古い車の近代化改修 T20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた

ちょうど5年前に車のテール/ブレーキランプをハロゲン電球からLEDに交換しました。当時使用したLEDバルブは、テール(スモール)およびブレーキランプとしての明るさに満足できるものでしたが、テール点灯時の消費電力が少なすぎるため、車載コンピュータが「球切れ」と誤認識して警告灯が点灯し、車の挙動が通常と異なる状態になるという問題が発生しました。消費電力を補うために抵抗を追加する方法もありましたが、抵抗が高温になるリスクを避けるため、このLEDバルブの使用を断念し、元のハロゲン球に戻しました。
それから5年が経ち、現在では「爆光」と表現されるほど明るいLEDバルブが登場しており、消費電力もハロゲン球の半分近くになる製品が増えています。そこで今回は、再びテール/ブレーキランプをハロゲン電球からLEDに交換することにしました。

今回選んだのは、前回のルームランプと同じく明るいLEDライトで定評のあるMAXGTRSブランドの製品です。このブランドの中でも7443 W215Wタイプで特に明るいと評判のバルブの1つを選択しました。色味は5年前と同じ「RED」を選びました。テール/ブレーキランプ用として「WHITE」を選ぶとランプの色味が変わるため注意が必要です。
なお、バルブの種類やソケット形状は車種ごとに異なるため、必ず事前に適合する種類を確認します。この種のLEDライトは多くの場合2個セットで販売されています。
価格は上のリンクでは2,100円程度と表示されているかもしれませんが、時期を選べば1,900円以下で購入できることが多く、送料も無料です。
さらに高価なLEDバルブには冷却ファンを内蔵したものもありますが、今回選んだ製品には冷却ファンは付いていません。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 1
商品は前回注文したLEDルームライトと同じ混載便で届きました。混載便とは、異なる店舗から出荷された商品を一旦センターで集め、同時期の同じ宛先への荷物を一つの袋にまとめる配送方式で、この数年AliExpressで日本への配送によく利用されるようになりました。中国内での集荷や仕分けの工程が増えるため、時間がかかりそうに思えますが、実際にはこの工程にはそれほど日数はかからず、日本への直送航空便で輸送が優先され、日本国内での配送がヤマト運輸になることもあり、多くの場合、通常の配送よりも早く到着します。
通常であれば(特に封筒に入る程度の小物は)第三国経由の便が使われ輸送に数週間かかるところ、混載便では出荷から1週間程度で届きます。このため、AliExpressで注文する際には、一品だけではなく複数の商品を同時に購入することをお勧めします。なお、同日注文でもストア毎に出荷日が大きくズレると混載便にならないことがあります。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 2
MAXGTRSは中国語では「麦基阿司」のようです。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 3
浙江省の乐清市正拓电子商务有限公司という会社のようです。(乐は楽の簡体字です)

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 4
箱の中はビニール袋に入れられた7443バルブ2個だけで、取扱説明書やカードは入っていませんでした。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 5
今回のバルブは側面に4面あり、それぞれに3020(3.0×2.0mm)サイズのLEDチップが3つずつ配置されています。合計12個のLEDチップが並び、光の広がりが良好です。また、7443ソケット用なので片側に電極が2本、裏側にも2本の電極があります。
バルブ本体は放熱性の高いアルミ素材で作られており、ソケットに差し込む側の黒い部分は耐熱性のある樹脂製です。これにより、耐久性と安全性が両立されていると思われます。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 6
黒い樹脂には内部に通じるスリットがあり、本体内部の熱を逃がすようになっているようです。また、バルブ本体のアルミの凹凸はヒートシンクとしての役割を持っているようです。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 7
バルブ先端中央には3020チップが2つ並び、凸レンズによって光が拡散するようになっています。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 8
うちの車はハッチバックで、荷室内側面のパネルを開けると灯火類にアクセスできます。中央の茶色のソケットがテール/ブレーキランプです。これを反時計回りにひねってから引き抜きます。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 9
ハロゲン灯をまっすぐ引き抜いて、新しいバルブをまっすぐ挿し込みました。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 10
新しいLEDバルブを正しく装着した状態で、消灯状態のテールランプを車外から覗いてみました。バルブ本体は灰色ですが、赤い樹脂カバーの中ではあまり目立たないようです。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 11
テールを点灯した状態です。カメラが自動露出調整を行うため暗く写っていますが、ハロゲン電球と比べると明らかに明るいです。そしてハロゲンと異なり、出ている光自体が赤です。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 12
スマートフォンの照度計アプリを使用し、テールランプの後方25cmの位置で測定しました。測定場所は夜のガレージ内で、背後に壁があるためこれ以上離れての測定はできませんでした。
テール(スモール)が点灯した状態では613ルクス(38カンデラ)でした。この明るさは、テールランプとしては十分に明るいものの、眩しいと感じるほどではありません。

古いクルマのT20バルブのテール/ブレーキランプを明るいLEDに交換してみた 13
次に、計測条件は同じままブレーキランプが点灯した状態で測定を行いました。この場合、照度は1892ルクス(118カンデラ)でした。数値上ではテールランプよりも大幅に明るく、実際には非常に目立つ明るさです。テールとブレーキは明るさの差がしっかりあることが重要です。後ろから直接ランプを覗き込んで確認はしていませんが、横からみるとブレーキは「眩しい」に近い光量だと思われます。この明るさが後続車の運転手に不快感を与えないかが少し心配になります。

5年前に購入した7443バルブでは消費電力が低すぎたため、テール点灯時に車両側のシステムから「球切れ」と診断されました。しかし、今回使用したバルブは最大消費電力が20W程度(真偽不明)で、うちの車では「球切れ」と診断されることはありませんでした。ただし、この「球切れ」診断の消費電力のしきい値は車種ごとに異なる可能性があります。そのため、他の車両で問題が発生する可能性は否定できません。
製品紹介ページにも「これらのLED電球をターンシグナル、テールブレーキ、ストップライト、駐車灯/デイタイムランニングライト(DRL)またはバックアップライトとして使用する場合、車両の電気回路によっては負荷抵抗を追加する必要がある」と明記されています。

今回購入したLEDバルブは高価な製品ではありませんでしたが、予想以上に明るく、警告灯の点灯などの問題も発生しませんでした。そのため、非常に良い買い物だったと感じています。

関連記事:

古い車の近代化改修 LEDルームランプを明るいものに交換してみた

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた

ちょうど5年前に車の天井中央にあるルームランプを電球からLEDに交換しました。その時、元の電球より大幅に明るくなり、黄色っぽい光から白い光に変わったことでとても満足していました。しかし、それは「5年前には明るかった(明るく感じた)」という過去形であって、「爆光」と表現されるほどの明るいLEDライトが増えた最近ではもう明るい部類には入らないでしょう。
先月、マップランプのT10 LEDバルブを明るいものに交換してみたところ、その明るさに感動しました。それに味をしめて今回は天井のルームランプもさらに明るいLEDランプに交換することにしました。

明るいLEDライトで定評のあるMAXGTRSブランドから、C5W 12Vタイプの中でも特に明るいと評判の製品を選びました。5年前と同じく色味は「WHITE」、31mm(のヒューズ球タイプ)を選び購入しました。なお、電球の形状やサイズは車種によって異なるため、必ず適合するものを確認してから購入してください。この手のLEDライトは2個セットで販売されていることが多いです。
上のリンクの表示では800円程度となっているかもしれませんが、購入時期を間違えなければ700円以下で買えることも多く、送料も無料でしょう。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 1
黒のプチプチビニール封筒に入って届きました。この手の小型LEDの輸送に封筒を使うことは特に異常ではありません。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 2
中にはLED入りのジップ付きのビニール袋が入ってしました。他にカードも入ってしました。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 3
LEDは2個セットです。名刺サイズのカードは品質保証書っぽい風体です。裏面には1年保証と書かれている他、連絡先も書かれています。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 4
赤い基板に「こんもり」と盛り上がった透明の拡散用レンズが付いた7035 (7 x 3.5mm) LEDが1つ付いています。背面側は黒いヒートシンクが付いています。5年前に購入したのはLED 3030 (3x3mm)6灯でしたが、1灯でも明るさはこちらがはるかに勝るそうです。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 5
表側の拡大写真です。電極の素材も赤い基板も価格ほどの高級感はありません。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 6
ルームランプの交換は簡単です。まず、天井のルームランプのカバーを外し、バルブを固定している金具のつめを外側に押します。すると、取り付けられていた電球やLEDが簡単に外れます。その後、新しいLEDを取り付けるだけです。
最近は指の指紋が写っているとご指摘を受けることがあるため指にモザイクをかけています。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 7
LEDが付いている表側の面を下に向けて取り付けます。上の写真では左側の電極部分に金属の爪が見えています。これを上手く使うと取り外し・取り付けがとても簡単になります。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 8
LED交換前で、ルームランプのカバーが付いた状態です。
スマートフォンをルームランプの真下で、後部座席の座面の高さ(天井から約1m強の位置)に配置し、照度計アプリを使って計測しました。車外が完全に暗い状態での測定結果は9ルクス(9カンデラ)で、これはロウソク1本分の明るさに相当するようです。(数値の下に表示されている絵が同等の明るさの目安です)

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 9
LED交換前で、ルームランプのカバーを外した状態です。スマートフォンの設置場所は変更がなく、計測条件は同じです。15ルクス(15カンデラ)ということで、数字上は約1.6倍です。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 10
LED交換後で、ルームランプのカバーを外した状態です。スマートフォンの設置場所は変更がなく、計測条件は同じです。100ルクス(15カンデラ)を超えました。交換前は15ルクスなので数字的には6倍以上です。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 11
LED交換後で、ルームランプのカバーが付いた状態です。スマートフォンの設置場所は変更がなく、計測条件は同じです。60ルクス(60カンデラ)を割りましたが、これはルームランプのカバーが光を拡散させているので仕方がないところです。

なお、計測は光源から1mの距離で行ったため、1ルクス(lx)=1カンデラ(cd)で計算しています。

古いクルマのLEDルームランプを明るいものに交換してみた 12
車内が劇的に明るくなりました。上の写真ではカメラの自動露出補正の影響で(5年前の写真と)違いが分かりにくいかもしれませんが、肉眼ではその差が明らかです。夜間に足元まで明るくはっきり見えるので乗員にとっては利点しかありません。
ただし、これ以上明るくなると注意が必要です。例えば、夜間の運転中に後部座席の乗員がルームランプのスイッチを操作して点灯させた場合、反射した光が運転席から車外の視界を妨げる可能性があります。車外が見えない状態での運転は、最悪の場合、事故につながるリスクがあります。

今回選んだLEDライトの評判は伊達ではありませんでした。非常に明るく、しかも数分点灯させても明るさが落ちるようなことはありませんでした。1月の寒い時期という条件が良かったのかもしれません。2個セットで800円以下、1つあたり400円未満なのでC5Wバルブとしては高級品といえます。余った1つの使い道が悩ましいところですが、総合的に見て非常に良い買い物だったといえるでしょう。

関連記事:
Up