自動設定プロトコルに基づいて動作するためです。
SLAACでは、ネットワークに接続されたデバイスが自動的にIPv6アドレスを取得する仕組みが取られており、ルーターからの広告パケットが必要です。ルーターがIPv6のルーター広告を送信することで、ネットワーク内のデバイスが適切なアドレスを自動的に設定します。

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IPv4の設定は、一般的にはDHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)を使用して自動化することが可能です。ネットワーク内にDHCPサーバが存在し、手動で設定する手間を避けたい場合は、[Yes]を選択します。DHCPを利用することで、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどが自動的に設定されます。
一方、手動設定を希望する場合は[No]を選択します。手動設定では、IPアドレスやゲートウェイ、DNSサーバーの情報を自身で入力する必要があります。これは、特定の環境でカスタマイズされた設定を行いたい場合に便利です。

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前の画面で[Yes]を選択して、DHCPによる自動設定を選んだ場合、「DHCPサーバーをスキャンしています…」というポップアップが数秒間表示されます。この間、FreeBSDはネットワーク内でDHCPサーバを探し、自動的に設定を取得します。
もし[No]を選択して手動設定を行う場合は、このポップアップ表示はされません。(次)

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 73
IPv4の手動設定の画面が表示されます。DHCPによる自動設定を選択した場合でも、この画面は表示されます。この場合、この画面で手動設定を行っても無視されます。手動設定では必要な項目を適切に入力してから[OK]を選択して[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 74
「ネットワークサービスメニュー」画面に戻ります。
inetdの設定を行います。「i inetd」の行を選択して、[Return]キーを押します。inetdは、ネットワークサービスを一括して管理するデーモンで、telnetやftpなどの古いプロトコルのサービスを提供する際に使用されます。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 75
現在のセキュリティ標準では、telnet, ftpなどのプロトコルの利用は非常に危険です。そのため、非常に古いFreeBSDバージョンでinetdを使用してtelnetやftpサービスを提供することは全く勧められません。特にインターネットに接続する環境では、これらのサービスを無効にするのが基本です。 inetdを自動起動させないようにするため、[No]を選択して[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 76
FreeBSDを起動した際に自動的にNTPサーバを参照して時刻合わせを行うために、ntpdateの設定を行います。NTP (Network Time Protocol)は、ネットワークを通じて正確な時刻を取得するためのプロトコルです。
「N Ntpdate」の行を選択し、[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 77
各国/地域の公共NTPサーバのリストが表示されますが、FreeBSD 4.11のインストーラーに登録されているリストは約20年前の古いもので、現在利用可能であることが保証されていません。
公共NTPサーバは時刻参照の集中により負荷がかかることがあるため、できればLAN内にあるNTPサーバを参照することが推奨されます。
今回は[O その他]を選択し、手動でNTPサーバを指定します。一般家庭でも、ブロードバンドルーターがNTPサーバ機能を持つことが多いため、それを利用するのも一つの方法です。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 78
NTPサーバのFQDNまたはIPアドレスを指定して[Return]キーを押します。ネットワーク環境に応じて、最も近いNTPサーバや自分のLAN内に設置したサーバを選択することが重要です。例えば「がとらぼ」の人のLANには複数のNTPサーバが存在しており、その1つを選択して設定を行いました。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 79
FreeBSDはデフォルトでsshd (SSHデーモン)が自動起動するように設定されていますが、セキュリティ上の理由から、これを無効にしておくことが推奨されます。特に約20年前のバージョンであるFreeBSD 4.11では、sshdがOpenSSH 3.5p1に基づいており、現在の標準とは異なるセキュリティプロトコル(SSHプロトコル1)が使用されています。
最近ではSSHプロトコル2のみが使用されるのが一般的であり、プロトコルの互換性や暗号化方式が異なると接続に失敗する可能性があります。そのため、sshdを起動することに意味がない状態です。
sshdの自動起動をオフにするには、[S Sshd]の行を選択し、[Return]キーを押して、メニュー内の[X]を[ ]に変更します。これで、sshdが自動的に起動しなくなります。このsshdの設定にはサブ画面はありません。

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ネットワークサービスメニューの先頭まで戻ります。
[X 終了]の行を選択し、[Return]キーを押します。

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「FreeBSD設定メニュー」に戻ります。
リスト先頭の[X 終了]の行を選択して[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 82
「カスタムインストレーションオプションの選択」画面に戻ります。
[X 終了]の行を選択し、[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 83
「sysinstall Main Menu」画面に戻ります。
[Tab]キーまたは[→]キーを押して「X 導入終了」を選択し、[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 84
インストーラーの終了確認画面が表示されます。
この画面で、[Yes]が初期状態で選択されていますので、フロッピーディスクドライブからフロッピーディスクを取り外してから[Return]キーを押します。
インストーラーを終了せずに設定画面に戻りたい場合は、[No]を選択したうえで[Return]キーを押すことで戻ることができます。
その後、システムは再起動します

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 85
複数のハードディスクを搭載している場合、FreeBSDのインストーラーによって自動的にブートセレクターメニューを上書きされている可能性があります。このメニューは、複数のOSやディスクの間で選択しやすいように設計されています。画面左列でハードディスクを選択し、中央列で起動したいOSを選択してから、[Enter]キーを押します。
項目を移動するには矢印キーを使用し、間違えて別の項目を選んでしまった場合も矢印キーで簡単に変更が可能です。
この画面が表示される場合は次の画像の「固定ディスク起動メニュープログラム」画面は表示されません。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 86
1つ前の画面が表示されない場合は、この画面(またはMS-DOSとFreeBSD以外のOSによってインストールされたブートセレクタ画面)が表示されているでしょう。
もし1台のハードディスクに複数のOSがインストールされている場合で、FreeBSDのインストーラーがブートセレクターメニューを書き換えていない場合は、「固定ディスク起動メニュープログラム」が自動的に起動します。このメニューは、MS-DOSによってインストールされたもので、OSの選択項目に「FreeBSD」が追加されています。
ここで「FreeBSD」を矢印キーで選択し、[Return]キーを押すとFreeBSDの起動が始まります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 87
FreeBSDの起動には通常1〜3分の時間がかかるため、しばらく待ちます。起動が完了すると、「login:」というプロンプトが表示されます。
このプロンプトが出たら、登録したユーザー名とパスワードを使ってログインできます。また、管理者権限での作業が必要な場合、rootアカウントで直接ログインすることも可能です。
FreeBSDで一般ユーザーが管理者になる場合には、「su -」コマンドを使用します。このコマンドは、wheelグループに所属しているユーザーのみが実行できるため、/etc/groupファイルのwheelグループ行に該当ユーザーを追加しておく必要があります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 88
ネットワーク設定が正しく行われているか確認します。
コマンド ifconfig -a を実行すると、システム上で有効なすべてのネットワークインターフェースの情報が表示され、IPv4およびIPv6のアドレスが正しく設定されているかを確認することができます。
問題がなければ、LAN内のNTPサーバにアクセスして手動で時刻合わせを行うことで、LANとの通信が正常にできているかを確認します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 89
インターネットとの接続を確認します。まず、IPv6で接続を確認するには、ping6 -c 2 宛先 と入力します。
-c 2 というオプションはpingを2回送信することを指定しています。
同様に、IPv4で接続を確認するには ping -c 2 宛先 を実行します。
こちらも、インターネットに問題なく接続できている場合には応答が返ってきます。これで、インターネットとの接続も確認が完了しました。

搭載されているCPUは何でしょう?

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編 90
FreeBSD 4.11の起動プロセス中、カーネルコンフィグレーションの前にシステムが取得したCPU情報が表示されます。
上記の画像は、PC-9801FAにオーバードライブプロセッサまたはCPUアクセラレータが搭載された環境での表示内容を示しています。この画面には、CPU-IDとして「0x433」と表示されていますが、これはIntelのA80486DX2-66プロセッサを示しています。この情報から、このシステムにはIntel i486 DX2 66MHz (33MHz x 2)のアクセラレータが装備されていることが分かります。なお、PC-9801FAが16MHz系なので実際には32MHz x 2の64MHzだと思われます。
これで、PC-9801FAに搭載されたCPUアクセラレータが実際にどのチップであるか、購入当初から不明だったその正体が今回の確認で判明しました。

PC-9801FAのCPUはi486SX 16MHzなのでクロックだけみても4倍の高速化となっています。さらに、DX2-66プロセッサには486SXには搭載されていない数値演算コプロセッサが搭載されているのでさらに高速化することが期待されます。
なお、PC-9801FAのシステムクロックは通常(Hi状態で)16MHzであるため、CPUアクセラレータ基板によりシステムクロックの2倍動作になり、DX2プロセッサによりさらに2倍動作になります。つまり、486DX2-66本来の33MHz x 2動作ではなく、(16MHz x 2) x 2 = 64MHzで動作している筈です。ただし、本当にそのクロックで動作しているかは不明です。と、いうのもゲームをしてみると、CPUアクセラレータを外した状態と「もたつき具合」がほぼ変わりません。

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30年前のPC-9801を実用を目指して蘇らせる - FreeBSDインストール編

前回はFreeBSD(98)をPC-9801FAにインストールための準備まで行いました。
今回はインストールの手順になります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 8
FreeBSD(98) 4.11Rのカーネル(Kernel)フロッピーディスクをPC-9801に挿入し、起動します。FreeBSD(98)のバージョンが5.0以降の場合は、カーネルフロッピーディスクではなく、ブート (boot) フロッピーディスクからの起動となります。起動が進むと、次に挿入するフロッピーディスクを指示するメッセージが表示されますので、指示に従ってディスクを交換し、[Return]キーを押して処理を進めます。今回の写真では「MFS root」フロッピーディスクが求められています。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 9
カーネルモジュールの有効化・無効化の設定メニューを表示させます。
3つの選択肢の内、一番上はカーネルモジュールの有効化・無効化の設定を行わないものです。
2番めは、メニュー画面からカーネルモジュールの有効化・無効化の選択を行うものです。(おすすめ)
3番めは、コマンドラインでカーネルモジュールの有効化・無効化の設定を行うものです。
今回は、2番めの選択肢を選びます。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 10
このメニュー画面では、上段が有効化するデバイスモジュールの欄、中段が無効化するデバイスモジュールの欄となっています。
「(Collapsed)」と表示されている行は折りたたまれており、その行を選択して[Return]キーを押すことで展開表示が可能です。まず、デバイスモジュールの設定を行うために、ストレージ(Storage)を選択し、[Return]キーを押します。(次)

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 11
FreeBSD(98) 4.11Rでは、ストレージ関連のデバイスモジュールとして4つのモジュールがデフォルトで有効化されています。ただし、PC-9801FAを使用している場合、全てが必要ではありません。例えば、AdaptecのSCSIドライバやIDE用のデバイスモジュールは不要です。これらのモジュールを無効化するには、該当する行を選択して[Del]キーを押すだけです。これにより、それらのデバイスモジュールは無効化の欄へと移動し、システムリソースを無駄に消費することがなくなります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 12
次に、ネットワーク(Network)の項目を展開表示します。PC-9801シリーズに搭載されているネットワークチップに対応しているデバイスモジュール以外は、すべて無効化することが推奨されます。例えば、うちのPC-9801FAにはCバスに接続されたアライド・テレシスのCentre COM RE1000 Plusというネットワークカードが装備されており、このカードは富士通のネットワークチップ「Fujitsu MB86960A/MB86965A Ethernet adapters」(fe0)に対応しています。そのため、このチップ用のデバイスモジュールを残し、それ以外の不要なモジュールはすべて[Del]キーで無効化しました。

続いて、通信(Communications)の項目を展開表示し、PC-9801に搭載されているシリアルポートおよびパラレルポートに対応するデバイスモジュール以外を無効化します。PC-9801FAにはPD8251というシリアル通信チップが搭載されているため、8250/16450/16550 Serial port (sio0) のデバイスモジュールを残す必要があります。パラレルポート(ppc0)は、主にプリンタ接続用のポートですが、PC-9801FAで実際に使用できるかどうかは不明なため、プリンタを使用する予定がなければ無効化するのが良いかもしれません。なお、古いPC-98シリーズではパラレルチップとしてPD8255Aが使用されています。デバイスモジュールの有効化や無効化、IRQやアドレスの変更はインストール後でも変更可能なので、インストール時点で動作に支障がない場合は、無効化や修正を後回しにしても構いません。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 13
入力(Input)およびその他(Miscellaneous)の項目も確認し、不要なデバイスモジュールを無効化します。特に、80386 CPUを搭載しているモデルで80387コプロセッサを追加している場合、あるいは80486DX以上のCPUを搭載している場合は、「その他」のMath coprocessorを有効化しておくべきでしょう。うちのPC-9801FAは486SXプロセッサを搭載していますが、前オーナーによってi486DX2-66MHz(64MHz?)オーバードライブプロセッサが追加されているため、Math coprocessorを有効化しました。この設定を行うことで、数値演算の性能が向上し、より高速で効率的な処理が可能になることが期待されます。
デバイスモジュールの有効化・無効化の設定が完了したら、[Q]キーを押して設定を終了します。次に、設定を保存するために[Y]キーを押します。これで、システムの最適な構成が完了し、動作効率が向上した状態で利用することが可能です。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 14
FreeBSD(98)は、インストーラーが日本語表示に対応しており、日本語のメニューを使って簡単にインストール作業を進めることができます。日本語での表示を希望する場合は、インストールの際に「[Yes]」を選択します。日本人が移植作業に携わっており、翻訳の精度も高いため、安心して使用できます。迷わず「[Yes]」を選んで良いでしょう。
(以下、日本語表示を選択したインストーラーのスクリーンショットが表示されます)

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 15
/stand/sysinstallの画面は、FreeBSDの古いバージョンでシステムの基本的な設定を行うために利用される重要なメニューです。このメニューはインストールプロセスだけでなく、インストール後のシステムの管理や調整の際にも役立ちます。特に、システムの初期設定やカスタマイズを行うときに頻繁に使用されることが多いため、慣れておくと便利です。
インストール後も、一部の設定変更やパーティションの再設定など、様々なシステム管理タスクを行う際に、この画面にアクセスすることがあるでしょう。
「C カスタム」の行を選択し、[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 16
「カスタムインストレーションオプションの選択」画面が表示されたら、まず最初に行うべきことは、インストール先となるハードディスクの領域を確保することです。
「3 パーティション」の行を選択してから[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 17
da0が1台目のハードディスク、da1が2台目のハードディスクです。
設定したいハードディスクの行を選び、[Return]キーを押して選択します。
もし複数のハードディスクを使用する場合は、それぞれのディスクを順番に選択してクを利用することで、システム全体のパフォーマンスを向上させることができたり、データの保存先を柔軟に設定することが可能になります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 18
1台目のハードディスク(da0)が表示されたら、まずハードディスクのジオメトリが正しく認識されているかを確認します。このジオメトリとは、ディスクのセクタ数やヘッド数、トラック数といった物理的な構造を示す情報であり、特にBlueSCSI用のハードディスクイメージファイルを作成する際に指定した値と一致していることが重要です。
もしジオメトリが正しく認識されていない場合、インストールが正常に行えなかったり、インストール後にシステムの不具合が発生する可能性があります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 19
ハードディスクの空き容量を確認し、必要な容量のスライス(パーティション)を作成します。ここで注意すべき点は、初期状態では容量がセクタ単位で表示されているため、非常にわかりにくいことです。この表示をよりわかりやすい単位に変更するためには、[Z]キーを押して、表示単位をメガバイト(MB)に切り替えます。
例えば、1台目のハードディスク(da0)には、すでにMS-DOSが128MBでインストールされており、これが「da0s1」として認識されています。さらに、このハードディスクには895MBの未使用領域が残されていることが表示されているはずです。この未使用領域をすべてFreeBSDに割り当てるためには、[C]キーを押して新しいスライス(パーティション)を作成します。この操作により、FreeBSDが使用できる領域が確保されます。(次)

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 20
スライスの作成が完了すると、そのスライスに名前を付けるよう求められます。デフォルトでは、「FreeBSD」という名前がすでに入力されており、この値は変更する必要はありません。変更せずにそのまま[Return]キーを押します。これで、新しいスライスが確定され、FreeBSDがインストールされる領域が決まります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 21
新しいスライスの容量を指定します、デフォルトで入力されているのは最大容量(セクタ数)です。この初期値は、このハードディスクに対して指定できる最大のセクタ数となっているため、特別な事情がない限り、変更する必要はありません。たとえば、このハードディスクに他のOSをインストールする予定がない場合、初期設定のまま最大容量を利用するのが一般的です。今回はそのまま最大容量を使用することを選択するため、特に値を変更せず、[Return]キーを押して設定を確定します。
ただし、もし別途容量を指定する必要がある場合は、セクタ数で入力する方法は非常にわかりにくいかもしれません。そのため、メガバイト(MB)単位で入力するのが一般的です。メガバイト単位で入力する際には、数値の後に「M」を付けることで簡単に指定できます。たとえば、256MBの容量を確保したい場合は、「256M」と入力します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 22
1台目のハードディスクにはFreeBSDのルートディレクトリ( / )を配置する予定です。これにより、1台目のハードディスクはFreeBSDのシステム起動ディスクとして機能します。FreeBSDが起動するためには、適切な設定を行う必要があります。設定を行う際は、まずFreeBSD用のスライスが選択されている状態で、[S]キーを押して起動フラグを立てます。これにより、一番右のフラグ列に表示される値が変わり、FreeBSDがこのディスクから起動できるようになります。起動設定を終えたら、[Q]キーを押して設定を終了させます。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 23
設定を完了させると、次に表示されるのは、ハードディスクから起動した際に表示されるOS選択画面をどうするかを尋ねる画面です。ハードディスクが1台しかない場合は、[N 無視]を選択することで、(MS-DOSによってインストールされた)既存の「固定ディスク起動メニュープログラム」が保持され、そのメニューに「FreeBSD」が追加される形になります。このメニューは、MS-DOSのインストール後に表示されるものと同様です。
一方で、[B ブート]を選択した場合は、「固定ディスク起動メニュープログラム」がFreeBSDの専用メニューで上書きされます。ただし、既存のMS-DOSの起動項目は保持されるため、心配する必要はありません。機能的にはどちらのメニューもほとんど同じですが、見た目や操作性に違いがあるため、自分の好みに合わせて選択するとよいでしょう。また、ハードディスクが複数台ある場合には、「N 無視」を選択しても、FreeBSDの起動メニューが自動的に上書きされるケースもあります。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 24
1台目のハードディスクの設定が完了し、ハードディスクの選択メニューに戻ります。
2台目のハードディスクの設定を行うので、「da1」を選択して[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 25
左上に表示されているディスクが正しく2台目(da1)であることを確認したら、まずハードディスクのジオメトリが正しく認識されているかを確認します。これは、BlueSCSIなどのエミュレータを使用して作成したハードディスクイメージファイルのパラメータと一致していることが重要です。ジオメトリが間違っている場合、インストールが正常に完了しなかったり、後でシステムが不安定になる可能性があります。そのため、確認は慎重に行います。
次に、ハードディスクの空き容量を基に、必要なスライスを作成します。初期設定ではセクタ数で容量が表示されているため、非常にわかりにくい状態です。これを解消するために、[Z]キーを押して表示単位をメガバイト(MB)に切り替えると、視覚的にも判断しやすくなります。今回は2台目のハードディスク全体の容量が4096MBで、そのすべてが未使用の状態です。この未使用の容量すべてをFreeBSDに割り当てることにします。[C]キーを押して、新しいスライス(パーティション)を作成します。(次)

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 26
スライスの名前を入力するように求められますが、初期値として「FreeBSD」が入力されています。この名称はそのままで問題ありませんので、特に変更せず、[Return]キーを押して確定させます。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 27
新しいスライスの容量を指定します。1台目のハードディスクの設定と同じく、ここでも最大容量(セクタ数)が初期値として入力されています。このハードディスクには他のOSをインストールする予定がないため、最大容量のままで進めることにします。そのため、特に値を変更することなく、[Return]キーを押して設定を完了します。もし別途容量を指定する必要がある場合は、メガバイト単位での入力を行い、たとえば1GBを確保する際には「1024M」と入力します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 28
今回は、最大容量でスライスを作成しました。そのため、作成されたスライス (da1s1) のサイズは4095MBとなりました。ハードディスク全体の容量は4096MBですが、4095MBという僅かに小さいサイズであっても、システム運用上は全く問題ありません。スライスのサイズが多少小さくなるのは、ファイルシステムのメタデータや管理用の領域が確保されるためです。
2台目のハードディスクの設定が完了したら、次に進むために[Q]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 29
1台目のハードディスクのスライス作成後と同じく、ハードディスクから起動した際に表示されるOS選択画面をどうするかを尋ねる画面です。OS選択画面のメニュープログラムを置き換えるかどうかの確認画面が表示されます。
この際、「N 無視」の項目を選択し、[Return]キーを押して次に進みます。この操作により、既存のメニュープログラムの置き換えをスキップします。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 30
ハードディスクの選択画面に戻ります。この画面では、[Tab]キーを使って「Cancel」を選択し、[Return]キーで確定します。これにより、メニュー画面から離脱し、次のステップに進むことができます。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 31
「カスタムインストレーションオプションの選択」画面に戻ります。
ここでは、ハードディスク上の領域 (パーティション) をどのようにFreeBSDで利用するかを設定します。
「4 ラベル」の項目を選び、[Return]キーを押します。

30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSDインストール編 32
「FreeBSDディスクラベルエディタ」が表示されます。
この画面の上段には、接続されている全てのハードディスクがリストアップされます。また、1台目のハードディスクには895MBの空き容量があり、2台目のハードディスクには4095MBの空き容量があることも確認できます。
中段には、FreeBSDが認識している全てのパーティションが表示されます。たとえば、1台目のハードディスク (da0) にはMS-DOSがすでにインストールされており、このパーティションはda0S1として表示されます。

まずは、1台目のハードディスク (da0) の空き容量をFreeBSDに割り当てる作業を行います。上段のハードディスクリストで1台目のハードディスク (da0) を選択し、次に[C]キーを押して新しい区画を作成します。

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新しい区画を作成する際には、その容量を指定する必要があります。今回は、1台目のハードディスクにFreeBSDのルート ( / ディレクトリ) として639MBを割り当て、さらに256MBをスワップ領域として設定します。
まず、ルートパーティションを作成します。639MBを指定するので「639M」と入力して[Return]キーを押します。

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区画の種類を選択します。「FS ファイルシステム」の行を選択して[Return]キーを押します。

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639MBの区画にはルート( / ディレクトリ)をマウントするので、「 / 」(スラッシュ)を入力して[Return]キーを押します。

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作成した区画は、中段のリストに追加されます。ここで、作成した区画のマウント位置と容量が正しく設定されているかを確認します。
次に、スワップ領域を作成します。最初に、上段の1台目のハードディスクの空き容量がMB単位で表示されていることを確認します。その上で、区画の作成を行うために[C]キーを押します。

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新しく作成する区画の容量を指定します。この際、初期値としてシステムが自動的に計算した最大容量(セクタ数)がすでに入力されています。今回はこの容量を変更する必要がないため、提示された数値をそのまま使用します。何も変更せずに[Return]キーを押して次に進みます。

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今回作成する区画はスワップ領域として使用します。これを設定するため、「Swap スワップパーティション」の項目を選び、[Return]キーを押します。
スワップは、メモリが不足した際に、ハードディスクの一部を仮想メモリとして利用するための領域です。しかし、スワップ領域のアクセス速度はメモリに比べて非常に遅いので、可能であればメモリだけでシステムを動作させるのが理想的です。とはいえ、今回の対象であるPC-9801FAは、最大でも14MBのメモリしか搭載できないため、スワップを使用しないと、実質的にはほとんどのアプリケーションが動作しない可能性が高いです。

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作成したスワップ領域は、中段のリストに追加されます。スワップは通常のファイルシステムと異なり、ファイルシステムツリーに直接マウントするものではないため、「マウント位置」の項目には「swap」と表示されます。また、ファイルシステムの種類(Newfs)も「SWAP」となります。スワップ領域の容量が、設定した通りであることを確認して次に進みます。

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次に、2台目のハードディスクを設定します。
今回は、このハードディスク全体を /usr に割り当てることにします。
新しい区画の容量を指定する際、システムが自動的に最大容量(セクタ数)を計算して表示してくれます。今回はこの容量を変更する必要がないため、そのまま[Return]キーを押して確定します。

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作成した区画は、同様に中段のリストに追加されます。この時点で、作成した区画のマウント位置と容量が正しく設定されているか確認します。
今回は、/usr に4GBの容量を割り当てましたが、システムの用途によっては /var や /var/db、あるいは /usr/home により大きな容量を割り当てたいケースもあるかもしれません。また、3台目以降のハードディスクを追加する、もしくは1台目や2台目のハードディスクをさらに大容量のものにすることも可能です。ただし、PC-9801FAと日本テクサの55互換SCSIインターフェイスでは、これ以上の大容量は正常に利用できません。なお、PC-9821シリーズでは、さらに大きな容量を利用できる可能性があります。
設定が完了したら、[Q]キーを押して終了します。

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「カスタムインストレーションオプションの選択」画面です。この画面では、インストールする内容を選択します。
ここで、「5 配布ファイル」を選択し、[Return]キーを押して進みます。

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portsコレクションをインストールするかどうかを選択します。portsツリーは、ソフトウェアのインストールや管理に便利なものですが、その分、数百MB以上のストレージ容量を消費します。さらに、非常に古いバージョンのFreeBSD、特に今回使用しているFreeBSD 4.11のような約20年前のバージョンでは、最新のportsツリーに対応できないため、インストールしても十分に活用できない可能性があります。例えば、古いportsでは、ソースファイルの入手が難しく、ビルド環境が揃わないケースも少なくありません。そのため、今回は[No]を選択し、[Return]キーを押して進めるのが適切でしょう。

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配布ファイルの選択画面では、ユーザーがインストールに必要な構成ファイルセットを選ぶことができます。
中段に表示されているリストから、これから使用するシステムに適した構成を選びます。リストには「4 開発者」から「A 最小構成」までの複数の項目があり、その中から自分の環境や目的に最も合った項目を選択して、[Return]キーを押します。
次に、「B カスタム」の行を選択し、再度[Return]キーを押します。これにより、さらに細かいインストール内容をカスタマイズすることが可能です。
古いFreeBSDに慣れている場合は最初から「B カスタム」で選択しても良いでしょう。

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インストールするパッケージの内、FreeBSD(98)では必ず確認したい項目があります。インストール項目として「98bin」に「[X]」が付いていることを確認します。「98bin」は、PC-98のための基本的なバイナリを含んでいるため、必須項目です。
リスト内には他にも多くの項目がありますが、それぞれ必要に応じてチェックを入れることができます。リストが長い場合、スクロールダウンして目的の項目を探します。(次)

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もしPC-98シリーズ用のカーネルをビルドする場合には、「98src」にもチェックが入っていることを確認しましょう。
さらに、X-WindowシステムであるXFree86を必要とする場合は、「XFree86」にも「[X]」が付いているか確認しておきます。

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リストの一番上まで戻ります。そして、「X 終了」の行を選択し、[Tab]キーを押して画面下部の「OK」ボタンにフォーカスを移し、[Return]キーを押して次に進みます。

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「カスタムインストレーションオプションの選択」画面です。ここで、インストール元のメディアを指定します。
「6 メディア」の行を選択し、[Return]キーを押します。

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今回は、BlueSCSI用に作成したSDカードに書き込まれたCDイメージを使用するため、[1 CD/DVD]を選択し、[Return]キーを押します。これにより、CDイメージをインストール元として使用します。

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「カスタムインストレーションオプションの選択」画面に戻ります。
これまで指定した設定を適用し、インストールを開始します。
「7 コミット」の行を選択し、[Return]キーを押すことでインストールプロセスを進めます。

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インストール前の最終確認画面が表示されます。ここまでの指定に問題がなければ、[Yes]を選択し、[Return]キーを押してインストールを実行します。もし設定を変更したい場合は、[No]を選択して前の画面に戻り、再度設定を確認・修正することができます。

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インストールが開始されると、ハードディスクにファイルシステムが作成されます。PC-9801FAと日本テクサのSCSI-IF、そしてBlueSCSIの組み合わせでは、ディスク容量によって異なりますが、10〜20分ほどかかる場合があります。

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インストールメディアからファイルが転送されます。ファイルは圧縮されているため、転送中に解凍処理が行われ、処理速度が低いPC-9801FAではファイル転送に1〜2時間ほどかかることもあります。

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ファイルの転送が完了すると、「FreeBSD設定メニュー」が表示されます。この時点でFreeBSDのインストール自体は終了てしますが、まだ初期設定が完了していないため、すぐにはシステムを使用することができません。このままインストーラーを終了せさずに、引き続き、必要な初期設定を行うためにインストール後の作業を進める必要があります。

次回はFreeBSDの初期設定です。

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