二輪車歩行者に反応するAR ADASを搭載したWi-Fi ドラレコの別モデルを買ってみた

二輪車歩行者に反応するAR ADASを搭載したWi-Fi ドラレコの別モデルを買ってみた

今年(2025年)2月に購入した新世代AR ADAS搭載の中華Wi-Fi DVRは非常に魅力的な製品でしたが、使用を始めてすぐにWi-Fiの接続が頻繁に途切れるようになり、2ヶ月も経たないうちに延々と再起動を繰り返す状態に陥ってしまいました。起動から再起動まで10秒も動作しないため、事実上使用不能です。そこで、新しいWi-Fi DVRを探すことにしました。
今回はリアルタイムでプレビュー表示が可能なAR ADAS搭載機種を探しましたが、該当する製品はほとんど見つかりませんでした。そこで、2月に購入した機種が連携していたAR ADASアプリ「RoadCAMaster」を使用できる製品を探したところ、ようやく1つだけ見つけることができました。

このリンクはアフィリエイトではありません。
この製品には、Galaxycore製のGC4653センサーを搭載した4K(2160P@25FPS)対応バリアントと、SONY製IMX307センサーを搭載した1080P@30FPSバリアントの2種類があります。今回購入したのは前者です。
GC4653搭載モデルは視野角が123°と、ドラレコとしてはやや狭めですが、ADAS(運転支援システム)での実用を考えると、これくらいの狭さの方が都合が良い場合もあります。4K対応というカタログスペックは魅力的ですが、レンズは小型かつ安価なものが使われているため、解像感にはあまり期待しない方が無難です。
一方、SONY IMX307搭載モデルは視野角が139°と広めで、広範囲を録画したい用途には向いています。ただし、広角である分、細部が潰れやすく、前方の車のナンバーの読み取りやAR ADAS用途にはあまり適していないかもしれません。このバリアントはWDR(ワイドダイナミックレンジ)やSTARVISにも対応しており、夜間撮影に強い特長があります。
GPSアンテナは丸形4ピンコネクタで接続するものなのでこのコネクタ付きのアンテナを所有していればGPSアンテナ無しを選択できます。GPSアンテナは必須ではありませんが、接続することで正確な日時と座標、車速を表示・記録できます。

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注文から約1週間で商品が到着しました。ただし、梱包には少々不安が残ります。箱は緩衝材なしで、白いビニール袋に直接入れられ、テープで封がされていました。

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1つ前の画像では、ビニール袋の折り目や袋の口の部分に見えたかもしれませんが、角度を変えて撮影すると、ビニール袋が大きく切り裂かれているのがはっきりと確認できます。しかも、袋の下にある商品の箱の表面まで傷が入っていました。輸送中の事故だと思われますが気分は良くありません。

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ビニール袋の中には商品の箱が入っており、白無地のパッケージながら、ブランド名「JOOYFACT」とモデル名「A17」が書かれた大きなラベルが貼られています。

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玉手箱のように蓋を開けると、まず3枚の両面テープが現れ、その下に2つの白い内箱が収められています。大きい方の箱には「主机」と記されており、こちらにカメラ本体が収納されています。小さい方には「配件」とあり、配線や付属品類が入っていました。

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内容物をすべて並べてみました。左から順に、カメラ本体、電源ケーブル、検電テスター、内張り剥がし用のヘラ、そして右上に3枚の両面テープがあります。なお、GPSアンテナが付属するバリアントもありますが、今回は2月に購入したカメラに付属していた丸型4ピンコネクタのGPSアンテナを流用するため、GPSアンテナなしの構成を選びました。

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こちらはカメラのレンズ側(前面)です。レンズの角度調整は上下方向に数度程度のみ可能です。そのため、フロントガラスの傾斜がきついバンや、低車高のスポーツカーでは、カメラレンズを水平に向けた設置が難しい可能性がありますので注意が必要です。レンズには保護フィルムが貼られているため、設置後に剥がすのを忘れないようにしましょう。ただし、設置が完了するまでは剥がさないことをおすすめします。

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カメラ本体の左側面には2つのボタンがあります。上が電源ボタン、下が写真撮影ボタンです。その下には小さな穴が2つあり、上からマイク、LEDインジケータ、リセット穴が並んでいます。リセットする機会は少ないとは思いますが、リセットするつもりで間違ってマイクを突かないようにそれぞれの穴の位置を認識しておいた方が良さそうです。

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右側面にはTF(microSD)カードスロットがあります。押し込むとロックされ、再度押すとカードがイジェクトされるスプリング式です。

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このカメラはルームミラーのステーを囲むように取り付ける設計となっており、ステーを通すための穴が開いています。ただし、穴のサイズがやや小さめで、ステーの形状によっては完全に閉じられないことがあるようです。

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2月に購入したモデルにはシガープラグ型の電源アダプターが付属していましたが、今回のカメラにはそれが付属しておらず、代わりに車両のヒューズボックスから電源を取るためのヒューズ型コネクタが2つ付いています。いずれもミニ平型ヒューズタイプです。
黄色の線はバッテリーの+プラス側で、常時電源接続が想定されています。赤の線はACC(アクセサリ電源)で、エンジンのオンオフを検知するトリガーとして使います。

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黄色線と赤線には途中にヒューズが挿入されています。黒い筒状のヒューズホルダーをひねることで、ヒューズの交換が可能です。

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もう1本の黒い線は、先端がクワ型端子になっており、車内の金属部分に取り付けられたネジに挟んでボディアース (−マイナス側) として使用する設計です。

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カメラ本体の後部から1本のケーブルが出ており、その途中で2本に分岐しています。分岐先は赤の丸型8ピンが電源用、黒の丸型4ピンがGPSアンテナ用として使用されます。

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画像内の赤文字で、「基盤」と書かれている箇所は「基板」の間違いです。
本来であれば、車両のヒューズボックスから常時電源(黄)とACC(赤)をそれぞれ取り出し、黒線のクワ型端子を車内金属部分のネジに挟んで接続するのが理想です。しかし、我が家の車は助手席足元の奥、ちょうど見づらい位置にヒューズボックスがあり、近視と老眼のダブル効果でちょうどピントが合わず作業が困難な距離です。そこで、以前100円ショップで購入したシガープラグ型USB電源アダプタを改造して電源を取ることにしました。
このアダプタは、ツメで固定されているだけなので、樹脂製のヘラを使って簡単に開けられます。内部には先端の+(プラス)用スプリングと、側面の−(マイナス)用の板バネ型接点があり、1枚の基板に実装されています。この基板には12VからUSB用5Vに変換する回路がありますが、今回はコンバータ回路は不要なため、基盤上のパターンと抵抗やコンデンサなどの電子部品を取り除きました。特に、先端のバネの周辺は徹底してパターンを除去して絶縁しています。先端のスプリング部分に新しくコードを接続し、LEDランプ用の穴から外部に引き出しました。USB-Aコネクタの外周(金属部分)はサイドの板バネと接続されているため、そのままGNDとして利用できます。

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赤線と黄線の先にあるミニ平型ヒューズを赤線と黄線が通電する向きで向かい合わせて固定します。そこへ、先ほど改造したシガープラグのコードを接続することで、シガープラグの先端から赤線・黄線の両方が通電可能になります。接続部分は直径約10mmの熱収縮チューブで絶縁・保護します。黒線のクワ型端子は、シガープラグのUSB端子フレームにしっかり接触させ、抜けないよう接着しました。これで、車のアクセサリソケットから電源を取れるようになりました。

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我が家の車は、以前「小学生1年生でもできるクルマのアクセサリソケットの分岐増設」でセンターコンソール裏にアクセサリソケットを増設しています。今回はその分岐ソケットの空き口に、今回改造したシガープラグを差し込みました。このラインはACCのため、常時録画には対応しませんが、個人的に常時録画の必要がないためこれで十分です。

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シガープラグを差し込んだら、三叉増設アダプタをセンターコンソール裏に戻して設置完了です。

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今回のカメラには、固定用のプレートが付属しています。カメラはスライドしてプレートにロックされる構造です。プレート裏に付属の両面テープを貼ってフロントガラスに固定します。テープは「3M製の強力タイプ」とされています(正規品かは不明)。プレート裏に付属の両面テープを貼ってフロントガラスに固定することが想定されています。
ただし、ルームミラーのステー部分にカメラを設置する場合、先端部分の両面テープがフロントガラスの上部20%をはみ出す可能性が高いです。たとえば、我が家の車はフロントガラスの縦の長さが87cmで、その20%は17.4cmです。プレートの先端まで両面テープを貼ると接着面がフロントガラスの上辺から19.5cm(全高の22%)になり、基準を超えてしまいます。そこで、先端のテープを使わず、両サイドのみで固定しました。これなら接着面は上辺から16.5cm(全高の19%)までとなり、基準内に収まります。テープは非常に強力なため、両サイドのみでも十分な固定力があります。
先端の両面テープを貼らない場合はカメラ先端部分がフロントガラスから1mmほど浮いているだけなので見た目の印象は両面テープで接着した場合と変わりませんが、接着しないことでカメラ本体が垂れ下がっているという扱いで保安基準をクリアしています。そして、運転手の目線的にはルームミラーで隠れる部分なので視界の妨げにもなりません。先端部分の両面テープが無いことで、車外からカメラ部分を見たときに両面テープがベタッとガラスに付いている汚い印象もありません。なお、カメラ両サイドの両面テープはフロントガラス上部の黒いドットパターン部分なので目立ちにくい状態です。

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設置すると、このような見た目になります。右側にある円筒形のカメラは「DUDU 2K DVR」で、こちらもAR ADAS用のUSB接続DVRです。このカメラも保安基準に適合する位置でガラス面と接触しています。

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我が家の車のフロントガラス上部には黒いドットパターンがありますが、今回のカメラの設置ではそのエリアを大きく超えて飛び出ました。ルームミラーのステーの形状を変更すればもう少し上に貼ることができますし、カメラの(ルームミラーステー周辺の)カバーも閉じられるようになりますが、今回はカメラのフレームサイズがわずかに足りず断念しました。ルームミラーのステーが「し」の字型なのでステーがカメラの枠に当たり、結果的にカメラの枠の縦の長さが少し足りませんでした。

画質については最大4K解像度といっても正直あまり期待していませんでしたが、高性能カメラの1080pよりわずかに解像感のない程度だったので予想よりは若干良い印象でした。(つまり相当酷いことを覚悟していました)
個人的に最も重視しているAR ADASについては、2月に購入したカメラと同様の感想です。Wi-Fi接続のため、電波状況によってプレビュー映像が一時的にフリーズすることがありますが、録画には影響しません。
2月のカメラには背面ディスプレイがあり、本体でもプレビューが可能でしたが、今回のモデルにはディスプレイはありません。ただし、今回のカメラの内蔵スピーカーは2月のカメラのスピーカーよりも大きく(購入前に販売店がスピーカーの写真を見せてくれました)、走行中でも警告音が聞き取りやすくなっていますが、エンジン音が大きい場合は少し聞きづらいかもしれません。RoadCAMasterアプリは警告音やボイスを出力しない仕様のため、車載スピーカーで鳴らすことができない点は不満です。
また、内蔵の警告音声は、2月のカメラは英語のみ、今回のカメラは英語または中国語のみのようです。将来的にファームウェアアップデートで日本語を含む多言語対応が実現すれば、より使いやすくなるでしょう。(なお、無名ブランドでは更新ファームウエアの提供は基本ありません)

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NEC UNIVERGE IX2105をもっとも単純なルーターにしてみた

NEC UNIVERGE IX2105をもっとも単純なルーターにしてみた

うちの、LAN群を接続するルーターの1つは、NanoPi NEO2にUSB LANアダプタを装着したものでした。しかし、シングルボードコンピュータは一般にハードウェアの耐久性が低く、数年で故障することが珍しくありません。NanoPi NEO2も、感覚的には長く使えた部類ですが、それでも8年で故障してしまいました。
次のルーターとしては、NICを2基搭載したシングルボードコンピュータの購入も考えましたが、最近はシングルボードコンピュータの価格が上昇しており、単にLANとLANを接続するだけの用途としてはコストパフォーマンスが悪いと判断しました。そこで、以前「がとらぼ」でも一度だけ取り上げたNEC製のルーター「IX2015」を四次元クローゼットから引っ張り出して、代替機として利用することにしました。
IX2015は設定が簡単な反面、ネットワークポートの通信速度が最大100Mbpsまでに制限されています。現代のネットワーク環境では100Mbpsはかなり遅く感じられますし、L2スイッチのランプの色が変わってしまう点も気分的に好ましくありません。

そこでヤフオクを探してみたところ、IX2015の後継モデルである「NEC UNIVERGE IX2105」を発見しました。IX2105はGigabit Ethernet(GbE)に対応しているため、通信速度の問題は解消されます。さらに、IX2106やIX2107といった後発モデルに比べて機能面では劣りますが、その分人気がなく、価格も大幅に控えめです。ヤフオクではIX2105は1,000〜3,000円程度で取引されているのに対し、IX2106は1万円前後、IX2107は数万円の価格がついています。
今回の用途は単純なルーターですので、IX2105で十分すぎるほどです。

NEC UNIVERGE IX2105をもっとも単純なルーターにしてみた 1
今回はヤフオクでIX2105を1,000円で落札しました。別途送料がかかるため、総額では実質2,000円ほどとなりました。NICが2つ搭載されたシングルボードコンピュータを新規に購入する場合と比べて、コストを1/3以下に抑えることができました。

NEC UNIVERGE IX2105をもっとも単純なルーターにしてみた 2
IX2105は、旧モデルのIX2015よりも一回り、二回りほど小型で、サイズ感としてはCDケースに近い印象です。重量もかなり軽く、持ち運びにも便利です。
筐体内部は非常にシンプルで、基板1枚と電源回路が収められているだけに見えます。正面には左から順に、CONSOLEポート(シリアルポート)、GE0(ネットワークポート0)、GE1(GbEのハブポート)が並んでいます。

NEC UNIVERGE IX2105をもっとも単純なルーターにしてみた 4
背面と底面の構造も簡素です。
背面には、左から順にIXシリーズではおなじみの電源ケーブル抜け防止バンド、3ピンのAC電源ソケット、電源スイッチ、ケンジントンロック用の穴があります。
底面には、小さくて薄い4つのゴム足がついており、中央部には機器の仕様などが記載されたラベルが貼られていました。

NEC UNIVERGE IX2105をもっとも単純なルーターにしてみた 4
ヤフオクで購入したIX2105にはシリアルケーブルが付属していなかったため、IX2015に付属していたものを流用しました。このシリアルケーブルは一方が9ピンのD-Sub(RS-232C)コネクタで、もう一方がRJ45コネクタになっています。
また、右下に写っている半透明の黒っぽいデバイスはUSBシリアル変換アダプタです。最近の小型PCにはシリアルポートが搭載されていないことが多いため、シリアル通信を行う際にはこのようなアダプタが必要になります。写真のものは非常に古いアダプタですが、現在でも問題なく動作しています。

IX2105は初期化済みの個体であれば、いずれかのGEポートに「192.168.1.254」のIPアドレスが割り当てられており、telnetやウェブコンソールからのアクセスが可能な場合もあるようです(未確認)。ただし、今回は前述のシリアルケーブルがあるため、シリアル通信を使用して設定を行うことにしました。

まず最初に、シリアルケーブルをIX2105のCONSOLEポートに接続します。この時点では、IX2105の電源はまだ入れません。

次に、シリアルケーブルのD-Sub9ピン側(今回はUSBアダプタを装着)をPCに接続しますが、その前にターミナルで一度 $ ls /dev を実行しておきます。その後、USBアダプタをPCのUSBポートに挿すことで、物理的にはPCとIX2105が接続された状態になります。

USBシリアルデバイスを確認

$ ls /dev
autofs           hidraw1    log           nvme0n1p2  tty11  tty32  tty53   ttyS16  ttyS9        vcsa6
block            hidraw2    loop-control  nvme0n1p3  tty12  tty33  tty54   ttyS17  ttyUSB0      vcsu
btrfs-control    hidraw3    loop0         nvram      tty13  tty34  tty55   ttyS18  ttyprintk    vcsu1
bus              hidraw4    loop1         port       tty14  tty35  tty56   ttyS19  udmabuf      vcsu2
char             hidraw5    loop10        ppp        tty15  tty36  tty57   ttyS2   uhid         vcsu3
console          hpet       loop2         psaux      tty16  tty37  tty58   ttyS20  uinput       vcsu4
core             hugepages  loop3         ptmx       tty17  tty38  tty59   ttyS21  urandom      vcsu5
cpu              hwrng      loop4         pts        tty18  tty39  tty6    ttyS22  usb          vcsu6
cpu_dma_latency  i2c-0      loop5         random     tty19  tty4   tty60   ttyS23  userfaultfd  vfio
cuse             i2c-1      loop6         rfkill     tty2   tty40  tty61   ttyS24  userio       vga_arbiter
disk             i2c-2      loop7         rtc        tty20  tty41  tty62   ttyS25  vcs          vhci
dma_heap         i2c-3      loop8         rtc0       tty21  tty42  tty63   ttyS26  vcs1         vhost-net
dri              i2c-4      loop9         serial     tty22  tty43  tty7    ttyS27  vcs2         vhost-vsock
drm_dp_aux0      i2c-5      mapper        shm        tty23  tty44  tty8    ttyS28  vcs3         zero
drm_dp_aux1      i2c-6      mcelog        snapshot   tty24  tty45  tty9    ttyS29  vcs4         zfs
drm_dp_aux2      i2c-7      mem           snd        tty25  tty46  ttyS0   ttyS3   vcs5
ecryptfs         i2c-8      mqueue        stderr     tty26  tty47  ttyS1   ttyS30  vcs6
fb0              i2c-9      net           stdin      tty27  tty48  ttyS10  ttyS31  vcsa
fd               initctl    ng0n1         stdout     tty28  tty49  ttyS11  ttyS4   vcsa1
full             input      null          tty        tty29  tty5   ttyS12  ttyS5   vcsa2
fuse             kfd        nvme0         tty0       tty3   tty50  ttyS13  ttyS6   vcsa3
gpiochip0        kmsg       nvme0n1       tty1       tty30  tty51  ttyS14  ttyS7   vcsa4
hidraw0          kvm        nvme0n1p1     tty10      tty31  tty52  ttyS15  ttyS8   vcsa5

上記では「ttyUSB0」を見やすくするために黄色で表示していますが、実際のターミナル上では色は付きません。USBケーブル接続前と接続後で ls /dev の出力を比較し、追加されたデバイス名がシリアルUSBデバイスです。
今回使用したLinux環境では、USBシリアルデバイスは「ttyUSB0」として認識されましたが、他のOSでは異なるデバイス名となる場合があります。

USBシリアルデバイスとして認識された「ttyUSB0」を使用します。パスとしては /dev/ttyUSB0 を指定します。

IX2105の電源をオフにした状態で、コンソールからシリアル通信を開始します。

$ cu -l /dev/ttyUSB0 -s 9600
Connected.   このconnected.はUSBシリアルアダプタが応答しています

ここで、IX2105の電源をオンにします。

NEC Diagnostic Software
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%DIAG-INFO: Starting System POST(Power On Self Test)

               DRAM TEST 1: Pass
               DRAM TEST 2: Pass
                NVRAM TEST: Pass
                  CPU TEST: Pass
                  PLD TEST: Pass
                  GE0 TEST: Pass
       GE1(SW-HUB)1-4 TEST: Pass
        1.0 VOLTAGE STATUS: 0.973V Pass
        1.8 VOLTAGE STATUS: 1.777V Pass
        2.5 VOLTAGE STATUS: 2.457V Pass
        3.3 VOLTAGE STATUS: 3.268V Pass
        5.0 VOLTAGE STATUS: 5.044V Pass
        TEMPERATURE STATUS: +21.0degC Pass

NEC Bootstrap Software
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.

%BOOT-INFO: Trying flash load, exec-image [ix2105-ms-9.3.11.ldc].
Loading: ############################################################################# [OK]


Starting at 0x20000

Configuring router subsystems (before IDB proc): done.
Constructing IDB(Interface Database): done.
Configuring router subsystems (after IDB proc): done.
Initializing router subsystems: done.
Starting router subsystems: done.

All router subsystems coming up.



NEC Portable Internetwork Core Operating System Software
Copyright Notices:
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.
Copyright (c) 1985-1998 OpenROUTE Networks, Inc.
Copyright (c) 1984-1987, 1989 J. Noel Chiappa.
Router# enable-config   設定モードにする
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# show config   現在の設定を表示
% Non-volatile configuration memory is not present
Router(config)# exit   設定モードを抜ける

   設定が空なので初期化済みというのは正しそうだが、一応もう一度初期化する

Router# restart   初期化のために再起動する
Notice: The router will be RELOADED instead of a RESTART on
        this hardware platform.
Notice: The router will be RELOADED. This is to ensure that
        the peripheral devices are properly initialized.
Are you sure you want to reload the router? (Yes or [No]): yes   Yesを入力する


NEC Bootstrap Software
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.

%BOOT-INFO: Trying flash load, exec-image [ix2105-ms-9.3.11.ldc].
Loading: ##############################   ##が伸び切る前に[Ctrl]+[C]
NEC Bootstrap Software, Version 12.1
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.
boot[1]> cc   ccで初期化
Enter "Y" to clear startup configuration: y   yを押す
% Startup configuration is cleared.

NEC Bootstrap Software, Version 12.1
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.
boot[1]> b   bで起動する

NEC Bootstrap Software
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.

%BOOT-INFO: Trying flash load, exec-image [ix2105-ms-9.3.11.ldc].
Loading: ############################################################################# [OK]


Starting at 0x20000

Configuring router subsystems (before IDB proc): done.
Constructing IDB(Interface Database): done.
Configuring router subsystems (after IDB proc): done.
Initializing router subsystems: done.
Starting router subsystems: done.

All router subsystems coming up.



NEC Portable Internetwork Core Operating System Software
Copyright Notices:
Copyright (c) NEC Corporation 2001-2016. All rights reserved.
Copyright (c) 1985-1998 OpenROUTE Networks, Inc.
Copyright (c) 1984-1987, 1989 J. Noel Chiappa.
Router#

初期化済みで起動完了

Router# enable-config   設定モードにする
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Router(config)# hostname ix2105   ホスト名
Router(config)# timezone +09 00   タイムゾーン(日本)

Router(config)# username admin password plain 平文パスワード administrator   adminという管理者ユーザーを作成


Router(config)# ntp ip enable   NTPサーバ有効化
Router(config)# ntp server 192.168.0.123   参照NTPサーバ指定
Router(config)# ntp server 192.168.4.123   参照NTPサーバ指定

Router(config)# ip route default 192.168.0.1 GigaEthernet0.0   デフォルトルート
Router(config)# ip route default 192.168.1.1 GigaEthernet1.0   デフォルトルート

Router(config)# ip dhcp enable   DHCPサーバ有効化

Router(config)# ip access-list lan_acl permit ip src 192.168.0.0/24 dest 192.168.0.0/24   lan_aclというACLルール
Router(config)# ip access-list lan_acl permit ip src 192.168.4.0/24 dest 192.168.4.0/24   lan_aclというACLルール(追加)
Router(config)# ip access-list lan_acl deny ip src any dest any   lan_aclというACLルール(追加)
Router(config)# ip access-list flt-in-p permit ip src 192.168.0.0/24 dest any   flt-in-pというACLルール
Router(config)# ip access-list flt-in-p permit ip src 192.168.4.0/24 dest any   flt-in-pというACLルール(追加)
Router(config)# ip access-list flt-out-p permit ip src any dest 192.168.0.0/24   flt-out-pというACLルール
Router(config)# ip access-list flt-out-p permit ip src any dest 192.168.4.0/24   flt-out-pというACLルール(追加)
Router(config)# ip access-list flt-d deny ip src any dest any   flt-dというACLルール

Router(config)# arp auto-refresh
Router(config)# ip name-server 192.168.0.1
Router(config)# proxy-dns ip enable
Router(config)# telnet-server ip access-list lan_acl   telnet管理アクセスへのACLルールはlan_acl
Router(config)# telnet-server ip enable   telnet管理アクセスの有効化
Router(config)# http-server username admin   ユーザーadminにtelnet管理アクセスを許す
Router(config)# http-server ip access-list lan_acl   ウェブ管理アクセスへのACLルールはlan_acl
Router(config)# http-server ip enable   ユーザーadminにウェブ管理アクセスを許す

Router(config)# ip dhcp profile devlan   devlanというDHCPプロファイルの設定階層に入る
Router(config-dhcp-devlan)# assignable-range 192.168.4.64 192.168.4.254   DHCPサーバのリース範囲を指定
Router(config-dhcp-devlan)# default-gateway 192.168.4.1   DHCPサーバのデフォルトルート指定
Router(config-dhcp-devlan)# dns-server 192.168.0.1   DHCPクライアント用DNSサーバを指定
Router(config-dhcp-devlan)# lease-time 86400   DHCPリース時間(秒)
Router(config-dhcp-devlan)# fixed-assignment 192.168.4.8 00:00:00:00:00:00   特定デバイス(MACアドレス)への固定IP 
Router(config-dhcp-devlan)# exit   devlanというDHCPプロファイルの設定階層を抜ける

Router(config)# interface GigaEthernet0.0   GE0の設定階層に入る
Router(config-GigaEthernet0.0)# ip address 192.168.0.6/24   GE0に192.168.0.6/255.255.255.0を指定する
Router(config-GigaEthernet0.0)# ip filter flt-in-p 1 in suppress-logging   GE0へのフィルタリング設定(4行)
Router(config-GigaEthernet0.0)# ip filter flt-d 2 in suppress-logging
Router(config-GigaEthernet0.0)# ip filter flt-out-p 1 out suppress-logging
Router(config-GigaEthernet0.0)# ip filter flt-d 2 out suppress-logging
Router(config-GigaEthernet0.0)# no shutdown   GE0をずっと切断しない/設定有効化(起動)
Router(config-GigaEthernet0.0)# exit   GE0の設定階層を抜ける

Router(config)# interface GigaEthernet1.0   GE1.0の設定階層に入る
Router(config-GigaEthernet1.0)# ip address 192.168.4.1/24   GE1.0に192.168.4.1/255.255.255.0を指定する
Router(config-GigaEthernet1.0)# ip filter flt-in-p 1 in suppress-logging   GE1.0へのフィルタリング設定(4行)
Router(config-GigaEthernet1.0)# ip filter flt-d 2 in suppress-logging
Router(config-GigaEthernet1.0)# ip filter flt-out-p 1 out suppress-logging
Router(config-GigaEthernet1.0)# ip filter flt-d 2 out suppress-logging
Router(config-GigaEthernet1.0)# no shutdown   GE1.0をずっと切断しない/設定有効化(起動)
Router(config-GigaEthernet1.0)# ip dhcp binding devlan   GE1.0でdevlanプロファイルのDHCPを動作させる(起動はトップ階層のip dhcp enableによる)
Router(config-GigaEthernet1.0)# exit   GE0の設定階層を抜ける

Router(config)# write memory   設定の保存

Router(config)# exit   設定終了

Router# reboot   再起動する

設定コマンドの多くは実行直後から動作に反映されますが、その時点ではまだ設定は保存されていません。設定を保存するには、設定モードで write memory コマンドを実行する必要があります。
なお、show config コマンドで表示される設定内容は「保存済みの設定」のみであるため、設定変更後に write memory を行わないと、表示内容と実機の動作にズレが生じることに注意してください。

ユーザーアカウントパスワードを平文(plain)で登録しても、show config の出力ではハッシュ化された形式で表示されます。これは、内部的にハッシュとして保存されていることを意味しています。

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