新しいIP電話機を安く買いたい Grandstream

「新しいIP電話機を買いたい」の続きで3つめ。

前回は中国のFanvilだったが、今回は米国の Grandstream NetworksのIP電話機。この会社の電話機は中国の通販ではあまり扱っていないようだが、日本のアマゾンで入手できるよう。まぁ価格は決して安いと言えないけど。送料を考えると(安い機種は)アマゾンで売られている価格がバカ高いという程でもない。

GXP1620/1625

Grandstream GXP1625電話機

価格: $US35〜40, 日本のアマゾン8000〜9000円程度
SIP Lines: 2
表示: モノクロ液晶 132x48px 3行程度
電源: 1625はPoE, 1620はPoE非対応 5V/0.6A
Network: 10/100Mbps
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: 2
Programmable buttons: 3
BLF: 無し

最近タイで日本人の特殊詐欺グループが15人ほど捕まったが、そのグループが使っていたIP電話機はGXP162xの筈。それが不名誉なことではない。犯罪グループの技術担当者は大抵とても合理的なのでそういう人のお眼鏡に適った製品というのは彼らの目的には必要十分で「良い製品」。(絶対じゃないけど)
でも、個人で1つ2つ買う程度なら性能面でもう少し色付きのモデルにしたいかも。

GXP1628/1630

Grandstream GXP1630電話機

価格: $US50〜60, 日本のアマゾン12000円程度
SIP Lines: GXP1628は2、GXP1630は3
表示: モノクロ液晶 132x64px 4行程度
電源: PoE対応 5V/0.6A
Network: 10/100/1000Mbps
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: GXP1628は2、GXP1630は3
Programmable buttons: 3
BLF: 8

GXP161xが1SIP、GXP162xが2SIP、GXP163xが3SIPということのようなので1628と1630は別クラスということらしいが筐体が同型でBLFを備えるモデルなのでこの記事では一緒に扱った。

GXP1760/GXP1760W/GXP1780/GXP1782

Grandstream GXP1780電話機

価格: US$60〜90, 日本のアマゾン14000〜22000円程度
SIP Lines: GXP176xは3 (6回線), GXP178xは4 (8回線)
表示: モノクロ液晶 200x80px
電源: PoE対応 5V/1A
Network: 10/100Mbps, GXP1782は1000MHz対応
1760WはWi-Fi対応 802.11 a/b/g/n/ac 2.4/5GHz
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: GXP176xは6, GXP178xは8
Programmable buttons: 4
BLF: 無し

この筐体のモデルで飛び抜けて高額なのはWi-Fi付きのGXP1760Wだけど、日本で扱ってるのは並行輸入品しか見かけない。日本の技適が通ってなさげなので日本では使ったらダメかも。

GXP2130 v2

Grandstream GXP2130v2電話機

価格: US$65程度, 日本のアマゾン13000円程度
SIP Lines: 3
表示: 2.8インチカラー液晶 320x240px
電源: PoE対応 12V/0.5A
Network: 10/100/1000Mbps x2
コーデック: G.711u/a, G.722, G.726, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: 3 + アカウント3ボタン
Programmable buttons: 4
BLF: 8

GXP2135

Grandstream GXP2135電話機

価格: US$70程度, 日本のアマゾン14000円程度
SIP Lines: 4 (回線8)
表示: 2.8インチカラー液晶 320x240px
電源: PoE対応 12V/0.5A
Network: 10/100/1000Mbps x2
Bluetooth: 2.1対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: 8
Programmable buttons: 4
BLF: 無し

GXP2140

Grandstream GXP2140電話機

価格: US$80程度, 日本のアマゾン17000円程度
SIP Lines: 4
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px
電源: PoE対応 12V/1A
Network: 10/100/1000Mbps x2
Bluetooth: 2.1対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: 4 + アカウント4
Programmable buttons: 5
BLF: 無し

GXP2160

Grandstream GXP2160電話機

価格: US$95程度, 日本のアマゾン18000円程度
SIP Lines: 6
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px
電源: PoE対応 12V/1A
Network: 10/100/1000Mbps x2
Bluetooth: 2.1対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: 6 + アカウント6
Programmable buttons: 5
BLF: 24

GXP2170

Grandstream GXP2170電話機

価格: US$95程度, 日本のアマゾン24000円程度
SIP Lines: 6 (回線12)
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px
電源: PoE対応 12V/1A
Network: 10/100/1000Mbps x2
Bluetooth: 2.1対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: 6 + アカウント6
Programmable buttons: 5
BLF: 24

以下3機種はGXVシリーズのAndroidビデオ電話

GXV3240

Grandstream GXV3240ビデオ電話機

価格: US$160程度, 日本のアマゾン34000円程度
SIP Lines: 6
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px, mini-HDMI出力
電源: PoE対応 12V/1.5A
Network: 10/100/1000Mbps x2
Bluetooth: 4.0 + EDR対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus, H.264
Line Keys: -
Programmable buttons: -
BLF: 無し
Camera: CMOS 100万画素
Android: 4.2

GXV3275

Grandstream GXV3275ビデオ電話機

価格: US$220程度, 日本のアマゾン37000円程度
SIP Lines: 6
表示: 7インチカラー液晶 1024x600px タッチスクリーン, HDMI出力
電源: PoE対応 12V/1.5A
Network: 10/100/1000Mbps x2, Wi-Fi 802.11b/g/n
Bluetooth: 4.0 + EDR対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus
Line Keys: -
Programmable buttons: -
BLF: 無し
Camera: CMOS 100万画素
Android: 4.2

GXV3370

Grandstream GXV3370電話機

価格: US$220程度, 日本のアマゾン扱い無し
SIP Lines: 16
表示: 7インチカラー液晶 1024x600px タッチスクリーン, HDMI出力
電源: PoE対応 12V/1.5A
Network: 10/100/1000Mbps x2 Wi-Fi 802.11b/g/n 2.4/5GHz
Bluetooth: 4.0 + EDR対応
コーデック: G.711u/a, G.722, G.723, G.726-32, G.729A/B, iLBC, Opus, H.264
Line Keys: -
Programmable buttons: -
BLF: 無し
Camera: CMOS 100万画素
Android: 7.0

2018年秋の新製品。日本語カタログがあるので日本でも販売すると思うが日本のアマゾンでは4月12現在は取扱いなしだった。技適待ちかしら。Android7.0対応ということで、普通は3275よりはこの3370を選ぶかなと思う。ハードウエアは3275と同じ?米国アマゾンでは価格変わらず。

BLFは回線の状態によって光るやつ。例えばアイドル中は緑で通話中は赤く点灯で保留中とか着信Ring中は赤く点滅とか。で、そのボタンを押したら直接その呼を取れるって機能だったり。コールセンターではBLFの(アイドル状態を示す)緑が全部無くなったら次はもう呼が溢れるよ「ヤベー」ってやつ。
DSSは似たようでもう少し多用途多機能。そういう認識。違ったらスンマセン。

個人なら通話のスペック的にはGXP162xあたりで十分。だけど画面を使って遊びたいと思っているので、それで考えると電話機のGXPシリーズは全部候補から外れるかも。ビデオ電話のGXVシリーズのどれか辺りでしょうか。そうすると電話機としては過剰なスペックで価格もお高めになる。
一昔前はIP電話機はかなり高額で、小さくてしょぼいカラー液晶が付いただけで10万円超えとかが当たり前だったので大きなタッチパネルの付いたAndroidビデオ電話が3万円以下というのは安い気もするが、現在は小さなカラー液晶のついた電話機が5千円以下で入手できるので、それを思うと高いような気もしないではない。そしてAndroid電話は安定性が気になるところ。これは他社製品も同じ。Androidビデオ電話機は他社も含めだいたい似たようなスペックで200ドルちょっとくらいが現在の相場なのかしら。

新しいIP電話機を安く買いたい Fanvilの残り

新しいIP電話を買いたいと思ってからしばらく経つが別な買い物ばかりしているのでまだ購入していない。
前回は予算の上限を1万円としたのでハイエンドモデルは対象に入れなかったけど、予算の制限は外すことにした。
今回はFanvilで前回検討しなかったモデルと新しいモデルだけ。

Fanvil X6 Enterprise IP Phone

Fanvil X6 Enterprise IP Phone
価格: US$100 程度
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px (メイン) と 2.4インチカラー液晶 240x320px x2 (DSS用)
電源: PoE   ACアダプタ 12V/1A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722, AMR, AMR-WB, iLBC, Opus, H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
備考: 6 SIP Lines

メインの液晶画面は大きさこそあるが解像度は何故か1つ下のX5Sよりも低い。
Wi-Fi, Bluetoothはドングルで対応

Fanvil X7 Touch Screen Enterprise IP Phone

Fanvil X7 Touch Screen Enterprise IP Phone
価格: 2019年Q2 5月?発売予定なので不明 $200以下程度?
表示: 7インチカラー液晶 800x480px タッチスクリーン
電源: PoE   ACアダプタ 5V/2A 付属しないので注意
コーデック: 音声側は不明 H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 20 SIP Lines
Bluetooth 2.1 内蔵

20 SIPライン対応というのがもはや何を目的としているのかわからないがFanvilでダイヤルボタン付き電話機のフラグシップモデルの1つになると思われる。大きな画面はタッチパネルになっていてドアベルのカメラの映像を表示できたりするので会社の受付などでも使える。電話機側にカメラは付いていないようなので映像は一方通行のよう。

Fanvil X210 High-end Enterprise IP Phone

Fanvil X210 High-end Enterprise IP Phone
価格: 2018年発売だと思われるが売られてるのを見たことがない。2万6千円程度?
表示: 4.3インチカラー液晶 480x272px (メイン) 3.5インチカラー液晶 320x480px x2 (DSS用)
電源: PoE   ACアダプタ 5V/2A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722, AMR, AMR-WB, iLBC, Opus, H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 20 SIP Lines
Bluetooth 2.1: 内蔵 Wi-Fi: ドングルで対応

20 SIPライン対応というのがもはや何を目的としているのかわからないがFanvilでダイヤルボタン付き電話機のフラグシップモデルの1つになると思われる。DSSキーは普通は内線用に割り当てるだろうから42DSSキーだと小規模なホテルのフロントや病院や学校などで使う?電話機の拡張ユニットを買うことを考えればX210のように最初から内蔵の方が良いのかもしれない。内線用でなくて表示用に使うというのもアリだろうが、それならCMSのモニタ機能を充実させる方が良さそう。

Fanvil X2P Unified Communications SIP Phone

Fanvil X2P Unified Communications SIP Phone
価格: US$50 程度
表示: X2Pは320x240カラー液晶 X2CとX2CPは128x48pxモノクロ液晶
電源: PoE ACアダプタ 5V/0.6A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722
ネットワーク: 10/100Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 2 SIP Lines

コールセンターで使用されることを想定していると思われるモデル。X1のハンドセット部分を切り落としたようなもの。
本体上に伸びたグリングリンしたところ(ブラケット)にヘッドセットをかける。(DND/ACW時/アイドル時等)
PoEはX2CPとX2Pの2モデル(型番のP付きがPoE)が対応。
Wi-Fi, Bluetoothはドングルで対応
コールセンター用といってもそれが絶対ではない。受話器がセットではないので通話はヘッドセットなどを使うということなら普通用途でもこの製品はアリ。むしろ操作関係のボタンがシンプルで好感が持てる。CTIのシステムによっては一切電話機を操作しないこともあるだろうからさらに小さいモデルがあっても良いのでは。

Fanvil C600 Enterprise Smart Video IP Phone

Fanvil C600 Enterprise Smart Video IP Phone
価格: US$230 程度
表示: 7インチカラー液晶 800x480px タッチスクリーン
電源: PoE ACアダプタ 12V/1A 付属しないので注意
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.729AB, G.722, AMR, iLBC, H.263, H.264
ネットワーク: 10/100/1000Mbps
VPN: L2TP/PPTP
備考: 6 SIP Lines
Android 4.2.2
カメラ内蔵 (廉価機のC400はカメラ無し) HDMI出力 Bluetoothはドングルで対応。
Wi-Fiは不明。(非対応?)

Xシリーズではなく新しいCシリーズ。カンファレンスのCかしら?
VPNの対応がデータシート上でOpenVPNに対応しているとは書いてなくてプロトコルはOpenVPN対応になっていてよくワカラナイ。
Android電話を売りにしているようだが、それはどうなのかしら。カメラ付きのC600はそのままビデオ通話が可能。10〜30FPSで解像度は単に「メガピクセル」であるとされるので100万画素か?
C600がカメラ付き、C400がカメラ無しで、カタログスペック上の違いはそこだけのようだが、ソフトウエア的には何か違いがあるのか不明。

価格が2万5千円という安価なものなので、業種によっては働き方改革で社員の「会社への出勤」を減らしたり無くし、交通費を支給したつもりでこの手のビデオ通話が可能な電話機を社員に渡して家で使って貰う(業務時間はつなぎっぱ)というというのもアリかもしれない。VPNがまともでないとダメだけど。

Fanvil H5 High-end Hotel Phone

Fanvil H5 High-end Hotel Phone 1
Fanvil H5 High-end Hotel Phone 2
価格: US$75 程度
表示: 480x320カラー液晶
電源: PoE ACアダプタ 5V/1A 付属有無不明
コーデック: G.711a/u, G.723.1, G.726-32K, G.729AB, G.722
ネットワーク: 10/100Mbps
VPN: L2TP/OpenVPN
備考: 1 SIP Lines

Hシリーズは先月できたばかりの新しいシリーズ。Xシリーズとはデザインが完全に異なるホテル用IP電話。
下位モデルに液晶表示の無いH3と、操作ボタンが受話器の内側にある別デザインの小型廉価機のH1がある。最上位のH5は液晶ディスプレイで簡易な「お知らせ」が出来るのを売りにしている。逆にFanvilの他機種は出来ないのかしら?心配になるからヤメテ。
DSSキーが6つ(ラベルは液晶画面に表示)、ファンクションキーが4つあり、1ボタンで操作できるのはありがたいが、その分ゴチャゴチャしてしまい「難しそう」という印象を受けてしまう。客室用なら正直この手のボタンは意味がわからないから無い方が良いと思う。本体自体は薄型でとてもスマート。この系統のデザインを進化させたらもしかしたら格好良いのが出来るかもしれない。(現在のモデルは格好良いとは思わない)

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